ロシア国防省は9日の停戦違反件数を8件と発表(2016年3月10日)

ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、3月9日に8件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

このうち5件がアレッポ県、1件がダルアー県、ダマスカス郊外県、ダルアー県、イドリブ県で発生したという。

このうち、アレッポ県での停戦違反は、「穏健な反体制派」と目されるスルターン・ムラード旅団、第16師団、アル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動によるアレッポ市シャイフ・マクスード地区への砲撃だという。

またアフリーン市近郊のマルアナーズ村、アイン・ダクナ村の住宅街に対しても反体制武装集団が砲撃を行った。

なお、ロシア軍は、米・ロシアによる敵対行為禁止合意の対象地域内での空爆は実施せず、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線に対する空爆地点は、米・ロシア両国の当事者和解調整センターに通告済みだという。

AFP, March 10, 2016、AP, March 10, 2016、ARA News, March 10, 2016、Champress, March 10, 2016、al-Hayat, March 11, 2016、Iraqi News, March 10, 2016、Kull-na Shuraka’, March 10, 2016、al-Mada Press, March 10, 2016、Naharnet, March 10, 2016、NNA, March 10, 2016、Reuters, March 10, 2016、SANA, March 10, 2016、UPI, March 10, 2016などをもとに作成。

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ヴォーテル次期米中央軍司令官「現時点でシリア領内に我々の同盟者はいない」(2016年3月10日)

米特殊作戦軍司令官のジョゼフ・ヴォーテル大将(次期中央軍司令官)は、有志連合によるシリア領内での対ダーイシュ(イスラーム国)戦に関して「シリアには現時点で地上に我々の同盟者はいない」と述べた。

ヴォーテル大将は「ダーイシュと戦う同盟者がシリア領内にいないことは、ダーイシュ支配下の地域における我々の進軍に影響を及ぼすことになろう」と付言した。

ARA News(3月10日付)が伝えた。

AFP, March 10, 2016、AP, March 10, 2016、ARA News, March 10, 2016、Champress, March 10, 2016、al-Hayat, March 11, 2016、Iraqi News, March 10, 2016、Kull-na Shuraka’, March 10, 2016、al-Mada Press, March 10, 2016、Naharnet, March 10, 2016、NNA, March 10, 2016、Reuters, March 10, 2016、SANA, March 10, 2016、UPI, March 10, 2016などをもとに作成。

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ハサカ市郊外のバアス大隊本部をYPGが襲撃(2016年3月10日)

ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(3月10日付)によると、ハサカ市郊外のヒルバト・アンムー村で西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がバアス大隊の本部を襲撃し、戦闘となった。

人民防衛隊は一時本部を占拠したが、バアス大隊はほどなく奪還に成功したという。

AFP, March 10, 2016、AP, March 10, 2016、ARA News, March 10, 2016、Champress, March 10, 2016、al-Hayat, March 11, 2016、Iraqi News, March 10, 2016、Kull-na Shuraka’, March 10, 2016、al-Mada Press, March 10, 2016、Naharnet, March 10, 2016、NNA, March 10, 2016、Reuters, March 10, 2016、SANA, March 10, 2016、UPI, March 10, 2016などをもとに作成。

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シリア人権監視団のアブドゥッラフマーン代表「ダーイシュの幹部司令官アブー・ウマル・シーシャーニー氏は重傷を負ったが死んでいない」(2016年3月10日)

シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表はAFP(3月10日付)に対して、ダーイシュ(イスラーム国)の幹部司令官の一人アブー・ウマル・シーシャーニー氏が死亡したとする米匿名高官の発言に関して、重傷を負っているが死んでいないとの情報を得たことを明らかにした。

アブドゥッラフマーン代表は、ダーイシュ内の複数の消息筋の話として、シーシャーニー氏はハサカ県南部で乗っていた車を有志連合に空爆され、重傷を負い、ラッカ県に搬送、外国人医師が治療のために呼び出されたと述べた。

AFP, March 10, 2016、AP, March 10, 2016、ARA News, March 10, 2016、Champress, March 10, 2016、al-Hayat, March 11, 2016、Iraqi News, March 10, 2016、Kull-na Shuraka’, March 10, 2016、al-Mada Press, March 10, 2016、Naharnet, March 10, 2016、NNA, March 10, 2016、Reuters, March 10, 2016、SANA, March 10, 2016、UPI, March 10, 2016などをもとに作成。

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米国主導の有志連合はシリア領内で5回の爆撃を実施(2016年3月9日)

米中央軍(CENTCOM)は、3月9日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して20回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は5回で、ラッカ市近郊(2回)、フール町近郊(2回)、マーリア市近郊(1回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, March 10, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はハサカ県におけるダーイシュ最後の拠点マルカダ町を包囲、シリア軍はアレッポ市・ハナースィル氏街道一帯で支配地域を拡大(2016年3月9日)

ハサカ県では、ザマーン・ワスル(3月9日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が有志連合の航空支援を受け、ハサカ県南部各所で進軍を続け、県内におけるダーイシュ(イスラーム国)最後の主要拠点であるマルカダ町を包囲した。

シリア民主軍はまた、ハサカ市南部のアブドゥルアズィーズ山一帯でダー種と交戦し、3カ村(ウンム・マドファア村、マクマーン村、サーリヒーヤ村)を新たに制圧した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカルヤタイン市一帯でダーイシュ(イスラーム国)と激しく交戦し、スード丘を制圧した。

