シリア軍がイドリブ県内のIDPsキャンプを砲撃し、女性1人と子供複数が負傷(2023年1月5日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るカファルヤー町とフーア市の間に位置するフルースィーヤ国内避難民(IDPs)をシリア軍が砲撃し、女性1人と子供複数が負傷した。

AFP, January 5, 2023、ANHA, January 5, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 5, 2023、Reuters, January 5, 2023、SANA, January 5, 2023、SOHR, January 5, 2023などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ブーカマール市近郊で、シリア軍第18師団の兵士1人がダーイシュのスリーパーセルの襲撃を受けて死亡(2023年1月5日)

ダイル・ザウル県では、ブーカマール市に近いアッバース村近郊で、シリア軍第18師団の兵士1人がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの襲撃を受け、死亡した。

AFP, January 5, 2023、ANHA, January 5, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 5, 2023、Reuters, January 5, 2023、SANA, January 5, 2023、SOHR, January 5, 2023などをもとに作成。

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シリア民主軍はダーイシュ掃討を目的とする「ジャズィーラの稲妻」作戦を継続し、戦闘員・傭兵8人を新たに逮捕(2023年1月5日)

ハサカ県では、ANHA(1月5日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がハサカ県フール・キャンプ、タッル・ハミース市一帯、タッル・ブラーク町一帯などで、北・東シリア自治局内務治安部隊(アサーイシュ)、米主導の有志連合とともにダーイシュ(イスラーム国)掃討を目的とする「ジャズィーラの稲妻」作戦を継続し、戦闘員・傭兵8人を新たに逮捕した。

一方、SANA(1月5日付)によると、シリア民主軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・ハミース市一帯の村々を強襲し、若い男性多数を拘束、連行した。

AFP, January 5, 2023、ANHA, January 5, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 5, 2023、Reuters, January 5, 2023、SANA, January 5, 2023、SOHR, January 5, 2023などをもとに作成。

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アサーイシュがラッカ市とハサカ市を結ぶ街道で、ダーイシュのスリーパーセルの襲撃を受け、隊員1人が死亡(2023年1月4日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局内務治安部隊(アサーイシュ)がラッカ市とハサカ市を結ぶ街道で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの襲撃を受け、隊員1人が死亡した。

一方、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が米主導の有志連合の支援を受け、県北部のヒッティーン村で、ダイル・ザウル県で「財務局長」とされるダーイシュの司令官(アミール)を拘束した。

AFP, January 4, 2023、ANHA, January 4, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 4, 2023、Reuters, January 4, 2023、SANA, January 4, 2023、SOHR, January 4, 2023などをもとに作成。

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シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県内のIDPs・キャンプを砲撃(2023年1月4日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構に所属する狙撃大隊がシリア政府の支配下にあるサラーキブ市近郊でシリア軍兵士3人を狙撃した。

これに対して、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるカファルヤー町近郊のウルースィーヤ国内避難民(IDPs)・キャンプとヤマーン・IDPs・キャンプを砲撃した。

AFP, January 4, 2023、ANHA, January 4, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 4, 2023、Reuters, January 4, 2023、SANA, January 4, 2023、SOHR, January 4, 2023などをもとに作成。

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米中央軍(CENTCOM)は声明を出し、ダイル・ザウル県CONOCOガス工場がロケット弾2発による攻撃を受けたと発表(2023年1月4日)

米中央軍(CENTCOM)は声明(第20230104-01号)を出し、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあり米軍が違法に基地を設置しているダイル・ザウル県CONOCOガス工場がロケット弾2発による攻撃を受けたと発表した。

攻撃による負傷者、物的被害はなかったという。

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シリア人権監視団によると、攻撃を行ったのは「イランの民兵」。

AFP, January 4, 2023、ANHA, January 4, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 4, 2023、Reuters, January 4, 2023、SANA, January 4, 2023、SOHR, January 4, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ県タッル・タムル町近郊を砲撃(2023年1月4日)

