ダーイシュがUNESCO世界文化遺産のパルミラ遺跡を擁するタドムル市一帯で再び勢力を拡大、反体制派はシリア軍増援部隊を襲撃し、これを側方支援(2016年12月9日)

ヒムス県では、ダーイシュ(イスラーム国)の戦果を喧伝するアアマーク通信(12月9日付)、クッルナー・シュラカー(12月9日付)、ARA News(12月9日付)によると、ダーイシュが、UNESCO世界文化遺産のパルミラ遺跡を擁するタドムル市北西部のヒジャール村、マフル油田一帯に侵攻し、ヒシャール村、マフル・ガス社のほか、シリア軍および親政権武装勢力の主要拠点3カ所(ブルジュ丘、マフル丘、イルトゥーズィーヤ検問所)を含む複数カ所を制圧した。

Kull-na Shuraka', December 9, 2016
Kull-na Shuraka’, December 9, 2016
Kull-na Shuraka', December 9, 2016
Kull-na Shuraka’, December 9, 2016

ハマー県では、ARA News(12月9日付)によると、イスリヤー村・ハナースィル村(アレッポ県)街道をヒムス県東部(タドムル市方面)に向かって移動中のシリア軍の補給部隊の車列を反体制武装集団が襲撃し、兵士多数を殺傷した。

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ダイル・ザウル県では、ARA News(12月9日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市フサイニーヤ地区などでダーイシュ(イスラーム国)に対して空爆を実施した。

AFP, December 9, 2016、AP, December 9, 2016、ARA News, December 9, 2016、Champress, December 9, 2016、al-Hayat, December 10, 2016、Iraqi News, December 9, 2016、Kull-na Shuraka’, December 9, 2016、al-Mada Press, December 9, 2016、Naharnet, December 9, 2016、NNA, December 9, 2016、Reuters, December 9, 2016、SANA, December 9, 2016、UPI, December 9, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はフィキーア村(ダルアー県)総攻撃を前に住民に退去を呼びかける(2016年12月9日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(12月9日付)によると、シリア軍がフィキーア村の住民に対して、同地への総攻撃を行うと告知、12月10日の朝までに退去するよう呼びかけた。

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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(12月9日付)によると、戦闘機(所属明示せず)がイドリブ市内の23カ所を空爆、またビンニシュ市、タフタナーズ市、トゥウーム村なども爆撃を受けた。

Kull-na Shuraka', December 9, 2016
Kull-na Shuraka’, December 9, 2016

また、ARA News(12月9日付)によると、戦闘機(所属明示せず)がカフルナブル市にある民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)のセンター、パン製造工場を空爆した。

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ラタキア県では、SANA(12月9日付)によると、シリア軍がフィッラ村一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、戦闘員25人を殺傷した。

AFP, December 9, 2016、AP, December 9, 2016、ARA News, December 9, 2016、Champress, December 9, 2016、al-Hayat, December 10, 2016、Iraqi News, December 9, 2016、Kull-na Shuraka’, December 9, 2016、al-Mada Press, December 9, 2016、Naharnet, December 9, 2016、NNA, December 9, 2016、Reuters, December 9, 2016、SANA, December 9, 2016、UPI, December 9, 2016などをもとに作成。

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反体制武装集団支配下のアレッポ市南東部から住民4,000人以上がシリア政府支配地域に脱出(2016年12月9日)

アレッポ県では、SANA(12月9日付)によると、シリア軍のアレッポ市南東部への攻撃中止を受け、反体制武装集団支配下の同地(スッカリー地区、フィルドゥース地区、サラーフッディーン地区)から住民4,000人以上が脱出し、シリア政府支配下のアレッポ市西部の仮設居住センターに収容された。

SANA, December 9, 2016
SANA, December 9, 2016

一方、シリア人権監視団によると、反体制武装集団の支配下にとどまっているアレッポ市南東部がシリア軍の砲撃を受けるとともに、ブスターン・バーシャー地区、シャイフ・サイード地区などでシリア軍と反体制武装集団の戦闘が続いた。

これに関して、民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)はSNSなどを通じて、アレッポ市ジュルーム地区でシリア軍の「樽爆弾」による空爆で女性、子供を含む25人が死亡したと主張した。

AFP, December 9, 2016、AP, December 9, 2016、ARA News, December 9, 2016、Champress, December 9, 2016、al-Hayat, December 10, 2016、Iraqi News, December 9, 2016、Kull-na Shuraka’, December 9, 2016、al-Mada Press, December 9, 2016、Naharnet, December 9, 2016、NNA, December 9, 2016、Reuters, December 9, 2016、SANA, December 9, 2016、UPI, December 9, 2016などをもとに作成。

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ダルアー県でダーイシュに忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍がイスラーム過激派と交戦(2016年12月8日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、アイン・ズィクル村、カウカブ・ダム一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を使うハーリド・ブン・ワリード軍が、ジハード主義武装集団と交戦した。

AFP, December 8, 2016、AP, December 8, 2016、ARA News, December 8, 2016、Champress, December 8, 2016、al-Hayat, December 8, 2016、Iraqi News, December 8, 2016、Kull-na Shuraka’, December 8, 2016、al-Mada Press, December 8, 2016、Naharnet, December 8, 2016、NNA, December 8, 2016、Reuters, December 8, 2016、SANA, December 8, 2016、UPI, December 8, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュがヒムス県東部砂漠地帯でシリア軍拠点を奇襲し、複数カ所を制圧(2016年12月8日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がタドムル市郊外の砂漠地帯のフワイスィース村、シャーイル油田一帯、ジャズル油田一帯、マフル油田一帯、タイフール航空基地近郊の放棄された大隊基地、アーラーク村一帯、タドムル市郊外の穀物サイロ地区などでシリア軍の拠点を奇襲し、兵士約30人を殺害し、複数の拠点を制圧、士官1人を含む兵士複数人を捕捉した。