また戦闘機(所属明示せず)はタドムル市を30回以上にわたり空爆した。

一方、SANA(3月9日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともにマハッサ地区北西部の丘陵地帯(スナイヤト・ヒート)でダーイシュ(イスラーム国)を掃討、同地を制圧した。

シリア軍はまた、タドムル市西方のヒヤール山周辺、シャーイル山(ハマー県)西部一帯、スード丘一帯でダーイシュと交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うヤルムーク殉教者軍の司令官の一人ワーフィー・カーイド氏(ガバーギブ殉教者旅団司令官)が8日晩、サイダー町・キヒール村街道でシリア軍によると思われる発砲を受け、暗殺された。

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アレッポ県では、SANA(3月9日付)によると、シリア軍が「支援部隊」とともに、アレッポ市・ハナースィル街道一帯のアトシャーナ村、ウンム・マイヤール村、ジュッブ・アリー村、ハリーバ村、シャリーマ村、ラスム・アスカル村、スィルヤーフ村、ハナースィル市東部のSyriatel丘でダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して集中攻撃を加え、同地を制圧、治安と安定を回復した。

一方、ARA News(3月9日付)によると、県北西部にある「穏健な反体制派」の拠点都市マーリア市に対し、ダーイシュ(イスラーム国)が砲撃を加え、民間人5人が負傷した。

AFP, March 9, 2016、AP, March 9, 2016、ARA News, March 9, 2016、Champress, March 9, 2016、al-Hayat, March 10, 2016、Iraqi News, March 9, 2016、Kull-na Shuraka’, March 9, 2016、al-Mada Press, March 9, 2016、Naharnet, March 9, 2016、NNA, March 9, 2016、Reuters, March 9, 2016、SANA, March 9, 2016、UPI, March 9, 2016、Zaman al-Wasl, March 9, 2016などをもとに作成。

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米匿名高官「有志連合によるシャッダーディー市(ハサカ県)爆撃でダーイシュの幹部司令官アブー・ウマル・シーシャーニー氏が死亡」(2016年3月9日)

AFP(3月9日付)は、米匿名高官筋の話として、3月4日に米軍主導の有志連合がシリア北東部で実施した空爆によって、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員12人が死亡、一時情報によると、そのなかに同組織でもっとも著名な幹部司令官の一人アブー・ウマル・シーシャーニー氏が含まれていたと伝えた。

Kull-na Shuraka', March 9, 2016
Kull-na Shuraka’, March 9, 2016

これに関して、国防総省のピーター・クック報道官は、この空爆がシーシャーニー氏を狙ったものだったことを明らかにしたが、詳細についての言及は拒否した。

米高官によると、この空爆は、無人戦闘機によるもので、ハサカ県シャッダーディー市近郊で実施されたという。

アブー・ウマル・シーシャーニー氏、本名タルハン・タユムラゾヴィッチ・バティラシヴィリ(Tarkhan Tayumurazovich Batirashvili)は、1986年生まれで、「シーシャーニー」(チェチェン人)を名乗るが、出身はチェチェンではなくジョージア(グルジア)。

ジョージア軍の元軍曹で、2008年のロシア・ジョージア戦争への従軍したが、2010年に武器の不法所持で逮捕、禁固3年の有罪判決を受けた。

約1年半の服役を経て、2012年初めに釈放され、ジョージアを去り、トルコのイスタンブール、イエメン、エジプトなどを経て、2012年3月にシリアに潜入したとされる。

シリアに潜入後の2012年半ばにチェチェン人戦闘員らとともにムハーリジーン大隊を結成し、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線(イラク・イスラーム国のフロント組織)とともにアレッポ県での戦闘に参加した。

2013年3月、ムハージリーン大隊がシリア人からなるムハンマド軍、ハッターブ大隊を統合し、ムハージリーン・ワ・アンサール軍が結成されると、同組織の指導者を務め、アレッポ県北西部のマンナグ航空基地攻略戦やラタキア県北西部での戦闘に参加した。

2013年4年、イラク・イスラーム国がヌスラ戦線との完全統合を宣言し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)へと改称すると(ヌスラ戦線の一部はこれに応じず、また2014年6月にイラク・シャーム・イスラーム国はイスラーム国に改称)、シーシャーニー氏はこれに合流し、翌月5月には北部方面司令官となり、アレッポ県、ラッカ件、ラタキア県、イドリブ県北部での戦闘を指揮し、同年末に北部方面の「アミール」となった。また2014年にはラッカ市に拠点をもつダーイシュのシューラー評議会のメンバーに任命された。

なお、シーシャーニー氏のダーイシュへの合流に対して、ムハージリーン・ワ・アンサール軍内のチェチェン人戦闘員は同調せず、アレッポ県などでヌスラ戦線をはじめとする反体制武装集団と連携して活動を継続した。

AFP, March 9, 2016、AP, March 9, 2016、ARA News, March 9, 2016、Champress, March 9, 2016、al-Hayat, March 10, 2016、Iraqi News, March 9, 2016、Kull-na Shuraka’, March 9, 2016、al-Mada Press, March 9, 2016、Naharnet, March 9, 2016、NNA, March 9, 2016、Reuters, March 9, 2016、SANA, March 9, 2016、UPI, March 9, 2016などをもとに作成。

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デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表「ジュネーブ3会議を3月14日から24日にかけて再開する」(2016年3月9日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は報道声明を出し、ジュネーブ3会議を3月14日から24日にかけて再開すると発表した。