ハサカ県では、ANHA(1月4日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のクーザリーヤ村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるいわゆる「ユーフラテスの盾」地域とシリア政府の支配地の境界に位置するターディフ市一帯でシリア軍とシリア国民軍が交戦した。

AFP, January 4, 2023、ANHA, January 4, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 4, 2023、Reuters, January 4, 2023、SANA, January 4, 2023、SOHR, January 4, 2023などをもとに作成。

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イドリブ県、アレッポ県でシリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦(2023年1月3日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がカフルバッティーフ村一帯で砲撃戦を行った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアターリブ市の東の入口にある検問所を地対地ミサイルで攻撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サナマイン市で総合情報部の検問所が襲撃を受け、兵士2人が死亡、複数が負傷した。

AFP, January 3, 2023、ANHA, January 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 3, 2023、Reuters, January 3, 2023、SANA, January 3, 2023、SOHR, January 3, 2023などをもとに作成。

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米軍(有志連合)が違法に基地を設置しているダイル・ザウル県ウマル油田一帯に、所属不明のドローンが飛来、複数回にわたって爆発が発生(2023年1月3日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあり、米軍(有志連合)が違法に基地(グリーン・ヴィレッジ基地)を設置しているウマル油田一帯に、所属不明の無人航空機(ドローン)複数機が飛来、複数回にわたって爆発が発生した。

爆発に関しては、有志連合による演習だ、イラン・イスラーム革命防衛隊のガーセム・ソレイマーニー司令官暗殺(2020年1月3日)に対する「イランの民兵」の報復との情報が錯綜した。

AFP, January 3, 2023、ANHA, January 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 3, 2023、Reuters, January 3, 2023、SANA, January 3, 2023、SOHR, January 3, 2023などをもとに作成。

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アサーイシュが米主導の有志連合の支援を受け、ラッカ市でダーイシュのメンバー2人を拘束(2023年1月3日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局内務治安部隊(アサーイシュ)の特殊部隊がラッカ市マイサルーン地区で、米主導の有志連合の航空支援を受けて、前年10月26日にラッカ市で発生した人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点などに対する攻撃に関与したとされるダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバー2人を逮捕、連行した。

AFP, January 3, 2023、ANHA, January 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 3, 2023、Reuters, January 3, 2023、SANA, January 3, 2023、SOHR, January 3, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍がハサカ県タッル・タムル町近郊のタッル・タウィール村をドローンで爆撃(2023年1月3日)

ハサカ県では、ANHA(1月3日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・タウィール村を無人航空機(ドローン)で爆撃した。

シリア人権監視団によると、この爆撃で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士2人が死亡した。

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アレッポ県では、ANHA(1月3日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市一帯を砲撃した。

AFP, January 3, 2023、ANHA, January 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 3, 2023、Reuters, January 3, 2023、SANA, January 3, 2023、SOHR, January 3, 2023などをもとに作成。

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シリア軍がアレッポ県西部でシャーム解放機構のメンバー1人を殺害(2023年1月2日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が県西部でシャーム解放機構のメンバー1人を殺害した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、ファッティーラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カタナー市で、体制打倒と「革命」継続を訴える落書きが発見された。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サイダー町とアイン・ザカル村を結ぶ街道に何者かが仕掛けた爆弾が爆発し、シリア軍の士官(中佐)1人が死亡した。

また、フラーク市では、正体不明の武装集団がパン工場の経営者を銃で撃ち殺害した。

AFP, January 2, 2023、ANHA, January 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 2, 2023、Reuters, January 2, 2023、SANA, January 2, 2023、SOHR, January 2, 2023などをもとに作成。

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シリア民主軍はダーイシュ掃討を目的とする「ジャズィーラの稲妻」作戦で戦闘員や傭兵14人を逮捕(2023年1月2日)