一方、SANA(12月8日付)によると、シリア軍がシャーイル油田一帯、ジャズル油田一帯、バーリダ地区、放棄された大隊基地、ザムラ村などでダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

ARA News, December 8, 2016
ARA News, December 8, 2016

 

AFP, December 8, 2016、AP, December 8, 2016、ARA News, December 8, 2016、Champress, December 8, 2016、al-Hayat, December 8, 2016、Iraqi News, December 8, 2016、Kull-na Shuraka’, December 8, 2016、al-Mada Press, December 8, 2016、Naharnet, December 8, 2016、NNA, December 8, 2016、Reuters, December 8, 2016、SANA, December 8, 2016、UPI, December 8, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はダルアー県、ヒムス県北部で反体制武装集団との交戦を続ける(2016年12月8日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がジュムーア丘、マトゥーク丘一帯を空爆した。

一方、SANA(12月8日付)によると、シリア軍がダルアー市避難民キャンプ一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ヒムス県では、SANA(12月8日付)によると、シリア軍がガントゥー市でシャーム自由人イスラーム運動の拠点に対して特殊作戦を敢行し、戦闘員20人を殲滅した。


AFP, December 8, 2016、AP, December 8, 2016、ARA News, December 8, 2016、Champress, December 8, 2016、al-Hayat, December 8, 2016、Iraqi News, December 8, 2016、Kull-na Shuraka’, December 8, 2016、al-Mada Press, December 8, 2016、Naharnet, December 8, 2016、NNA, December 8, 2016、Reuters, December 8, 2016、SANA, December 8, 2016、UPI, December 8, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はアレッポ市南東部のシャイフ・サイード地区内の複数カ所を新たに制圧(2016年12月8日)

アレッポ県では、SANA(12月8日付)によると、シリア軍がアレッポ市南東部のシャイフ・サイード地区で反体制武装集団と交戦、同地区内の複数の建物群と農場を制圧した。

シリア軍はまた、シャイフ・ルトフィー地区、バッルーラ地区一帯への進軍を続けた。

Twitter, December 8, 2016
Twitter, December 8, 2016

一方、シリア人権監視団によると、反体制武装集団の支配下にとどまっているアレッポ市南東部のサラーフッディーン地区、ブスターン・カスル地区で、シリア軍と反体制武装集団が交戦、反体制武装集団はシリア政府支配下のアレッポ市西部各所を砲撃した。

AFP, December 8, 2016、AP, December 8, 2016、ARA News, December 8, 2016、Champress, December 8, 2016、al-Hayat, December 8, 2016、Iraqi News, December 8, 2016、Kull-na Shuraka’, December 8, 2016、al-Mada Press, December 8, 2016、Naharnet, December 8, 2016、NNA, December 8, 2016、Reuters, December 8, 2016、SANA, December 8, 2016、UPI, December 8, 2016などをもとに作成。

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ハワール・キリス作戦司令室を全面支援するトルコ軍がバーブ市北部のダーイシュ拠点を爆撃する一方、兵士1人が死亡(2016年12月7日)

アレッポ県では、トルコ軍の発表によると、バーブ市北部郊外一帯で「ユーフラテスの盾」作戦を続行するハワール・キリス作戦司令室を支援するトルコ軍航空部隊が、同地でダーイシュ(イスラーム国)の拠点(建物、車輌など)12カ所に対して空爆を実施し、戦闘員23人を殺害した。

しかし、トルコ軍は別の声明で、バーブ市北部郊外一帯でのダーイシュとの戦闘で、トルコ軍兵士1人が死亡、6人が負傷したと発表した。

AFP, December 7, 2016、AP, December 7, 2016、ARA News, December 7, 2016、Champress, December 7, 2016、al-Hayat, December 8, 2016、Iraqi News, December 7, 2016、Kull-na Shuraka’, December 7, 2016、al-Mada Press, December 7, 2016、Naharnet, December 7, 2016、NNA, December 7, 2016、Reuters, December 7, 2016、SANA, December 7, 2016、UPI, December 7, 2016などをもとに作成。

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ダイル・ザウル航空基地一帯でシリア軍とダーイシュが交戦(2016年12月7日)

ダイル・ザウル県では、ARA News(12月7日付)によると、ダイル・ザウル航空基地一帯でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

一方、SANA(12月7日付)によると、シリア軍のヘリコプター部隊が、ダーイシュ(イスラーム国)包囲下にあるダイル・ザウル市に国連世界食糧機関(WFP)の支援物資を移送した。

SANA, December 7, 2016
SANA, December 7, 2016

AFP, December 7, 2016、AP, December 7, 2016、ARA News, December 7, 2016、Champress, December 7, 2016、al-Hayat, December 8, 2016、Iraqi News, December 7, 2016、Kull-na Shuraka’, December 7, 2016、al-Mada Press, December 7, 2016、Naharnet, December 7, 2016、NNA, December 7, 2016、Reuters, December 7, 2016、SANA, December 7, 2016、UPI, December 7, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はラタキア県北部、ヒムス県北部、ダルアー市一帯で反体制武装集団と交戦(2016年12月7日)

ラタキア県では、ARA News(12月7日付)によると、シリア軍がカッバーナ村に突入を試み、反体制武装集団と交戦した。

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ヒムス県では、ARA News(12月7日付)によると、シリア軍がガントゥー市一帯を砲撃・空爆した。

