アレッポ市東部からの戦闘員、住民の退去と並行するかたちで、アル=カーイダ系のファトフ軍が包囲を続けてきたイドリブ県フーア市、カファルヤー町からの住民の避難が合意(2016年12月14日)

ARA News(12月14日付)は、ヌールッディーン・ザンキー運動のアブドゥッサラーム・アブドゥラッザーク報道官の話として、アル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍の包囲を受けているイドリブ県のフーア市、カファルヤー町(いずれもシリア政府支配下)の住民の県外への非難を骨子とする合意が成立した。

シリア政府に近い複数の消息筋によると、この合意を受け、フーア市、カファルヤー町にとどまっていた住民約1万5,000人が退去を予定しており、またその見返りとして、アレッポ市南東部で籠城を続ける反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室、ないしはアレッポ軍)の市外への退去が行われるという。

なお、ヌールッディーン・ザンキー運動は、米国の支援を受け、「穏健な反体制派」と目されているが、アレッポ市南東部で籠城をするシャーム・ファトフ戦線を含むすべての武装集団からなるアレッポ軍に参加、またイドリブ県、アレッポ県西部を支配するファトフ軍にも加わっている。

AFP, December 14, 2016、AP, December 14, 2016、ARA News, December 14, 2016、Champress, December 14, 2016、al-Hayat, December 15, 2016、Iraqi News, December 14, 2016、Kull-na Shuraka’, December 14, 2016、al-Mada Press, December 14, 2016、Naharnet, December 14, 2016、NNA, December 14, 2016、Reuters, December 14, 2016、SANA, December 14, 2016、UPI, December 14, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍がラッカ市北西部の4カ村をダーイシュから奪取(2016年12月13日)

ラッカ県では、ARA News(12月13日付)によると、「ユーフラテスの怒り」作戦第2段階を続行する西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市北西部のアフマディーヤ村、ヒルバト・バッカーラ村、シャラーリーヤ村、マジュバン村をダーイシュ(イスラーム国)から奪取、これを制圧した。

AFP, December 13, 2016、AP, December 13, 2016、ARA News, December 13, 2016、Champress, December 13, 2016、al-Hayat, December 14, 2016、Iraqi News, December 13, 2016、Kull-na Shuraka’, December 13, 2016、al-Mada Press, December 13, 2016、Naharnet, December 13, 2016、NNA, December 13, 2016、Reuters, December 13, 2016、SANA, December 13, 2016、UPI, December 13, 2016などをもとに作成。

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イドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所近くでアレッポ市東部へのシリア軍の攻勢に抗議するデモ発生(2016年12月13日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(12月13日付)によると、トルコ国境に面するバーブ・ハワー国境通行所に至る幹線道路で、アレッポ市東部に対するシリア軍の攻勢に抗議するデモが発生、参加者は反体制武装集団の糾合を訴えた。

Kull-na Shuraka', December 13, 2016
Kull-na Shuraka’, December 13, 2016

 

AFP, December 13, 2016、AP, December 13, 2016、ARA News, December 13, 2016、Champress, December 13, 2016、al-Hayat, December 14, 2016、Iraqi News, December 13, 2016、Kull-na Shuraka’, December 13, 2016、al-Mada Press, December 13, 2016、Naharnet, December 13, 2016、NNA, December 13, 2016、Reuters, December 13, 2016、SANA, December 13, 2016、UPI, December 13, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュはヒムス県東部のタイフール航空基地とカルヤタイン市間の交差点一帯を制圧(2016年12月13日)

ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(12月13日付)によると、タドムル市一帯を再制圧したダーイシュ(イスラーム国)が同地西方への進軍を続け、カルヤタイン市とタイフール航空基地(T4)の間に位置するカルヤタイン交差点一帯を新たに制圧した。

Kull-na Shuraka', December 13, 2016
Kull-na Shuraka’, December 13, 2016

 

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ダマスカス郊外県では、ARA News(12月13日付)によると、カラムーン地方に潜伏するダーイシュ(イスラーム国)が反体制武装集団の拠点複数カ所を襲撃した。

AFP, December 13, 2016、AP, December 13, 2016、ARA News, December 13, 2016、Champress, December 13, 2016、al-Hayat, December 14, 2016、Iraqi News, December 13, 2016、Kull-na Shuraka’, December 13, 2016、al-Mada Press, December 13, 2016、Naharnet, December 13, 2016、NNA, December 13, 2016、Reuters, December 13, 2016、SANA, December 13, 2016、UPI, December 13, 2016などをもとに作成。

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シリア人権監視団:2011年3月以降の死者数は31万2,000人を記録、うち民間人は5万人強(2016年12月13日)

シリア人権監視団は、反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室、ないしはアレッポ軍)の支配下にあったアレッポ市東部の95%以上をシリア軍が解放したことを受け、2011年3月に「アラブの春」が波及して以降の死者数を発表した。

同監視団によると2011年3月から2016年12月13日までの死者数は31万2,000人に達し、うち5万600人が民間人(子供1万6,000人を含む)だという。

また「自由シリア軍」、ジハード主義武装集団、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の戦闘員の死者数は5万3,208人、シャーム・ファトフ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員の死者数は5万5,000人、シリア軍、親政権民兵の死者数は11万人、ヒズブッラー戦闘員の死者数は1,387人、身元不明が3,683人にのぼるという。

なお、今回のシリア人権監視団の発表では、死者総数の下3桁は発表されなかった。

AFP, December 13, 2016、AP, December 13, 2016、ARA News, December 13, 2016、Champress, December 13, 2016、al-Hayat, December 14, 2016、Iraqi News, December 13, 2016、Kull-na Shuraka’, December 13, 2016、al-Mada Press, December 13, 2016、Naharnet, December 13, 2016、NNA, December 13, 2016、Reuters, December 13, 2016、SANA, December 13, 2016、UPI, December 13, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市南東部で籠城を続ける反体制武装集団に所属する「穏健な反体制派」の一つムジャーヒディーン軍はなおも住民に徹底抗戦を呼びかける(2016年12月13日)

