ダイル・ザウル県で麻薬密売業者の隣人の子供をシリア民主軍が拘束、住民がこれを武力で奪還(2020年9月2日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が北・東シリア自治局の支配下にあるブサイラ市で麻薬密輸業者の自宅を急襲し、容疑者の逮捕を試みたが、逃走を許した。

シリア民主軍はまた、この容疑者の隣人の子供1人を拘束したが、住民が抗議、シリア民主軍に発砲するなどして子供を奪還した。

一方、ブサイラ市でダーイシュ(イスラーム国)のメンバーが、商店主に「ザカート」の支払いを強要し、手榴弾を爆発させた。

また、アブー・ハマーム市では、何者かが同市民政評議会本部に手榴弾を投げ込み、複数人が負傷した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米軍の装甲車4輌が、シリア国民軍の車輌1輌とともに、マーリキーヤ(ダイリーク)市一帯の国境地帯でパトロールを実施した。

AFP, September 2, 2020、ANHA, September 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 2, 2020、Reuters, September 2, 2020、SANA, September 2, 2020、SOHR, September 2, 2020などをもとに作成。

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