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ダルアー県では、SANA(12月7日付)によると、シリア軍がダルアー市避難民キャンプ一帯などでシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, December 7, 2016、AP, December 7, 2016、ARA News, December 7, 2016、Champress, December 7, 2016、al-Hayat, December 8, 2016、Iraqi News, December 7, 2016、Kull-na Shuraka’, December 7, 2016、al-Mada Press, December 7, 2016、Naharnet, December 7, 2016、NNA, December 7, 2016、Reuters, December 7, 2016、SANA, December 7, 2016、UPI, December 7, 2016などをもとに作成。

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反体制派はトルコでのロシア軍との停戦協議で、アレッポ市東部からの負傷者、住民退去のための5日間の戦闘停止を骨子とするロシア側の「人道イニシアチブ」を受諾(2016年12月7日)

ドゥラル・シャーミーヤ(12月8日付)は、トルコの首都アンカラで、ロシア軍とアレッポ市南東部での停戦について協議を続けている反体制武装集団の代表が、ロシア側の示した「人道イニシアチブ」に応じたと伝えた。

al-Hayat, December 7, 2016
al-Hayat, December 7, 2016

この「人道イニシアチブ」は、5日間の停戦を実施し、アレッポ市南東部で籠城する負傷者(400人から700人とされる)の治療のための緊急搬送するとともに、市外への脱出を望む民間人をシリア政府支配地域ではなく、ハワール・キリス作戦司令室とトルコ軍の支配下にあるジャラーブルス市に退去させることを骨子とするという。

民間人の退去先として、ファトフ軍支配下のイドリブ県が避けられたのは、同地に対するシリア・ロシア両軍の空爆で安全を確保できないと判断したためだという。

これに関して、アレッポ指導評議会は声明を出し、アレッポ市東部で抗戦を続ける革命武装勢力が「人道イニシアチブ」を提示したと発表した。

声明によると、この「人道イニシアチブ」は、①5日間の人道停戦の実施、②緊急治療が必要な約500人を治療のために国連監視の下で搬出、③退去を希望する市民のアレッポ県北部への移送、④人道状況が緩和した段階で、当事者が同市の今後を協議、という4点からなっているという。

Kull-na Shuraka', December 7, 2016
Kull-na Shuraka’, December 7, 2016
Kull-na Shuraka', December 7, 2016
Kull-na Shuraka’, December 7, 2016

AFP, December 7, 2016、AP, December 7, 2016、ARA News, December 7, 2016、Champress, December 7, 2016、al-Durar al-Shamiya, December 7, 2016、al-Hayat, December 8, 2016、Iraqi News, December 7, 2016、Kull-na Shuraka’, December 7, 2016、al-Mada Press, December 7, 2016、Naharnet, December 7, 2016、NNA, December 7, 2016、Reuters, December 7, 2016、SANA, December 7, 2016、UPI, December 7, 2016などをもとに作成。

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シリア軍は反体制武装集団支配下のアレッポ市旧市街を完全制圧(2016年12月7日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市南東部で籠城を続ける反体制武装集団がアレッポ城南部に拡がる旧市街から撤退し、シリア軍が同地を制圧した。

シリア軍と親政権武装勢力はアレッポ城南西部に位置するバーブ・ナイラブ地区一帯、サーリヒーン地区一帯、マルジャ地区一帯、マアーディー地区一帯で反体制武装集団と激しく交戦し、バーブ・ナイラブ地区、マアーディー地区のほとんどを制圧した。

SANA(12月7日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに新たに制圧したのは、バーブ・ナイラブ地、ジュッブ・クッバ地区、ジャディーダ地区、ファラーフィラ地区、アクユール地区、カスタル・ハラーミー地区、バイト・カンナース地区、サーリヒーン地区、バーブ・ハディード地区、ジャーッダト・ハダンク地区、ハミーディーヤ地区、カーディー・アスカル地区、マシャーティーヤ地区、カルム・ジャバル地区、ヌールッディーン・ザンキー通り、バーブ・ナスル通り、裁判所一帯。

Southfront.org, December 7, 2016
Southfront.org, December 7, 2016

またSANA(12月7日付)によると、アレッポ市南東部で籠城を続ける反体制武装集団が、シリア政府支配下のアレッポ市マイサルーン地区、マシャーリカ地区、マールティーニー地区、アアザミーヤ地区、イザーア地区を砲撃し、12人が死亡、数十人が負傷したという。

SANA, December 7, 2016
SANA, December 7, 2016

シリア人権監視団によると、シリア軍はこのほかにも、アレッポ市南東部の北側のブスターン・カスル地区、ザバディーヤ地区に進軍し、反体制武装集団と交戦を続けた。

またARA News(12月7日付)によると、反体制武装集団支配下のアレッポ市南東部のカッラーサ地区、マアーディー地区、ザバディーヤ地区、マシュハド地区、カフル・カルミーン村に対して、シリア・ロシア軍が空爆・砲撃を加えた。

さらに、SANA(12月7日付)によると、シリア軍は、フィルドゥース地区、シャイフ・サイード地区に進軍を続け、反体制武装集団と交戦、同地一帯での戦闘を受け、反体制武装集団の支配地域にとどまっていた住民多数が避難し、シリア軍がこれを保護した。

なお、同監視団によると、11月半ばにシリア軍がアレッポ市東部への攻勢を強めて以降、反体制武装集団の支配地域にとどまっていた民間人(推計25万人)のうち8万人がシリア政府支配下に脱出したという。

