イラク・イスラーム抵抗はイスラエルのエイラート市の重要標的1つを無人航空機で攻撃したと発表(2024年7月17日)

イラク・イスラーム抵抗は午後7時46分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、イスラエルのエイラート市の重要標的1つを無人航空機で攻撃したと発表した。

AFP, July 17, 2024、ANHA, July 17, 2024、‘Inab Baladi, July 17, 2024、Reuters, July 17, 2024、SANA, July 17, 2024、SOHR, July 17, 2024などをもとに作成。

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イドリブ県サラーキブ市でロシア軍とトルコ軍の使節団が、シリア政府の支配地と反体制派の支配地を隔てている通行所の開放などを協議するための会合を開く(2024年7月17日)

シリア人権監視団は、シリア政府の支配下にあるサラーキブ市で、ロシア軍とトルコ軍の使節団が会合を開いたとの情報を得たと発表した。

同監視団によると、会合は、シリア政府の支配地と反体制派の支配地を隔てている通行所の開放、シリア軍と反体制派による攻撃の激化への対応などについて話し合うのが目的。

会合が行われた17日昼、ロシア軍のヘリコプター2機がサラーキブ市に到着、トルコ軍もイドリブ県内の複数の拠点から、タルナバ村の通行所を経由して、サラーキブ市に入った。

AFP, July 17, 2024、ANHA, July 17, 2024、‘Inab Baladi, July 17, 2024、Reuters, July 17, 2024、SANA, July 17, 2024、SOHR, July 17, 2024などをもとに作成。

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シリア国民軍に所属するスライマーン・シャー師団のムハンマド・ジャースィム司令官(アブー・アムシャ)とハムザ師団のサイフ・ブーラート司令官が首都アンカラにある連立与党の一つMHPのデヴレト・バフチェリ党首と会談(2024年7月17日)

トルコのシリア人が運営しているニュース・サイトのギュセル(7月17日付)は、シリア国民軍に所属するスライマーン・シャー師団のムハンマド・ジャースィム司令官(アブー・アムシャ)とハムザ師団のサイフ・ブーラート司令官が首都アンカラにある連立与党の一つ民族主義者行動党(MHP)の本部を訪れ、デヴレト・バフチェリ党首と会談したと伝え、その際に撮影された写真を公開した。

AFP, July 17, 2024、ANHA, July 17, 2024、Guzelo, July 17, 2024、‘Inab Baladi, July 17, 2024、Reuters, July 17, 2024、SANA, July 17, 2024、SOHR, July 17, 2024などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県ジャラーブルス市で、シリア国民軍に所属するスルターン・ムラード師団の戦闘員らと、カルアーン部族が軽火器、中火器で交戦(2024年7月17日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にある「ユーフラテスの盾」地域内の拠点都市の一つジャラーブルス市で、シリア国民軍に所属するスルターン・ムラード師団の戦闘員らと、カルアーン部族が軽火器、中火器で交戦した。

戦闘は、カルアーン部族がジャラーブルス市東部の通行所交差点近くにあるスルターン・ムラード師団の司令官の自宅を襲撃したことがきっかけ。

AFP, July 17, 2024、ANHA, July 17, 2024、‘Inab Baladi, July 17, 2024、Reuters, July 17, 2024、SANA, July 17, 2024、SOHR, July 17, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県庁舎に、ブーサラーヤー部族の族長が押入り、第7期人民議会選挙の開票作業を行っていた職員らが開票結果を漏洩したと罵倒、暴行を加える(2024年7月17日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市の県庁舎に、ブーサラーヤー部族の族長の1人、ムハンナー・ファイヤード氏が押入り、15日に投票が行われた第7期人民議会選挙の開票作業を行っていた職員らが開票結果を漏洩したと罵倒、暴行を加えた。

事態を受けて、治安部隊が介入し、職員らを逮捕したものの、これにより開票結果の発表が延期された。

ダイル・ザウル市では、「イランの民兵」に近いとされるマドルール・アズィーズ候補、マルスーミー候補が当選したとの情報が流れていた。

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このほか、シリア政府の支配下にあるブーライル村で共和国護衛隊の兵士1人が何者かによって銃で撃たれて死亡した。

AFP, July 17, 2024、ANHA, July 17, 2024、‘Inab Baladi, July 17, 2024、Reuters, July 17, 2024、SANA, July 17, 2024、SOHR, July 17, 2024などをもとに作成。

