西クルディスタン移行期民政局は、トルコが避難民問題に乗じてロシア軍の爆撃停止を求めることを阻止すべく、アレッポ県北部の避難民受け入れ準備を本格化(2016年2月6日)

『ハヤート』(2月7日付)は、アレッポ県北部のアフリーン市一帯を実効支配する西クルディスタン移行期民政局(アフリーン地区)は、シリア軍によるヌッブル市、ザフラー町の包囲解除と同地一帯での反体制武装集団との戦闘激化に伴う住民の避難に対応するために、避難民受け入れの準備を進めていると伝えた。

トルコ政府がトルコ国境地帯の避難民の人道状況悪化を利用して、ロシアに空爆停止の圧力をかけようとすることを回避するのが狙いだという。

これに関して、ARA News(2月6日付)は、5日に西クルディスタン移行期民政局がアレッポ市郊外で活動する反体制武装集団と、アアザーズ市方面からアフリーン市方面への回廊開放など、避難民の流出に関する問題にあらゆる措置を講じることで合意したと伝えた。

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国連の推計によると、ヌッブル市、ザフラー町一帯での戦闘激化を受け、住民1万5,000人から2万人がトルコ国境に面するバーブ・サラーマ国境通行所近くに避難しているという。

これに対して、トルコの複数の消息筋は、トルコ国境に殺到している避難民の数が4~5万人にのぼっていると伝える一方、キリス県知事は、シリア領内の国境地帯に設置された避難民キャンプにはすでに6万人が避難、その数は2日後には9万人に、1週間後には15万人に増大するだろうと述べているという。

AFP, February 6, 2016、AP, February 6, 2016、ARA News, February 6, 2016、Champress, February 6, 2016、al-Hayat, February 7, 2016、Iraqi News, February 6, 2016、Kull-na Shuraka’, February 6, 2016、al-Mada Press, February 6, 2016、Naharnet, February 6, 2016、NNA, February 6, 2016、Reuters, February 6, 2016、SANA, February 6, 2016、UPI, February 6, 2016などをもとに作成。

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ジャアファリー・イラン革命防衛隊司令官「昔ながらのサウジ軍がシリアに地上部隊を派遣することはないと思う」(2016年2月6日)

イラン・イスラーム革命防衛隊のモハンマド・アリー・ジャアファリー司令官は、シリア国内での戦闘で死亡したイラン人6人の葬儀で、サウジアラビアがシリアへの地上部隊の意思を表明したことに関して、「彼らはシリアに部隊を派遣すると発表したが、そのようなことを実行するとは考えていない。なぜなら、彼らの軍隊は古風で、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員と戦う能力を持たないことは歴史が示している」と述べた。

ファルス通信(2月6日付)が伝えた。


AFP, February 6, 2016、AP, February 6, 2016、ARA News, February 6, 2016、Champress, February 6, 2016、al-Hayat, February 7, 2016、Iraqi News, February 6, 2016、Kull-na Shuraka’, February 6, 2016、al-Mada Press, February 6, 2016、Naharnet, February 6, 2016、NNA, February 6, 2016、Reuters, February 6, 2016、SANA, February 6, 2016、UPI, February 6, 2016などをもとに作成。

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ムアッリム外相はサウジアラビア軍高官がシリア領内への地上部隊派遣の意思を示したことに関して「サウジアラビアの狂気はトルコの狂気に伴われている」と酷評(2016年2月6日)

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣(兼副首相)はダマスカスで記者会見を開き、サウジアラビア軍高官がシリア領内への地上部隊派遣の意思を示したことに関して「シリア政府の合意ない領内へのあらゆる干渉が敵対行為であり、侵略者たちは木の棺に入れられて自分たちの国に戻ることになる」と述べた。

ムアッリム外務在外居住者大臣は、ジュネーブ3会議に関して、リヤド最高交渉委員会が交渉を行うためではなく、サウジアラビア、カタール、トルコといった国の指示に従って、政治プロセスを頓挫させようとして、ジュネーブ入りしたと批判した。

そのうえで前提条件のないシリア人どうしの対話を改めて呼びかける一方、リヤド最高交渉委員会が固執する人道に関わる問題をもっとも重視しているのは他ならないシリア政府であると主張した。

一方、サウジアラビア政府がシリアへの地上部隊派遣の意思を表明し、米国がこれを歓迎したことについては次のように述べた。

「こうした発言には根拠がある。米国のシンクタンク、そしてアシュトン・カーター国防長官がダーイシュとの戦いをスローガンに掲げて、1ヶ月以上前から地上部隊の結成を主唱してきた。米国はテロ組織と戦うシリア軍との協力を望んでおらず、サウジアラビアに助けを求めるのは自然なことだ…。しかし、サウジアラビアはイエメンで何をしたのか…? あらゆる標的に2度も3度も空爆を加え、イエメンを破壊し尽くしている…。しかし、イエメンの人々は屈服したのか? こうした状況はサウジアラビアが米国の意思を実行しないことを示している」。

「我が武装部隊とその同盟国による一連の勝利により、シリアに陰謀を企ててきた国々は失望し…、ついには自分たち自身が介入する決心をした…。シリア政府の合意のないシリア領内への介入は敵対行為であり、こうした敵対行為は抵抗を要する。抵抗はすべてのシリア国民の義務である…。すべての侵略者は木の棺に入れられて自分たちの国に戻ることになるだろう」。

「サウジアラビアの狂気はトルコの狂気に伴われている」。

SANA, February 6, 2016
SANA, February 6, 2016

AFP, February 6, 2016、AP, February 6, 2016、ARA News, February 6, 2016、Champress, February 6, 2016、al-Hayat, February 7, 2016、Iraqi News, February 6, 2016、Kull-na Shuraka’, February 6, 2016、al-Mada Press, February 6, 2016、Naharnet, February 6, 2016、NNA, February 6, 2016、Reuters, February 6, 2016、SANA, February 6, 2016、UPI, February 6, 2016などをもとに作成。

