【トルコ・シリア大地震】反体制系メディア:シャーム解放機構支配地で両替商が換金上限額を設定、手数料を値上げ(2023年2月14日)

反体制系サイトのイナブ・バラディー(2月14日付)は、シャーム解放機構の支配下にあるシリア北西部のいわゆる「解放区」で、両替商が換金に200米ドルという上限額を設けるとともに、換金手数料を4~5%から10%あまりに引き上げ、被災者の負担が増していると伝えた。

これに対して、シャーム解放機構が自治を委託しているシリア救国内閣は、取引手数料の引き上げを禁止する決定(第56号)を発出するなどして規制を試みているという。

AFP, February 14, 2023、ANHA, February 14, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 14, 2023‘Inab Baladi, February 14, 2023、Reuters, February 14, 2023、SANA, February 14, 2023、SOHR, February 14, 2023などをもとに作成。

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