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米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた13人が、キャンプ内の劣悪な生活環境を理由に、シリア政府の支配地に脱出(2024年7月17日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた13人が、キャンプ内の劣悪な生活環境を理由に、シリア政府の支配地に脱出した。

13人のうち8人は家族で、1世帯はヒムス県出身、2世帯はダイル・ザウル県出身。

AFP, July 17, 2024、ANHA, July 17, 2024、‘Inab Baladi, July 17, 2024、Reuters, July 17, 2024、SANA, July 17, 2024、SOHR, July 17, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県とアレッポ県の各所で、ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモを行(2024年7月17日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるビンニシュ市、アリーハー市で、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモを行った。


また、アレッポ県のダーラト・イッザ市、アブザムー町でも同様のデモが発生した。

AFP, July 17, 2024、ANHA, July 17, 2024、‘Inab Baladi, July 17, 2024、Reuters, July 17, 2024、SANA, July 17, 2024、SOHR, July 17, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市での抗議デモを主導していた山岳(ジャバル)旅団のマルハジュ・ジュルマーニー司令官が暗殺される(2024年7月17日)

スワイダー県では、シリア人権監視団、イナブ・バラディー(7月17日付)、スワイダー24(7月17日付)によると、山岳(ジャバル)旅団の司令官のマルハジュ・ジュルマーニー氏がスワイダー市の自宅で頭を何者かによって銃で撃たれて死亡した。

ジュルマーニー氏は、2011年から2013年にかけて親政権民兵(国防隊)の司令官を務め、その後、ジャバル・アラブ地方で「土地と名誉の保護」をスローガンとする「尊厳の男たち運動」の結成に参加、麻薬商人のラージー・ファルフート氏ら、レバノンのヒズブッラーや治安機関の協力者の暗殺などに関与してきた。

2023年半ばにスワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で始まった反体制デモの首謀者の1人と目されている。

ジュルマーニー氏の暗殺を受けて、サイル広場では、活動家らが集まり、「英雄よ、あなたの魂に慈悲を」などと書かれた紙を掲げて、冥福を祈るとともに、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放を訴えて抗議デモを行った。

AFP, July 17, 2024、ANHA, July 17, 2024、‘Inab Baladi, July 17, 2024、Reuters, July 17, 2024、SANA, July 17, 2024、SOHR, July 17, 2024、Suwayda 24, July 17, 2024などをもとに作成。

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アレッポ県北部でトルコ軍、シリア国民軍とシリア軍、シリア民主軍が砲撃戦:ハサカ県ではシリア民主軍の攻撃でシリア国民軍スルターン・ムラード師団のメンバー3人死亡(2024年7月17日)

アレッポ県では、ANHA(7月17日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市郊外にある農業用空港、ハラービシー村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア国民軍と、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍、シリア軍が、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内の拠点都市の一つアアザーズ市に近いマルアナーズ村、カフルハーシル村一帯で砲撃戦を行った。

シリア軍はまた、カッバーシーン村を砲撃した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「平和の泉」地域の支配下にあるムシュイーファ村(アブー・ラースィーン(ザルカーン)町西)で、シリア国民軍に所属するスルターン・ムラード師団の部隊が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するタッル・タムル軍事評議会の攻撃を受け、3人が死亡、5人が負傷した。

攻撃は、シリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配地域を砲撃したことへの報復。

AFP, July 17, 2024、ANHA, July 17, 2024、‘Inab Baladi, July 17, 2024、Reuters, July 17, 2024、SANA, July 17, 2024、SOHR, July 17, 2024などをもとに作成。

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北・東シリア地域民主自治局の諸人民民主評議会は法律第10号「恩赦法」を施行(2024年7月17日)

北・東シリア地域民主自治局の「国会」に相当する意思決定機関の諸人民民主評議会は、法律第10号「恩赦法」を施行した。

恩赦法は、2012年の「7月19日革命」(人民防衛隊(PYD)による決起と、アレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市などの掌握)から12年が経つのに併せて発出されたもので、全6条からなり、2024年7月17日以前のテロ犯罪を対象とし、禁固刑の刑期の半減、無期刑の禁固15年への減刑、治癒の見込みのない受刑者および75歳以上の受刑者への刑罰の免除を定めている。