アレッポ市南東部で籠城を続ける反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室、ないしはアレッポ軍)に所属する「穏健な反体制派」の一つムジャーヒディーン軍はSNSを通じて声明を出し、同地住民に対して動員令を発し、「武器携帯を望むすべての者に武器を供与する用意がある」と表明、徹底抗戦を呼びかけた。

Kull-na Shuraka', December 13, 2016
Kull-na Shuraka’, December 13, 2016

 

AFP, December 13, 2016、AP, December 13, 2016、ARA News, December 13, 2016、Champress, December 13, 2016、al-Hayat, December 14, 2016、Iraqi News, December 13, 2016、Kull-na Shuraka’, December 13, 2016、al-Mada Press, December 13, 2016、Naharnet, December 13, 2016、NNA, December 13, 2016、Reuters, December 13, 2016、SANA, December 13, 2016、UPI, December 13, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市南東部でロシア、トルコの仲介により停戦合意が成立、14日早朝から反体制派戦闘員と住民のアレッポ市西部郊外への退去が始まる(2016年12月13日)

SNN(12月13日付)、ロイター通信(12月13日付)などは、アレッポ市南東部で籠城を続けている反体制武装集団とロシア軍が、トルコの仲介により交渉を行い、同地からの戦闘員と民間人の退去に関する停戦合意を交わしたと伝えた。

停戦合意は、①13日夜以降の戦闘停止、②反体制武装集団戦闘員と民間人のアレッポ市西部郊外への退去、③大型バス5台での退去者の移送などを骨子とするという。

Kull-na Shuraka', December 13, 2016
Kull-na Shuraka’, December 13, 2016
Kull-na Shuraka', December 13, 2016
Kull-na Shuraka’, December 13, 2016

ARA News(12月13日付)は、ファトフ軍支配下のアレッポ市西部郊外で活動するというアーディル・フサインを名乗る活動家の話として、「欧州とトルコにイニシアチブにより、ロシアは火曜日(13日)晩からアレッポ市での発砲を停止することに同意し…、包囲下にあるアレッポ市から、民間人と反体制武装集団戦闘員が軽火器を携帯して退去するための回廊が解放されるだろう」と伝えた。

フサイン氏によると、民間人と戦闘員の退去は現地時間で14日の午前5時に開始されるという。

また、シャームプレス(12月13日付)は、アレッポ市東部の地元評議会が、現地時間14日午前5時から赤十字国際委員会の監視下で、アレッポ市南東部からの民間人の退去が開始されると発表したと報じた。

これに関して、アナトリア通信(12月13日付)によると、大型バス複数台が現地に到着したという。

さらに、スカイ・ニュース(12月13日付)はアレッポ市南東部で籠城を続ける反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室、ないしはアレッポ軍)に所属する「穏健な反体制派」の一つヌールッディーン・ザンキー運動の幹部の話として、アレッポ市の全戦線での停戦、民間人・戦闘員の退去を定めた合意が成立したと伝えた。

AFP, December 13, 2016、Anadolu Ajansı, December 13, 2016、AP, December 13, 2016、ARA News, December 13, 2016、Champress, December 13, 2016、al-Hayat, December 14, 2016、Iraqi News, December 13, 2016、Kull-na Shuraka’, December 13, 2016、al-Mada Press, December 13, 2016、Naharnet, December 13, 2016、NNA, December 13, 2016、Reuters, December 13, 2016、SANA, December 13, 2016、Sky News Arabic, December 13, 2016、SNN, December 13, 2016、UPI, December 13, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市南東部で籠城を続ける反体制武装集団に所属するイスラームの旗大隊がシリア軍の攻撃を前に玉砕(2016年12月13日)

アレッポ市南東部で籠城を続ける反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室、ないしはアレッポ軍)に所属するシリア・ムスリム同胞団系の武装集団シャーム軍団は声明を出し、カッラーサ地区で抵抗を続けてきたイスラームの旗大隊の戦闘員全員が戦死したと発表した。

イスラームの旗大隊は、メンバー全員が撤退を拒否し、玉砕を決意し、シリア軍、親政権武装勢力に対して徹底抗戦を行っていたという。

AFP, December 13, 2016、AP, December 13, 2016、ARA News, December 13, 2016、Champress, December 13, 2016、al-Hayat, December 14, 2016、Iraqi News, December 13, 2016、Kull-na Shuraka’, December 13, 2016、al-Mada Press, December 13, 2016、Naharnet, December 13, 2016、NNA, December 13, 2016、Reuters, December 13, 2016、SANA, December 13, 2016、UPI, December 13, 2016などをもとに作成。

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シリア軍は反体制武装集団が籠城を続けるアレッポ市南東部を激しく砲撃(2016年12月13日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、反体制武装集団が籠城を続けるアレッポ市南東部の南側のサラーフッディーン地区、マシュハド地区、アンサーリー地区を激しく砲撃した。

シリア軍はまた、アレッポ市北部のライラムーン地区、ダフラト・アブドゥラッブフ地区に対しても砲撃を行った。

シリア軍はさらに、UNESCO世界文化遺産に指定されているアレッポ市旧市街のウマイヤ・モスク一帯、バーブ・アンターキヤー一帯、バーブ・カンサリーン一帯、サッファーヒーヤ地区で爆発物処理作業を継続した。

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ダルアー県では、SANA(12月13日付)によると、シリア軍がダルアー市内各所、ヤードゥーダ村でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ヒムス県では、SANA(12月13日付)によると、シリア軍がダイル・フール村、ラスタン市で反体制武装集団と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(12月13日付)によると、県南部(カナーキル村など)で反体制活動を行ってきた約1,500人が地元和解プロセスの一環で関係当局に投降、2016年政令第15号の規定に従い、放免となった。

AFP, December 13, 2016、AP, December 13, 2016、ARA News, December 13, 2016、Champress, December 13, 2016、al-Hayat, December 14, 2016、Iraqi News, December 13, 2016、Kull-na Shuraka’, December 13, 2016、al-Mada Press, December 13, 2016、Naharnet, December 13, 2016、NNA, December 13, 2016、Reuters, December 13, 2016、SANA, December 13, 2016、UPI, December 13, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ県で4カ村をダーイシュから奪取(2016年12月12日)