SANA, December 7, 2016
SANA, December 7, 2016

またこの間の戦闘で、子供45人を含む369人がアレッポ市東部に対する空爆・砲撃で死亡、子供34人を含む92人がシリア政府支配下のアレッポ市西部で死亡したという。

一方、ロシア国防省は、反体制武装集団による数日前の砲撃で重傷を負っていたロシア軍士官(大佐)が死亡したと発表した。

AFP, December 7, 2016、AP, December 7, 2016、ARA News, December 7, 2016、Champress, December 7, 2016、al-Hayat, December 8, 2016、Iraqi News, December 7, 2016、Kull-na Shuraka’, December 7, 2016、al-Mada Press, December 7, 2016、Naharnet, December 7, 2016、NNA, December 7, 2016、Reuters, December 7, 2016、SANA, December 7, 2016、UPI, December 7, 2016などをもとに作成。

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所属不明の戦闘機が、トルコの支援を受けるハワール・キリス作戦司令室のアレッポ県北部の拠点を爆撃(2016年12月6日)

アレッポ県では、ARA News(12月6日付)によると、所属不明の戦闘機が、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市バーブ市北部郊外のアフタリーン市に展開するハワール・キリス作戦司令室の拠点を空爆した。

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同じく、アレッポ県では、ARA News(12月6日付)によると、トルコ軍の支援を受け「ユーフラテスの盾」作戦を遂行するハワール・キリス作戦司令室が、バーブ市北西部のワイラーン村で、米国が支援する西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦した。

ハワール・キリス作戦司令室に所属し、「ユーフラテスの盾」作戦に参加するイスラーム覚醒師団は声明を出し、ジャラーブルス市でフサイン・ハミード・アブー・アリー司令官が乗った車に仕掛けられていた爆弾が爆発したが、同司令官は無事だったと発表した。

AFP, December 6, 2016、AP, December 6, 2016、ARA News, December 6, 2016、Champress, December 6, 2016、al-Hayat, December 7, 2016、Iraqi News, December 6, 2016、Kull-na Shuraka’, December 6, 2016、al-Mada Press, December 6, 2016、Naharnet, December 6, 2016、NNA, December 6, 2016、Reuters, December 6, 2016、SANA, December 6, 2016、UPI, December 6, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュの司令官5人がイドリブ県に避難するなか、シャーム自由人イスラーム運動はダーイシュ戦闘員のアレッポ県北部での戦闘への参加を拒否(2016年12月6日)

イナブ・バラディー(12月6日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)を離反した司令官5人が、ラッカ市を脱出、イドリブ県に到着したと伝えた。

離反した司令官は、シャームの民のヌスラ戦線(現シャーム・ファトフ戦線)の元司令官だったチュニジア人のアブー・ダッル・トゥーニースィー氏、ビラール・シャウワーシュ氏ら。

Kull-na Shuraka', December 6, 2016
Kull-na Shuraka’, December 6, 2016

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一方、ファトフ軍、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室に所属する一方で、トルコ軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室がアレッポ県北部で続行している「ユーフラテスの盾」作戦に参加しているシャーム自由人イスラーム運動は声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)の離反者を「ユーフラテスの盾」作戦に参加させることを拒否すると表明した。

ARA News, December 6, 2016
ARA News, December 6, 2016

 

AFP, December 6, 2016、AP, December 6, 2016、ARA News, December 6, 2016、Champress, December 6, 2016、al-Hayat, December 7, 2016、‘Inab Baladi, December 6, 2016、Iraqi News, December 6, 2016、Kull-na Shuraka’, December 6, 2016、al-Mada Press, December 6, 2016、Naharnet, December 6, 2016、NNA, December 6, 2016、Reuters, December 6, 2016、SANA, December 6, 2016、UPI, December 6, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市東部の戦況を堪能な英語でツイートしていた7歳の少女バナーちゃんが自宅を引き払い、家族とともにより安全な場所へ(2016年12月6日)

反体制武装集団支配下のアレッポ市東部の戦況についてフェイスブックのアカウント(https://twitter.com/alabedbana)を通じてコメントを発信し続けてきた7歳の少女バナー・アブドちゃんの父親ガッサーン・アブド氏はAFP(12月6日付)の取材に応じ、一家がシリア軍の攻撃を避けるため、アレッポ市東部にある自宅を引き払い、より安全な場所に避難したことを明らかにした。

ガッサーン氏は、AFPに対して電話で「我々の家は空爆で被害を受けた…。軍が私たちの住む街区に近づいてきたので、別の場所への避難を余儀なくされた。我々は元気です」と述べた。

Twitter
Twitter

バナーちゃんは母親のファーティマさんとともに2016年9月23日に英語でツイートを開始し、彼女らのツイートを21万人がフォローしている。

しかし、4日にアカウントのアクセスができなくなり、その安否が心配されていた。

アカウントは6日に再開され、バナーちゃんは「Hello my friends, how are you? I am fine. I am getting better without medicine with too much bombing. I miss you. – Bana」とのメッセージを発信した。

バナーちゃんに関しては、流ちょうな英語でツイートをしていることから「ねつ造」だとの指摘がなされているほか、彼女とその家族がアレッポ市東部で居住していること、さらには彼女の実在そのものに疑いの目が向けられている。


AFP, December 6, 2016、AP, December 6, 2016、ARA News, December 6, 2016、Champress, December 6, 2016、al-Hayat, December 7, 2016、Iraqi News, December 6, 2016、Kull-na Shuraka’, December 6, 2016、al-Mada Press, December 6, 2016、Naharnet, December 6, 2016、NNA, December 6, 2016、Reuters, December 6, 2016、SANA, December 6, 2016、UPI, December 6, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はスワイダー県でダーイシュの拠点を攻撃(2016年12月6日)

スワイダー県では、SANA(12月6日付)によると、シリア軍がカスル村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃した。

