トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県マンビジュ市西のブーガーズ村をドローンで爆撃(2023年11月24日)

アレッポ県では、ANHA(11月24日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市西のブーガーズ村を無人航空機(ドローン)で爆撃し、住民1人が負傷した。

この攻撃に関して、シリア人権監視団は、シリア民主軍傘下のマンビジュ軍事評議会の幹部が乗った車が爆発し、この幹部が死亡したと発表した。

ANHAによると、トルコ軍はまた、タッル・リフアト市近郊のザイワーニーヤ村を砲撃した。

この砲撃に関して、シリア人権監視団はドローンによる攻撃と発表した。

AFP, November 24, 2023、ANHA, November 24, 2023、‘Inab Baladi, November 24, 2023、Reuters, November 24, 2023、SANA, November 24, 2023、SOHR, November 24, 2023などをもとに作成。

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アフリーン解放軍団は10月17日から11月19日にかけてトルコ占領地で実施した作戦で、トルコ軍兵士とシリア国民軍の戦闘員23人を殺害、34人を負傷させたと発表(2023年11月24日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍傘下のアフリーン解放軍団は声明を出し、10月17日から11月19日にかけてトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域と「オリーブの枝」地域内各所で実施した作戦で、トルコ軍兵士とその「傭兵」(シリア国民軍諸派の戦闘員)23人を殺害、34人を負傷させたと発表した。

ANHA(11月24日付)が伝えた。

AFP, November 24, 2023、ANHA, November 24, 2023、‘Inab Baladi, November 24, 2023、Reuters, November 24, 2023、SANA, November 24, 2023、SOHR, November 24, 2023などをもとに作成。

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アブドゥルカリーム前駐レバノン・シリア大使は、イスラエル軍の爆撃で戦死したアッバース・ラアド氏に対するアサド大統領の弔意を、父親で抵抗への忠誠ブロック(ヒズブッラー)の代表を務めるムハンマド・ラアド議員に伝える(2023年11月24日)

外務在外居住者大臣顧問を務めるアリー・アブドゥルカリーム前駐レバノン・シリア大使は、イスラエル軍の爆撃で戦死したアッバース・ラアド氏に対するバッシャール・アサド大統領の弔意を、同氏の父親であり、抵抗への忠誠ブロック(国民議会におけるヒズブッラーの会派)の代表を務めるムハンマド・ラアド議員に伝えた。

SANA(11月23日付)が伝えた。

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レバノン・イスラーム抵抗は23日に声明を出し、ナバティーヤ県ナバティーヤ郡のジュバーア村でアッバース・ラアド氏が戦死したと発表していた。

死亡したのは22日、葬儀は23日に行われていた。

AFP, November 24, 2023、ANHA, November 24, 2023、‘Inab Baladi, November 24, 2023、Reuters, November 24, 2023、SANA, November 24, 2023、SOHR, November 24, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を3件、55キロ地帯への侵犯を6件確認したと発表(2023年11月24日)

ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を過去24時間に3件確認したと発表した。

クリット副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機2機、ラファール戦闘機2機による領空侵犯を6件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(11月24日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 24, 2023をもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はダイル・ザウル県のCONOCOガス田とウマル油田に違法に設置されている米軍基地をロケット弾とドローンで攻撃(2023年11月23日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるCONOCOガス田に米軍が違法に設置している基地を狙ってロケット弾1発を発射した。

この攻撃を受け、米主導の有志連合所属とみられる戦闘機が、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸のムッラート村とフシャーム町近郊の砂漠地帯に配置されている「イランの民兵」の陣地複数ヵ所を爆撃した。

シリア人権監視団によると、その後、ウマル油田に設置されている米軍基地に対して、「イランの民兵」がロケット弾複数発を発射、同時に同油田近くの「グリーン・ヴィレッジ」基地に無人航空機(ドローン)1機で爆撃を行った。

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RIAノーヴォスチ(11月23日付)によると、CONOCOガス田の米軍基地に対して4発のロケット弾が一斉に発射された。