ラッカ県では、ARA News(12月12日付)によると、「ユーフラテスの怒り」作戦第2段階を開始した西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦の末、ティシュリーン・ダム南部のサファーヒール村、アッジャージュ村、ラッカ市北部のビール・シャッラール村、ウンム・サリーム村を新たに制圧した。

AFP, December 12, 2016、AP, December 12, 2016、ARA News, December 12, 2016、Champress, December 12, 2016、al-Hayat, December 13, 2016、Iraqi News, December 12, 2016、Kull-na Shuraka’, December 12, 2016、al-Mada Press, December 12, 2016、Naharnet, December 12, 2016、NNA, December 12, 2016、Reuters, December 12, 2016、SANA, December 12, 2016、UPI, December 12, 2016などをもとに作成。

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シャーム自由人イスラーム運動傘下の自由人軍に吸収統合された組織のシャイフ、説教師が自由人軍結成を撤回するよう要求(2016年12月12日)

シャーム自由人イスラーム運動の傘下組織として10日に新設された自由人軍に吸収統合された反体制武装集団に所属するシャイフ、説教師12人が共同声明を出し、「(合併された)武装組織は、国民と革命の所産で、自由な革命家に帰属するのであって、特定の個人のものではない」と非難、自由人軍結成を撤回するよう要求した。

Kull-na Shuraka', December 12, 2016
Kull-na Shuraka’, December 12, 2016

 

AFP, December 12, 2016、AP, December 12, 2016、ARA News, December 12, 2016、Champress, December 12, 2016、al-Hayat, December 13, 2016、Iraqi News, December 12, 2016、Kull-na Shuraka’, December 12, 2016、al-Mada Press, December 12, 2016、Naharnet, December 12, 2016、NNA, December 12, 2016、Reuters, December 12, 2016、SANA, December 12, 2016、UPI, December 12, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県北部のダーイシュの拠点都市バーブ市の市街地を砲撃(2016年12月12日)

アレッポ県では、ARA News(12月12日付)によると、「ユーフラテスの盾」作戦を続行し、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市バーブ市に進攻中のハワール・キリス作戦司令室を全面支援するトルコ軍が、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市バーブ市の住宅街、ターディフ市一帯、ザルズール村に対して砲撃を行った。

ARA News, December 12, 2016
ARA News, December 12, 2016

ロイター通信(12月12日付)によると、トルコ軍はまたバーブ市にビラを散布し、住民に対して安全な場所に避難するよう呼びかけた。

AFP, December 12, 2016、AP, December 12, 2016、ARA News, December 12, 2016、Champress, December 12, 2016、al-Hayat, December 13, 2016、Iraqi News, December 12, 2016、Kull-na Shuraka’, December 12, 2016、al-Mada Press, December 12, 2016、Naharnet, December 12, 2016、NNA, December 12, 2016、Reuters, December 12, 2016、SANA, December 12, 2016、UPI, December 12, 2016などをもとに作成。

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ロシア軍と思われる戦闘機がハマー県東部のダーイシュ支配地域での爆撃で毒ガスを使用か?(2016年12月12日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍ないしはシリア軍の戦闘機がダーイシュ(イスラーム国)支配下のウカイリバート町一帯を空爆し、子供11人、女性8人を含む34人が死亡した(クッルナー・シュラカー(12月12日付)によると、87人死亡、350人負傷)。

Kull-na Shuraka', December 12, 2016
Kull-na Shuraka’, December 12, 2016

これに関して、ダーイシュの戦果を喧伝するアアマーク通信(12月12日付)は、ロシア軍が毒ガス兵器で空爆を行い、20人が死亡、200人あまりが呼吸困難などの症状を訴えたと伝えた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タドムル市を再制圧したダーイシュ(イスラーム国)が、捕捉した親政権武装勢力の戦闘員1人を処刑した。

またダーイシュはタドムル市内での掃討作戦中に子供2人を含む住民4人を殺害した。

ダーイシュはこのほかにも、カルヤタイン市一帯、タイフール航空基地一帯に進軍し、シリア軍と交戦した。

一方、SANA(12月12日付)によると、シリア軍がタドムル市一帯、バーリダ地区一帯、ラッフーム村、ウンク・ハワー村、ワーディー・ナイーミー、スフナ市一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点、車輌に対して空爆を実施した。

これに対して、ダーイシュの戦果を喧伝するアアマーク通信(12月12日付)は、ダーイシュが県東部のタイフール航空基地(T4)を制圧したと発表した。

しかし、SANA(12月12日付)は、シリア軍消息筋の話として、タドムル市一帯で攻勢を続けるダーイシュが県東部のタイフール航空基地を制圧したとの一部情報を否定した。

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ダイル・ザウル県では、ARA News(12月12日付)によると、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、ブガイリーヤ村一帯、ダイル・ザウル航空基地一帯で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

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アレッポ県では、SANA(12月12日付)によると、シリア軍がアレッポ市東部のズブダ村でダーイシュ(イスラーム国)の車輌を攻撃、破壊した。

AFP, December 12, 2016、AP, December 12, 2016、ARA News, December 12, 2016、Champress, December 12, 2016、al-Hayat, December 13, 2016、Iraqi News, December 12, 2016、Kull-na Shuraka’, December 12, 2016、al-Mada Press, December 12, 2016、Naharnet, December 12, 2016、NNA, December 12, 2016、Reuters, December 12, 2016、SANA, December 12, 2016、UPI, December 12, 2016などをもとに作成。

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ハマー県、イドリブ県でシリア軍が反体制派との戦闘を続ける(2016年12月12日)

ハマー県では、SANA(12月12日付)によると、反体制武装集団がラビーア村を砲撃し、女性1人が負傷した。

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イドリブ県では、SANA(12月12日付)によると、シリア軍がキンダ村一帯で反体制武装集団の拠点を空爆した。

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ラタキア県では、SANA(12月12日付)によると、シリア軍がカフルサンドゥー山、第1154地点、アイン・バイダー町、トゥッファーヒーヤ村一帯で反体制武装集団の拠点を空爆した。

