シリア軍とダマスカス郊外県カナーキル村の名士が、村の武装した若者の武装解除などを骨子とする和解合意を交わす(2020年10月3日)

ダマスカス郊外県では、HFL(10月3日付)によると、ダマスカス県西郊外の第121旅団基地で、シリア軍第3軍団の士官らとカナーキル村の名士が会合を開き、同村に対するシリア軍の包囲の解除について協議した。

会合では、武装した村の若者たちの武装解除を条件とする社会復帰、武装解除を拒否した若者のイドリブ県、ないしはダルアー県の追放、武器弾薬庫があると思われる場所の捜索を骨子とする和解合意を交わした。

カナーキル村では9月22日、治安当局が住民を女性4人を逮捕したのを受けて、住民の抗議行動が激化、シリア軍部隊が村を包囲し、10月1日から2日にかけて、突入態勢に入っていた。

AFP, October 3, 2020、ANHA, October 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 3, 2020、HFL, October 3, 2020、Reuters, October 3, 2020、SANA, October 3, 2020、SOHR, October 3, 2020などをもとに作成。

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