ロケット弾はダイル・ザウル市郊外から発射されたものと見られるという。

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これに関して、イラク・イスラーム抵抗は午後3時50分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/128)を出し、シリアのダイル・ザウル県にあるCONOCOガス田の米軍基地をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与えたと発表した。

イラク・イスラーム抵抗はまた午後11時41分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/131)を出し、シリアのハサカ県にあるウマル油田の「グリーン・ヴィレッジ」米軍基地を無人航空機(ドローン)1機で攻撃し、直接の損害を与えたと発表した。


AFP, November 23, 2023、ANHA, November 23, 2023、‘Inab Baladi, November 23, 2023、Reuters, November 23, 2023、RIA Novosti, November 23, 2023、SANA, November 23, 2023、SOHR, November 23, 2023などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイラクのアルビール空港内の米軍基地とアイン・アサド米軍基地をドローンで5回にわたって攻撃(2023年11月23日)

イラク・イスラーム抵抗は午前2時19分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/127)を出し、イラクのアルビール県にあるアルビール空港内の米軍基地を無人航空機(ドローン)1機で攻撃し、直接の損害を与えたと発表した。

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イラク・イスラーム抵抗は午後9時42分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/130)を出し、イラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地とアルビール県にあるアルビール空港内の米軍基地を無人航空機(ドローン)複数機でそれぞれ2回攻撃し、直接の損害を与えたと発表した。


 

AFP, November 23, 2023、ANHA, November 23, 2023、‘Inab Baladi, November 23, 2023、Reuters, November 23, 2023、SANA, November 23, 2023、SOHR, November 23, 2023などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は10月8日から11月22日までのイスラエル軍との戦闘で兵士354人以上を殺傷、入植地5ヵ所、陣地40か所、装備(戦車など)21輌を攻撃(2023年11月23日)

マナール・チャンネル(11月23日付)は、レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗が22日午前10時から23日午前10時までにイスラエルに対して行った攻撃を記録したインフォグラフィアを公開した。

このインフォグラフィアによると、レバノン・イスラーム抵抗は、ラーヒブ陣地一帯に展開するイスラエル軍部隊や装備、バイヤード・バリーダー陣地、ヤフターフ兵舎、ザルイート陣地一帯に展開するイスラエル軍歩兵部隊、ラーミヤー陣地、マイタート兵舎、マーリキーヤ陣地および同地に集結するイスラエル軍部隊、ハニタ(キブツ)一帯の森林地帯に展開するイスラエル軍部隊、バグダーディー陣地、アースィー陣地、マナーラ入植地、マルジュ陣地などに対して14回の砲撃や銃撃を行った。

マナール・チャンネルは併せて、イスラエル軍が同時刻にレバノン領内に対して行った攻撃を記録したインフォグラフィアを公開した。

このインフォグラフィアによると、イスラエル軍は、ナークーラ村、アイタルーン村郊外、カフルカラー村、バリーダー村郊外、ムハイビーブ村、ヤールーン村、アイター・シャアブ村、ダヒーラ村郊外、ティールハラファー村、アルマー・シャアブ村、マイス・ジャバル村、ハウラー村郊外、サルーキー渓谷、シーヒーン村に対して8回の砲撃を、ナークーラ村郊外、マジュダル・ズーン村、シーヒーン村、ジッビーン村、マルワヒーン村・ウンム・トゥート村間、アリーク渓谷に対して4回の爆撃を実施した。

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マナール・チャンネルはさらに10月8日から11月22日までのレバノン・イスラーム抵抗の戦果を示したインフォグラフィアを公開した。

それによると、レバノン・イスラーム抵抗は、イスラエル軍兵士354人以上を殺傷、入植地5ヵ所、陣地40か所、装備(戦車など)21輌を攻撃した。

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イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で以下の通り発表した。

午前10時33分、イスラエル軍戦闘機複数機が、ザルイート一帯に対戦車ミサイルを発射したセルを捕捉、イスラエル軍これを砲撃。また、レバノン領内からの砲撃を確認し、発射地点を砲撃。前日にレバノン領空でのイスラエル軍戦闘機に対する地対空ミサイルの攻撃を撃破、ミサイル発射地点や武器弾薬庫を攻撃。