ただし、テロ組織の司令官、教官、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に対する戦闘に参加したメンバー、殺人を犯したメンバー、裁判が終了していない被告、60日以内に出頭しない逃亡犯などは恩赦の対象外。

ANHA(7月17日付)が伝えた。

AFP, July 17, 2024、ANHA, July 17, 2024、‘Inab Baladi, July 17, 2024、Reuters, July 17, 2024、SANA, July 17, 2024、SOHR, July 17, 2024などをもとに作成。

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軍武装部隊総司令部は8月31日までの時点で予備役が1年以上に達する予備士官らの招集を9月1日付で解く管理命令を発出(2024年7月17日)

軍武装部隊総司令部は管理命令を発出し、8月31日までの時点で、予備役が1年以上に達する予備士官、5年半以上に達する士官および人員、38歳以上に達し、2年以上の職歴を修了した人員の招集を9月1日付で解く管理命令を発出した。

SANA(7月17日付)が伝えた。

AFP, July 17, 2024、ANHA, July 17, 2024、‘Inab Baladi, July 17, 2024、Reuters, July 17, 2024、SANA, July 17, 2024、SOHR, July 17, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を4回攻撃したと発表(2024年7月16日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、7月16日の戦果について以下の通り発表した。

(時刻明示せず)カフルタブニート村に対する攻撃で民間人複数が死亡したことへの報復として、キリヤット・シュモナ入植地をカチューシャ砲数十発で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、ベイト・ヒレル入植地の平原大隊司令部をカチューシャ砲数複数で攻撃。

(時刻明示せず)イスラエル軍の攻撃で子供3人が死亡したことへの報復として、カブリ(キブツ)をカチューシャ砲複数発で攻撃。

(時刻明示せず)カフルカラー村、アイタルーン村、アイター・シャアブ村、ウンム・トゥート村に対する攻撃や3人が死亡したことへの報復として、カファル・ホウシェン村、オル・ハガノス村、バリヨハイ村、メロン村をカチューシャ砲複数初で攻撃。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前7時47分、フーラー村、カフルカラー村、バニー・ハイヤーン村地域にあるヒズブッラーのテロ・インフラを攻撃。ブライダー村、ダイル・ミーマース村、ルマイシュ村地域を砲撃し、脅威を排除。

午後5時41分、前日にキリヤット・シュモナ入植地に向けて飛翔体を発射したヒズブッラーのテロリスト2人が発射地点から逃げるのを確認、マンスーリー村地域でこの2人を攻撃。カフルカラー村、ダイル・ミーマース村、アイター・シャアブ村地域を砲撃し、脅威を排除。

午後9時1分、レバノンからガリラヤ・パンハンドルに数時間にわたって約40発の飛翔体が発射され、一部を撃破。キリヤット・シュモナ入植地に飛翔体を発射したブラート村地域の1ヵ所を攻撃。これに先立って、ヤーリーン村地域でヒズブッラーのテロ細胞を攻撃。

午後11時3分、レバノンから西ガリラヤ地方に約10発の飛翔体が発射され、空地に着弾するのを確認。カフルカラー村、アイター・シャアブ村地域にあるヒズブッラーの軍事施設を攻撃。アイタルーン村、アイター・シャアブ村地域のテロ・インフラを攻撃。

AFP, July 16, 2024、ANHA, July 16, 2024、‘Inab Baladi, July 16, 2024、Qanat al-Manar, July 16, 2024、Reuters, July 16, 2024、SANA, July 16, 2024、SOHR, July 16, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を7件、55キロ地帯への侵犯を14件確認したと発表(2024年7月16日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を7件確認したと発表した。

イグナシュク副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機2機、ラファール戦闘機4機、タイフーン戦闘機2機、A-10サンダーボルト攻撃機6機による領空侵犯を14件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(7月16日付)、タス通信(7月16日付)が伝えた。

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ハサカ県、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の貨物車輌多数と護衛の装甲車4輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)からシリア領内に新たに進入し、ダイル・ザウル県のウマル油田に設置されている米軍基地に向かった。

AFP, July 16, 2024、ANHA, July 16, 2024、‘Inab Baladi, July 16, 2024、Reuters, July 16, 2024、RIA Novosti, July 16, 2024、SANA, July 16, 2024、SOHR, July 16, 2024、TASS, July 16, 2024をもとに作成。

