ダーイシュがハマー県北西部でシリア軍への攻撃を激化、双方に34人の死者(2020年10月22日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、アレッポ県、ラッカ県との県境に近いイスリヤー村近郊のシリア軍拠点を襲撃し、これを制圧、武器弾薬を捕獲した。

同地での戦闘は3日前から激化、ロシア軍戦闘機とシリア軍ヘリコプターが地上部隊の航空支援を行い、爆撃を実施している。

戦闘で、これまでにシリア軍兵士21人、ダーイシュ戦闘員13人が死亡しているという。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(10月22日付)によると、ダーイシュは「呼びかけ続けよ」作戦と銘打って攻撃を行い、ラフジャーン村、シャークースィーヤ村一帯、アブー・ラッファ村などでシリア軍と交戦しているという。

AFP, October 22, 2020、ANHA, October 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 22, 2020、Reuters, October 22, 2020、SANA, October 22, 2020、SOHR, October 22, 2020などをもとに作成。

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