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ダルアー県では、SANA(12月12日付)によると、シリア軍がダルアー市内各所、ヤードゥーダ村一帯で反体制武装集団と交戦した。

AFP, December 12, 2016、AP, December 12, 2016、ARA News, December 12, 2016、Champress, December 12, 2016、al-Hayat, December 13, 2016、Iraqi News, December 12, 2016、Kull-na Shuraka’, December 12, 2016、al-Mada Press, December 12, 2016、Naharnet, December 12, 2016、NNA, December 12, 2016、Reuters, December 12, 2016、SANA, December 12, 2016、UPI, December 12, 2016などをもとに作成。

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地元活動家や反体制派系メディアは、シリア軍がアレッポ市東部各所で住民の処刑を行っていると主張(2016年12月12日)

アリー・ジャアファルを名乗る地元活動家の一人は、ARA News(12月12日付)に対して、シリア軍が、ブスターン・カスル地区、カッラーサ地区などを制圧後、住民が反体制武装集団を支持していたとして処刑、カッラーサ地区内の墓地では民間人数十人(アジャム家、サンダ家の女性、子供)、ブスターン・カスル地区の旅客バス・ターミナル近くでは13人(ハサン家とミスリー家)が殺害されたと主張した。

また、反体制派系メディアのAMC(12月12日付)もシリア軍および親政権民兵が、フィルドゥース地区、サーリヒーン地区、ブスターン・カスル地区で75人以上が処刑されたと宣伝した。

AMC, December 12, 2016
AMC, December 12, 2016

AFP, December 12, 2016、AMC, December 12, 2016、AP, December 12, 2016、ARA News, December 12, 2016、Champress, December 12, 2016、al-Hayat, December 13, 2016、Iraqi News, December 12, 2016、Kull-na Shuraka’, December 12, 2016、al-Mada Press, December 12, 2016、Naharnet, December 12, 2016、NNA, December 12, 2016、Reuters, December 12, 2016、SANA, December 12, 2016、UPI, December 12, 2016などをもとに作成。

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シリア人権監視団:アレッポ市攻防戦で13万人の住民が反体制武装集団支配下にあった同市東部から脱出(2016年12月12日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、過去24時間でアレッポ市南東部から1万人以上の住民がシリア政府支配下のアレッポ市西部に避難、11月半ば以降のアレッポ市東部からの避難民の数は13万人に達しているという。

一方、SANA(12月12日付)によると、反体制武装集団支配下のアレッポ市南東部から住民3,500人以上がバーブ・ナイラブ通行所、カーディー・アスカル交差点通行所、アズィーザ通行所、バーブ・ハディード通行所を経由して新たに脱出、シリア政府支配下のジャブリーン村、ティシュリーン地区に設置された仮設居住センターに移送された。

また、ラタキア県のフマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが発表したところによると、反体制武装集団戦闘員728人が地元和解プロセスの一環でシリア政府支配下のアレッポ市西部に投降、 2016年政令第15号に従って、放免となった。

SANA, December 12, 2016
SANA, December 12, 2016

AFP, December 12, 2016、AP, December 12, 2016、ARA News, December 12, 2016、Champress, December 12, 2016、al-Hayat, December 13, 2016、Iraqi News, December 12, 2016、Kull-na Shuraka’, December 12, 2016、al-Mada Press, December 12, 2016、Naharnet, December 12, 2016、NNA, December 12, 2016、Reuters, December 12, 2016、SANA, December 12, 2016、UPI, December 12, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市攻防戦はシリア軍が反体制派支配地域の95%強を解放し最終段階へ(2016年12月12日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室、ないしはアレッポ軍)がアレッポ市南東部の6地区から撤退、シリア軍が同地を制圧した。

反体制武装集団が撤退したのは、ブスターン・カスル地区、カッラーサ地区、カラム・ダアダア地区、フィルドゥース地区、ジュルーム地区、ジスル・ハッジ地区。

この撤退に先立ち、シリア軍はシャイフ・サイード地区、サーリヒーン地区を制圧していた。

一方、SANA(12月12日付)によると、シリア軍が予備部隊、同盟部隊とともにアレッポ市南東部で反体制武装集団の掃討を続け、ブスターン・カスル地区、シャイフ・サイード地区、シハーディーン地区、イスカーン地区、カラム・エフェンディー地区、カラム・ダアダア地区、サーリヒーン地区、ジルス・ハッジ地区、ジャッルーム地区、バーブ・マカーム地区、フィルドゥース地区、カルアト・シャリーフ地区を制圧し、治安と安定を回復した。

シリア軍はまた、カッラーサ地区、スーク・ハール地区に進軍、反体制武装集団の残党を追撃した。

almasdarnews.com, December 12, 2016
almasdarnews.com, December 12, 2016
al-Hayat, December 13, 2016
al-Hayat, December 13, 2016

シリア人権監視団によると、これにより、アレッポ市の反体制武装集団は「完全に衰退」し、「アレッポの戦いは終わり」を迎えつつあり、シリア軍による同地の完全解放は「時間の問題」となった。

反体制武装集団はアレッポ市東部の95%強を喪失、マシュハド地区とスッカリー地区の全域のほか、市内の複数カ所を維持しているだけで、これらはいつ陥落しても不思議でないという。

一方、ロイター通信(12月12日付)が伝えたところによると、アレッポ市治安委員会議長を務めるシリ軍のザイド・サーリフ少将は記者団に対して、アレッポ市攻防戦が最終段階に入ったとしたうえで「アレッポ市東部の戦いを早急に終わらせねばならない。つまり反体制派にとって時間は非常に限られたものとなっている。降伏するか、死ぬかだ」と述べた。

このほか、SANA(12月12日付)によると、反体制武装集団がシリア政府支配下のアレッポ市イザーア地区、バーブ・ファラジュ地区、マイサルーン地区、マシャーティーヤ地区、サイフ・ダウラ地区、マアーディー地区、マルジャ地区、マガーイル地区を砲撃し、8人を殺害、47人を負傷させた。