午後6時32分、イスラエル軍の作戦システムが、ヒズブッラーによって発射された砲弾多数がレバノン南部に着弾したことを確認。


AFP, November 23, 2023、ANHA, November 23, 2023、‘Inab Baladi, November 23, 2023、Qanat al-Manar, November 23, 2023、Reuters, November 23, 2023、SANA, November 23, 2023、SOHR, November 23, 2023などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県、ラタキア県などを砲撃し、メンバー2人を殺害(2023年11月23日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村一帯を砲撃、同機構のメンバー1人が死亡した。

シリア軍はまた、ファッティーラ村、ナイラブ村一帯を砲撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるハントゥーティーン村一帯を砲撃したほか、ミラージャ村一帯、カウカバー村一帯でシリア軍と砲撃・銃撃戦を行った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるクルド山地方のクバイナ丘一帯を砲撃し、同機構のメンバー1人が死亡した。

一方、シャーム解放機構はトルコマン山近郊を砲撃、シリア軍兵士1人を殺害した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ムサイフラ町で正体不明の武装集団が若い男性1人を銃で撃ち殺害した。

AFP, November 23, 2023、ANHA, November 23, 2023、‘Inab Baladi, November 23, 2023、Reuters, November 23, 2023、SANA, November 23, 2023、SOHR, November 23, 2023などをもとに作成。

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ハサカ県ジャルマズ村で、ダーイシュのスリーパーセルがシリア民主軍1人を殺害(2023年11月23日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるジャルマズ村で、オートバイに乗ったダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士らを襲撃、1人を殺害、2人を負傷させた。

AFP, November 23, 2023、ANHA, November 23, 2023、‘Inab Baladi, November 23, 2023、Reuters, November 23, 2023、SANA, November 23, 2023、SOHR, November 23, 2023などをもとに作成。

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地元の武装集団がダイル・ザウル県のユーフラテス川東岸に位置するシュハイル村に潜入し、シリア民主軍の陣地複数ヵ所を襲撃(2023年11月23日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、地元の武装集団が、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸から、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にある東岸のシュハイル村に潜入し、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の陣地複数ヵ所を襲撃、シリア民主軍と戦闘になった。

AFP, November 23, 2023、ANHA, November 23, 2023、‘Inab Baladi, November 23, 2023、Reuters, November 23, 2023、SANA, November 23, 2023、SOHR, November 23, 2023などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年11月23日)

スワイダー県では、スワイダー24(11月23日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

シリア人権監視団によると、ジュビーブ村とイラー村を結ぶ街道で正体不明の武装集団が住民を銃で撃ち殺害した。

AFP, November 23, 2023、ANHA, November 23, 2023、‘Inab Baladi, November 23, 2023、Reuters, November 23, 2023、SANA, November 23, 2023、SOHR, November 23, 2023、Suwayda 24, November 23, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍はハサカ県北部をドローン1機で爆撃(2023年11月23日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアームーダー市とハサカ市を結ぶ街道で車輛1台を無人航空機(ドローン)1機で爆撃し、車輛が炎上、大破した。

ANHA(11月24日付)によると、北・東シリア自治局傘下のアームーダー区評議会は24日に声明を出し、ドローンによるこの爆撃で、村人1人(ジュワーン・ムハンマド氏)が死亡、2人が負傷したと発表した。

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ラッカ県では、ANHA(11月23日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のカルファル村を砲撃し、複数の住民が負傷した。

AFP, November 23, 2023、ANHA, November 23, 2023、November 24, 2023、‘Inab Baladi, November 23, 2023、Reuters, November 23, 2023、SANA, November 23, 2023、SOHR, November 23, 2023などをもとに作成。

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ヒズブッラーのナスルッラー書記長は、レバノンを訪問したイランのアブドゥッラフヤーン外務大臣と会談(2023年11月23日)

レバノンのヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は、レバノンを訪問したイランのホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務大臣と会談し、パレスチナ、レバノン、中東情勢の事態の進捗、そしてそれに対する対応の可能性について意見を交わした。

マナール・チャンネル(11月23日付)が伝えた。

AFP, November 23, 2023、ANHA, November 23, 2023、‘Inab Baladi, November 23, 2023、Qanat al-Manar, November 23, 2023、Reuters, November 23, 2023、SANA, November 23, 2023、SOHR, November 23, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を1件、55キロ地帯への侵犯を6件確認したと発表(2023年11月23日)

ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を過去24時間に1件確認したと発表した。

クリット副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機2機、ラファール戦闘機2機、タイフーン戦闘機2機による領空侵犯を6件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(11月23日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 23, 2023をもとに作成。

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レバノンのヒズブッラーとともに活動する諸派がダルアー県からイスラエルの占領下にあるゴラン高原に向けてロケット弾1発を発射(2023年11月22日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、レバノンのヒズブッラーとともに活動する諸派が、イスラエルの占領下にあるゴラン高原(クナイトラ県)に向けてロケット弾1発を発射した。

この砲撃と併せて、同地域に展開するシリア軍部隊は警報を発令し、イスラエル軍の迎撃に備えた。

砲撃は、イスラエル軍によるダマスカス郊外県への爆撃への報復と見られる。

AFP, November 22, 2023、ANHA, November 22, 2023、‘Inab Baladi, November 22, 2023、Reuters, November 22, 2023、SANA, November 22, 2023、SOHR, November 22, 2023などをもとに作成。

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イスラエル軍が首都ダマスカス一帯を2度にわたり爆撃、4人が死亡(2023年11月22日)

シリア人権監視団によると、22日夜明け前、首都ダマスカス一帯をイスラエル軍が空爆し、複数回の爆発音が確認された。

爆撃は、ダマスカス郊外県のムウダミーヤト・カラムーン町とクタイファ市の間の地域にある「イランの民兵」の陣地や貯蔵施設複数ヵ所を狙ったものだったという。

また、この爆撃の数時間後、イスラエル軍が首都ダマスカス一帯を再び爆発、4回の爆発音が確認された。

爆撃の標的となったのは、サイイダ・ザイナブ町とバフダリーヤ村の間に位置する防衛工場やダマスカス国際空港の近くにあるレバノンのヒズブッラーの農場。

車輛2台が入った直後に爆撃があり、農場内の発電所1ヵ所、灯油の入ったドラム缶複数本が爆発した。

この2度目の爆撃により、ヒズブッラーとともに活動するシリア人2人が死亡した。

いずれもイエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)によるイスラエル南部のエイラート市一帯への弾道ミサイル攻撃への報復と見られる。

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国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy)を通じて声明を出し、イスラエル軍が午後3時15分、占領下のシリア領ゴラン高原方面から首都ダマスカス一帯の複数ヵ所を狙って爆撃、シリア軍防空部隊がこれを迎撃したものの、ミサイル1発が着弾し、若干の物的損害が出たと発表した。

SANA(11月22日付)が伝えた。

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ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、イスラエル軍の爆撃で4人が死亡したと発表した。

AFP, November 22, 2023、ANHA, November 22, 2023、‘Inab Baladi, November 22, 2023、Reuters, November 22, 2023、RIA Novosti, November 22, 2023、SANA, November 22, 2023、SOHR, November 22, 2023などをもとに作成。

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レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエルを9回攻撃、イスラエル軍もレバノン南部を10回攻撃(2023年11月22日)

マナール・チャンネル(11月22日付)は、レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗が21日午前10時から22日午前10時までにイスラエルに対して行った攻撃を記録したインフォグラフィアを公開した。