デミストゥラ特別代表は声明で「(シリア政府と反体制派の)代表団は近日中に(ジュネーブに)到着し、月曜日(14日)から本質的な対話を開始する。対話は3月24日以降は続けられない…。その後は1週間から10日の中断期間を設け、再び対話を再開する」と発表した。

ジュネーブ3会議は当初、2月25日に再開が予定されていたが、その後3月9日、10日と延期となっていた。

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フランスのジャン=マルク・エロー外務大臣は、ジュネーブ3会議再開に先立ってパリで米英仏独伊の外相会議を開催し、シリア情勢への対応について協議すると発表した。

AFP, March 9, 2016、AP, March 9, 2016、ARA News, March 9, 2016、Champress, March 9, 2016、al-Hayat, March 10, 2016、Iraqi News, March 9, 2016、Kull-na Shuraka’, March 9, 2016、al-Mada Press, March 9, 2016、Naharnet, March 9, 2016、NNA, March 9, 2016、Reuters, March 9, 2016、SANA, March 9, 2016、UPI, March 9, 2016などをもとに作成。

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ロシア国防省は反体制武装集団5組織が新たに停戦を受諾したと発表(2016年3月9日)

ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターに対して、反体制武装集団5組織の指導者5人が新たに敵対行為停止合意の受諾を申し入れ、戦闘を停止したと発表した。

この5組織はダルアー県北部のマハッジャ町郊外で活動を続けてきた組織で、戦闘員の数は450人におよぶという。

これにより、ロシアの当事者和解調整センターに停戦受諾を申し出た反体制武装集団は42組織に達したという。

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SANA(3月9日付)は、ヒムス県の関係当局の話として、反体制活動を行っていたタルビーサ市、ラスタン市、およびヒムス市の住民97人が地元和解プロセスの一環で放免となり、市民生活に復帰したと伝えた。

AFP, March 9, 2016、AP, March 9, 2016、ARA News, March 9, 2016、Champress, March 9, 2016、al-Hayat, March 10, 2016、Iraqi News, March 9, 2016、Kull-na Shuraka’, March 9, 2016、al-Mada Press, March 9, 2016、Naharnet, March 9, 2016、NNA, March 9, 2016、Reuters, March 9, 2016、SANA, March 9, 2016、TASS, March 9, 2016、UPI, March 9, 2016などをもとに作成。

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ロシア国防省は8日の停戦違反件数を7件と発表(2016年3月9日)

ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、3月8日に7件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

このうち3件がアレッポ県、1件がラタキア県、ヒムス県、イドリブ県で発生したという。

このうち、アレッポ県での停戦違反は、「穏健な反体制派」と目されるスルターン・ムラード旅団と第16師団によるアレッポ市シャイフ・マクスード地区への砲撃だという。

なお、ロシア軍は、米・ロシアによる敵対行為禁止合意の対象地域内での空爆は実施せず、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線に対する空爆地点は、米・ロシア両国の当事者和解調整センターに通告済みだという。

AFP, March 9, 2016、AP, March 9, 2016、ARA News, March 9, 2016、Champress, March 9, 2016、al-Hayat, March 10, 2016、Iraqi News, March 9, 2016、Kull-na Shuraka’, March 9, 2016、al-Mada Press, March 9, 2016、Naharnet, March 9, 2016、NNA, March 9, 2016、Reuters, March 9, 2016、SANA, March 9, 2016、UPI, March 9, 2016などをもとに作成。

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『ハヤート』:トルコのダウトオール首相は、サウジ・イランの緊張緩和を仲介する見返りとして、トルコ・ロシアの緊張緩和の仲介をイランに求める(2016年3月9日)

『ハヤート』(3月9日付、ムハンマド・サーリフ・スィドキヤーン記者)は、12日のテヘランでのハサン・ロウハーニー大統領との会談で、トルコのアフメト・ダウトオール首相は、イランとの関係やシリア情勢への対応をめぐってこれまでとは異なる発言を行い、新たな姿勢を示そうとしていたと伝えた。

この変化に関して、中東情勢に詳しいイラン消息筋は、イラン政府が、地域の治安と安定の回復に資すると高く評価する一方、「隣国との関係だけを優先させるのではなく、すべての近隣諸国とのバランスのとれた関係を維持したいと考えている」と述べ、トルコ、ロシアの双方との関係維持に努めようとしているとの見方を示した。

同消息筋によると、ダウトオール首相はテヘランでの会談で、ロシアとの緊張緩和を仲介するよう求め、その見返りとして、トルコ政府がイラン・サウジ関係の緊張緩和をめざすとの意向を示し、「ロシアとトルコの関係の正常化はイランの国益に合致する」と主張したという。

また、シリアへの連邦制の導入や分割に関しては、トルコの国益に資さないとの立場を明示したという。

これに対して、イラン側は、イランとトルコの政治および安全保障分野での協力強化が経済関係の強化につながると伝えた。

また、シリア情勢をめぐっては、米国がトルコと距離を置き、ロシアに接近しつつあるとの念を抱くトルコ側の感情を踏まえ、路線変更を行うべきだとの意向を示したという。

AFP, March 8, 2016、AP, March 8, 2016、ARA News, March 8, 2016、Champress, March 8, 2016、al-Hayat, March 9, 2016、Iraqi News, March 8, 2016、Kull-na Shuraka’, March 8, 2016、al-Mada Press, March 8, 2016、Naharnet, March 8, 2016、NNA, March 8, 2016、Reuters, March 8, 2016、SANA, March 8, 2016、UPI, March 8, 2016などをもとに作成。

