トルコ占領下のアレッポ県バーブ市で、シリア国民軍に所属するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動の司令官がドローンの爆撃によると思われる爆発で死亡(2023年1月25日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市バーブ市で、シリア国民軍に所属するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動の司令官が、自宅近くで発生した爆発により死亡した。

爆発の原因は不明だが、所属不明の無人航空機(ドローン)が爆発時に上空を飛来しており、爆撃の可能性が高い。

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イナブ・バラディー(1月31日付)によると、殺害されたのは「アブー・ウダイ」の名で知られるサッダーム・ムーサー氏で、シャーム自由人イスラーム運動東部地区の治安責任者を務め、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市ジャラーブルシ市の近郊に位置し、北・東シリア自治局の支配地に面するハムラーン村の通行所の治安を担っていたほか、武器売買にも関与していた。

また、2022年10月のシャーム解放機構による「オリーブの枝」地域への進攻を促した人物でもある。

爆発はドローンによるもので、シャーム解放機構などは、トルコが関与したと見ているという。

AFP, January 25, 2023、ANHA, January 25, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 25, 2023、‘Inab Baladi, January 31, 2023、Reuters, January 25, 2023、SANA, January 25, 2023、SOHR, January 25, 2023などをもとに作成。

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