シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県、アレッポ県、ハマー県、ラタキア県で交戦(2022年10月28日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が決戦」作戦司令室の支配下のサーン村、マンタフ村、バイニーン村、フライフィル村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、「決戦」作戦司令室はダーディーフ村近郊でシリア軍の14.5ミリ機関砲を破壊した。

「決戦」作戦司令室はまた、サラーキブ市近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が県西部のダーラ・イッザ市近郊のダッラ交差点でゴミ収集業者の車を対戦車ミサイルで攻撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカルクール村、ズィヤーラ町、サルマーニーヤ村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方のカッバーナ村一帯で砲撃戦を行った。

AFP, October 28, 2022、ANHA, October 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 28, 2022、Reuters, October 28, 2022、SANA, October 28, 2022、SOHR, October 28, 2022などをもとに作成。

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