AFP, December 6, 2016、AP, December 6, 2016、ARA News, December 6, 2016、Champress, December 6, 2016、al-Hayat, December 7, 2016、Iraqi News, December 6, 2016、Kull-na Shuraka’, December 6, 2016、al-Mada Press, December 6, 2016、Naharnet, December 6, 2016、NNA, December 6, 2016、Reuters, December 6, 2016、SANA, December 6, 2016、UPI, December 6, 2016などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がファトフ軍支配下のイドリブ県各所を爆撃し、15人以上が死亡(2016年12月6日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(12月6日付)によると、ロシア軍戦闘機がサルミーン市、カフルサジュナ村を空爆し、女性、子供を含む15人以上が死亡した。

一方、SANA(12月6日付)によると、シリア軍がタマーニア町、サルミーン市、ハーン・シャイフーン市、ビンニシュ市、トゥウーム村、マアッラトミスリーン市でファトフ軍の拠点を攻撃した。

Kull-na Shuraka', December 6, 2016
Kull-na Shuraka’, December 6, 2016

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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(12月6日付)によると、ロシア軍戦闘機がダーライヤー市を空爆し、20人以上が負傷した。

また、シリア軍はドゥーマー市など東グータ地方各所に対して夜間爆撃を行った。

一方、SANA(12月6日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに、フーシュ・ザワーヒラ村で反体制武装集団と交戦した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がラスタン氏一帯を空爆した。

一方、SANA(12月6日付)によると、シリア軍がタイバ村、ガントゥー市、キースィーン村、サムアリール村、ウンム・シャルシューフ村、ラスタン市一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ダルアー県では、SANA(12月6日付)によると、シリア軍がダルアー市マンシヤ地区、ヌアイマ村でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ハマー県では、SANA(12月6日付)によると、シリア軍がカフルズィーター市、ラターミナ町、ハラファーヤー市、タイバト・イマーム市、スーラーン市北部で反体制武装集団の拠点を空爆した。

AFP, December 6, 2016、AP, December 6, 2016、ARA News, December 6, 2016、Champress, December 6, 2016、al-Hayat, December 7, 2016、Iraqi News, December 6, 2016、Kull-na Shuraka’, December 6, 2016、al-Mada Press, December 6, 2016、Naharnet, December 6, 2016、NNA, December 6, 2016、Reuters, December 6, 2016、SANA, December 6, 2016、UPI, December 6, 2016などをもとに作成。

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反体制派はアレッポ市郊外のナイラブ・パレスチナ難民キャンプにあるUNRWAの倉庫を砲撃(2016年12月6日)

アレッポ県では、SANA(12月6日付)によると、アレッポ市南東部で籠城を続ける反体制武装集団がナイラブ・パレスチナ難民キャンプにあるUNRWAのセンターを砲撃、6人を負傷させ、食糧救援物資用の倉庫を破壊した。

反体制武装集団はまた、アレッポ市西部のフルカーン地区を砲撃、4人を殺害、20人を負傷させた。

AFP, December 6, 2016、AP, December 6, 2016、ARA News, December 6, 2016、Champress, December 6, 2016、al-Hayat, December 7, 2016、Iraqi News, December 6, 2016、Kull-na Shuraka’, December 6, 2016、al-Mada Press, December 6, 2016、Naharnet, December 6, 2016、NNA, December 6, 2016、Reuters, December 6, 2016、SANA, December 6, 2016、UPI, December 6, 2016などをもとに作成。

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シリア軍は反体制派支配下のアレッポ市南東部の中心に位置するシャッアール地区を制圧か?(2016年12月6日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市南東部の中心に位置するシャッアール地区でシリア軍、親政権武装勢力がシャッアール地区で激しく交戦した。

シリア軍はまた、アグユール地区、フィルドゥース地区、スッカリー地区、マアーディー地区、カーディー・アスカル地区、ジュルーム地区などに対して空爆・砲撃を加え、子供1人を含む10人が死亡した。

これに対して、反体制武装集団は、ザフラー協会地区で爆弾を仕掛けた車輌複数台を特攻させるなどして、攻撃を激化、シリア軍が応戦し、これを撃退、同地郊外の丘陵地帯(警察署一帯)を制圧したという。

Kull-na Shuraka', December 6, 2016
Kull-na Shuraka’, December 6, 2016

反体制武装集団はまた、ザフラー協会地区に加えて、アアザミーヤト地区、フルカーン地区を砲撃した。

このほか、ロシア軍と思われる戦闘機が、アレッポ市郊外のアターリブ市一帯を空爆した。

一方、SANA(12月6日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに反体制武装集団の支配下にあるアレッポ市南東部への進軍を続け、カラム・ダーダー地区、カラム・カーティルジー、シャッアール地区、マルジャ地区、シャイフ・ルトフィー地区、警察署のある丘陵地帯を制圧、同地の地雷・爆発物を撤去し、治安と安定を回復した。

シリア軍はまた、ザフラー協会地区一帯で反体制武装集団を迎撃した。

Youtube, December 6, 2016
Youtube, December 6, 2016

このほか、シリア軍は、アレッポ市東部のマサーキン・ハナーヌー地区の学校内で、反体制武装集団が化学兵器を製造するために使用していた施設、倉庫を発見した。

SANA, December 6, 2016
SANA, December 6, 2016
SANA, December 6, 2016
SANA, December 6, 2016
SANA, December 6, 2016
SANA, December 6, 2016