このインフォグラフィアによると、レバノン・イスラーム抵抗は、ラーヒブ陣地、ジャル・アラーム陣地、マナラ町(キブツ)の住居に配置されているイスラエル軍部隊、ジャル・ダイル陣地、アビビム入植地の住居内に配置されているイスラエル軍部隊、マーリキーヤ陣地に集結しているイスラエル軍部隊、ベイト・ヒレル入植地、シュロミ町の軍事工場、バイヤード・バリーダー陣地に集結しているイスラエル郡部隊に対して9回の砲撃や銃撃を行った。

マナール・チャンネルは併せて、イスラエル軍が同時刻にレバノン領内に対して行った攻撃を記録したインフォグラフィアを公開した。

このインフォグラフィアによると、イスラエル軍は、ナークーラ村および同村南、ウンム・トゥート村に対して2回の砲撃や銃撃を、カフルカラー村、ジッビーン村・タイル・ハラファー村間、ハラジュ・ヤールーン村、シュアイティーヤ村・マアリーヤ村間、ヤールーン村およびマイス・ジャバル村近郊、アイター・シャアブ村に対して8回の爆撃を実施した。

AFP, November 22, 2023、ANHA, November 22, 2023、‘Inab Baladi, November 22, 2023、Qanat al-Manar, November 22, 2023、Reuters, November 22, 2023、SANA, November 22, 2023、SOHR, November 22, 2023などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイラクのアルビール県にあるハリール米軍基地をドローンで2度にわたり攻撃(2023年11月22日)

イラク・イスラーム抵抗は午後4時10分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/125)を出し、イラクのアルビール県にあるハリール米軍基地を無人航空機(ドローン)1機で攻撃し、直接の損害を与えたと発表した。

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イラク・イスラーム抵抗は午後8時49分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/126)を出し、イラクのアルビール県にあるハリール米軍基地を再び無人航空機(ドローン)1機で攻撃し、直接の損害を与えたと発表した。


AFP, November 22, 2023、ANHA, November 22, 2023、‘Inab Baladi, November 22, 2023、Reuters, November 22, 2023、SANA, November 22, 2023、SOHR, November 22, 2023などをもとに作成。

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イラクの人民動員隊、同隊所属のヒズブッラー大隊は米軍の爆撃で5人が戦死したと発表:イラク政府は米国を非難する一方、「軍事機関に依らないいかなる軍事行動も非難されるべき行動」と苦言(2023年11月22日)

イラクの人民動員隊は午後3時27分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/teamsmediawar/)を通じて声明を出し、午前2時30分に人民動員隊の陣地複数ヵ所が米軍の爆撃を受け、8人が死亡、4人が負傷したと発表した。

声明によると、バービル県北部のジュルフ・ナスル区にあるジャズィーラ作戦司令室などが標的となった。

声明では、戦死者の遺族に弔意を示すとともに、イラクの主権をあからさまに侵犯する攻撃を厳しく非難・拒否すると表明した。

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イラクの人民動員隊に所属するヒズブッラー大隊は午前8時59分に声明(https://t.me/KHezbollah/5112)を出し、22日の米軍の無人航空機(ドローン)の爆撃により、5人が戦死したと発表、また別の声明で米軍の攻撃を厳しく非難した。


 

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イラク政府のバースィム・アウワーディー内閣報道官は声明を出し、首都バグダード南西に位置するジュルフ・ナスル区に対する米軍の爆撃に関して、「イラク政府当局は承知していなかった」として、これを厳しく非難する一方、「軍事機関に依らないいかなる軍事行動も非難されるべき行動で、法律に反する活動」だとして、イラク・イスラーム抵抗の活動についても暗に批判した。

AFP, November 22, 2023、ANHA, November 22, 2023、‘Inab Baladi, November 22, 2023、Reuters, November 22, 2023、SANA, November 22, 2023、SOHR, November 22, 2023などをもとに作成。

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米軍はイラクの首都バグダード南の人民動員隊所属のヒズブッラー大隊の施設を爆撃(2023年11月22日)

米中央軍(CENTCOM)も午前3時38分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて声明を出し、22日朝に米軍がイラク国内の2ヵ所に対して精密爆撃を実施したと発表した。

