シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ビンニシュ市を砲撃し、10歳の女の子1人が死亡し、女性1人を含む住民7人が負傷(2021年12月2日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるビンニシュ市を砲撃し、10歳の女の子1人が死亡し、女性1人を含む住民7人が負傷した。

シリア軍はまた、サルミーン市、ザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を7件(イドリブ県3件、ラタキア県1件、アレッポ県2件、ハマー県1件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を確認しなかった。

AFP, December 2, 2021、ANHA, December 2, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 2, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 2, 2021、Reuters, December 2, 2021、SANA, December 2, 2021、SOHR, December 2, 2021などをもとに作成。

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