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オースティン米中央軍司令官「オバマ政権に「穏健な反体制派」への軍事教練再開許可を求めた」(2016年3月8日)

米中央軍のロイド・オースティン司令官(陸軍大将)は、米上院の公聴会で、バラク・オバマ政権に対して、「穏健な反体制派」への軍事教練の再開許可を求めたと証言した。

オースティン司令官は「我々が戦線を退いた者たちを再動員すれば、彼らはより大規模なグループの一部をなすことができるようになろう」と述べたうえで、「さまざまなアプローチを通じて(「穏健な反体制派」教練の)取り組みを再開する許可を求めた」ことを明らかにした。

『ハヤート』(3月9日付)が伝えた。

AFP, March 8, 2016、AP, March 8, 2016、ARA News, March 8, 2016、Champress, March 8, 2016、al-Hayat, March 9, 2016、Iraqi News, March 8, 2016、Kull-na Shuraka’, March 8, 2016、al-Mada Press, March 8, 2016、Naharnet, March 8, 2016、NNA, March 8, 2016、Reuters, March 8, 2016、SANA, March 8, 2016、UPI, March 8, 2016などをもとに作成。

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ムスリムPYD共同党首「リヤドの反体制派がジュネーブ3会議を妨害している」(2016年3月8日)

西クルディスタン移行期民政局を主導する民主統一党のサーリフ・ムスリム共同党首はロイター通信(3月8日付)に対して、リヤド最高交渉委員会がジュネーブ3会議の再開を妨害していると批判した。

ムスリム共同党首は、「世界中が彼ら(リヤド最高交渉委員会)の発言に注目している。彼らは妨害している…。多くの障害が途上にある…。これらの障害はリヤドの反体制派によるものだ…。彼らは様々な手段で政治解決路線を頓挫させようとしている」と批判した。

なお、『ハヤート』(3月9日付)によると、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は、シリア政府、リヤド最高交渉委員会などの反体制派に会議への招聘状を送付しているが、このなかにムスリム共同党首をはじめとする民主統一党は含まれていないという。

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表による会議再開に向けた取り組みが「多くの障害」に直面しているとしたうえで、


AFP, March 8, 2016、AP, March 8, 2016、ARA News, March 8, 2016、Champress, March 8, 2016、al-Hayat, March 9, 2016、Iraqi News, March 8, 2016、Kull-na Shuraka’, March 8, 2016、al-Mada Press, March 8, 2016、Naharnet, March 8, 2016、NNA, March 8, 2016、Reuters, March 8, 2016、SANA, March 8, 2016、UPI, March 8, 2016などをもとに作成。

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東部獅子軍がタンフ国境通行所に近いワアル中隊基地をダーイシュから奪取したと発表(2016年3月8日)

ヒムス県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月8日付)によると、東部獅子軍が対イラク国境のタンフ国境通行所に近いワアル中隊基地を、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に制圧したと発表した。

東部獅子軍は、ダイル・ザウル県でのダーイシュとの戦闘で敗走した反体制武装集団が2014年8月に結成した武装組織で、アサーラ・ワ・タンミヤ戦線、ファトフ旅団、アフワーズ旅団、シュアイタートの旗、イブン・カイイム旅団、ウンマの盾旅団、ウマル・ムフタール旅団、カーディスィーヤ旅団、ハムザ大隊、アーイシャ末裔大隊、アブドゥッラー・ブン・ズバイル連合、アブー・ウバイダ・ブン・ジャッラーフ大隊から構成される。

米軍の軍事教練を受けた「新シリア軍」が3月4日に敢行したタンフ国境通行所攻略戦にも参加していたとされる。

AFP, March 8, 2016、AP, March 8, 2016、ARA News, March 8, 2016、Champress, March 8, 2016、al-Hayat, March 9, 2016、Iraqi News, March 8, 2016、Kull-na Shuraka’, March 8, 2016、al-Mada Press, March 8, 2016、Naharnet, March 8, 2016、NNA, March 8, 2016、Reuters, March 8, 2016、SANA, March 8, 2016、UPI, March 8, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がアレッポ県北西部からトルコのキリス市を越境砲撃する一方、「穏健な反体制派」はトルコ国境に近い2カ村を制圧(2016年3月8日)

『ハヤート』(3月9日付)は、トルコのキリス市がアレッポ県北西部のダーイシュ(イスラーム国)支配地域から砲撃を受け、2人が死亡、2人が負傷したと伝えた。

トルコの複数のメディアが、キリス市長の話として伝えたところによると、8発のカチューシャ砲弾がキリス市に撃ち込まれ、そのほとんどは空き地に着弾したが、1発は住民らを直撃し、女性1人、子供1人の合わせて2人が死亡したという。

トルコの複数の治安筋によると、シリア領内からの砲撃を受け、トルコ軍は「交戦規定」に従い、シリア領内に対して越境砲撃を行ったという。

これに関連して、クッルナー・シュラカー(3月8日付)は、アレッポ県北西部のトルコ国境に近いドゥーディヤーン村、タクリー村一帯で、ダーイシュと「穏健な反体制派」と目されるムウタスィム・ビッラー旅団、ハムザ旅団、スルターン・ムラード旅団、山地の鷹旅団、シャーム軍団などが交戦し、同2カ村を制圧した、と伝えた。