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駐英バーレーン大使もサウジ軍高官に続いてシリアへの地上部隊の派遣の意思を表明「派遣部隊はダーイシュ(イスラーム)とだけ戦うわけではない」(2016年2月6日)

バーレーンのファウワーズ・ビン・ムハンマド・アール・ハリーファ駐英大使が、サウジアラビア軍高官に次いで、ダーイシュ(イスラーム国)と戦う有志連合の枠組みのなかで、シリアに地上部隊を派遣する用意があると表明した。

ファウワーズ大使は、「バーレーンは、テロと戦う有志連合の監督のもと、シリア領内に地上部隊を派遣する用意がある…。この部隊はダーイシュ(イスラーム)とだけ戦うわけではない」と述べた。

『ハヤート』(2月7日付)、ARA News(2月7日付)などが伝えた。

AFP, February 6, 2016、AP, February 6, 2016、ARA News, February 6, 2016、Champress, February 6, 2016、al-Hayat, February 7, 2016、Iraqi News, February 6, 2016、Kull-na Shuraka’, February 6, 2016、al-Mada Press, February 6, 2016、Naharnet, February 6, 2016、NNA, February 6, 2016、Reuters, February 6, 2016、SANA, February 6, 2016、UPI, February 6, 2016などをもとに作成。

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レイダー有志連合報道官はサウジアラビア軍高官がシリアへの地上部隊の派遣の意思を表明したことに関して歓迎の意を表し「現在検討中」と付言(2016年2月5日)

米国が主導する米中央軍(CENTCOM)のパトリック・レイダー報道官(大佐)は、サウジアラビア軍高官がシリアへの地上部隊の派遣の意思を表明したことに関して「我々は、サウジアラビアが有志連合への参加を強める方途を検討していることを歓迎する…。サウジアラビアが派遣し得る部隊は、有益なものになろうが、現在検討中である」と述べた。

サウジアラビア国防省顧問のアフマド・アスィーリー准将は4日、米主導の有志連合がシリア領内でのダーイシュ(イスラーム国)掃討を目的とした地上作戦の実施を決定すれば、「これに積極的に貢献することになろう」と述べていた。

AFP, February 6, 2016、AP, February 6, 2016、ARA News, February 6, 2016、Champress, February 6, 2016、al-Hayat, February 7, 2016、Iraqi News, February 6, 2016、Kull-na Shuraka’, February 6, 2016、al-Mada Press, February 6, 2016、Naharnet, February 6, 2016、NNA, February 6, 2016、Reuters, February 6, 2016、SANA, February 6, 2016、UPI, February 6, 2016などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合がシリア領内で2回の爆撃を実施(2016年2月5日)

米中央軍(CENTCOM)は、2月5日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して16回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は2回で、アイン・イーサー市近郊に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, February 6, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍がロシア軍、シリア軍の爆撃支援を受け、アレッポ県北部のヌッブル市に隣接する複数の村を制圧、シリア軍と共同検問所設置で合意(2016年2月5日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(2月6日付)によると、シリア軍によるヌッブル市、ザフラー町包囲解除と並行して、同地の北西部に位置するアフリーン市一帯を実効支配する西クルディスタン移行期民政局アフリーン地区の人民防衛隊が、革命家軍などシリア民主軍に所属する武装集団とともに、ヌッブル市に隣接するハリーバ村、ズィヤーラ村から反体制武装集団を掃討し、制圧、アフリーン市とヌッブル市一帯を結ぶ兵站路を確保した。

複数の地元消息筋によると、人民防衛隊などシリア民主軍の同地への進軍はロシア軍戦闘機とシリア軍ヘリコプターの航空支援を伴い、ヌッブル市を見下ろすことができるカフィーン村で人民防衛隊とシリア軍が合流、同地に合同検問所を設置することで合意したという。

シリア軍は人民防衛隊がカフィーン村を制圧した約1時間後に同地に到着、人民防衛隊とシリア軍との会合は友好的なムードのなかで行われたという。

AFP, February 6, 2016、AP, February 6, 2016、ARA News, February 6, 2016、Champress, February 6, 2016、al-Hayat, February 7, 2016、Iraqi News, February 6, 2016、Kull-na Shuraka’, February 6, 2016、al-Mada Press, February 6, 2016、Naharnet, February 6, 2016、NNA, February 6, 2016、Reuters, February 6, 2016、SANA, February 6, 2016、UPI, February 6, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がダイル・ザウル市一帯、タドムル市一帯でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続ける(2016年2月5日)

ダイル・ザウル県では、SANA(2月5日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル航空基地一帯、ダイル・ザウル市旧空港地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、クッルナー・シュラカー(2月6日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)幹部の一人マフムード・マタル氏がダイル・ザウル市郊外を車で移動中に空爆を受け、死亡した。

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ヒムス県では、SANA(2月5日付)によると、シリア軍がスード丘、タール・フルーバ村、ルマイラ村、シャーイル・ガス採掘所一帯、ダイル・ザウル市西部採石場一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(シリア軍、ロシア軍、有志連合のいずれかは不明)が、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市の一つマンビジュ市郊外のフーシャリーヤ村を空爆し、住民3人が死亡、複数が負傷した。

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ハサカ県では、ARA News(2月6日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍はハサカ市南部のカーナ村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、米軍主導の有志連合がシリア民主軍を航空支援した。 

AFP, February 5, 2016、AP, February 5, 2016、ARA News, February 5, 2016、February 6, 2016、Champress, February 5, 2016、al-Hayat, February 6, 2016、February 7, 2016、Iraqi News, February 5, 2016、Kull-na Shuraka’, February 5, 2016、February 6, 2016、al-Mada Press, February 5, 2016、Naharnet, February 5, 2016、NNA, February 5, 2016、Reuters, February 5, 2016、SANA, February 5, 2016、UPI, February 5, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がダルアー市北部の反体制派の拠点アトマーン村を完全制圧(2016年2月5日)

ダルアー県では、『ハヤート』(2月6日付)によると、シリア軍が、ロシア軍の航空支援を受け、ヒズブッラー戦闘員とともにダルアー市北部の要衝アトマーン村で、反体制武装集団を掃討し、同地を完全制圧した。

