「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるイドリブ県南部のシリア軍拠点を砲撃、兵士1人が死亡(2022年11月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にある県南部のシリア軍拠点を砲撃、兵士1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるファッティーラ村、フライフィル村、スフーフン村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室が第46中隊基地一帯のシリア軍拠点を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方のカッバーナ村一帯で砲撃戦を行った。

 

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ダルアー県では、SANA(11月12日付)によると、アルマー町の町議会議長が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

また、シリア人権監視団によると、ムサイフラ町では正体不明の武装集団が空軍情報部の協力者とされる若い男性を銃で撃ち殺害した。

さらに、マアルバ町でも、15歳の女児が何者かによって銃で撃たれて死亡した。

AFP, November 12, 2022、ANHA, November 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2022、Reuters, November 12, 2022、SANA, November 12, 2022、SOHR, November 12, 2022などをもとに作成。

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