イドリブ県では、SANA(2月22日付)によると、シリア政府(イドリブ県)が、シリア軍、シリア赤新月社と連携してM4高速道路沿線のタルナバ村・サラーキブ市間に設置された回廊が開通した。
一方、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるカフルナブル市を砲撃した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、バーラ村、カンスフラ村、フライフィル村を砲撃した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村、クライディーン村一帯を砲撃した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるダルアー市マハッタ地区で、正体不明の武装集団が空軍情報部に協力する住民1人を銃で撃ち殺害した。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を28件(イドリブ県12件、ラタキア県11件、アレッポ県3件、ハマー県2件)確認したと発表した。
シリア政府によると、停戦違反は25件。
一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を11件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
AFP, February 22, 2021、ANHA, February 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 22, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 22, 2021、Reuters, February 22, 2021、SANA, February 22, 2021、SOHR, February 22, 2021などをもとに作成。
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