AFP, March 8, 2016、AP, March 8, 2016、ARA News, March 8, 2016、Champress, March 8, 2016、al-Hayat, March 9, 2016、Iraqi News, March 8, 2016、Kull-na Shuraka’, March 8, 2016、al-Mada Press, March 8, 2016、Naharnet, March 8, 2016、NNA, March 8, 2016、Reuters, March 8, 2016、SANA, March 8, 2016、UPI, March 8, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はアレッポ市南部のアイス村近郊の丘からヌスラ戦線、ジュンド・アクサー機構を撃退(2016年3月8日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市バニー・ザイド地区一帯で、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦する一方、シャイフ・マクスード地区、アイン・タッル地区、ハラク地区では、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と人民防衛隊が砲撃戦を行った。

また戦闘機(所属明示せず)がアレッポ市のジャンドゥール交差点一帯、シュカイイフ地区を空爆した。

このほか、アレッポ市南部のアイス村一帯では、7日にヌスラ戦線とジュンド・アクサー機構が制圧した丘(アイス丘、Syriatel丘)に対して、ロシア軍の航空支援を受けたシリア軍とシーア派民兵が攻撃を加えて奪還した。

これに関して、SANA(3月8日付)は、国連安保理決議第2268号に違反するかたちでアレッポ市南部のアイス村近郊の丘に潜入した「タクフィール主義テロ組織」をシリア軍守備隊が撃退したと伝えた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、カッバーナ村一帯で、シリア軍、シリア人・アラブ系・アジア系民兵がロシア軍士官の指揮のもと、第1沿岸師団、シャームの民のヌスラ戦線、アンサール・シャーム、第2沿岸師団、トルキスターン・イスラーム党などと交戦し、シリア軍側が同地を空爆・砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がザーウィヤ山のアイン・ラールーズ村、アルバナ村、ジスル・シュグール市郊外のブダーマー村を砲撃、戦闘機(所属明示せず)がナージヤ村を空爆した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がガーブ平原のカストゥーン村を砲撃する一方、戦闘機(所属明示せず)がハッダージュ村を空爆した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがハーン・シャイフ・キャンプ一帯に「樽爆弾」29発を投下する一方、ドゥーマー市に迫撃砲弾複数発が着弾した。

またマルジュ・スルターン村一帯では、シリア軍、国防隊がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

AFP, March 8, 2016、AP, March 8, 2016、ARA News, March 8, 2016、Champress, March 8, 2016、al-Hayat, March 9, 2016、Iraqi News, March 8, 2016、Kull-na Shuraka’, March 8, 2016、al-Mada Press, March 8, 2016、Naharnet, March 8, 2016、NNA, March 8, 2016、Reuters, March 8, 2016、SANA, March 8, 2016、UPI, March 8, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はヒムス県、ダイル・ザウル県でダーイシュとの戦闘を続ける(2016年3月8日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジャズル・ガス採掘所一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(3月8日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともにマハッサ地区、南西部でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、同地(シリア・ガス社(SGC)のガス・パイプラインなど)を制圧した。

シリア軍はまた、タドムル市郊外採石場一帯、ジャズル・ガス採掘所、サワーナ町、カルヤタイン市郊外一帯でダーイシュ拠点を空爆した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(3月8日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市ジュバイラ地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、戦闘員40人を殲滅、拠点・武器弾薬庫を破壊した。


AFP, March 8, 2016、AP, March 8, 2016、ARA News, March 8, 2016、Champress, March 8, 2016、al-Hayat, March 9, 2016、Iraqi News, March 8, 2016、Kull-na Shuraka’, March 8, 2016、al-Mada Press, March 8, 2016、Naharnet, March 8, 2016、NNA, March 8, 2016、Reuters, March 8, 2016、SANA, March 8, 2016、UPI, March 8, 2016などをもとに作成。

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ロシア国防省は7日の停戦違反件数を7件と発表(2016年3月8日)

ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、3月7日に7件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

このうち4件がアレッポ県(アレッポ市南部郊外、アレッポ市シャイフ・マクスード地区)、2件がイドリブ県(フーア市・カファルヤー町一帯)、1件がラタキア県で発生したという。

なお、ロシア軍は、米・ロシアによる敵対行為禁止合意の対象地域内での空爆は実施せず、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線に対する空爆地点は、米・ロシア両国の当事者和解調整センターに通告済みだという。

AFP, March 8, 2016、AP, March 8, 2016、ARA News, March 8, 2016、Champress, March 8, 2016、al-Hayat, March 9, 2016、Iraqi News, March 8, 2016、Kull-na Shuraka’, March 8, 2016、al-Mada Press, March 8, 2016、Naharnet, March 8, 2016、NNA, March 8, 2016、Reuters, March 8, 2016、SANA, March 8, 2016、UPI, March 8, 2016などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合はシリア領内で7回の爆撃を実施(2016年3月7日)

米中央軍(CENTCOM)は、3月7日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して24回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は7回で、アイン・イーサー市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(2回)、マーリア市近郊(4回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, March 8, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県北西部のタッル・リフアト市を越境砲撃(2016年3月7日)

アレッポ県では、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊のライドゥール・ハリール報道官はロイター通信(3月7日付)に対して、トルコ軍がアアザーズ市南部に位置するタッル・リフアト市を砲撃し、隊員複数名が負傷したことを明らかにした。

