ダルアー県ムザイリーブ町で元反体制武装集団メンバー、指名手配者、兵役忌避者らが所持していた武器のシリア軍への引き渡しと社会復帰にかかる手続きが開始される(2021年9月15日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍憲兵隊とシリア政府の治安委員会が、前日に地元の名士らと交わした和解合意を履行するため、県西部に位置するムザイリーブ町に入った。

SANA(9月15日付)によると、ムザイリーブ町の議会に設置されたセンターで、元反体制武装集団メンバー、指名手配者、兵役忌避者らが所持していた武器のシリア軍への引き渡しと社会復帰にかかる手続きが開始された。

シリア人権監視団によると、手続きを行ったのは200人以上にのぼった。

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一方、フィキーア村近郊でシリア軍第4師団の車輌に仕掛けられていた爆弾が爆発し、兵士多数が負傷した。

これを受けて、ジャバーブ村に展開するシリア軍第89中隊がファキーア村一帯を砲撃した。

AFP, September 15, 2021、ANHA, September 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2021、Reuters, September 15, 2021、SANA, September 15, 2021、SOHR, September 15, 2021などをもとに作成。

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