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米中央軍(CENTCOM)はフーシー派の無人航空機(UAV)3機を紅海上空で、2機をイエメン領内のフーシー派支配地域上空で撃墜したと発表(2024年7月16日)

米中央軍(CENTCOM)は現地時間の午前3時8分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM)を通じて声明を出し、過去24時間以内に、フーシー派の無人航空機(UAV)3機を紅海上空で、2機をイエメン領内のフーシー派支配地域上空で撃墜したと発表した。

また、フーシー派が、紅海でロシアから中国へ植物油を輸送していたパナマ船籍、イスラエル所有、モナコ運航のタンカー船MTベントレーIに対して、無人水上艦艇1隻と小型ボート2隻、対艦弾道ミサイル(ASBM)を攻撃を加える一方、リベリア船籍でマーシャル諸島所有、ギリシャ運航の原油タンカー、MTキオス・ライオンをUSVで攻撃したと付言した。


AFP, July 16, 2024、ANHA, July 16, 2024、‘Inab Baladi, July 16, 2024、Reuters, July 16, 2024、SANA, July 16, 2024、SOHR, July 16, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗は地中海でフーシー派と合同で貨物船を攻撃したと発表(2024年7月16日)

イラク・イスラーム抵抗は午前2時19分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、15日に地中海でイエメン武装部隊(アンサール・アッラー(フーシー派)と合同で貨物船オルヴィアを攻撃したと発表した。

また、午後9時15分にも声明を出し、「マアーリム」基地を無人航空機で攻撃したと発表した。

 

AFP, July 16, 2024、ANHA, July 16, 2024、‘Inab Baladi, July 16, 2024、Reuters, July 16, 2024、SANA, July 16, 2024、SOHR, July 16, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍無人航空機による攻撃で死亡したカーティルジー・インターナショナル・グループ会長のバラー・アフマド・カーティルジー氏らの葬儀がアレッポ市で行われる(2024年7月16日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市のハムダーニーヤ地区にあるハーフィズ・アサド・モスクで、前日にイスラエル軍の無人航空機による攻撃で死亡したカーティルジー・インターナショナル・グループ会長のバラー・アフマド・カーティルジー氏らの葬儀が行われ、数百人が参列した。

モスクでの礼拝では、アフマド・バドル・ハッスーン前共和国ムフティーが導師を務めた。

遺体は、バーブ・ナイラブ地区のシャイフ・ジャーキール墓地に埋葬された。




AFP, July 16, 2024、ANHA, July 16, 2024、‘Inab Baladi, July 16, 2024、Reuters, July 16, 2024、SANA, July 16, 2024、SOHR, July 16, 2024などをもとに作成。

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ハマー県でのシリア軍の砲撃でナスル軍の戦闘員2人が負傷(2024年7月16日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原の軍事拠点複数ヵ所を砲撃し、同機構とともに「決戦」作戦司令室を主導する国民解放戦線(シリア国民軍)所属のナスル軍の戦闘員2人が負傷した。

これに対して、シャーム解放機構もガーブ平原のシリア軍の陣地複数ヵ所を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がカフルルーマー村一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村を砲撃した。

AFP, July 16, 2024、ANHA, July 16, 2024、‘Inab Baladi, July 16, 2024、Reuters, July 16, 2024、SANA, July 16, 2024、SOHR, July 16, 2024などをもとに作成。

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ダルアー県インヒル市の名士らがジャースィム市で続く民兵どうしの戦闘停止に向けて仲介(2024年7月16日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、インヒル市の名士らが、ジャースィム市で交戦を続ける「フサーム・ハルキー」(ブージー、グバイニー)を名乗る人物の地元武装集団と、「ワーイル・ジャラム」を名乗る人物の軍事情報局傘下の民兵の仲介を行い、前者が指名手配中のメンバー2人の身柄をインヒル市の名士らに引き渡すとともに、後者も指名手配中のメンバー3人の身柄を中央委員会(反体制武装集団のメンバーを代表する仲介組織)とシリア軍第5軍団第8旅団に引き渡すことに同意した。

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スワイダー県では、スワイダー24(7月16日付)によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放を訴えた。

AFP, July 16, 2024、ANHA, July 16, 2024、‘Inab Baladi, July 16, 2024、Reuters, July 16, 2024、SANA, July 16, 2024、SOHR, July 16, 2024、Suwayda 24, July 16, 2024などをもとに作成。

