シリア軍と「決戦」作戦司令室がハマー県、イドリブ県で砲撃戦(2022年7月16日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村、サルマーニーヤ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるマアーッラト・ムーハス村を砲撃した。

これに対して、シリア軍も「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村、バイニーン村を砲撃した。

 

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装集団がシャイフ・マスキーン市で住民1人を銃で撃ち、殺害した。

また、HFL(7月16日付)によると、ムザイリーブ町北の缶詰工場近くで、シリア軍の車輌に仕掛けられていた爆弾が爆発し、兵士複数が死傷した。

AFP, July 16, 2022、ANHA, July 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 16, 2022、HFL, July 16, 2022、Reuters, July 16, 2022、SANA, July 16, 2022、SOHR, July 16, 2022などをもとに作成。

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