ハサカ県では、ANHA(1月2日付)によると、12月29日にハサカ県フール・キャンプ、タッル・ハミース市一帯、タッル・ブラーク町一帯などで、北・東シリア自治局内務治安部隊(アサーイシュ)、米主導の有志連合とともにダーイシュ(イスラーム国)掃討を目的とする「ジャズィーラの稲妻」作戦を開始した人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、戦闘員や傭兵14人を逮捕した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるシュハイル村で米主導の有志連合がシリア民主軍の支援を受けて空挺作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバー1人を逮捕した。

一方、ザッル村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のパトロール部隊がダーイシュ(イスラーム国)メンバーと見られる30代の男性1人を殺害した。

AFP, January 2, 2023、ANHA, January 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 2, 2023、Reuters, January 2, 2023、SANA, January 2, 2023、SOHR, January 2, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍はシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ県タッル・タムル町近郊のドローンで攻撃(2023年1月2日)

ハサカ県では、ANHA(1月2日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のアウジャ村を無人航空機(ドローン)で攻撃した。

シリア人権監視団によると、トルコ軍のドローンが狙ったのは民家。

また、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるいわゆる「平和の泉」地域の拠点都市の一つラアス・アイン市近くの国境地帯で、シリア国民軍東部自由人連合の手引きでトルコに密入国しようとしたダイル・ザウル県出身の男性1人が、トルコ軍憲兵隊に射殺された。

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ラッカ県では、ANHA(1月2日付)によると、トルコ軍がシリア政府の支配下にあるアイン・イーサー市西方一帯、同市近郊のサイダー村、M4高速道路沿線一帯を砲撃した。

一方、SANA(1月2日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌1台が、タッル・サマン村とアイン・イーサー市を結ぶ街道で正体不明の武装集団の襲撃を受け、兵士多数が死傷した。

AFP, January 2, 2023、ANHA, January 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 2, 2023、Reuters, January 2, 2023、SANA, January 2, 2023、SOHR, January 2, 2023などをもとに作成。

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イスラエル軍がダマスカス国際空港を爆撃、空港が一時利用不能に(2023年1月2日)

シリア軍筋は報道声明を出し、1月2日午前2時頃、イスラエル軍がガリラヤ湖(ティベリウス湖)北東方面からダマスカス国際空港(ダマスカス郊外県)をミサイル多数で攻撃し、シリア軍兵士2人が死亡、2人が負傷するとともに、若干の物的被害が生じ、空港が利用不能となった。

https://www.facebook.com/ARMY.ALASSAD1/posts/pfbid0dczfnXxcP88Qa8Swy2wsEXssjbDgGrk7W4wcV13kbJLFUD9pyPRJbVt4s8n5vubUl?__cft__[0]=AZXnEBbdPYSeB5lnfCcB9xkirlG3cMAr1npo994AhZbmSdjo343Hsxgp4GvQorc81sDTqpzgHcMYuBlOLuNBVfXB7aha2F9U-ZqYBgRY59oQ-7M3hT0eDkcqm-aAxvV3DqXtOtaeP0-ETyYxK5f49WOmBcMCKW2qT09cRa45AabUQxykxUKHahBSu0NTVTJZRfAoD4pH4VslHdLKQc5tavFz&__tn__=%2CO%2CP-R

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運輸省はその後声明を出し、職員や関係機関が復旧作業を行い、午前9時から空港の業務を再開すると発表した。

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid0q8Nt739Med28Z9U3ZxGiEQgjWedmk6q9sGZHLDJKePYdSr32Sv1NUUYy3f1RqPTcl&id=100064584436235&__cft__[0]=AZXLk-wJiHCBBbZ_iN7nB14wg6_bJJ5eks8Zk0dso2l972Bre0scbtj0MvbmNDr-0cqNc64sGRUrWDmlVphPBAup4L_XtcKAH8T3egViLwyfw1EIL1e8TKTGOZG9gGTL88RKVCb4FRi3qdpH72bYGNRJWplGo0Cpj-fIYHXHB86pGnE_WRkLTi68siSdSiqCMBw1jyXJ8hmzrDrGwXFr9nFa&__tn__=%2CO%2CP-R

