『シャルク・アウサト』(12月5日付)は、複数のメディア筋から得た情報として、12月5日に閉幕した制憲委員会(憲法制定委員会)第4ラウンドの小委員会会合で、シリア政府代表を率いるアフマド・クズバリー人民議会議員が提示した文書の内容を明らかにした。
それによると、クズバリー人民議会議員が示した文書には、以下8項目が提案されていたという。
1. ダーイシュ(イスラーム国)、ヌスラ(シャーム解放機構)、ムスリム同胞団、彼らとつながりがある、あるいは同盟関係にある者によるシリア領内でのすべてのテロ行為の完全拒否。
2. トルコ、イスラエル、米国による占領の非難、これを終わらせるための取り組み。
3. シリア・アラブ軍支援。
4. 分離主義計画の拒否。
5. 宗教・宗派、地域、部族、エスニシティの多様性に立脚した全シリア人のための国民アイデンティティの実現。国号をシリア・アラブ共和国、公用語をアラビア語とすること。祖国への帰属、祖国防衛。
6. シリア社会の文化的・文明的多様性の保護。
7. 難民機関の奨励と政治化の拒否。そのための国際社会の支援
8. シリアにおける人道問題への緊急の対応。
AFP, December 6, 2020、ANHA, December 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 6, 2020、Reuters, December 6, 2020、SANA, December 6, 2020、al-Sharq al-Awsat, December 6, 2020、SOHR, December 6, 2020などをもとに作成。
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