アトマーン村一帯では、過去48時間で8回以上の空爆が実施され、戦闘員10人が死亡したという。

一方、SANA(2月5日付)によると、シリア軍がダルアー市北部のアトマーン村で反体制武装集団を掃討、同地を制圧し、治安と安定を回復した。

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ハマー県では、SANA(2月5日付)によると、シリア軍がタマーニア町、ラターミナ町、マアッラト・ハルマ村、フバイト村、カフルズィーター市でシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、ナスル軍の拠点を空爆し、戦闘員70人以上を殲滅し、装備・拠点を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月5日付)によると、シリア軍がサラーキブ市、スカイク村でジュンド・アクサー機構の拠点を攻撃し、戦闘員6人を殲滅した。

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ヒムス県では、SANA(2月5日付)によると、シリア軍がタルビーサ市でシャームの民のヌスラ戦線の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 5, 2016、AP, February 5, 2016、ARA News, February 5, 2016、Champress, February 5, 2016、al-Hayat, February 6, 2016、Iraqi News, February 5, 2016、Kull-na Shuraka’, February 5, 2016、al-Mada Press, February 5, 2016、Naharnet, February 5, 2016、NNA, February 5, 2016、Reuters, February 5, 2016、SANA, February 5, 2016、UPI, February 5, 2016などをもとに作成。

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アレッポ県北部に対するロシア軍の爆撃とシリア軍によるヌッブル市、ザフラー町包囲解除戦を受け住民数千人が避難、トルコ国境地帯で足止め(2016年2月5日)

アレッポ県では、『ハヤート』(2月6日付)が、シリア軍によるヌッブル市、ザフラー町包囲解除に伴う同地一帯での戦闘激化を受け、住民数千人が県北部のアアザーズ市方面に避難、トルコ国境に通じるバーブ・サラーマ国境通行所で足止めを食っていると伝えた。

トルコ側の検問所は5日晩になっても開放されていないという。

シリア人権監視団によると、避難した住民の数は4,000人にのぼり、彼らはアナダーン市、フライターン市、ハイヤーン町、バヤーヌーン町などに反体制武装集団の支配下にある市町村へのシリア軍の攻撃やロシア軍の激しい空爆を逃れてきたという。

これらの市町村では住民のほとんどは退去しているという。

またAFP(2月5日付)は、近くのアキダ村のオリーブ畑を移動する女性、子供ら数百人のビデオ映像を配信した。

なお、これに関して、国連OCHAのリンダ・トム報道官は、推計で約2万人がバーブ・サラーマ国境通行所近くに殺到、また5,000から1万人がアアザーズ市内に避難、そして西クルディスタン移行期民政局アフリーン地区の中心都市アフリーン市にも1万人が避難していると発表した。

Naharnet, February 5, 2016
Naharnet, February 5, 2016

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同じくアレッポ県では、クッルナー・シュラカー(2月5日付)によると、ロシア軍が反体制派の支配下にあるアレッポ市各所を空爆、カッラース地区で住民15人、マシュハド地区で11人、バーブ街道地区で8人、シャッアール地区で8人、フィルドゥース地区で5人、ブアイディーン地区で4人が死亡した。

犠牲者のなかには女性、子供が含まれているという。

クッルナー・シュラカー(2月5日付)によると、ロシア軍はまたアナダーン市、フライターン市各所に対して50回以上の空爆を行い、子供、女性を含む61人が死亡、数十人が負傷したという。

さらに、ARA News(2月6日付)によると、ロシア軍戦闘機がアレッポ市サーフール地区を空爆し、民間人数十人が死傷した。

一方、クッルナー・シュラカー(2月5日付)は、反体制武装集団(シャーム戦線)が、ヌッブル市、ザフラー町郊外にあるラトヤーン村をシリア軍より奪取したと伝えた。

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クッルナー・シュラカー(2月5日付)によると、アレッポ県北部一帯で活動する反体制活動家が、シリア軍によるヌッブル市、ザフラー町包囲解除と県北部への進軍に対処するため、統合軍事評議会を設置すると発表した。

AFP, February 5, 2016、AP, February 5, 2016、ARA News, February 5, 2016, February 6, 2016、Champress, February 5, 2016、al-Hayat, February 6, 2016、Iraqi News, February 5, 2016、Kull-na Shuraka’, February 5, 2016、al-Mada Press, February 5, 2016、Naharnet, February 5, 2016、NNA, February 5, 2016、Reuters, February 5, 2016、SANA, February 5, 2016、UPI, February 5, 2016などをもとに作成。

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国連安保理でジュネーブ3会議中断に関する非公式会合:米露による非難の応酬のなか、デミストゥラ共同特別代表はシリア政府、反体制派双方の対応を非難(2016年2月5日)

国連安保理では、シリア情勢に関する非公式会合が行われ、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表がテレビ会議システムを通じてジュネーブ3会議の中断に関する報告を行った。

複数の外交筋によると、会合では、ミシェル・スィーソン国連米代表副大使が、ロシアが「ダーイシュ(イスラーム国)ではなく反体制派の支配地域を空爆している」としたうえで、「ロシアは交渉が成功する機会を与えなかった」と批判した。

これに対して、ロシアのヴィタリー・チュルキン国連大使は「ロシアの軍事介入は政治的対話の道を切り開いた」と反論、「ロシアの空爆はダーイシュ(イスラーム国)とテロ組織を標的としている」と強調したという。

一方、デミストゥラ共同特別代表はジュネーブ3会議中断の経緯を説明し、「シリア政府代表団は、政治的プロセスの開始の用意ではなく、手続き面にこだわっていた」と指摘、またリヤド最高交渉委員会については「前提条件のリストを持参し、これによっていかなる実質的進展をも実現する余地がなくなってしまった」ことを明らかにした。

デミストゥラ共同特別代表によると、シリア政府代表団を率いるバッシャール・ジャアファリー国連シリア代表は、国連安保理決議第2254号の詳細(具体的には、人道支援に関する第12、13項を示唆していると思われる)に立ち入ることを望まず、決議全体に対してアプローチしようとし、間接交渉の実施に関する手続き面での問題について対処するよう要求、間接交渉の準備段階に入っているような対応をとったという。

