イドリブ県のM4高速道路で「ハッターブ・シーシャーニー大隊」を名乗るグループがロシア軍を攻撃(2020年8月25日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市とラタキア市を結ぶM4高速道路で、ロシア軍とトルコ軍が合同パトロールを実施した。

だが、両軍合同部隊がアウラム・ジャウズ村近郊を通過する際、RPG弾による攻撃を受け、ロシア軍装甲車1輌が大破、兵士2人が負傷した。

この攻撃に関して、「ハッターブ・シーシャーニー大隊」を名乗るグループが犯行声明を出した。

合同部隊の襲撃を受けて、ロシア軍戦闘機複数機と偵察機複数機が上空を旋回し、警戒活動にあたった。

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これに関して、ロシア国防省は声明を出し、「武装集団がシリアのイドリブ県を通るM4高速道路で、ロシア・トルコ軍パトロール部隊を擲弾発射器で狙い、ロシア軍兵士2人が軽傷を負った」と発表した。

AFP, August 25, 2020、ANHA, August 25, 2020、AP, August 25, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 25, 2020、Reuters, August 25, 2020、SANA, August 25, 2020、SOHR, August 25, 2020、UPI, August 25, 2020などをもとに作成。

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