SANA, December 12, 2016
SANA, December 12, 2016

AFP, December 12, 2016、AP, December 12, 2016、ARA News, December 12, 2016、Champress, December 12, 2016、al-Hayat, December 13, 2016、Iraqi News, December 12, 2016、Kull-na Shuraka’, December 12, 2016、al-Mada Press, December 12, 2016、Naharnet, December 12, 2016、NNA, December 12, 2016、Reuters, December 12, 2016、SANA, December 12, 2016、UPI, December 12, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ市北部の6カ村をダーイシュから奪取(2016年12月11日)

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(12月11日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)に対する「ユーフラテスの怒り」作戦第2段階を開始した西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ラッカ市北部のマルワーニーヤ村、ジャバル・カラージャ村、小ハミーラ村、大ハミーラ村、カルファト・ダーニー村、ダラーニーヤ村を制圧した。

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西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍はビデオ声明(https://youtu.be/Zs0Mj2kOcMw)を出し、ラッカ市を支配するダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員に対して、武器を棄て投降した者には「イスラーム教の教えに基づき」恩赦を行うと呼びかけ、降伏を促した。

AFP, December 11, 2016、AP, December 11, 2016、ARA News, December 11, 2016、Champress, December 11, 2016、al-Hayat, December 12, 2016、Iraqi News, December 11, 2016、Kull-na Shuraka’, December 11, 2016、al-Mada Press, December 11, 2016、Naharnet, December 11, 2016、NNA, December 11, 2016、Reuters, December 11, 2016、SANA, December 11, 2016、UPI, December 11, 2016などをもとに作成。

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ダーラト・イッザ市(アレッポ県)のアル=カーイダ系組織と「穏健な反体制派」は15日以内に反体制派を統合するよう最後通告(2016年12月11日)

アレッポ県では、ダーラト・イッザ市で活動する主要な反体制武装集団の支部が共同声明を出し、アル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動など同地一帯で活動するすべての武装集団に対して、15日以内に組織を統合するよう最後通告を出した。

共同声明を出したのは、シャーム・ファトフ戦線ダーラ・イッザ支部、シャーム軍団ダーラ・イッザ支部、シャーム自由人イスラーム運動ダーラ・イッザ支部、ヌールッディーン・ザンキー運動ダーラ・イッザ支部、シャーム革命家運動ダーラ・イッザ支部、シャーム曉運動ダーラ・イッザ支部。

なお、この通告に応じない場合、ダーラト・イッザ市はすべての武装集団との関係を解消し、独立した政体となることを宣言する、という。

Kull-na Shuraka', December 11, 2016
Kull-na Shuraka’, December 11, 2016

 

AFP, December 11, 2016、AP, December 11, 2016、ARA News, December 11, 2016、Champress, December 11, 2016、al-Hayat, December 12, 2016、Iraqi News, December 11, 2016、Kull-na Shuraka’, December 11, 2016、al-Mada Press, December 11, 2016、Naharnet, December 11, 2016、NNA, December 11, 2016、Reuters, December 11, 2016、SANA, December 11, 2016、UPI, December 11, 2016などをもとに作成。

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シリア国民連合の主要幹部が次々と脱会(2016年12月11日)

トルコのイスタンブールで開催中のシリア革命反体制勢力国民連立の総合委員会会合で、主要幹部が次々と脱会した。

会合は9日に開幕し、『ハヤート』(12月12日付)によると、委員会メンバー111人中82人が参加(うち10人はSkypeでの参加)していたが、閉幕声明の文言などをめぐって普及、Elaph(12月11日付)によると、リヤード・サイフ、ミシェル・キールー、サミール・ナッシャールといった幹部メンバーが次々と脱会したという。

彼らの多くは、その理由について明らかしないまま、脱会したという。

一方、『ハヤート』(12月12日付)によると、会合では、委員会メンバーの一人が、ドイツのベルリンで危篤(11日死亡)の幹部メンバーの一人サーディク・ジャラール・アズム氏の回復を願うことを提案したが、アブドゥッラー・ファフド氏は「アズム氏は世俗主義者だ」と非難し、この提案を拒否した。

また、閉幕決議草案での審議では、アル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線の処遇に関して、国連安保理の決定に従い、同組織をテロ組織とみなすとする文言をめぐって意見の対立が生じたという。

AFP, December 11, 2016、AP, December 11, 2016、ARA News, December 11, 2016、Champress, December 11, 2016、Elaph, December 11, 2016、al-Hayat, December 12, 2016、Iraqi News, December 11, 2016、Kull-na Shuraka’, December 11, 2016、al-Mada Press, December 11, 2016、Naharnet, December 11, 2016、NNA, December 11, 2016、Reuters, December 11, 2016、SANA, December 11, 2016、UPI, December 11, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュがUNESCO世界文化遺産パルミラ遺跡を擁するタドムル市全域を再びシリア軍から奪取(2016年12月11日)

ヒムス県では、ダーイシュ(イスラーム国)の戦果を喧伝するアアマーク通信(12月11日付)が、UNESCO世界文化遺産パルミラ遺跡を擁するタドムル市からのシリア軍および親政権武装勢力の撤退を受け、ダーイシュが同市の全街区を制圧したと発表した。

ダーイシュは10日、タドムル市に突入し、複数街区を制圧後、一端撤退していたが、11日に入って再び攻勢を強め、同地を奪還した。

クッルナー・シュラカー(12月11日付)によると、ダーイシュはまた、タドムル市制圧と平行して、同市東部郊外の穀物サイロ一帯、タドムル市西部郊外の柑橘農園、ドゥーワ地区、ヒヤーン・ガス社を制圧した。

なお、アアマーク通信によると、この戦闘でシリア軍および親政権武装勢力の将兵100人を殺害、戦車30輌などを捕獲したという。

Kull-na Shuraka', December 11, 2016
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ラタキア県フマイミーム航空基地の駐留ロシア空軍司令部は声明を出し、タドムル市へのダーイシュの侵攻を阻止するため同市一帯に対して64回の空爆を実施し、これまで使用したことのない戦略兵器を投入するなどして、297人の戦闘員を殲滅したが、ダーイシュが同市を制圧したと発表、早急に同地を奪還すると表明した。