対するリヤド最高交渉委員会は、包囲解除、空爆停止、人道支援物資搬入、逮捕者釈放という「リスト」を提示したという。

しかし、デミストゥラ共同特別代表は、「噂とは異なり、政府側、反体制派側はともに、ジュネーブに戻る用意があり、シリア人主導の政治プロセスを遵守すると明言した」という。

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デミストゥラ共同特別代表の報道官を務めるラムズィー・イッズッディーン氏は、2月25日に再開予定のジュネーブ3会議に関して、「新たな招聘状は出されない」と述べ、シリア政府、リヤド最高交渉委員会任命の代表団、「ロシア・リスト」に記された有力活動家らを軸に交渉再開の準備を進めることを明らかにした。

AFP, February 5, 2016、AP, February 5, 2016、ARA News, February 5, 2016、Champress, February 5, 2016、al-Hayat, February 6, 2016、Iraqi News, February 5, 2016、Kull-na Shuraka’, February 5, 2016、al-Mada Press, February 5, 2016、Naharnet, February 5, 2016、NNA, February 5, 2016、Reuters, February 5, 2016、SANA, February 5, 2016、UPI, February 5, 2016などをもとに作成。

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アレッポ県北部でダーイシュ(イスラーム国)とシャーム戦線が交戦(2016年2月5日)

アレッポ県では、ARA News(2月5日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がトルコ国境に近いヒルバ村、ハラファトリー村を襲撃、スルターン・ムラード旅団、シャーム軍団、ムウタスィム・ビッラー旅団などからなるシャーム戦線がこれを撃退した。

AFP, February 5, 2016、AP, February 5, 2016、ARA News, February 5, 2016、Champress, February 5, 2016、al-Hayat, February 6, 2016、Iraqi News, February 5, 2016、Kull-na Shuraka’, February 5, 2016、al-Mada Press, February 5, 2016、Naharnet, February 5, 2016、NNA, February 5, 2016、Reuters, February 5, 2016、SANA, February 5, 2016、UPI, February 5, 2016などをもとに作成。

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イラン革命防衛隊の准将、ヒズブッラー司令官がアレッポ県で死亡(2016年2月5日)

イランのタスニーム通信(2月6日付)は、イラン・イスラーム革命防衛隊のムフスィン・ガジュリヤーン准将が戦死したと伝えた。

戦死した日時については明らかにされなかったが、ガジュリヤーン准将はシリア軍のダーイシュ(イスラーム国)掃討戦の顧問をしていたという。

また同通信社によると、バスィージュの隊員6人がアレッポ県の「シーア派聖地」をめぐるタクフィール主義者との戦闘で死亡したという。

イランの複数のメディアによると過去1ヶ月で、シリア領内でのイラン・イスラーム革命防衛隊とバスィージュの隊員100人以上が戦死しているという。

ロイター通信(2月5日付)が伝えた。

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一方、アラビーヤ(2月5日付)によると、ヌッブル市、ザフラー町包囲解除戦でヒズブッラー戦闘員を指揮していたハイダル・フライズ・マルイー司令官と戦闘員のフサイン・ハサン・ジャワードが戦死したと伝えた。

2人は数日前に死亡したという。

AFP, February 5, 2016、Alarabia.net, February 5, 2016、AP, February 5, 2016、ARA News, February 5, 2016、Champress, February 5, 2016、al-Hayat, February 6, 2016、Iraqi News, February 5, 2016、Kull-na Shuraka’, February 5, 2016、al-Mada Press, February 5, 2016、Naharnet, February 5, 2016、NNA, February 5, 2016、Reuters, February 5, 2016、SANA, February 5, 2016、Tasnim News, February 5, 2016、UPI, February 5, 2016などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合はシリア領内を9回にわたり爆撃(2016年2月4日)

米中央軍(CENTCOM)は、2月4日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して30回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は9回で、ラッカ市近郊(1回)、フール町近郊(1回)、アイン・イーサー市近郊(1回)、マンビジュ市近郊(4回)、マーリア市近郊(2回)のダーイシュの施設に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, February 5, 2016などをもとに作成。

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アレッポ県ヌッブル市、ザフラー町を包囲解除した親政権民兵が同地住民、人民防衛諸集団の歓迎を受ける(2016年2月4日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、イラン・イスラーム革命防衛隊戦闘員が、ヌッブル市、ザフラー町の北部にある反体制武装集団の拠点の一つマーイル町を制圧した。

これにより、シリア軍は、反体制武装集団の支配下にあるアレッポ市東部一帯と、トルコ、そしてトルコ国境に近い県北部のアアザーズ市一帯を結ぶ兵站路を遮断し、アレッポ市東部を包囲することに成功した。

また3年半ぶりに反体制武装集団の包囲が解除されたヌッブル市、ザフラー町には、ヒズブッラーの旗などシーア派武装集団の旗を掲げた民兵組織が入り、住民や同地を守備してきた人民防衛諸集団の歓迎を受けた。

なおヌッブル市、ザフラー町包囲解除戦では、シリア軍側の将兵64人(うちイラン人13人、ヌッブル市・ザフラー町の人民防衛諸集団隊員20人、シリア軍兵士22人)、シャームの民のヌスラ戦線などの反体制武装集団戦闘員100人以上が死亡した。

ARA News, February 5, 2016
ARA News, February 5, 2016

同監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機が、アレッポ市マシュハド地区、シャッアール地区、フィルドゥース地区、ブアイディーン地区、カッラーサ地区、バーブ街道地区を空爆し、少なくとも21人(うち子供3人、女性2人)が死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダルアー市北部の反体制武装集団の拠点アトマーン村への攻撃を続け、ジハード主義武装集団戦闘員8人が死亡した。

またアトマーン村一帯では、戦闘機(所属明示せず)が35回以上にわたり空爆を行った。

一方、SANA(2月4日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、ダルアー市北部の反体制武装集団の拠点アトマーン村の一部を制圧した。