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また、外務在外居住者省は国連事務総長と安保理議長に書簡を送り、主権、領土の一体性の防衛と、内政干渉を拒否するシリアおよび不屈のシリア国民に対する犯罪と非難するととも、12月30日のダイル・ザウル県でのティーム油田従業員に対するテロ攻撃の直後に行われた今回の爆撃が、ダーイシュ(イスラーム国)とイスラエルの連携を立証していると断じた。

そのうえで、国連に対して、こうした犯罪行為を非難し、再発防止に向けた緊急の行動をとるよう要請した。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/pfbid036NejCpLME6XzSbRyz2grDMDB8YnJBTZ4M4tHyJBxzjhuA8Stmf1H1Szni5JJuPWil?__cft__[0]=AZWSuyLoq56MM3PbQekb_tcWcxXiMKPp4KtGnk-tdR3QY-KZL6t9qpI3liZA3G46cr6vNEo-6LuTLgbRCoJ3RG24P_sY0589wenIRYFjeJ6cN6cJUFaYmT2_gv7Z3nJfNca5No9DSMUN5CmZyeOJyeeGlRPCzM0jqSxxuFXwt6eKnTR9r-A3vqQB1O-27LD7SehyGhw_7COIQ2meYIfo5HvO&__tn__=%2CO%2CP-R

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SANA(1月2日付)が伝えた。

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シリア人権監視団によると、爆撃は、空港近くの武器弾薬庫1棟を含む2棟が狙われ、シリア人2人を含む4人が死亡した。

また、旅客機用の滑走路の使用は再開されたが、貨物機および緊急離着陸用の滑走路の復旧作業は続いているという。

シリア人権監視団によると、その後死者は7人となった。

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タイムズ・オブ・イスラエル(1月2日付)は、攻撃直後に撮影されたとされる、ダマスカス国際空港の衛星画像を公開した。

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ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、イスラエル軍の攻撃に関して、F-16戦闘機4機がダマスカス郊外県ブライ村にある航空基地(ブライ航空基地)を狙い、兵士6人が死亡、3人が負傷したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(1月2日付)が伝えた。

AFP, January 2, 2023、ANHA, January 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 2, 2023、Reuters, January 2, 2023、RIA Novosti, January 2, 2023、SANA, January 2, 2023、SOHR, January 2, 2023、January 3, 2023、Times of Israel, January 2, 2023などをもとに作成。

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ダイル・ザウル軍事評議会司令官のアフマド・ハビール(アブー・ハウラ)氏の兄弟による強姦・殺人事件をめぐって、アカイダート部族とバッカーラ部族が和解(2023年1月1日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるジュダイド・バッカーラ村で、ダイル・ザウル軍事評議会司令官のアフマド・ハビール(アブー・ハウラ)氏の兄弟による強姦・殺人事件をめぐって、アカイダート部族とバッカーラ部族が、アブー・ハウラ本人や地元部族の名士が同席するなかで和解した。

和解は、バッカーラ部族のトゥルキー・サラーマ・ライヤーシュのディーワーンで行われ、アカイダート部族のジャミール・ハフル氏、アフマド・ジャッファール氏、ハンムード・マナーディー氏、バッカーラ部族のライヤーシュ氏、ハージム・バシール氏が出席した。

AFP, January 1, 2023、ANHA, January 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 1, 2023、Reuters, January 1, 2023、SANA, January 1, 2023、SOHR, January 1, 2023などをもとに作成。

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シリア民主軍は「ジャズィーラの稲妻」作戦でダーイシュ・メンバー40人を逮捕(2023年1月1日)

ハサカ県では、ANHA(1月1日付)によると、12月29日にハサカ県フール・キャンプ、タッル・ハミース市一帯、タッル・ブラーク町一帯などで、北・東シリア自治局内務治安部隊(アサーイシュ)、米主導の有志連合とともにダーイシュ(イスラーム国)掃討を目的とする「ジャズィーラの稲妻」作戦を開始した人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、戦闘員や傭兵40人を逮捕した。

