シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、ハマー県、ラタキア県各所を砲撃、トルコ軍憲兵隊がイドリブ県北部で農作業中の老人を銃殺(2022年2月21日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

またシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るサルキーン市近郊のマシュラファイーヤ村では、老人が農作業中にトルコ軍憲兵隊の発砲を受けて死亡した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がガーブ平原各所で砲撃戦を行った。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にある区バイナ丘一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、東ムライハ町でシリアの司法当局から指名手配を受けていた元反体制武装集団の司令官が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反1件(イドリブ県0件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反2件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, February 21, 2022、ANHA, February 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 21, 2022、Reuters, February 21, 2022、SANA, February 21, 2022、SOHR, February 21, 2022などをもとに作成。

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