発表によると、爆撃は、21日の米軍および有志連合に対するイランおよびその支援を受けるグループの攻撃への報復。

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AP(11月22日付)が米国防総省の匿名当局者2人の話として伝えたところによると、米軍の戦闘機は、首都バグダード南のアンバル区とジュルク・サクル区近くにある人民動員隊所属のヒズブッラー大隊の作戦本部、指揮所の2ヵ所を爆撃した。

AFP, November 22, 2023、ANHA, November 22, 2023、AP, November 22, 2023、‘Inab Baladi, November 22, 2023、Reuters, November 22, 2023、SANA, November 22, 2023、SOHR, November 22, 2023などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)はイスラエル南部のエイラートを弾道ミサイルで攻撃したと発表、イスラエル軍はこれを迎撃したと発表(2023年11月22日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午後10時4分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて、22日にイスラエル南部のエイラート市にあるイスラエル軍の複数の軍事標的に対して複数の弾道ミサイルを発射したと発表した。

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これに関して、イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官は午前5時22分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で、エイラート市一帯で警報が発令され、イスラエル領内に向けて発射されたミサイル1発を戦闘機が撃墜したとの情報について、これを認めるとともに、イスラエルの主権侵害はなかったと速報で発表していた。

AFP, November 22, 2023、ANHA, November 22, 2023、‘Inab Baladi, November 22, 2023、Reuters, November 22, 2023、SANA, November 22, 2023、SOHR, November 22, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍がドローンでハサカ県を3回にわたって爆撃、シリア民主軍の兵士2人が死亡(2023年11月22日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍の無人航空機(ドローン)1機が北・東シリア自治局の支配下にあるルマイラーン町近郊の重要施設近くで車輛1台を狙って爆撃を行い、爆発が発生した。

同監視団が23日に発表したところによると、この爆撃で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士2人が死亡、3人が負傷した。

また、アナトリア通信(11月23日付)も複数の治安筋の話として、クルディスタン労働者党(PKK)/人民動員隊(YPG)への重火器供給の責任者であるファフレティン・トゥラン氏(通称ハイリー・サルハート)を無力化したと伝えた。

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これに関して、ANHA(11月22日付)によると、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるカーミシュリー市とカフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市を結ぶ街道(シューラク村およびタッル・マアルーフ町のガソリン・スタンド近く)で車輛2台が相次いで攻撃を受けたと伝えた。

ANHAによると、トルコ軍はその数時間後、カーミシュリー市近郊のシューラク村で車輛1台を狙って再びドローンでの爆撃を実施し、2人が負傷した。

トルコ軍はさらに、これと前後して、カーミシュリー市近郊のタッル・マアルーフ村でも車輛1台を狙ってドローンで爆撃を行った。

これにより、複数人が負傷したと見られる。

AFP, November 22, 2023、Anadolu Ajansı, November 23, 2023、ANHA, November 22, 2023、‘Inab Baladi, November 22, 2023、Reuters, November 22, 2023、SANA, November 22, 2023、SOHR, November 22, 2023などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がダイル・ザウル県ビシュリー山一帯でダーイシュのスリーパーセルを爆撃(2023年11月22日)

ダイル・ザウル県では、ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ビシュリー山一帯の砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが国防隊を襲撃、2人を殺害した。

これを受け、ロシア軍戦闘機がビシュリー山一帯でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルを狙って複数回の爆撃を実施した。