シリア軍はまた、ダルアー市マンシヤ地区、サマー・フナイダート村・ムライハ村間の一帯、ヤードゥーダ村で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がトルコ国境に近いクルド山、トルクメン山一帯を空爆した。

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ハマー県では、SANA(2月4日付)によると、シリア軍がカフルヌブーダ町、ムーリク市、マアルカバ村、ラハーヤー村、ラターミナ町、アトシャーン村、カフルズィーター市、ジュッブ・マラービア村、クライブ・サウル村、バーナ村、ラフジャーン村でシャームの民のヌスラ戦線、フルサーン・ハック旅団、ジュンド・アクサー機構、シャーム自由人イスラーム運動、シャーム自由人イスラーム運動の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月4日付)によると、シリア軍がカフルタハーリーム村、アリーハー市、マアッラト・ヌウマーン市、アービディーン村で反体制武装集団の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(2月4日付)によると、シリア軍がタルビーサ市でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、クッルナー・シュラカー(2月5日付)によると、ヒムス市ワアル地区に、国連、シリア赤新月社が人道支援物資を搬入した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(2月4日付)によると、シリア軍、人民防衛諸集団がハラファー村でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またARA News(2月4日付)などによると、国連、シリア赤新月社がマダーヤー町に人道支援物資を搬入した。

AFP, February 4, 2016、AP, February 4, 2016、ARA News, February 4, 2016、Champress, February 4, 2016、al-Hayat, February 5, 2016、Iraqi News, February 4, 2016、Kull-na Shuraka’, February 4, 2016、February 5, 2016、al-Mada Press, February 4, 2016、Naharnet, February 4, 2016、NNA, February 4, 2016、Reuters, February 4, 2016、SANA, February 4, 2016、UPI, February 4, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はアレッポ県東部、ダイル・ザウル市一帯で、YPGはハサカ県、ラッカ県でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続ける(2016年2月4日)

ARA News, February 5, 2016
ARA News, February 5, 2016

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員が仕掛けたと思われる爆弾がタッル・マクスール村・アファシュ村回廊で爆発した。

一方、ダーイシュ(イスラーム国)は、シャーム戦線の幹部でシャリーア法廷検事を務めていたというムハンマド・アブドゥルアズィーズ・タバシュー氏を県北部のタッル・カッラーフ村で処刑したと発表、その映像を公開した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル航空基地一帯でダーイシュ(イスラーム国)が爆弾を仕掛けた車2台を爆発させるなどして攻撃を強め、シリア軍と交戦した。

またダイル・ザウル市工業地区、はウィー亜地区、フワイジャト・サクルでもシリア軍とダーイシュが交戦した。

一方、SANA(2月4日付)によると、シリア軍がブガイリーヤ村、マリーイーヤ村、ダイル・ザウル航空基地南部のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

ヒムス県では、SANA(2月4日付)によると、シリア軍がスード丘、シャンダーヒーヤ村、ヒブラ村、タール山東部でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(2月4日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がハサカ市南部郊外でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ラッカ県では、ARA News(2月4日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がアイン・イーサー市一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

また、クッルナー・シュラカー(2月5日付)によると、ロシア軍戦闘機がダーイシュ(イスラーム国)の中心都市ラッカ市を空爆し、民間人25人が死亡、数十人が負傷、文化センターなどが破壊された。

死亡した民間人のほとんどはアレッポ県バーブ市一帯、ターディフ市一帯からの避難民だったという。

AFP, February 4, 2016、AP, February 4, 2016、ARA News, February 4, 2016、February 5, 2016、Champress, February 4, 2016、al-Hayat, February 5, 2016、Iraqi News, February 4, 2016、Kull-na Shuraka’, February 4, 2016、February 5, 2016、al-Mada Press, February 4, 2016、Naharnet, February 4, 2016、NNA, February 4, 2016、Reuters, February 4, 2016、SANA, February 4, 2016、UPI, February 4, 2016などをもとに作成。

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サウジアラビア国防省顧問「有志連合がシリア国内で地上作戦を行えば、積極的に貢献する」(2016年2月4日)

サウジアラビア国防省顧問のアフマド・アスィーリー准将は、米主導の有志連合がシリア領内でのダーイシュ(イスラーム国)掃討を目的とした地上作戦の実施を決定すれば、「これに積極的に貢献することになろう」と述べた。

AFP(2月4日付)が伝えた。

AFP, February 4, 2016、AP, February 4, 2016、ARA News, February 4, 2016、Champress, February 4, 2016、al-Hayat, February 5, 2016、Iraqi News, February 4, 2016、Kull-na Shuraka’, February 4, 2016、al-Mada Press, February 4, 2016、Naharnet, February 4, 2016、NNA, February 4, 2016、Reuters, February 4, 2016、SANA, February 4, 2016、UPI, February 4, 2016などをもとに作成。

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ジュネーブ3会議に代表団を派遣していた野党がリヤド最高交渉委員会を非難(2016年2月4日)

シリア政府と反体制派の和平交渉「ジュネーブ3会議」に参加するために、スイスのジュネーブに滞在していた国内の野党代表団が、会議の3週間延期を受けて、同地で記者会見を開いた。

記者会見を開いたのは、人民党のナウワーフ・ムルヒム書記長(部族代表)、国民民主行動委員会のマフムード・マルイー代表、マイス・クライディー同委員会書記、アルヤーン・マスアド同報道官、国民青年公正成長党のバルウィーン・イブラーヒーム書記長、シリア国民青年党のスハイル・サルミーニー副書記長、シリア民族社会党のターリク・アフマド政治局メンバー。

彼らは、リヤド最高交渉委員会、「モスクワ・リスト」のいずれにも名を連ねていないが、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表が反体制派の代表として追加招聘していた。

会見で野党代表団は、ジュネーブ3会議の延期に関して、リヤド最高交渉委員会が、サウジアラビア、トルコ、カタールといった国の狙いを代弁し、対話を完結させようとしたなかったためだと追究するとともに、紛争の解決策が「ダマスカスから」案出させることを地域に理解させるべきだと述べた。