AFP, December 6, 2016、AP, December 6, 2016、ARA News, December 6, 2016、Champress, December 6, 2016、al-Hayat, December 7, 2016、Iraqi News, December 6, 2016、Kull-na Shuraka’, December 6, 2016、al-Mada Press, December 6, 2016、Naharnet, December 6, 2016、NNA, December 6, 2016、Reuters, December 6, 2016、SANA, December 6, 2016、UPI, December 6, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュは新報道官を任命(2016年12月5日)

ダーイシュ(イスラーム国)は、フルカーン広報制作機構を通じて、アブー・ハサン・ムハージル氏を報道官に新たに任命したと発表した。

Youtube, December 5, 2016
Youtube, December 5, 2016

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ダイル・ザウル県では、ARA News(12月5日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が無人航空機を使って、ダイル・ザウル市ジャウラ地区のシリア軍拠点(郵便局)を攻撃した。

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アレッポ県では、SANA(12月5日付)によると、シリア軍がアレッポ市東部郊外のアブー・ジャッバール村一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃した。

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ヒムス県では、SANA(12月5日付)によると、シリア軍がバーリダ地区、マクサル・ヒサーン村、ジュッブ・ジャッラーフ町一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

AFP, December 5, 2016、AP, December 5, 2016、ARA News, December 5, 2016、Champress, December 5, 2016、al-Hayat, December 6, 2016、Iraqi News, December 5, 2016、Kull-na Shuraka’, December 5, 2016、al-Mada Press, December 5, 2016、Naharnet, December 5, 2016、NNA, December 5, 2016、Reuters, December 5, 2016、SANA, December 5, 2016、UPI, December 5, 2016などをもとに作成。

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ファトフ軍支配下のイドリブ市、ビンニシュ市が爆撃を受け、8人が死亡、医療センターが利用不能に(2016年12月5日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がイドリブ市各所を空爆し、女性1人、子供4人を含む8人が死亡した。

また、ARA News(12月5日付)によると、シリア軍がビンニシュ市を空爆し、市内の中央医療センターが利用不能となった。

Youtube, December 5, 2016
Youtube, December 5, 2016

一方、SANA(12月5日付)によると、シリア軍がマアッラト・ヌウマーン市一帯、カフルサジュナ村、タマーニア町、ハーン・シャイフーン市、ヒーシュ村でファトフ軍と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がマイダアーニー村一帯でイスラーム軍などからなる反体制武装集団と交戦した。

シリア軍はまた、ムハンマディーヤ町一帯でラフマーン軍団などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ヒムス県では、ARA News(12月5日付)によると、シリア軍がガントゥー市を空爆し、子供3人が死亡した。

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ハマー県では、SANA(12月5日付)によると、シリア軍がアトシャーン村、タイバト・イマーム市、ラターミナ町、スカイク村、カフルズィーター市、ラトミーン村、サイヤード村、ムーリク市、ズラーキーヤート村、ザカート村、ラハーヤー村、ヒルバト・ナークース村、一帯、タッル・ワースィト村でファトフ軍の交戦した。

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ダルアー県では、SANA(12月5日付)によると、シリア軍がヌアイマ村でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

一方、ARA News(12月5日付)によると、シリア軍がガントゥー市を空爆し、子供3人が死亡した。

AFP, December 5, 2016、AP, December 5, 2016、ARA News, December 5, 2016、Champress, December 5, 2016、al-Hayat, December 6, 2016、Iraqi News, December 5, 2016、Kull-na Shuraka’, December 5, 2016、al-Mada Press, December 5, 2016、Naharnet, December 5, 2016、NNA, December 5, 2016、Reuters, December 5, 2016、SANA, December 5, 2016、UPI, December 5, 2016などをもとに作成。

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米国が支援するヌールッディーン・ザンキー運動、サウジアラビアが後援するイスラーム軍はアレッポ市東部からの退去を拒否(2016年12月5日)

アレッポ市南東部で籠城を続ける反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室所属組織)の一つで米国などの支援を受けるヌールッディーン・ザンキー運動のヤースィル・ユースフ政治局メンバーは、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣が、反体制武装集団のアレッポ市東部からの退去に関してスイスのジュネーブで5日から米国・ロシアの専門家が協議を行うと発表したことを受け、AFP(12月5日付)に対して、退去を拒否すると明言した。

ユースフ氏は「ロシアが示しているアジェンダはシリア北部において革命を根絶するもので、これは実現しないだろう…。ロシアこそアレッポから退去し、またアレッポ、シリアから宗派主義的な民兵を排除すべきだ」と主張した。

一方、ダマスカス郊外県を中心に活動し、サウジアラビアなどの支援を受けるイスラーム軍幹部のアブー・アブドゥッラフマーン・ハマウィー氏も、「アレッポ市東部から革命家は退去しない。ロシア、イランといった占領者たちと、最後の血の一滴まで戦う」と述べた。

AFP, December 5, 2016、AP, December 5, 2016、ARA News, December 5, 2016、Champress, December 5, 2016、al-Hayat, December 6, 2016、Iraqi News, December 5, 2016、Kull-na Shuraka’, December 5, 2016、al-Mada Press, December 5, 2016、Naharnet, December 5, 2016、NNA, December 5, 2016、Reuters, December 5, 2016、SANA, December 5, 2016、UPI, December 5, 2016などをもとに作成。

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反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)はシリア軍によって制圧されていたアレッポ市東部の複数の街区を奪還(2016年12月5日)

アレッポ県では、シリア人権監視団、ドゥラル・シャーミーヤ(12月5日付)、スマート・ニュース(12月5日付)によるとなどによると、アレッポ市南東部で籠城を続ける反体制武装集団(アレッポ・ファトフ作戦司令室)が、4日にシリア軍によって制圧された街区(カーディー・アスカル地区のウユーン病院一帯、カルム・マイサル地区、カルム・カーティルジー地区、カラム・タッハーン地区)を奪還した。

