フール・キャンプに収容されていたダーイシュのタジキスタン人家族146人の身柄がシリア政府の仲介で北・東シリア自治局からタジキスタン政府に引き渡される(2022年7月25日)

外務在外居住者省とシリア赤新月社の連携のもと、ダマスカス国際空港(ダマスカス郊外県)で、ヒムス県のフール・キャンプに収容されていたダーイシュ(イスラーム国)のタジキスタン人メンバーの家族(女性と子供)146人の身柄がズバイドッラー・ザビドフ在クウェート・タジキスタン大使を代表とする使節団に引き渡された。

身柄が引き渡されたのは、女性44人と子供102人で、フール・キャンプからハサカ県カーミシュリー市のカーミシュリー国際空港に陸路で移送されたのち、シャーム・ウィング社のチャーター機でダマスカス国際空港に移送されていた。

ザビドフ大使によると、146人をタジキスタンの首都ドゥシャンベに空路で移送されるといいう。

SANA(7月25日付)が伝えた。

 

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ANHA(7月25日付)によると、ザビドフ大使ら一行は、カーミシュリー市にある北・東シリア自治局の渉外関係局の本部で146人の身柄を引き取り、その後ダマスカス国際空港に移動した。

AFP, July 25, 2022、ANHA, July 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2022、Reuters, July 25, 2022、SANA, July 25, 2022、SOHR, July 25, 2022などをもとに作成。

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