AFP, March 7, 2016、AP, March 7, 2016、ARA News, March 7, 2016、Champress, March 7, 2016、al-Hayat, March 8, 2016、Iraqi News, March 7, 2016、Kull-na Shuraka’, March 7, 2016、al-Mada Press, March 7, 2016、Naharnet, March 7, 2016、NNA, March 7, 2016、Reuters, March 7, 2016、SANA, March 7, 2016、UPI, March 7, 2016などをもとに作成。

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ヌスラ戦線とジュンド・アクサー機構がアレッポ市南部アイス村に近い丘を制圧(2016年3月7日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(3月7日付)によると、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線と、ダーイシュ(イスラーム国)との連携が取りざたされているジュンド・アクサー機構が、アレッポ市南部郊外のアイス村一帯でシリア軍と交戦し、同村に近い丘2カ所を制圧した。

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同じく、アレッポ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局の支配下にあるアレッポ市シャイフ・マクスード地区で活動するという「シャーム革命家大隊」を名乗る武装集団が、ビデオ声明を出し、手製の迫撃砲で攻撃を加えると脅迫した。

同地では、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、「穏健な反体制派」の第16師団、チェチェン人のサラーフッディーン・シーシャーニーを名乗る人物が指導するチェチェン人武装集団が砲撃を繰り返しており、同監視団によると、6日深夜から7日早朝にかけて23発の迫撃砲弾が、また7日の日中には15発の迫撃砲弾が着弾したという。

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イドリブ県では、ARA News(3月7日付)によると、ロシア軍戦闘機がアブー・ズフール町を空爆し、民間人11人が死亡した。

AFP, March 7, 2016、AP, March 7, 2016、ARA News, March 7, 2016、Champress, March 7, 2016、al-Hayat, March 8, 2016、Iraqi News, March 7, 2016、Kull-na Shuraka’, March 7, 2016、al-Mada Press, March 7, 2016、Naharnet, March 7, 2016、NNA, March 7, 2016、Reuters, March 7, 2016、SANA, March 7, 2016、UPI, March 7, 2016などをもとに作成。

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ハサカ県、ヒムス県でYPG主体のシリア民主軍、シリア軍がダーイシュと交戦(2016年3月7日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が県南部のマルカダ町一帯、ハサカ市南西部のマクマン村、ヒルバト・マーリフ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、クッルナー・シュラカー(3月8日付)によると、カーミシュリー市中心街ウスター地区のクーワートリー通りで爆弾が爆発し、住民5人が負傷した。

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ヒムス県では、SANA(3月7日付)によると、シリア軍がカルヤタイン市郊外でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、第946地点、第949地点、第1201地点を制圧した。

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アレッポ県では、SANA(3月7日付)によると、アレッポ市シャイフ・マクスード地区を「テロ組織」が迫撃砲で攻撃を加え、5人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(3月7日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル市ジャウラ地区、クスール地区を迫撃砲で攻撃し、子供2人を含む8人が死亡した。

AFP, March 7, 2016、AP, March 7, 2016、ARA News, March 7, 2016、Champress, March 7, 2016、al-Hayat, March 8, 2016、Iraqi News, March 7, 2016、Kull-na Shuraka’, March 7, 2016、March 8, 2016、al-Mada Press, March 7, 2016、Naharnet, March 7, 2016、NNA, March 7, 2016、Reuters, March 7, 2016、SANA, March 7, 2016、UPI, March 7, 2016などをもとに作成。

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ロシア国防省は7日に停戦違反が8件発生する一方、ダマスカス郊外県で反体制武装集団5組織が新たに停戦を受諾した発表(2016年3月7日)

ロシア国防省は、米・ロシアによる敵対行為停止合意発効から10日が経ったのに合わせて、シリアでの停戦および人道支援の状況について発表、「停戦は総じて遵守されている」としたうえで、「民間人の安全な帰宅と人道支援物資の配給が急務となっている」と強調した。

国防省によると、ロシアはハマー県、ヒムス県、ラタキア県、ダルアー県、ダイル・ザウル県、アレッポ県、ダマスカス県・ダマスカス郊外県に人道支援物資620トンを配給、また当事者和解調整センターが地元当局なロシアが独自に収集したデータをもとに緊急支援リストを作成し、国連に提出したという。

また、合意発効後、ロシア軍が空爆を実施しているのは、ラッカ県、ダイル・ザウル県、ヒムス県タドムル市近郊のダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線だけであることを改めて強調した。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、3月6日に8件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

このうち3件がアレッポ県、3件がイドリブ県、2件がハマー県で発生したという。

また、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員がハサカ県カーミシュリー市を攻撃するため、6日にトルコ領内に集結したことが確認されたという。

なお、ロシア軍は、米・ロシアによる敵対行為禁止合意の対象地域内での空爆は実施せず、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線に対する空爆地点は、米・ロシア両国の当事者和解調整センターに通告済みだという。

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一方、ダマスカス郊外県で反体制武装集団5組織が米・ロシアによる敵対行為停止合意を受諾、ロシアの当事者和解調整センターに合意受諾を申し出た反体制武装集団の数は35組織となった。

AFP, March 7, 2016、AP, March 7, 2016、ARA News, March 7, 2016、Champress, March 7, 2016、al-Hayat, March 8, 2016、Iraqi News, March 7, 2016、Kull-na Shuraka’, March 7, 2016、al-Mada Press, March 7, 2016、Naharnet, March 7, 2016、NNA, March 7, 2016、Reuters, March 7, 2016、SANA, March 7, 2016、UPI, March 7, 2016などをもとに作成。

