ロシアのショイグ国防大臣がシリアを訪問、タルトゥース港沖での海軍軍事演習、フマイミーム航空基地を視察後、アサド大統領と会談(2022年2月15日)

ロシアのセルゲイ・ショイグ国防大臣を代表とする軍事使節団がシリアを訪問した。

ロシア国防省によると、使節団は地中海東部でのロシア海軍の軍事演習を航空視察し、続いてシリア駐留ロシア軍司令部が設置されているラタキア県フマイミーム航空基地を視察した。

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その後、ショイグ国防大臣らは、首都ダマスカスに移動し、アサド大統領と会談、地中海東部でのロシア海軍の演習の状況について報告するとともに、「テロとの戦い」における両国の軍事技術協力にかかる諸問題、ロシアからの人道支援、欧米諸国によるシリアへの一方的制裁への対応などについて意見を交わした。

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ロシア国防省はまた、ショイグ国防大臣の訪問と合わせて、Tu-22M中距離爆撃機、MiG-31迎撃戦闘機を地中海東部での軍事演習に参加させるためにフマイミーム航空基地に配備したと発表した。

ロイター通信(2月15日付)によると、キンジャール極超音速ミサイルも併せて配備された。

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SANA(2月15日)も、アサド大統領がショイグ国防大臣と会談し、タルトゥース港(タルトゥース県タルトゥース市)を出港したロシア海軍の演習についての報告を受けたのち、「テロとの戦い」における両国軍の協力関係について意見を交わしたと伝えた。

会談でショイグ国防大臣は、テロを支援する諸外国がテロ組織を再生しようと試みているなか、シリアが全土で主権を回復するまで、ロシアが「テロとの戦い」でシリアとの協力を続けるとともに、シリア国民が制裁や封鎖の影響を克服するのを支援すると改めて強調したという。

AFP, February 15, 2022、ANHA, February 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 15, 2022、Reuters, February 15, 2022、SANA, February 15, 2022、SOHR, February 15, 2022などをもとに作成。

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