ラタキア県でシリア軍が「決戦」作戦司令室の戦闘員1人を殺害(2020年10月17日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから224日目を迎えた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるトルコマン山地方やクルド山地方のカッバーナ村、ブルカーン丘を砲撃し、戦闘員1人を殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるバーラ村、カンスフラ村、バルユーン村などを砲撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室が反撃し、シリア軍兵士2人を殺害した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるフラーク市で「我々の沈黙は我々を一人ずつ粛正するやり口だ」という落書きが発見された。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を38件(イドリブ県28件、ラタキア県7件、アレッポ県3件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は32件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を23件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, October 17, 2020、ANHA, October 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 17, 2020、Reuters, October 17, 2020、SANA, October 17, 2020、SOHR, October 17, 2020などをもとに作成。

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