これに対して、シリア軍はシャッアール地区で攻勢を強め、反体制武装集団と激しく交戦した。

シリア軍は東西、そして北から進軍し、反体制武装集団を同地区の南部に撤退させようとしているという。

またシリア軍と反体制武装集団はシャイフ・サイード地区、シャイフ・ルトフィー地区、ブスターン・カスル地区、サラーフッディーン地区で戦闘を続けた。

Kull-na Shuraka', December 5, 2016
Kull-na Shuraka’, December 5, 2016

AFP, December 5, 2016、AP, December 5, 2016、ARA News, December 5, 2016、Champress, December 5, 2016、al-Durar al-Shamiya, December 5, 2016、al-Hayat, December 6, 2016、Iraqi News, December 5, 2016、Kull-na Shuraka’, December 5, 2016、al-Mada Press, December 5, 2016、Naharnet, December 5, 2016、NNA, December 5, 2016、Reuters, December 5, 2016、SANA, December 5, 2016、SMART News, December 5, 2016、UPI, December 5, 2016などをもとに作成。

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反体制派がシリア政府支配下のアレッポ市西部に開設されていたロシアの移動式病院を砲撃、ロシア人医師2人を殺害(2016年12月5日)

アレッポ県では、ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官によると、アレッポ市南東部を支配下に置く反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)が、アレッポ市フルカーン地区にあるロシア軍の移動式病院を砲撃し、ロシア人女性医師2人が死亡、患者複数人、RTのシリア人記者1人が負傷した。

SANA, December 5, 2016
SANA, December 5, 2016

またSANA(12月5日付)によると、反体制武装集団は、シリア政府支配下のアレッポ市旧メディリアン・ホテル一帯、ザフラー地区を砲撃し、女児1人を含む2人が死亡、25人が負傷した。

SANA, December 5, 2016
SANA, December 5, 2016

AFP, December 5, 2016、AP, December 5, 2016、ARA News, December 5, 2016、Champress, December 5, 2016、al-Hayat, December 6, 2016、Iraqi News, December 5, 2016、Kull-na Shuraka’, December 5, 2016、al-Mada Press, December 5, 2016、Naharnet, December 5, 2016、NNA, December 5, 2016、Reuters, December 5, 2016、SANA, December 5, 2016、UPI, December 5, 2016などをもとに作成。

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ロシア軍と思われる戦闘機がアル=カーイダ系組織主導のファトフ軍支配下のイドリブ県各所を爆撃し、50人あまりが死亡(2016年12月4日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機が、アル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などが主導するファトフ軍支配下のマアッラト・ヌウマーン市を空爆し、18人が死亡した。

また空爆はカフルナブル市でも行われ、子供3人と女性2人を含む26人が死亡、タマーニア町では「樽爆弾」などによる爆撃を行われ、子供4人を含む6人が死亡、ナキール村でも空爆で女性2人が死亡した。

Youtube, December 4, 2016
Youtube, December 4, 2016
Youtube, December 4, 2016
Youtube, December 4, 2016

空爆はこのほか、サルミーン市、ジスル・シュグール市、ハーン・シャイフーン市、カルサアー村、シャイフ・ムスタファー村、アービディーン村、ヒーシュ村、カフルサジュナ村、ラカーヤー村、ハーミディーヤ村、カンスフラ村などにもおよび、その回数は45回に及び、学校や市場が標的になったという。

一方、SANA(12月4日付)によると、シリア軍がカフルナブル市、カフルサジュナ村でファトフ軍の拠点を空爆した。

また、クッルナー・シュラカー(12月5日付)によると、シャーム・ファトフ戦線の布教局長アブドッラッザーク・マフディー氏の遺体がイドリブ市郊外で発見された。

遺体には拷問によると思われる傷跡がのこっていたという。

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ラタキア県では、ARA News(12月4日付)によると、シリア軍がカッバーナ村一帯に侵攻し、反体制武装集団と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、ARA News(12月4日付)によると、シリア軍がマイダアーニー村一帯で反体制武装集団と交戦した。

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ヒムス県では、SANA(12月4日付)によると、シリア軍がサムアリール村、ティールマアッラ村、クナイトラート村、ラスタン市一帯で、シャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ハマー県では、SANA(12月4日付)によると、シリア軍がラターミナ町、カフルズィーター市でファトフ軍の拠点を空爆した。

また、ARA News(12月4日付)によると、シリア軍はフナイフィス村に侵攻し、反体制武装集団と交戦した。

一方、地元和解プロセスの一環で関係当局に投降していた元反体制武装集団活動家、兵役忌避者ら40人が、2016年政令第15号に基づき放免となり、クッルナー・シュラカー(12月4日付)によると、ハマー中央刑務所を出所した。

SANA, December 4, 2016
SANA, December 4, 2016

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ダルアー県では、SANA(12月4日付)によると、シリア軍がダルアー市ダム街道地区、アルバイーン地区でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

一方、クッルナー・シュラカー(12月4日付)によると、南部戦線を主導するヤルムーク軍、ムハージリーン・ワ・アンサール旅団、ムウタッズ軍、ハサン・ブン・アリー旅団が統合し、「革命軍」を新たに結成した。

AFP, December 4, 2016、AP, December 4, 2016、ARA News, December 4, 2016、Champress, December 4, 2016、al-Hayat, December 5, 2016、Iraqi News, December 4, 2016、Kull-na Shuraka’, December 4, 2016、December 5, 2016、al-Mada Press, December 4, 2016、Naharnet, December 4, 2016、NNA, December 4, 2016、Reuters, December 4, 2016、SANA, December 4, 2016、UPI, December 4, 2016などをもとに作成。