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ファルス通信(12月11日付)によると、イラン人の民兵組織「ファーティミーユーン旅団」の特殊部隊がダーイシュの侵攻を受け、タドムル市に投入された。

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アレッポ県では、SANA(12月11日付)によると、シリア軍がアレッポ市東部郊外のタッル・アイユーブ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して特殊作戦を実施した。

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ダイル・ザウル県では、ARA News(12月11日付)によると、所属不明の戦闘機が、ダーイシュ(イスラーム国)支配下のヒシャーム村一帯を空爆した。

AFP, December 11, 2016、AP, December 11, 2016、ARA News, December 11, 2016、Champress, December 11, 2016、FARS, December 11, 2016、al-Hayat, December 12, 2016、Iraqi News, December 11, 2016、Kull-na Shuraka’, December 11, 2016、al-Mada Press, December 11, 2016、Naharnet, December 11, 2016、NNA, December 11, 2016、Reuters, December 11, 2016、SANA, December 11, 2016、UPI, December 11, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はイドリブ県、ハマー県でファトフ軍の拠点に対して爆撃を実施(2016年12月11日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(12月11日付)によると、戦闘機(所属明示せず)が、ファトフ軍支配下のサラーキブ市、マアッラト・ヌウマーン市を空爆し、11人が死亡した。

一方、SANA(12月11日付)によると、シリア軍がジスル・シュグール市郊外のキンダ村、ウンム・ガール村で反体制武装集団の拠点を空爆した。

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ハマー県では、ARA News(12月11日付)によると、シリア軍ヘリコプターがウカイリバート町を有毒ガスを装填したと思われる爆弾で空爆し、20人以上が死亡した。

一方、SANA(12月11日付)によると、ファトフ軍がサルハブ市を砲撃し、複数の住民が負傷した。

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ラタキア県では、SANA(12月11日付)によると、シリア軍がトルコ国境に近いトゥッファーヒーヤ村一帯で反体制武装集団の拠点を攻撃した。

AFP, December 11, 2016、AP, December 11, 2016、ARA News, December 11, 2016、Champress, December 11, 2016、al-Hayat, December 12, 2016、Iraqi News, December 11, 2016、Kull-na Shuraka’, December 11, 2016、al-Mada Press, December 11, 2016、Naharnet, December 11, 2016、NNA, December 11, 2016、Reuters, December 11, 2016、SANA, December 11, 2016、UPI, December 11, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はアレッポ市南東部のアスィーラ地区を新たに制圧(2016年12月11日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市旧市街に近いアスィーラ地区全域とマアーディー地区の大部分を反体制武装集団から奪取し、制圧した。

また、SANA(12月11日付)によると、シリア軍が予備部隊、同盟部隊とともにアレッポ市南東部で反体制武装集団の掃討作戦を継続し、アレッポ城南東部のアスィーラ地区全域とカラム・ダアダア地区の南東部を制圧、治安と安全を回復した。

シリア人権監視団によると、シリア軍はさらに、反体制武装集団の支配下にとどまるアレッポ市南東部一帯で反体制武装集団と交戦、これに対して反体制武装集団はシリア政府支配下の街区を砲撃した。

これに対して、SANA(12月11日付)によると、反体制武装集団がアレッポ市バーブ・ナスル地区を砲撃し、子供3人が負傷した。

AFP, December 11, 2016、AP, December 11, 2016、ARA News, December 11, 2016、Champress, December 11, 2016、al-Hayat, December 12, 2016、Iraqi News, December 11, 2016、Kull-na Shuraka’, December 11, 2016、al-Mada Press, December 11, 2016、Naharnet, December 11, 2016、NNA, December 11, 2016、Reuters, December 11, 2016、SANA, December 11, 2016、UPI, December 11, 2016などをもとに作成。

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シャーム自由人イスラーム運動が参加の武装集団を「自由人軍」として統合(2016年12月10日)

シャーム自由人イスラーム運動はSNSを通じて声明を出し、同運動の参加で活動を続ける16の武装集団を統合し、「自由人軍」を新設したと発表した。

「自由人軍」に統合された武装集団は、タムキーン旅団、ウマル・ファールーク旅団、中部山地自由人旅団、シャリーアの兵旅団、沿岸アンサール旅団、ヒムス・アンサール旅団、アブー・タルハ・アンサーリー大隊、クルドの翼、北部ハムザ・ブン・アブドゥルムトリブ大隊、殉教者車列大隊、ハーリム自由人大隊、イスラーム・シャイフ大隊、タワーキム大隊、砲兵ミサイル旅団、予備砲兵旅団、装甲者旅団。

Kull-na Shuraka', December 10, 2016
Kull-na Shuraka’, December 10, 2016

またラタキア県で活動するシャームの民旅団も声明を出し、シャーム自由人イスラーム運動に合流し、自由人軍に参加すると発表した。

Kull-na Shuraka', December 10, 2016
Kull-na Shuraka’, December 10, 2016

AFP, December 10, 2016、AP, December 10, 2016、ARA News, December 10, 2016、Champress, December 10, 2016、al-Hayat, December 11, 2016、Iraqi News, December 10, 2016、Kull-na Shuraka’, December 10, 2016、al-Mada Press, December 10, 2016、Naharnet, December 10, 2016、NNA, December 10, 2016、Reuters, December 10, 2016、SANA, December 10, 2016、UPI, December 10, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍がダーイシュの首都ラッカ市孤立化に向けた「ユーフラテスの怒り」作戦第2段階の開始を宣言、米軍の教練を受けたアラブ人戦闘員1,500人がこれに参加(2016年12月10日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)の首都とされるラッカ市解放を目的とする「ユーフラテスの怒り」作戦の第2段階を開始した、と発表した。

シリア民主軍報道官のジーハーン・シャイフ・アフマド女史はラッカ県ラッカ市北部のアーリヤ村で声明を読み上げ、「ラッカ県西部郊外の完全解放とラッカ市孤立を目的とする戦闘の第2段階を開始する決定がなされた」と述べ、「有志連合との連携は、効率的に継続され、第2段階においてこの関係はさらに強化され、より影響力の強いものになるだろう」と強調した。