AFP, January 1, 2023、ANHA, January 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 1, 2023、Reuters, January 1, 2023、SANA, January 1, 2023、SOHR, January 1, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がラッカ県、アレッポ県を砲撃(2023年1月1日)

ラッカ県では、ANHA(1月1日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のM4高速道路沿線一帯、サイダー村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(1月1日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のフライビカ村、バイナ村、アルカミーヤ村一帯を砲撃し、アルカミーヤ村一帯でシリア軍兵士6人が負傷した。

AFP, January 1, 2023、ANHA, January 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 1, 2023、Reuters, January 1, 2023、SANA, January 1, 2023、SOHR, January 1, 2023などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県カフルバッティーフ村一帯の地雷原に潜入を試み、シャーム解放機構と交戦(2023年1月1日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフルバッティーフ村一帯の地雷原に潜入を試み、シャーム解放機構と交戦した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるジューリーン村、バフサ村、バラカ村、ミールザー砦一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、東ガーリヤ町で、シリア政府との和解に応じた反体制武装集団の元メンバーが自宅前で正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, January 1, 2023、ANHA, January 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 1, 2023、Reuters, January 1, 2023、SANA, January 1, 2023、SOHR, January 1, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは過去24時間で緊張緩和地帯内でヌスラ戦線(シャーム解放機構)による8回の砲撃を確認したと発表(2023年1月1日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、「緊張緩和地帯設置」で過去24時間に、ヌスラ戦線(シャーム解放機構)による8回(イドリブ県3回、ラタキア県5回)の砲撃を確認したと発表した。

エゴロフ副センター長はまた、イドリブ県ルワイハ村一帯に対する「テロリスト」の砲撃で、シリア軍兵士1人が負傷したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(1月1日付)が伝えた。

RIA Novosti, January 1, 2023をもとに作成。

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シリア民主軍は「ジャズィーラの稲妻」作戦でダーイシュ・メンバー32人を逮捕(2022年12月31日)

ハサカ県では、ANHA(12月31日付)によると、29日にハサカ県フール・キャンプ、タッル・ハミース市一帯、タッル・ブラーク町一帯などで、北・東シリア自治局内務治安部隊(アサーイシュ)、米主導の有志連合とともにダーイシュ(イスラーム国)掃討を目的とする「ジャズィーラの稲妻」作戦を開始した人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、戦闘員や傭兵32人を逮捕した。

AFP, December 31, 2022、ANHA, December 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2022、Reuters, December 31, 2022、SANA, December 31, 2022、SOHR, December 31, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県スワル町で、ダイル・ザウル軍事評議会司令官のアフマド・ハビール(アブー・ハウラ)氏の兄弟による強姦・殺人事件に抗議するデモに対抗して、住民らが同評議会を支持するデモ(2022年12月31日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるスワル町で、ダイル・ザウル軍事評議会司令官のアフマド・ハビール(アブー・ハウラ)氏の兄弟による強姦・殺人事件に抗議するデモに対抗して、住民らが同評議会を支持するデモを行った。

ヒサーン村ではバッカーラ部族数十人がアブー・ハウラの処罰を求めるデモを続けた。

また、シャンナーン村では、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のパトロール部隊が住民に対して発砲し、1人を殺害した。

発砲は、シリア民主軍が灯油を密輸する住民を逮捕したのを受け、親族らが抗議行動を行ったことに対処するためのもの。

AFP, December 31, 2022、ANHA, December 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2022、Reuters, December 31, 2022、SANA, December 31, 2022、SOHR, December 31, 2022などをもとに作成。

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シリア人権監視団は2022年のシリア国内での死者数が3,825人を記録したと発表(2022年12月31日)

シリア人権監視団は、2022年のリア国内での死者数が3,825人を記録したと発表した。

内訳は以下の通り。

民間人:1,627人(うち18歳以下の子供321人、18歳以上の女性159人)