SANA(2月4日付)が伝えた。

SANA, February 5, 2016
SANA, February 5, 2016

 

AFP, February 4, 2016、AP, February 4, 2016、ARA News, February 4, 2016、Champress, February 4, 2016、al-Hayat, February 5, 2016、Iraqi News, February 4, 2016、Kull-na Shuraka’, February 4, 2016、al-Mada Press, February 4, 2016、Naharnet, February 4, 2016、NNA, February 4, 2016、Reuters, February 4, 2016、SANA, February 4, 2016、UPI, February 4, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)の砲撃でロシア軍顧問1人が死亡(2016年2月4日)

ロシアのタブロイド紙『ノーヴァヤ・ガゼータ』(2月4日付)は、2月1日にヒムス県内の教練キャンプに迫撃砲弾が着弾し、ロシア軍顧問1人が重傷を負い、搬送先のシリア国内の病院で死亡したと伝えた。

ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は同紙に対して、攻撃はダーイシュ(イスラーム国)によるもので、シリア人教練生4人も死亡したという。

Novaya Gazeta, February 4, 2016、Reuters, February 4, 2016をもとに作成。

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ロシア国防省はロシア軍が2月1~4日に237回出撃したと発表する一方、トルコ軍がシリア領内への侵攻を準備していると非難(2016年2月4日)

ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は、2月1日から4日に、シリア駐留ロシア軍戦闘機が237回の出撃を行い、アレッポ県、ラタキア県、ヒムス県、ハマー県、ダイル・ザウル県の「テロの標的」875カ所を攻撃したと発表した。

イゴール・コナシェンコフ報道官はまた、ロシア軍機がトルコ領空を侵犯したとするトルコ政府の批判に関して、シリア国境付近での違法な軍事行動を隠蔽しようとする試みだと反論、トルコがシリア領内に軍事侵攻するための準備を行っていると疑うに足る充分な証拠を有していると付言した。

そのうえで、国際社会(欧米諸国)に対して、トルコ軍の迫撃砲弾がラタキア県内の居住地に着弾していることを示すビデオ映像をすでに開示していることを明らかにした。

AFP, February 4, 2016、AP, February 4, 2016、ARA News, February 4, 2016、Champress, February 4, 2016、al-Hayat, February 5, 2016、Iraqi News, February 4, 2016、Kull-na Shuraka’, February 4, 2016、al-Mada Press, February 4, 2016、Naharnet, February 4, 2016、NNA, February 4, 2016、Reuters, February 4, 2016、SANA, February 4, 2016、UPI, February 4, 2016などをもとに作成。

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米主導の有志連合はシリア領内で2回の爆撃を実施(2016年2月3日)

米中央軍(CENTCOM)は、2月3日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して22回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は2回で、アイン・イーサー市近郊(1回)、マーリア市近郊(1回)のダーイシュの施設に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, February 4, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がアレッポ県にあるダーイシュ(イスラーム国)拠点都市バーブ市郊外の複数の村を新たに制圧(2016年2月3日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(2月4日付)によると、シリア軍が、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市の一つバーブ市南部で進軍を続け、スィーン村、ジュッブ・ガブシャ村、ジュッブ・カルブ村、ウワイニーヤ村を制圧した。

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ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(2月4日付)によると、ロシア軍がタドムル市の住宅街を空爆し、住民10人が死亡、30人が負傷した。

一方、SANA(2月3日付)によると、シリア軍がシャーイル・ガス採掘所一帯、タドムル市西部郊外柑橘園一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。


AFP, February 3, 2016、AP, February 3, 2016、ARA News, February 3, 2016、Champress, February 3, 2016、al-Hayat, February 4, 2016、Iraqi News, February 3, 2016、Kull-na Shuraka’, February 3, 2016, February 4, 2016、al-Mada Press, February 3, 2016、Naharnet, February 3, 2016、NNA, February 3, 2016、Reuters, February 3, 2016、SANA, February 3, 2016、UPI, February 3, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がアル=カーイダ系組織と「穏健な反体制派」の連合との戦闘の末、アレッポ市北部のヌッブル市、ザフラー町の包囲を3年ぶりに解除(2016年2月3日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、シリア人、アラブ系・アジア系の民兵の支援を受け、マアルサト・ハーン村、ラトヤーン村、ハルダトニン村一帯からヌッブル市、ザフラー町方面に進軍し、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦する一方、ヌッブル市、ザフラー町で籠城を続ける人民防衛諸集団も、マアルサト・ハーン村、ラトヤーン村、ハルダトニン村方面に進軍、反体制武装集団と交戦した。

シリア軍はまた、同地一帯に対して激しい空爆、砲撃を加え、ヌスラ戦線の司令官2人、ヌールッディーン・ザンキー運動の司令官2人らを殺害した。

同監視団によると、ヌッブル市、ザフラー町を守備する人民防衛隊と、アレッポ市北部から西進するシリア軍の間の距離は1キロ弱にまで狭まっているという。

一方、SANA(2月3日付)によると、シリア軍は人民防衛諸集団とともに、アレッポ市北部からヌッブル市、ザフラー町に向けて西進、ドゥワイル・ザイトゥーン村、タッル・ジャビーン村、ハルダトニーン村から同地にいたる地域からシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団を掃討、3年以上にわたる同地の包囲を解除することに成功した。

シリア軍はまた、ヌッブル市、ザフラー町の北に位置する反体制武装集団の拠点の一つマーイル町とトルコ国境を結ぶ兵站路を完全に遮断した。

さらにシリア軍は、アレッポ市北部のウワイナート村を制圧、同地の治安と安定を回復したのか、マアルサト・ハーン村一帯、ワーヒダ村(バヤーヌーン町近郊)一帯でヌスラ戦線と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、クッルナー・シュラカー(2月4日付)によると、ナスル軍がハーン・トゥーマーン村に隣接するハーリディーヤ村を制圧した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がガルナータ村、ウンム・シャルシューフ村、ブルジュ・カーイー村を空爆、またキースィーン村一帯ではシリア軍が反体制武装集団と交戦し、武装集団メンバー1人が死亡した。