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イドリブ県ビンニシュ市で女性らが逮捕投獄されている家族の釈放を訴えて抗議デモ:シャーム解放機構のメンバーがデモに参加していた女性を車ではね、住民らのデモは拡大(2024年7月16日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるビンニシュ市で女性らが逮捕投獄されている家族の釈放、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者と治安機関の打倒を訴えて抗議デモを行った。

これに対して、シャーム解放機構メンバーが、デモに参加していた女性1人を車ではねて威嚇した。

住民がこれに抗議して夜間に街頭でデモを行い、一部の若者らが市内にある地区の行政局を襲撃するなどすると、シャーム解放機構の治安要員は、デモ参加者に発砲するなどして、強制排除を試みた。


ビンニシュ市には、メディア活動家のハーディー・アブドゥッラー、アイハム・バイユーシュが取材のために訪れたが、住民らは2人がシャーム解放機構寄りだとして追放した。

なお、ビンニシュ市での抗議デモに呼応するかたちで、イドリブ市、カフルタハーリーム町、アルマナーズ市、クールカーニヤー村、カフルルーマー村の国内避難民(IDPs)キャンプ、ハーッス村のIDPsキャンプ、アビーン・サムアーン村、アティマ村のIDPsキャンプ群、ダイル・ハッサーン村、フーア市で抗議デモが行われた。

アレッポ県でも、サッハーラ村、アターリブ市で同様のデモが行われた。

AFP, July 16, 2024、ANHA, July 16, 2024、‘Inab Baladi, July 16, 2024、Reuters, July 16, 2024、SANA, July 16, 2024、SOHR, July 16, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊のマドユーナ村、アイン・イナーブ村を110発あまりの砲弾で攻撃(2024年7月16日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマドユーナ村、アイン・イナーブ村を110発あまりの砲弾で攻撃した。

AFP, July 16, 2024、ANHA, July 16, 2024、‘Inab Baladi, July 16, 2024、Reuters, July 16, 2024、SANA, July 16, 2024、SOHR, July 16, 2024などをもとに作成。

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シリア軍部隊がイドリブ県南部方面でテロリストの車輛と自爆型無人航空機多数を破壊したと発表(2024年7月16日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて、シリア軍部隊がイドリブ県南部方面でテロリストの車輛多数を攻撃し、これらを完全に破壊し、乗っていた全員を殲滅するとともに、自爆型無人航空機多数を迎撃し、これらを撃墜したと発表した。

SANA(7月15日付)が伝えた。

AFP, July 16, 2024、ANHA, July 16, 2024、‘Inab Baladi, July 16, 2024、Reuters, July 16, 2024、SANA, July 16, 2024、SOHR, July 16, 2024などをもとに作成。

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最高司法選挙委員会のムラード議長は第4期人民議会選挙の投票で立候補者らによる不正行為があったとして、この立候補者の出馬を取り消し、アレッポ県のマスカナ市とアレッポ市の一部の投票所で投票をやり直すと発表(2024年7月16日)

最高司法選挙委員会の議長を務めるジハード・ムラード判事は、7月15日に投票が行われた第4期人民議会選挙に関して、アレッポ市選挙区とアレッポ県諸地域選挙区の支部委員会が、マスカナ市とアレッポ市の複数の投票所で、立候補者自身が複数回にわたって投票を行う違反が確認されたとしたうえで、これらの投票所での投票を無効として投票をやり直すとともに、不正を行った立候補者の出馬を取り消すことを決定したと発表した。

再投票は7月17日に実施される。

また、全選挙区での投票結果の発表も、マスカナ市とアレッポ市での投票のやり直しが行われ、アレッポ市選挙区とアレッポ県諸地域選挙区の結果が確定したうえで、発表すると付言した。