爆弾の爆発による死者:14人(うち子供1人、女性2人)
爆発性戦争残存物(ERW)の爆発による死者:209人(うち子供108人、女性11人)
何者かの発砲による死者:306人(うち子供11人、女性3人)
家族、部族内の確執、名誉の殺人などといった理由による死者:410人(うち子供73人、女性55人)
シリア軍の狙撃、砲撃による死者:107人(うち子供27人、女性11人)
ダーイシュ(イスラーム国)による死者79人(うち子供1人、女性10人)
死因不明:174人(うち子供21人、女性38人)
劣悪な衛生状況による死者:44人(うち子供23人、女性10人)
政府の拘置所での拷問による死者:100人
即席爆弾の爆発による死者:3人(うち子供2人)
トルコ軍国境憲兵隊による死者:24人(うち子供3人、女性1人)
人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍による死者:39人(うち子供13人、女性3人)
シリア民主軍の収容所での拷問による死者:4人(うち女性2人)
トルコ軍の爆撃・砲撃による死者:52人(うち子供13人、女性5人)
武装・イスラーム主義諸派による死者:32人(うち子供15人、女性5人)
同諸派の収容所での拷問による死者:5人
ロシア軍の爆撃・砲撃による死者:18人(うち子供9人、女性1人)
ジハード主義諸派による死者:5人(うち女性2人)
有志連合による死者:1人(うち子供1人)
イスラエル軍の攻撃による死者:1人

そのほかの死者:2,198人
シリア軍:627人
ダーイシュ:562人
武装・イスラーム主義諸派など:240人
人民諸委員会、国防隊、シリア人親政権民兵:89人
ジハード主義者:84人
シリア民主軍および所属諸派:376人
シリア民主軍の非シリア人:1人
シリア人以外の親政権・イラン民兵(ほとんどがシーア派):62人
シリア人親政権・イラン民兵(ほとんどがシーア派):48人
トルコ軍兵士:16人
レバノンのヒズブッラー:18人
シリア軍離反兵:8人
クルド人部隊:10人
その他:57人

AFP, December 31, 2022、ANHA, December 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2022、Reuters, December 31, 2022、SANA, December 31, 2022、SOHR, December 31, 2022などをもとに作成。

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米軍(有志連合)が違法に基地を設置しているダイル・ザウル県ウマル油田上空に、「イランの民兵」所属と見られる無人航空機(ドローン)1機が飛来(2022年12月31日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあり、米軍(有志連合)が違法に基地(グリーン・ヴィレッジ基地)を設置しているウマル油田上空に、「イランの民兵」所属と見られる無人航空機(ドローン)1機が飛来、有志連合がこれを迎撃したが、ドローンは攻撃を回避し、しばらくして上空から立ち去った。

一方、シリア・テレビ(12月31日付)は30日深夜から31日未明にかけて、ウマル油田に設置されている米軍のグリーン・ヴィレッジ基地がロケット弾の攻撃を受けたと伝えた。

AFP, December 31, 2022、ANHA, December 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2022、Reuters, December 31, 2022、SANA, December 31, 2022、SOHR, December 31, 2022、Syria TV, December 31, 2021などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がハマー県、イドリブ県で交戦(2022年12月31日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるガーブ平原のバラカ村、バフサ村、ミールザー砦、ジューリーン村一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるナイラブ村、ルワイハ村一帯を砲撃した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アイン・フール村の庁舎、学校、商店の壁に「国民は体制打倒を望む」、「革命は続く」、「我々は逮捕者が欲しい」、「シリアは自由、イランは出ていけ」、「占領国ロシアはシリア国民の敵」などと書かれた落書きが発見された。

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ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、ラタキア県での「テロリスト」の無人航空機(ドローン)での攻撃で、シリア軍兵士2人が負傷したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(12月31日付)が伝えた。