また、同地およびヒムス県東部のクーム村一帯では、この爆撃と前後して、シリア軍第5軍団やパレスチナ人民兵組織のクドス旅団がダーイシュと交戦した。

AFP, November 22, 2023、ANHA, November 22, 2023、‘Inab Baladi, November 22, 2023、Reuters, November 22, 2023、SANA, November 22, 2023、SOHR, November 23, 2023などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるハマー県、イドリブ県、アレッポ県を砲撃(2023年11月22日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のズィヤーラ町を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、バーラ村、マアーッラト・ナアサーン村一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるタカード村、カフルタアール村を砲撃した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ランクース市郊外で、反体制武装集団の元メンバーが自宅内で正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, November 22, 2023、ANHA, November 22, 2023、‘Inab Baladi, November 22, 2023、Reuters, November 22, 2023、SANA, November 22, 2023、SOHR, November 22, 2023などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県バーブ市近郊でサフィーラ市出身の住民からなる民兵とシリア国民軍に所属するアル=カーイダ組織のシャーム自由人イスラーム運動のメンバーが交戦(2023年11月22日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つバーブ市近郊のタッラト・イーシャ村でサフィーラ市出身の住民からなる民兵とシリア国民軍に所属するアル=カーイダ組織のシャーム自由人イスラーム運動のメンバーが交戦した。

戦闘は、シャーム自由人イスラーム運動が検問所でサフィーラ市出身の住民1人を拘束したことがきっかけ。

AFP, November 22, 2023、ANHA, November 22, 2023、‘Inab Baladi, November 22, 2023、Reuters, November 22, 2023、SANA, November 22, 2023、SOHR, November 22, 2023などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県北西部にシリア民主軍傘下のアフリーン解放軍団が潜入し、シリア国民軍所属のハムザ師団と交戦(2023年11月22日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のキーマール村一帯に、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍傘下のアフリーン解放軍団が潜入し、シリア国民軍所属のハムザ師団と交戦した。

AFP, November 22, 2023、ANHA, November 22, 2023、‘Inab Baladi, November 22, 2023、Reuters, November 22, 2023、SANA, November 22, 2023、SOHR, November 22, 2023などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年11月22日)

スワイダー県では、スワイダー24(11月22日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, November 22, 2023、ANHA, November 22, 2023、‘Inab Baladi, November 22, 2023、Reuters, November 22, 2023、SANA, November 22, 2023、SOHR, November 22, 2023、Suwayda 24, November 22, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を2件、55キロ地帯への侵犯を11件確認したと発表(2023年11月22日)

ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を過去24時間に2件確認したと発表した。

クリット副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機2機、F-16戦闘機2機、ラファール戦闘機1機、MQ-1C無人航空機1機による領空侵犯を11件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(11月22日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 22, 2023をもとに作成。

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イラク人民動員隊に所属するヒズブッラー大隊は21日の米軍の爆撃で死亡したイラク・イスラーム抵抗メンバーのサイイド・リダー氏の葬儀の写真を公開(2023年11月22日)

イラクの人民動員隊に所属するヒズブッラー大隊は午前0時41分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/KHezbollah/5107)を出し、21日の米軍の爆撃で死亡したイラク・イスラーム抵抗メンバーのサイイド・リダー氏の葬儀の写真を公開した。


 

AFP, November 22, 2023、ANHA, November 22, 2023、‘Inab Baladi, November 22, 2023、Reuters, November 22, 2023、SANA, November 22, 2023、SOHR, November 22, 2023などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗がハサカ県シャッダーディー市に米軍が違法に設置している基地を2回にわたり攻撃(2023年11月21日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるシャッダーディー市に米軍(有志連合)が違法に設置している基地に対して、イラク・イスラーム抵抗がロケット弾2発を発射した。

イラク・イスラーム抵抗はまたこの攻撃の数時間後に、無人航空機(ドローン)複数機でシャッダーディー市の米軍基地を爆撃、複数回の爆発音が確認された。

RIAノーヴォスチ(11月21日付)によると、攻撃は無人航空機(ドローン)2機によるもので、6回の爆発音が確認された。

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これに関して、イラク・イスラーム抵抗は午後8時29分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/117)を出し、ハサカ県のシャッダーディー市にある米軍基地をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与えたと発表した。


また午後10時33分にも、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/118)を出し、ハサカ県のシャッダーディー市にある米軍基地を攻撃し、直接の損害を与えたと発表した。


 

AFP, November 21, 2023、ANHA, November 21, 2023、‘Inab Baladi, November 21, 2023、Reuters, November 21, 2023、RIA Novosti, November 21, 2023、SANA, November 21, 2023、SOHR, November 21, 2023などをもとに作成。

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