トルコ占領下のアレッポ県マーリア市近郊に設置されているトルコ軍拠点が攻撃を受け、トルコ軍兵士2人死亡(2021年10月10日)

アレッポ県では、SANA(10月10日付)によると、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域内のマーリア市近郊に設置されているトルコ軍の拠点がロケット弾攻撃を受け、トルコ軍士官1人が死亡、兵士3人が負傷した。

これに関して、トルコ国防省はツイッターの公式アカウント(https://twitter.com/tcsavunma/)を通じて、兵士2人が死亡したと発表した。

一方、ANHA(10月10日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のシャイフ・イーサー村、アルカミーヤ村、マルアナーズ村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、トルコ軍とシリア国民軍の砲撃はマーリア市近郊のトルコ軍拠点が狙われたのを受けて激化、マルアナーズ村とアルカミーヤ村には50発以上の砲弾が撃ち込まれた。

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ハサカ県では、ANHA(10月10日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアッシリア教徒の村タッル・ジュムア村を砲撃した。

砲撃により、村の変電施設が被弾した。

AFP, October 10, 2021、ANHA, October 10, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 10, 2021、Reuters, October 10, 2021、SANA, October 10, 2021、SOHR, October 10, 2021などをもとに作成。

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