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ドイツのシュタインマイヤー外務大臣はアブダビ皇太子と会談し、シリアでの停戦維持の必要を確認(2016年3月7日)

ドイツのフランク=ヴァルター・シュタインマイヤー外務大臣はUAEを訪問し、アブダビ首長国のムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン皇太子と会談し、シリア、イラク、リビア、イエメン情勢などについて意見を交わした。

会談後の記者会見で両氏は、米・ロシアによるシリアでの敵対行為停止合意の維持と、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表による和平協議(ジュネーブ3会議)再開・継続に向けた取り組みが重要だと述べた。

『ハヤート』(3月8日付)が伝えた。

AFP, March 7, 2016、AP, March 7, 2016、ARA News, March 7, 2016、Champress, March 7, 2016、al-Hayat, March 8, 2016、Iraqi News, March 7, 2016、Kull-na Shuraka’, March 7, 2016、al-Mada Press, March 7, 2016、Naharnet, March 7, 2016、NNA, March 7, 2016、Reuters, March 7, 2016、SANA, March 7, 2016、UPI, March 7, 2016などをもとに作成。

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イランのアブドゥッラフヤーン外務副大臣は、クルド人の自治に前向きな姿勢を示す米・ロシア主導の敵対行為停止合意に不満を表明(2016年3月7日)

ロシアのミハイル・ボグダノフ外務副大臣はイランを訪問し、イランのホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務副大臣(アラブ・アフリカ担当)と会談し、シリアでの米・ロシアによる敵対行為停止合意の履行状況などについて意見を交わした。

『ハヤート』(3月8日付)によると、会談でアブドゥッラフヤーン外務副大臣は、米・ロシアが共同議長を務めるISSG(国際シリア支援グループ)の停戦作業チームに関して、イランの主張が考慮されていないように見受けられるとし、イラン政府が敵対行為停止合意に必ずしも「満足していない」と述べたという。

アブドゥッラフヤーン外務副大臣の発言は、ロシアのセルゲイ・リャブコフ外務副大臣が2月29日にシリアの将来の政治体制に関して、「連邦制のモデルに基づく体制は、シリアを統一的で世俗的な独立主権国家として維持することに資するだろう」と述べ、米国とともに支援を強化している西クルディスタン移行期民政局の存在に理解を示したことを受けたものと思われる。

なお、ハサン・ロウハーニー大統領は、トルコのアフメト・ダウトオール首相との会談(6日)で、「諸国の主権を尊重する必要があるとの点で、両国には意見の相違はない。各国国民が自らの国の行方を決定する」と述べ、「シリアの分割阻止」を訴え、西クルディスタン移行期民政局の台頭への警戒感をあらわにするダウトオール首相に一定の理解を示していた。

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ロシアのヴラジミール・プーチン大統領はエジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領と電話会談を行い、シリア情勢について協議し、シリア国内での停戦を維持する必要を確認した。

AFP, March 7, 2016、AP, March 7, 2016、ARA News, March 7, 2016、Champress, March 7, 2016、al-Hayat, March 8, 2016、Iraqi News, March 7, 2016、Kull-na Shuraka’, March 7, 2016、al-Mada Press, March 7, 2016、Naharnet, March 7, 2016、NNA, March 7, 2016、Reuters, March 7, 2016、SANA, March 7, 2016、UPI, March 7, 2016などをもとに作成。

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バイデン米副大統領「我々は今、アサドと反体制派を再び交渉のテーブルに着かせるため行動している」(2016年3月7日)

中東諸国歴訪中のジョー・バイデン米副大統領は、UAEのアブダビで、シリアのアサド政権に関して「正統性を失っており、もはやシリアを統一することも、指導することもできない…。我々は今、アサドと反体制派を再び交渉のテーブルに着かせるために行動している…。すべての当事者間の政治的合意…という目的は変わっていない」と述べた。

まだダーイシュ(イスラーム国)との戦いに関しては「戦闘は時間を要するだろうが、我々はこの悪を殲滅するまで専念する」と述べた。

AFP, March 7, 2016、AP, March 7, 2016、ARA News, March 7, 2016、Champress, March 7, 2016、al-Hayat, March 8, 2016、Iraqi News, March 7, 2016、Kull-na Shuraka’, March 7, 2016、al-Mada Press, March 7, 2016、Naharnet, March 7, 2016、NNA, March 7, 2016、Reuters, March 7, 2016、SANA, March 7, 2016、UPI, March 7, 2016などをもとに作成。

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ファトフ軍支配下のイドリブ市の「執行部隊」がアサド政権に対する反体制デモを弾圧、ヌスラ戦線幹部はデモ弾圧を批判、シャーム自由人イスラーム運動は弾圧への関与を否定(2016年3月7日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(3月8日付)、ARA News(3月7日付)などによると、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線が主導するファトフ軍の支配下にあるイドリブ市内で活動家が組織した反体制デモを同市の「執行部隊」が強制排除した。

複数の活動家によると、イドリブ市で発生した反体制デモは、同市の「執行部隊」によって強制排除され、その際、デモに参加した活動家が暴行を受け、拘束されたほか、通信機器などを破壊されたという。

