ハマー県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府支配地域内で孤立していたムーリク市近郊の第9監視所からの撤収作業を継続、民間トレーラー数十輌が装備や物資を積んで同地を退去した。
ドゥラル・シャーミーヤ(10月20日付)などによると、撤退したトルコ軍部隊は、シリア政府の支配地域と「決戦」作戦司令室の支配地が接するイドリブ県ザーウィヤ山地方に再展開すると見られる。
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シリア人権監視団によると、トルコ軍はまた撤収作業と並行して、兵站物資を積んだ車輌約15輌をイドリブ県カフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。
一方、ドゥラル・シャーミーヤ(10月20日付)によると、トルコ軍はアレッポ市とラタキア市を結ぶイドリブ県内のM4高速道路で単独パトロールを実施した。
ロシア軍が行動パトロールの実施を拒否したため、トルコ軍のみによる巡回が行われたものと見られる。
AFP, October 20, 2020、ANHA, October 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 20, 2020、Reuters, October 20, 2020、SANA, October 20, 2020、SOHR, October 20, 2020などをもとに作成。
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