シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県北部のワタド石油社の燃料販売所とその一帯を砲撃し、少なくとも3人死亡(2022年2月16日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にある県北部のタルマーニーン村にあるワタド石油社の燃料販売所とその一帯を砲撃し、少なくとも3人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反9件(イドリブ県5件、ラタキア県4件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反3件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, February 16, 2022、ANHA, February 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 16, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 16, 2022、Reuters, February 16, 2022、SANA, February 16, 2022、SOHR, February 16, 2022などをもとに作成。

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