シリア軍はまた県北部一帯で、ヘリコプターからビラを散布し、同地からの外国人戦闘員の退去と地元武装集団の投降を呼びかけるとともに、地元武装集団メンバーへの免罪を約束した。

一方、SANA(2月3日付)によると、シリア軍がキースィーン村、ウンム・シャルシューフ村、タルビーサ市、ラスタン市、ブルジュ・カーイー村でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、リヤド最高交渉委員会に参加するイスラーム軍の広報局は声明を出し、東グータ地方のマルジュ・スルターン村郊外の国際幹線道路(ダマスカス・ヒムス街道)でシリア軍部隊を特攻自爆戦闘員(インギマースィー)で要撃し、兵士14人を殺害したと発表した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(2月3日付)によると、シリア軍がロシア軍の航空支援を受け、ダルアー市北部に位置する反体制武装集団の拠点の一つアトマーン村への総攻撃を開始した。

一方、SANA(2月3日付)によると、シリア軍がウンム・ワラド村、シャイフ・フサイン丘、ハリーフ丘、ヤードゥーダ村でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(2月3日付)によると、シリア軍がカフルズィーター市、マアルカバ村、ラターミナ町でアジュナード・シャーム・イスラーム連合などファトフ軍の拠点を攻撃し、戦闘員10人以上を殲滅した。

シリア軍はまた、ジャークースィーヤ村、ムサイリファ村、ミンタール村、トゥータフ村、タッラフ村、ムーリク市、ラトミーン村、ラターミナ町を空爆し、ヌスラ戦線戦闘員40人余りを殲滅した。

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イドリブ県では、SANA(2月3日付)によると、シリア軍がアブー・ズフール町、タッル・トゥカーン村、タマーニア町でシャームの民のヌスラ戦線などファトフ軍の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 3, 2016、AP, February 3, 2016、ARA News, February 3, 2016、Champress, February 3, 2016、al-Hayat, February 4, 2016、Iraqi News, February 3, 2016、Kull-na Shuraka’, February 3, 2016、February 4, 2016、al-Mada Press, February 3, 2016、Naharnet, February 3, 2016、NNA, February 3, 2016、Reuters, February 3, 2016、SANA, February 3, 2016、UPI, February 3, 2016などをもとに作成。

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ロシア軍の誤爆によるアレッポ市アフリーン市郊外でクルド人2人が死亡(2016年2月3日)

アレッポ県では、ARA News(2月3日付)が地元の複数の消息筋の話として、西クルディスタン移行期民政局アフリーン地区の実効支配下にあるアフリーン市近郊のジタール村をロシア軍戦闘機が誤爆し、住民2人が死亡した、と伝えた。

一方、西クルディスタン移行期民政局コバネの実効支配下にあるアイン・アラブ市郊外のクッバ村、タッル・アブル村がダーイシュ(ダーイシュ)の砲撃を受けた。

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一方、ARA News(2月4日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がアレッポ市内のジャンドゥール街道一帯でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

AFP, February 3, 2016、AP, February 3, 2016、ARA News, February 3, 2016、February 4, 2016、Champress, February 3, 2016、al-Hayat, February 4, 2016、Iraqi News, February 3, 2016、Kull-na Shuraka’, February 3, 2016、al-Mada Press, February 3, 2016、Naharnet, February 3, 2016、NNA, February 3, 2016、Reuters, February 3, 2016、SANA, February 3, 2016、UPI, February 3, 2016などをもとに作成。

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フランス外務省声明「国連は民主統一党のジュネーブ3会議への参加を決定」(2016年2月3日)

フランス外務省は声明を出し、国連が、ジュネーブ3会議においてシリア政府との交渉にあたる反体制派の代表団に西クルディスタン移行期民政局を主導するクルド民族主義政党の民主統一党の代表を参加させることを決定した、と発表した。

AFP, February 3, 2016、AP, February 3, 2016、ARA News, February 3, 2016、Champress, February 3, 2016、al-Hayat, February 4, 2016、Iraqi News, February 3, 2016、Kull-na Shuraka’, February 3, 2016、al-Mada Press, February 3, 2016、Naharnet, February 3, 2016、NNA, February 3, 2016、Reuters, February 3, 2016、SANA, February 3, 2016、UPI, February 3, 2016などをもとに作成。

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ロシアのラヴロフ外務大臣「テロ組織が根絶されるまで爆撃が止むことはない」(2016年2月3日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は訪問先のオマーンの首都マスカットで記者会見を開き、ロシア軍によるシリア領内での空爆に関して「シリアのテロリストの拠点を攻撃し続ける。シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム国(ダーイシュ)といったテロ組織が根絶されるまで攻撃が止むことはない」と述べた。

ARA News(2月3日付)が伝えた。

AFP, February 3, 2016、AP, February 3, 2016、ARA News, February 3, 2016、Champress, February 3, 2016、al-Hayat, February 4, 2016、Iraqi News, February 3, 2016、Kull-na Shuraka’, February 3, 2016、al-Mada Press, February 3, 2016、Naharnet, February 3, 2016、NNA, February 3, 2016、Reuters, February 3, 2016、SANA, February 3, 2016、UPI, February 3, 2016などをもとに作成。

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ケリー米国務長官「有志連合の支援がシリア民主軍の進軍を可能とした。シリア民主軍は対トルコ国境の完全掌握に近づいている」(2016年2月3日)

ジョン・ケリー米国務長官は、イタリアの首都ローマで開催された有志連合参加国外相級会合で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、アレッポ県、ハサカ県でのダーイシュ(イスラーム国)との戦闘で数千平方キロの地域を制圧したと主張した。

ケリー国務長官は「有志連合は航空支援、装備品供与、教練支援を行い、この進軍を可能とした…。シリア民主軍は現在、シリア・トルコ国境の完全掌握に近づいており、我々はダーイシュの重火器、教練キャンプ、石油関連拠点を破壊している」と述べた。