AFP, December 31, 2022、ANHA, December 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2022、Reuters, December 31, 2022、RIA Novosti, December 31, 2022、SANA, December 31, 2022、SOHR, December 31, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県タッル・リフアト市一帯を砲撃(2022年12月31日)

アレッポ県では、ANHA(1月1日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市一帯を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つバーブ市で、正体不明の武装集団がシリア国民軍ハムザ師団の司令官を銃で撃ち、死亡させた。

また、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるいわゆる「ユーフラテスの盾」地域とシリア政府の支配地の境界に位置するターディフ市一帯でシリア軍とシリア国民軍が交戦、シリア軍兵士1人が重傷を負い、その後死亡した。

AFP, December 31, 2022、ANHA, December 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2022、Reuters, December 31, 2022、SANA, December 31, 2022、SOHR, December 31, 2022、January 1, 2023などをもとに作成。

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シリア民主軍は「ジャズィーラの稲妻」作戦でダーイシュ・メンバー52人を逮捕(2022年12月30日)

ハサカ県では、ANHA(12月30日付)によると、29日にハサカ県フール・キャンプ、タッル・ハミース市一帯、タッル・ブラーク町一帯などで、北・東シリア自治局内務治安部隊(アサーイシュ)、米主導の有志連合とともにダーイシュ(イスラーム国)掃討を目的とする「ジャズィーラの稲妻」作戦を開始した人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、戦闘員や傭兵52人を逮捕した。

AFP, December 30, 2022、ANHA, December 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 30, 2022、Reuters, December 30, 2022、SANA, December 30, 2022、SOHR, December 30, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ティーム油田の従業員を乗せたバスなど3台がテロ攻撃を受け、10人死亡、2人負傷(2022年12月30日)

ダイル・ザウル県では、SANA(12月30日付)によると、ユーフラテス石油会社の交代要員を乗せてティーム油田を往復している移送用のバスなど3台がロケット弾によるテロ攻撃を受け、乗っていた従業員10人が死亡、2人が負傷した。

ユーフラテス石油会社の発表によると、「テロ攻撃」は午前7時45分頃にティーム油田から2キロ離れた交差点で発生、ピックアップ・トラック、セルヴィス、そして従業員を乗せたバスの3台が狙われた。

襲撃した「テロリスト」は砂嵐に乗じて、バスを襲撃したという。




AFP, December 30, 2022、ANHA, December 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 30, 2022、Reuters, December 30, 2022、SANA, December 30, 2022、SOHR, December 30, 2022などをもとに作成。

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ダーイシュのスリーパーセルがハサカ県シャッダーディー市近郊のアターッラー村でシリア民主軍の車輌を要撃し、兵士1人を殺害(2022年12月30日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが北・東シリア自治局の支配下にあるシャッダーディー市近郊のアターッラー村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌を要撃し、兵士1人を殺害、5人を負傷させた。

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ラッカ県では、SANA(12月30日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にある県東部のジュダイド・カフート村にあるシリア民主軍の拠点が正体不明の武装集団の襲撃を受け、兵士3人が死亡した。

AFP, December 30, 2022、ANHA, December 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 30, 2022、Reuters, December 30, 2022、SANA, December 30, 2022、SOHR, December 30, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍は「ジャズィーラの稲妻」作戦と銘打って、ハサカ県フール・キャンプ、タッル・ハミース市一帯、タッル・ブラーク町一帯での大規模なダーイシュ(イスラーム国)掃討を開始(2022年12月29日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は声明を出し、北・東シリア自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)、および米主導の有志連合とともに、29日午前1時から「ジャズィーラの稲妻」作戦と銘打って、同自治局の支配下にあるハサカ県フール・キャンプ、タッル・ハミース市一帯、タッル・ブラーク町一帯での大規模なダーイシュ(イスラーム国)掃討を開始したと発表した。

ANHA(12月29日付)が伝えた。

AFP, December 29, 2022、ANHA, December 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 29, 2022、Reuters, December 29, 2022、SANA, December 29, 2022、SOHR, December 29, 2022などをもとに作成。

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