北・東シリア自治局の支配下にあるダイル・ザウル県CONOCOガス工場の米軍基地が2度にわたり砲撃を受ける(2020年8月31日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(8月31日付)によると、30日夜と31日早朝、北・東シリア自治局の支配下のユーフラテス川東岸に位置するCONOCOガス工場にある米軍の基地が何者かの砲撃を受けた。

死傷者はなかったが、駐留する米軍部隊は、迫撃砲が発射されたとみられるシリア政府支配下のフシャーム町を砲撃した。

一方、ANHA(8月31日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるズィーバーン町でアリー・フワイディー・アブー・サアド町議会議長が何者かの襲撃を受けて重症を負った。

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ラッカ県では、SANA(8月31日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、北・東シリア自治局の支配下にあるジャルニーヤ町を包囲し、町の出入り口や、町内各所に検問所を設置し、一部戦闘員が住居に押し入り、女性3人を拘束し、連行した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるアフタリーン市近郊のタッル・アール村の副議長が、オートバイに乗った2人組の襲撃を受けて死亡した。

AFP, August 31, 2020、ANHA, August 31, 2020、AP, August 31, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2020、Reuters, August 31, 2020、SANA, August 31, 2020、SOHR, August 31, 2020、UPI, August 31, 2020などをもとに作成。

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