シリア・オリンピック委員会は女子テニス協会が中国での大会中止を決定したことに抗議、中国との連帯を表明(2021年12月2日)

シリア・オリンピック委員会(フラース・マアッラー代表)は声明を出し、中国の女子テニス選手・彭帥が張高麗前副首相から性的関係を迫られたことをSNSに告発したことをめぐる一連の騒動を受けて、女子テニス協会(WTA)が香港を含む中国で開催されるすべての大会の中止を決定したと発表したことに関して、中国への連帯の意思を表明し、決定に抗議した。

声明では、中国が2022年2月の北京での冬季オリンピック開催の準備を進めるなか、ジョー・バイデン米大統領が中国の人権侵害を口実に外交ボイコットを示唆、米国に追随する諸外国政府も中国に対するあからさまな恐喝キャンペーンを行っていると非難、こうした動きに反対する中国との連帯を確認し、オリンピック憲章が定める政治的中立の原則に従い、スポーツから政治を排除すると表明されている。

AFP, December 2, 2021、ANHA, December 2, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 2, 2021、Reuters, December 2, 2021、SANA, December 2, 2021、SOHR, December 2, 2021などをもとに作成。

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