ARA News(2月4日付)が伝えた。

AFP, February 3, 2016、AP, February 3, 2016、ARA News, February 3, 2016, February 4, 2016、Champress, February 3, 2016、al-Hayat, February 4, 2016、Iraqi News, February 3, 2016、Kull-na Shuraka’, February 3, 2016、al-Mada Press, February 3, 2016、Naharnet, February 3, 2016、NNA, February 3, 2016、Reuters, February 3, 2016、SANA, February 3, 2016、UPI, February 3, 2016などをもとに作成。

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民主統一党のムスリム共同党首「クルド人がいなければ、ジュネーブ3会議はジュネーブ2会議と同じ運命を辿る」(2016年2月3日)

西クルディスタン移行期民政局を主導するクルド民族主義政党の民主統一党のサーリフ・ムスリム共同党首は「クルド人はシリアの危機を政治的解決するうえでの基礎をなしており、クルド人がいなければ、ジュネーブ3会議はジュネーブ2会議と同じ運命を辿ることになるだろう」と述べた。

ムスリム共同党首は、リヤド最高交渉委員会を設置した反体制派合同会合(2015年12月にリヤドでかい際)において自党が排除されたことに関して、「紛争を真に終わらせようとする意志がないことを示している」と非難したうえで、「クルド人は軍事、政治勢力として現地に存在しており、シリア民主評議会において代表されている。同評議会は民主主義の価値観や自治を守っている」と述べた。

ARA News(2月3日付)が伝えた。

AFP, February 3, 2016、AP, February 3, 2016、ARA News, February 3, 2016、Champress, February 3, 2016、al-Hayat, February 4, 2016、Iraqi News, February 3, 2016、Kull-na Shuraka’, February 3, 2016、al-Mada Press, February 3, 2016、Naharnet, February 3, 2016、NNA, February 3, 2016、Reuters, February 3, 2016、SANA, February 3, 2016、UPI, February 3, 2016などをもとに作成。

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リヤド最高交渉委員会のヒジャーブ元首相「人道に関する諸要求が受け入れられまで、ジュネーブには戻らない」、イスラーム軍のアッルーシュ氏「現政権と統一政府を作ることは不可能だ」(2016年2月3日)

リヤド最高交渉委員会の委員長を務めるリヤード・ヒジャーブ元首相は、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表によるジュネーブ3会議中止発表を受け、記者団に対して、国連側に示した人道に関する諸要求(シリア軍、ロシア軍による空爆停止、反体制派支配下の都市に対するシリア軍の包囲解除と人道物資搬入、逮捕者釈放)が履行されない限りはジュネーブに戻ることはないと述べた。

ヒジャーブ元首相は「我々は明日(4日)にジュネーブを去る。人道に関する諸要求が受け入れられるまで、あるいは現地で具体的なことが起きるまでは戻ることはないだろう」と述べた。

AFP(2月3日付)が伝えた。

al-Hayat, February 4, 2016
al-Hayat, February 4, 2016

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リヤド最高交渉委員会選出の代表団の交渉責任者を務めるイスラーム軍幹部のムハンマド・アッルーシュ氏は、現政権とともに挙国一致政府(移行期統治機関)に参加することは「不可能で、これに関して話すまでもない」と述べた。

アッルーシュ氏は、ジュネーブ3会議の中止に関して「ジュネーブにいるシリア反体制派とシリア政府との問題であって、デミストゥラ氏、あるいはいかなる外国との問題でもない…。22の都市がシリア軍と親政権民兵の包囲に曝されている」と述べた。

ARA News(2月3日付)が伝えた。

AFP, February 3, 2016、AP, February 3, 2016、ARA News, February 3, 2016、Champress, February 3, 2016、al-Hayat, February 4, 2016、Iraqi News, February 3, 2016、Kull-na Shuraka’, February 3, 2016、al-Mada Press, February 3, 2016、Naharnet, February 3, 2016、NNA, February 3, 2016、Reuters, February 3, 2016、SANA, February 3, 2016、UPI, February 3, 2016などをもとに作成。

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シリア政府代表団のジャアファリー国連シリア代表はサウジアラビア、トルコ、カタールの指示を受けるリヤド最高交渉委員会がジュネーブ3会議を失敗に追い込んだと非難(2016年2月3日)

シリア政府代表団を率いるバッシャール・ジャアファリー国連シリア代表は、サウジアラビア、トルコ、カタールの指示を受けるリヤド最高交渉委員会がジュネーブ3会議を失敗に追い込んだと非難、ジュネーブ3会議の中止の責任を追及した。

ジュネーブでの記者会見でジャアファリー国連シリア代表は、「我々シリア政府にとって重要なのは、我々が世界に対して、我々の規律、遵守の姿勢、真剣さ、そして責任感を示したことだ…。我々の前に統一された反体制派はおらず、互いに対立し合った複数の反体制諸派がいただけで、そのなかには外国勢力から命令を受けている者からなるグループさえいた」と述べた。

また「スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表は言及を避けたが…、リヤド最高交渉委員会の代表団が今朝、ハウジャ(シリア革命反体制勢力国民連立のハーリド・ハウジャ議長)とリヤード・ヒジャーブ(リヤド最高交渉委員会委員長)の到着を受け、ジュネーブからの撤退を決定したのだ」と暴露した。

そのうえで「リヤド最高交渉委員会の振る舞いは…、責任感、真剣さ、義務感を欠いている…。同委員会を動かしているのは、サウジアラビア、トルコ、カタールで、これらの国が委員会にジュネーブ3会議を失敗させるよう当初から指示をしてきた」と断じた。

SANA(2月3日付)が伝えた。

SANA, February 3, 2016
SANA, February 3, 2016

AFP, February 3, 2016、AP, February 3, 2016、ARA News, February 3, 2016、Champress, February 3, 2016、al-Hayat, February 4, 2016、Iraqi News, February 3, 2016、Kull-na Shuraka’, February 3, 2016、al-Mada Press, February 3, 2016、Naharnet, February 3, 2016、NNA, February 3, 2016、Reuters, February 3, 2016、SANA, February 3, 2016、UPI, February 3, 2016などをもとに作成。

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