ARA News, December 11, 2016
ARA News, December 11, 2016

また、「ユーフラテスの怒り」作戦第1段階に関して、アフマド女史は、「大成功のうちに終わり…、700平方キロ、数十カ村、多数の町、戦略的街道を解放」したと付言した。

なお、アフマド女史が読み上げた声明によると、「ユーフラテスの怒り」作戦の第2段階においては、ダイル・ザウル軍事評議会、ラッカ革命家旅団、そしてアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー氏(シリア革命反体制勢力国民連立元代表、シリア明日潮流代表)が率いる「シリア精鋭部隊」などの複数の部隊がシリア民主軍に新たに参加するという。

さらに、これらの武装集団に加えて、ラッカ市および同市一帯地域出身のアラブ人戦闘員約1,500人が米主導の有志連合の教練を受け、合流するという。

タラール・サッルー報道官もアフマド女史に続いて発言、「部軍は第1段階において前線に参加した…。第2段階においてはより効率的に我々の部隊に参加することになる」と述べた。

一方、シリア民主軍総司令部のナースィル・ハーッジ・マンスール顧問もAFP(12月10日付)大して、「米軍部隊は、この段階において、効率的に前線に参加することになる」と述べた。

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米主導の有志連合のジョン・ドリアン報道官は声明(https://www.youtube.com/watch?v=XgwMOLnqGy8&feature=youtu.be)を出し、「ユーフラテスの怒り」作戦に、アフマド・ウワイヤーン・ジャルバー氏が率いる「シリア・エリート部隊」が参加したと発表した。

ドリアン報道官によると、「シリア精鋭部隊」に加えて、ダーイシュ(イスラーム国)が首都と位置づけるラッカ市の解放に向けて、米軍が作戦への投入をめざして教練している1,500人以上の戦闘員(その90%はアラブ人)も参加するという。

AFP, December 10, 2016、AP, December 10, 2016、ARA News, December 10, 2016、Champress, December 10, 2016、al-Hayat, December 11, 2016、Iraqi News, December 10, 2016、Kull-na Shuraka’, December 10, 2016、al-Mada Press, December 10, 2016、Naharnet, December 10, 2016、NNA, December 10, 2016、Reuters, December 10, 2016、SANA, December 10, 2016、UPI, December 10, 2016などをもとに作成。

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パリで「シリアの友連絡グループ」会合:リヤド最高交渉委員会は「前提条件なし」でシリア政府との交渉再開に応じる(2016年12月10日)

「シリアの友連絡グループ」がフランスの首都パリで外相級会合を開催した。

会合に参加したのは、米国、フランス、ドイツ、英国、イタリア、サウジアラビア、カタール、UAE、ヨルダン、トルコ、EU。

会合には、リヤド最高交渉委員会代表のリヤード・ヒジャーブ元首相も出席した。

会合後のジョン・ケリー米国務長官、フランスのジャン=マルク・エロー外務大臣、ドイツのフランク=ヴァルター・シュタインマイヤー外務大臣、カタールのムハンマド・ビン・アブドゥッラフマーン・ビン・ジャースィム・アール・サーニー外務大臣が共同記者会見を行った。

このなかで、ケリー国務長官は、ジュネーブでの米国・ロシア専門家の会合で、ロシア側の善意が見られたものの結論を得なかったことを明らかにした。

またシリアの反体制派に対して、アレッポ市を救うためにはどうしたらよいのかを考えるべきだと呼びかける一方、シリア軍による無差別空爆を非難した。

フランスのエロー外務大臣は、国連安保理決議第2254号に従ったシリア政府と反体制派の交渉再開を主唱、リヤド最高交渉委員会が「前提条件なし」での対話再開の用意ができていることを確認したと述べ、これを支持した。

その一方、アレッポ市での戦闘については「テロ根絶ではなく、反体制派の殲滅を狙っており…、独裁支配を強化する」と非難した。

シュタインマイヤー外務大臣とムハンマド外務大臣は、アレッポ市東部住民に避難の余地を与えるようシリア政府、ロシア、イランに求める一方、「シャーム・ファトフ戦線戦闘員の存在はアレッポ市全土を荒廃させることを正当化し得ない」と述べた。

Kull-na Shuraka', December 10, 2016
Kull-na Shuraka’, December 10, 2016

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米国とロシアの専門家が、アレッポ市東部からの反体制武装集団の退去などについて協議するためスイスの首都ジュネーブで会合を開いた。

AFP, December 10, 2016、AP, December 10, 2016、ARA News, December 10, 2016、Champress, December 10, 2016、al-Hayat, December 11, 2016、Iraqi News, December 10, 2016、Kull-na Shuraka’, December 10, 2016、al-Mada Press, December 10, 2016、Naharnet, December 10, 2016、NNA, December 10, 2016、Reuters, December 10, 2016、SANA, December 10, 2016、Sky News Arabic, December 10, 2016、TRT, December 10, 2016、UPI, December 10, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュがUNESCO世界文化遺産パルミラ遺跡を擁するタドムル市(ヒムス県)内に突入(2016年12月10日)

ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(12月10日付)によると、UNESCO世界文化遺産パルミラ遺跡を擁するタドムル市郊外一帯で攻勢を続けるダーイシュ(イスラーム国)がタドムル市周辺の山岳地帯(北部のタール山、南西部のハイヤーン山、ハーン山など)にあるシリア軍の拠点を攻撃、同地一帯、さらにはシャーイル油田、マフル油田、ジャズル油田一帯を制圧した。

シリア人権監視団によると、ダーイシュはまた、タドムル市内に突入し、複数の街区を制圧した。

これに対して、シリア軍は「樽爆弾」などで同地一帯を激しく空爆、またシリア軍および親政権武装勢力が激しく抵抗、ダーイシュは市外への撤退を余儀なくされた。

またクッルナー・シュラカー(12月11日付)によると、ロシア軍もタドムル市一帯のダーイシュ拠点、車輌などに対して数十回の空爆を実施した。

これに関して、SANA(12月10日付)は、シリア軍がタドムル市東部郊外のサイロ地区に侵攻したダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、これを撃退したと伝えた。