なお、ヒムス選挙区、ダマスカス郊外選挙区、クナイトラ選挙区、タルトゥース選挙区、ラッカ選挙区では開票作業は終了しているという。

SANA(7月15日付)が伝えた。

AFP, July 16, 2024、ANHA, July 16, 2024、‘Inab Baladi, July 16, 2024、Reuters, July 16, 2024、SANA, July 16, 2024、SOHR, July 16, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍は無人航空機でダマスカス・ベイルート街道を攻撃、ゴラン解放シリア抵抗などの民兵への資金援助を主導していたカーティルジー・インターナショナル・グループ社会長のバラー・アフマド・カーティルジー氏を暗殺(2024年7月15日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団、イナブ・バラディー(7月15日付)、シャームFM(7月15日付)などによると、サブーラ町近郊のダマスカス・ベイルート街道沿線で、イスラエル軍の無人航空機1機が、カーティルジー・インターナショナル・グループ社会長のバラー・アフマド・カーティルジー氏が乗った車1を攻撃、このビジネスマンを含む2人が殺害された。

車はレバノン・ナンバーで、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所を経由してレバノンから入国したところを狙われた。

カーティルジー氏は、1976年、ラッカ市生まれで、フサーム・カーティルジー人民議会議員のきょうだい。

アサド大統領のいとこで2020年に粛清されたラーミー・マフルーフ氏に近い人物で、カーティルジー・インターナショナル・グループ(カーティルジー機械工学産業社、アルファード石油社など)の共同創設者の1人で、会長を務めていた。

ゴラン解放シリア抵抗、バーキル旅団といった民兵に資金支援を主導していたとされるほか、フサーム・カーティルジー議員、ムハンマド・アーガー氏とともに、カーティルジー・グループ社の民兵を創設、数千人の規模を誇るとされる同民兵はアレッポ県を中心に活動、2016年のアレッポ市東部地区の解放戦などに参加した。

なお、カーティルジー・インターナショナル・グループは、ダーイシュ(イスラーム国)が勢力を拡大した2010年代半ばに、その支配地域からの石油の密輸などに関与していたと反体制派の非難を受けている。

同社は現在、北・東シリア地域シリア民主自治局の支配地域で生産される石油のシリア政府支配地への輸入を担っている。

カーティルジー氏はこのほかにも、制憲(憲法制定)委員会のメンバーを務めていた。

米財務省は、米国は2018年にカーティルジー氏も制裁対象に指定していた。

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イスラエルのチャンネル13TV(7月15日付)は、イスラエル軍の無人航空機の攻撃で2人が殺害されたと伝えた。


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シリア人権監視団によると、イスラエル軍によるシリアへの攻撃は、7月に入って5回目、今年に入って54回目(うち39回が航空攻撃、15回が地上攻撃)、これにより109あまりの標的が破壊され、軍関係者180人が死亡、96人が負傷しているという。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):23人
ヒズブッラーのメンバー:38人
イラク人:18人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):45人
「イランの民兵」の外国人メンバー:14人
シリア軍将兵:42人

また、民間人も16人(女性3人と子供1人を含む)が死亡、36人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:22回
ダルアー県:14回
ヒムス県:7回
クナイトラ県:6回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:1回
アレッポ県:2回

AFP, July 15, 2024、ANHA, July 15, 2024、‘Inab Baladi, July 15, 2024、Reuters, July 15, 2024、SANA, July 15, 2024、Sham FM, July 15, 2024、SOHR, July 15, 2024、13 TV , July 15, 2024などをもとに作成。

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マイケル・エリック・クリラCENTCOM司令官がヨルダンとシリア領内の司令官と部隊を訪問(2024年7月15日)

米中央軍(CENTCOM)は現地時間の午前0時4分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM)を通じて声明を出し、マイケル・エリック・クリラCENTCOM司令官が12日と14日にヨルダンとシリア領内の司令官と部隊を訪問したと発表した。

AFP, July 15, 2024、ANHA, July 15, 2024、‘Inab Baladi, July 15, 2024、Reuters, July 15, 2024、SANA, July 15, 2024、SOHR, July 15, 2024などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)は紅海で石油タンカー2隻を攻撃するとともに、地中海ではイラク・イスラーム抵抗と共同作戦を実施し、貨物船1隻を攻撃したと発表(2024年7月15日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午後10時52分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、紅海で石油タンカーのベントレーIとチオス・ライオンを攻撃するとともに、地中海ではイラク・イスラーム抵抗と共同作戦を実施し、貨物船オリビアを攻撃したと発表した。

 

AFP, July 15, 2024、ANHA, July 15, 2024、‘Inab Baladi, July 15, 2024、Reuters, July 15, 2024、SANA, July 15, 2024、SOHR, July 15, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエルのエイラート市を無人航空機とアルカブ・ミサイル1発で攻撃したと発表(2024年7月15日)