ARA News(3月7日付)によると、デモを弾圧したのは、ヌスラ戦線治安委員会。

ARA News, March 7, 2016
ARA News, March 7, 2016

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これを受け、活動家らは声明を出し、ファトフ軍に対してデモ弾圧の理由を明らかにするよう求めるとともに、弾圧の責任者の処罰、逮捕者の釈放、デモ参加者への謝罪を要求した。

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一方、ヌスラ戦線の広報局報道官を務めるアブー・アンマール・シャーミー氏は、イドリブ市で発生した反体制デモに関して、自身のツイッターのアカウントを通じて、ファトフ軍の全部隊に反体制デモを保護する責任があると述べた。

シャーミー氏は「我々はここで、イドリブ市が多くの部隊が属すファトフ軍の管理下にあること、そしてすべての部隊が今日起きたこと(イドリブ市内での反体制デモ)に責任を負っていることを明らかにしたい」、「2011年末以来、デモを保護してきたヌスラ戦線の路線とは、我々の民を保護し、守ることによってのみ成り立つ」と綴った。

またファトフ軍を指導するサウジアラビア人説教師のアブドゥッラー・ムハイスィニー氏(ジハード布教者センター代表)は自身のツイッターのアカウントで、イドリブ市での反体制デモの弾圧を「過ち」だと批判し、「人々が独裁者に立ち向かうことを阻止するべきでないと綴った。

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ヌスラ戦線とともにファトフ軍を主導するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動は8日付で声明を出し、イドリブ市での反体制デモの弾圧を行った「執行部隊」にメンバーは参加していないと発表、関与を否定した。

Kull-na Shuraka', March 8, 2016
Kull-na Shuraka’, March 8, 2016

 

AFP, March 7, 2016、AP, March 7, 2016、ARA News, March 7, 2016、Champress, March 7, 2016、al-Hayat, March 8, 2016、Iraqi News, March 7, 2016、Kull-na Shuraka’, March 7, 2016、al-Mada Press, March 7, 2016、Naharnet, March 7, 2016、NNA, March 7, 2016、Reuters, March 7, 2016、SANA, March 7, 2016、UPI, March 7, 2016などをもとに作成。

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「新シリア軍」のタラーア中佐はあくまでもタンフ国境通行所を制圧したと主張(2016年3月7日)

「新シリア軍」の司令官の一人ムハンマド・タラーア中佐は、ヒムス県の対イラク国境に位置するタンフ国境通行所一帯での戦闘に関して、クッルナー・シュラカー(3月7日付)にその詳細を明かした。

それによると、新シリア軍は「ヨルダン・シリア国境での訓練を経て、8ヶ月前に有志連合の航空支援を受けて、タンフ国境通行所を迫撃砲で砲撃したが、通行所一帯に地雷が敷設されており、進軍できなかった…。だが、有志連合の航空偵察、新シリア軍偵察部隊による地上での偵察活動を行った後、有志連合との連携のもとに砲撃を開始、地雷原を突破し…、ダーイシュとの交戦の末、タンフ国境通行所のイラク側、シリア側の双方を制圧した」という。

タラーア中佐によると、この戦闘で「新シリア軍」はまた、ダーイシュ戦闘員10人を捕捉したという。

今後の活動に関して、タラーア中佐は、「我々の目標はダイル・ザウル県の解放であり、そこにとどまることはなく、我々の前にはラッカ、ハサカ、ヒムス砂漠、そして独裁者が支配するシリア各地がある」と述べた。

AFP, March 7, 2016、AP, March 7, 2016、ARA News, March 7, 2016、Champress, March 7, 2016、al-Hayat, March 8, 2016、Iraqi News, March 7, 2016、Kull-na Shuraka’, March 7, 2016、al-Mada Press, March 7, 2016、Naharnet, March 7, 2016、NNA, March 7, 2016、Reuters, March 7, 2016、SANA, March 7, 2016、UPI, March 7, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)はビデオ声明で「新シリア軍」によるタンフ国境通行所制圧を「真っ赤なウソ」と否定(2016年3月7日)

ダーイシュ(イスラーム国)の通信部門アアマーク通信はビデオ声明(https://www.youtube.com/watch?v=K5Ezh6_M5hs)を出し、そのなかで「新シリア軍」が制圧したと主張するヒムス県の対イラク国境に位置するタンフ国境通行所を制圧したと発表した。

ビデオ声明には、タンフ国境通行所の前にダーイシュの戦闘員複数人が立ち並び、「新シリア軍に代表される反体制派武装集団が(タンフ国境通行所を)制圧したというのは真っ赤なウソだ…。サイクス・ピコの国境は掌握されており、決して渡さない…。我々はここにとどまって抵抗し、戦い、要撃し、爆破し、破壊を続ける。我々の体を誰も乗り越えることなしには入ってくることはできない」と述べた。

Youtube, March 7, 2016
Youtube, March 7, 2016

AFP, March 7, 2016、AP, March 7, 2016、ARA News, March 7, 2016、Champress, March 7, 2016、al-Hayat, March 8, 2016、Iraqi News, March 7, 2016、Kull-na Shuraka’, March 7, 2016、al-Mada Press, March 7, 2016、Naharnet, March 7, 2016、NNA, March 7, 2016、Reuters, March 7, 2016、SANA, March 7, 2016、UPI, March 7, 2016などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合はシリア領内で4回の爆撃を実施(2016年3月6日)

米中央軍(CENTCOM)は、3月6日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して18回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は6回で、ハサカ市近郊(3回)、アイン・イーサー市近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, March 7, 2016などをもとに作成。

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