シリア軍がイドリブ県内に設置されているトルコ軍拠点一帯を砲撃、拠点の警備にあたっていた3人が負傷(2022年1月20日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村に設置されているトルコ軍の拠点一帯を砲撃、拠点の警備にあたっていた3人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた、クークフィーン村のトルコ軍拠点一帯に対しても砲撃を加えたほか、ファッティーラ村、バーラ村、スフーフン村、フライフィル村、バイニーン村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のクライディーン村一帯を砲撃したほか、灌漑計画地区で双方による戦闘が発生した。

AFP, January 20, 2022、ANHA, January 20, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 20, 2022、Reuters, January 20, 2022、SANA, January 20, 2022、SOHR, January 20, 2022などをもとに作成。

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