イラク・イスラーム抵抗は午前5時16分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、イスラエルのエイラート市を無人航空機とアルカブ・ミサイル1発で攻撃したと発表した。

AFP, July 15, 2024、ANHA, July 15, 2024、‘Inab Baladi, July 15, 2024、Reuters, July 15, 2024、SANA, July 15, 2024、SOHR, July 15, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を4回攻撃する一方、戦闘員1人が死亡したと発表(2024年7月15日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、7月15日の戦果について以下の通り発表した。

(時刻明示せず)ビラニット軍事キャンプ一帯に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午前10時50分、ラーヒブ陣地のスパイ設備を地対地ロケット弾複数発で攻撃し、これを破壊。

午後5時40分、占領下カフルシューバー村丘陵地帯のサンマーカ陣地を砲撃。

(時刻明示せず)ビント・ジュバイル市に対する攻撃で民間人が死亡したことへの報復として、キリヤット・シュモナ入植地をファラク1ロケット弾とカチューシャ砲数十発で攻撃。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員1人が死亡したと発表した。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後5時34分、レバノンから飛翔体1つが飛来し、空地に着弾、午後4時15分に警報が発令された。また、午後4時45分に警報が発令され、多連装ミサイルがレバノンからの飛翔体を撃破、別の飛翔体も飛来し、イスラエル領内の空地に墜落。本日早く、マイス・ジャバル村地域のヒズブッラーの軍事施設2ヵ所に入ったテロリスト複数人を狙って攻撃。

午後9時36分、ビント・ジュバイル市地域にあるヒズブッラーの武器貯蔵施設と、カフルカラー村地域の軍事施設を先ほど攻撃。

午前12時00分(16日午前0時00分)、キリヤット・シュモナ入植地地域に約10発の飛翔体がレバノンから飛来し、午後11時30分に警報が発令され、多連装ミサイルがこれを迎撃。また、11時39分にも警報が発令され、約10発の飛翔体が飛来。

AFP, July 15, 2024、ANHA, July 15, 2024、‘Inab Baladi, July 15, 2024、Qanat al-Manar, July 15, 2024、Reuters, July 15, 2024、SANA, July 15, 2024、SOHR, July 15, 2024などをもとに作成。

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ダルアー県ジャースィム市でフサーム・ハルキーを名乗る人物の地元武装集団と、ワーイル・ジャラムを名乗る人物の軍事情報局傘下の民兵の衝突が続く(2024年7月15日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市で「フサーム・ハルキー」(ブージー、グバイニー)を名乗る人物の地元武装集団と、「ワーイル・ジャラム」を名乗る人物の軍事情報局傘下の民兵の衝突が続いた。

また、ナフジュ村で治安当局に協力する女性の呪術師が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, July 15, 2024、ANHA, July 15, 2024、‘Inab Baladi, July 15, 2024、Reuters, July 15, 2024、SANA, July 15, 2024、SOHR, July 15, 2024などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県アルバイーン山東のルワイジュ村、ルワイハ村、マンタフ村、マアッルザーフ町などを多数の自爆型無人航空機で攻撃(2024年7月15日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるアルバイーン山東のルワイジュ村、ルワイハ村、マンタフ村、マアッルザーフ町などを自爆型無人航空機7機で攻撃した。

これに対して「決戦」作戦司令室が迎撃、機関銃で1機を撃墜した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

イナブ・バラディー(7月15日付)によると、攻撃に使用された無人航空機は12機。

AFP, July 15, 2024、ANHA, July 15, 2024、‘Inab Baladi, July 15, 2024、Reuters, July 15, 2024、SANA, July 15, 2024、SOHR, July 15, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県の治安委員会が、政府の支配下にあるダイル・ザウル市、ブーカマール市、マヤーディーン市でシリア軍部隊以外の個人による武器の所持を禁止する決定を発出(2024年7月15日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、治安委員会が、政府の支配下にあるダイル・ザウル市、ブーカマール市、マヤーディーン市でシリア軍部隊以外の個人による武器の所持を禁止する決定を発出した。

AFP, July 15, 2024、ANHA, July 15, 2024、‘Inab Baladi, July 15, 2024、Reuters, July 15, 2024、SANA, July 15, 2024、SOHR, July 15, 2024などをもとに作成。

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