シャーム解放機構がイドリブ県の自治を委託するシリア救国内閣はラマダーン月の伝統儀式ミスラハーティーを禁止(2021年4月6日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握する地域で自治を委託しているシリア救国内閣が、ラマダーン月のミスハラーティーを禁止すると発表した。

ミスハラーティー(あるいはミスハル)とは、ラマダーン月の日の出前の食事(スフール)をとるよう太鼓を叩きながら呼びかける伝統的な儀式を行う人のこと。

シリア人権監視団が入手した救国内閣の声明には、次のように書かれているという。

イドリブ市地元評議会へ
ファトワー評議会での審議を受け、(シリア救国内閣は)ラマダーン月のミスハルが預言者の言行に何ら基づかないビドア(逸脱)であることを承認した。
これに基づき、イドリブ市でのミスハルの活動に対して行っていたすべての支出を廃し、また新たな支出を行わないよう要請する。

AFP, April 6, 2021、ANHA, April 6, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 6, 2021、Reuters, April 6, 2021、SANA, April 6, 2021、SOHR, April 6, 2021などをもとに作成。

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