『ニューヨーク・タイムズ』(6月27日付)は、米軍の戦闘機複数機がシリアとイラク領内の「イランの支援を受ける民兵」(Iran-backed militias)の拠点や施設複数カ所に対して爆撃を実施したと伝えた。
爆撃は、イラン・イスラーム革命防衛隊の無人航空機(ドローン)発着用の基地で、シリアでの戦闘や米軍を標的とするために使用されていたという。
シリア人権監視団によると、有志連合を主導する米国の爆撃は6月27日深夜から28日未明にかけて、イラクとの国境近くに設置されている「イランの民兵」の拠点複数カ所を狙って行われ、イラクの人民動員隊の戦闘員7人が死亡(シリア人権監視団は6月29日に、死者数が9人と増加したと発表)、武器弾圧庫1棟、軍事拠点1カ所が破壊されたという。
米主導の有志連合が「イランの民兵」に対して爆撃を行ったのは、4月29日以来だという。
AFP, June 28, 2021、ANHA, June 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 28, 2021、The New York Times, June 27, 2021、Reuters, June 28, 2021、SANA, June 28, 2021、SOHR, June 28, 2021、June 29, 2021などをもとに作成。
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