だが、クッルナー・シュラカー(12月10日付)などによると、ダーイシュはその後、タイフール航空基地近郊の放棄された大隊基地に対して攻勢を強め、同地を制圧した。

一方、ダーイシュの戦果を喧伝するアアマーク通信によると、ダーイシュはタドムル市郊外のジャズル油田一帯でシリア軍戦闘機を撃墜した。

なお、ダーイシュは8日からタドムル市郊外一帯で攻勢を強め、これまでにシリア軍兵士50人あまりを殺害したという。

Kull-na Shuraka', December 10, 2016
Kull-na Shuraka’, December 10, 2016

 

AFP, December 10, 2016、AP, December 10, 2016、ARA News, December 10, 2016、Champress, December 10, 2016、al-Hayat, December 11, 2016、Iraqi News, December 10, 2016、Kull-na Shuraka’, December 10, 2016、December 11, 2016、al-Mada Press, December 10, 2016、Naharnet, December 10, 2016、NNA, December 10, 2016、Reuters, December 10, 2016、SANA, December 10, 2016、UPI, December 10, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がダルアー県のフィキーア村を制圧(2016年12月10日)

ダルアー県では、SANA(12月10日付)によると、シリア軍が、シャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団の支配下にあったフィキーア村を制圧、同地の治安と安定を回復した。

Kull-na Shuraka', December 10, 2016
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SANA, December 10, 2016
SANA, December 10, 2016

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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(12月10日付)によると、ロシア軍がビンニシュ市を空爆し、10人が死亡した。

一方、SANA(12月10日付)によると、シリア軍がマダーヤー村、タルマラ村、カフルウバイド村、アービディーン村でファトフ軍の拠点を空爆した。

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ハマー県では、SANA(12月10日付)によると、シリア軍がマサースィナ村、ラハーヤー村、スカイク村、ウカイリバート町でファトフ軍の拠点を空爆した。

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ラタキア県では、SANA(12月10日付)によると、シリア軍が県北部のトゥッファーヒーヤ村一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(12月11日付)によると、シリア軍がラフマーン軍団との捕虜交換の合意に基づき、拘束していた女性収監者15人を釈放した。

AFP, December 10, 2016、AP, December 10, 2016、ARA News, December 10, 2016、Champress, December 10, 2016、al-Hayat, December 11, 2016、Iraqi News, December 10, 2016、Kull-na Shuraka’, December 10, 2016、December 11, 2016、al-Mada Press, December 10, 2016、Naharnet, December 10, 2016、NNA, December 10, 2016、Reuters, December 10, 2016、SANA, December 10, 2016、UPI, December 10, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ市で反体制武装集団の砲撃とシリア軍の爆撃の応酬で9人が死亡(2016年12月10日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が反体制武装集団の支配下にとどまるアレッポ市南東部(フィルドゥース地区、マアーディー地区、ブスターン・カスル地区)を空爆、これに対して反体制武装集団はシリア政府支配下の街区を砲撃、民間人9人を殺害した。

一方、SANA(12月10日付)によると、反体制武装集団がシリア軍によって解放されたアレッポ市旧市街のほか、フルカーン地区、アドニース地区、ハムダーニーヤ地区、ブスターン・ザフラ地区を砲撃し、女性、子供を9人を殺害、37人を負傷させた。

SANA, December 10, 2016
SANA, December 10, 2016

このほか、クッルナー・シュラカー(12月10日付)によると、最近になってアレッポ市南東部で籠城を続けるすべての武装集団によって結成されたアレッポ軍の総司令官のマージド・アブドゥンヌール氏が戦死した。

AFP, December 10, 2016、AP, December 10, 2016、ARA News, December 10, 2016、Champress, December 10, 2016、al-Hayat, December 11, 2016、Iraqi News, December 10, 2016、Kull-na Shuraka’, December 10, 2016、al-Mada Press, December 10, 2016、Naharnet, December 10, 2016、NNA, December 10, 2016、Reuters, December 10, 2016、SANA, December 10, 2016、UPI, December 10, 2016などをもとに作成。

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ハワール・キリス作戦司令室がアレッポ県北部のダーイシュの拠点都市バーブ市に突入する一方、トルコ軍が特殊部隊300人と投入、同地を爆撃し民間人12人を殺害(2016年12月9日)

アレッポ県では、ハラブ・トゥデイ・ニュース(12月9日付)によると、トルコ軍の全面支援を受け、「ユーフラテスの盾」作戦を続行するハワール・キリス作戦司令室はダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市バーブ市への突入作戦を開始した。

また、クッルナー・シュラカー(12月9日付)によると、ハワール・キリス作戦司令室はバーブ市近郊のバラーター村、ダーナー市をダーイシュから奪取し、制圧した。

しかし、シリア人権監視団によると、「ユーフラテスの盾」作戦を続行するハワール・キリス作戦司令室を支援するトルコ軍が、バーブ市に対して空爆・砲撃を実施、民間人12人が死亡、10人が負傷した。

またアナトリア通信(12月9日付)などによると、トルコ軍はハワール・キリス作戦司令室によるバーブ市制圧作戦を支援するため、特殊部隊隊員300人を派遣したという。

ARA News, December 9, 2016
ARA News, December 9, 2016

一方、トルコ軍の発表によると、ハワール・キリス作戦司令室は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の支配下にあるマンビジュ市とダーイシュ支配下のバーブ市を結ぶ高速道路を掌握した。

AFP, December 9, 2016、Anadolu Ajansı, December 9, 2016、AP, December 9, 2016、ARA News, December 9, 2016、Champress, December 9, 2016、Halab News Today, December 9, 2016、al-Hayat, December 10, 2016、Iraqi News, December 9, 2016、Kull-na Shuraka’, December 9, 2016、al-Mada Press, December 9, 2016、Naharnet, December 9, 2016、NNA, December 9, 2016、Reuters, December 9, 2016、SANA, December 9, 2016、UPI, December 9, 2016などをもとに作成。

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