イナブ・バラディー(9月27日付)は、イドリブ県の軍事・治安権限を握るシリアのアル=カーイダのシャーム解放機構が、新興のアル=カーイダ系組織の一つであるアンサール・シャームの司令官の1人でチェチェン人のアブー・ムーサー・シーシャーニー氏を釈放したと伝えた。
アブー・ムーサーは、ジュヌード・シャームの指導者であるムスリム・シーシャーニーの弟で、2021年10月26日にラタキア県北部でのシャーム解放機構とジュヌード・シャームなどと間で起きた戦闘で、トルコへの逃亡を計ろうとしたが、アブドゥッラー・バンカースィー・シーシャーニー氏、アブー・アブドゥッラー・シーシャーニー氏とともに拘束されていた。
釈放されたアブー・ムーサー氏は、アゼルバイジャン人によって構成されるジュンドッラーに加わったと言う。
AFP, September 27, 2022、ANHA, September 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 27, 2022、‘Inab Baladi, September 27, 2022、Reuters, September 27, 2022、SANA, September 27, 2022、SOHR, September 27, 2022などをもとに作成。
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