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ヒムス県東部、ハサカ県南部で、シリア軍、YPGがダーイシュと交戦(2016年12月4日)

ヒムス県では、SANA(12月4日付)によると、シリア軍がマフル油田一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

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ハサカ県では、ARA News(12月4日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシャッダーディー市近郊のファドガミー村、キシュキシュ村にある西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の拠点を砲撃した。

AFP, December 4, 2016、AP, December 4, 2016、ARA News, December 4, 2016、Champress, December 4, 2016、al-Hayat, December 5, 2016、Iraqi News, December 4, 2016、Kull-na Shuraka’, December 4, 2016、al-Mada Press, December 4, 2016、Naharnet, December 4, 2016、NNA, December 4, 2016、Reuters, December 4, 2016、SANA, December 4, 2016、UPI, December 4, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はアレッポ市南東部のカルム・マイサル地区、カラム・タッハーン地区、カーディー・アスカル交差点一帯、ハーフーズ交差点一帯を新たに制圧(2016年12月4日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市南東部のカルム・マイサル地区一帯、ジャズマーティー地区一帯、カルム・タッラーブ地区一帯、バーブ街道地区一帯など、シリア政府が3日に奪還した地域一帯で、シリア軍、親政権武装勢力と反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)が交戦、シリア軍はマイサル地区、ダフラト・アウワード地区の複数カ所を新たに制圧した。

シリア軍は、反体制武装集団支配下のフィルドゥース地区などを激しく砲撃する一方、バーブ・ナイラブ地区、マガーイル地区を空爆した。

戦闘で、子供2人、女性1人を含む多数が死傷した。

一方、SANA(12月4日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに、アレッポ市南東部のカルム・マイサル地区、カラム・タッハーン地区、カーディー・アスカル交差点一帯、ハーフーズ交差点一帯から反体制武装集団を掃討し制圧、地雷・爆発物の撤去を完了、同地の治安と安定を回復した。

ARA News, December 4, 2016
ARA News, December 4, 2016

 

これに対し、SANA(12月4日付)によると、反体制武装集団は、アレッポ市北西部のヌッブル市、ザフラー町を砲撃し、10人が負傷した。

また、ARA News(12月4日付)によると、反体制武装集団が西クルディスタン移行期民政局支配下のアレッポ市シャイフ・マクスード地区にある人民防衛隊の検問所など複数カ所を砲撃、人民防衛隊はこれに対して応戦した。

SANA, December 4, 2016
SANA, December 4, 2016

AFP, December 4, 2016、AP, December 4, 2016、ARA News, December 4, 2016、Champress, December 4, 2016、al-Hayat, December 5, 2016、Iraqi News, December 4, 2016、Kull-na Shuraka’, December 4, 2016、al-Mada Press, December 4, 2016、Naharnet, December 4, 2016、NNA, December 4, 2016、Reuters, December 4, 2016、SANA, December 4, 2016、UPI, December 4, 2016などをもとに作成。

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反体制武装連合体「ファトフ軍」の実質的統括者のサウジ人説教師ムハイスィニー氏は、アル=カーイダ系組織を軸に反体制派を統合するよう改めて主唱(2016年12月3日)

シャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなる武装連合体のファトフ軍を実質統括するサウジアラビア人説教師のアブドゥッラー・ムハイスィニー氏は、ミンバル・シャーム(12月3日付)のインタビューに応じ、そのなかでシャーム・ファトフ戦線とシャーム自由人イスラーム運動をシリアの反体制派における二大勢力と位置づけ、両組織を軸に反体制派を統合するよう呼びかけた。

Youtube, December 3, 2016
Youtube, December 3, 2016

AFP, December 3, 2016、AP, December 3, 2016、ARA News, December 3, 2016、Champress, December 3, 2016、al-Hayat, December 4, 2016、Iraqi News, December 3, 2016、Kull-na Shuraka’, December 3, 2016、al-Mada Press, December 3, 2016、Minbal al-Sham, December 3, 2016、Naharnet, December 3, 2016、NNA, December 3, 2016、Reuters, December 3, 2016、SANA, December 3, 2016、UPI, December 3, 2016などをもとに作成。

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ハサカ市で親政権民兵の司令官が離反し、ロジャヴァを主導するPYDに合流(2016年12月3日)

ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(12月3日付)によると、ハサカ市内で軍事情報局を支援してきた地元住民の民兵組織「軍治安支援隊」を率いてきたムスタト・マフシューシュ氏が離反し、西クルディスタン移行期民政局を主導する民主統一党の人民防衛隊主体のシリア民主軍に合流した。

クッルナー・シュラカーによると、ムスタト・マフシューシュ氏は、司令官の一人ハッバハーン・ナッバハーン氏とともに、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と内通しており、2016年8月のハサカ市でのシリア軍と人民防衛隊との戦闘では、市内の検問所複数カ所を人民防衛隊が掌握する手引きを行い、国防隊から取り調べを受けていたという。

AFP, December 3, 2016、AP, December 3, 2016、ARA News, December 3, 2016、Champress, December 3, 2016、al-Hayat, December 4, 2016、Iraqi News, December 3, 2016、Kull-na Shuraka’, December 3, 2016、al-Mada Press, December 3, 2016、Naharnet, December 3, 2016、NNA, December 3, 2016、Reuters, December 3, 2016、SANA, December 3, 2016、UPI, December 3, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はヒムス県東部のダーイシュ拠点を爆撃(2016年12月3日)

ヒムス県では、SANA(12月3日付)によると、シリア軍がフワイスィース村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

AFP, December 3, 2016、AP, December 3, 2016、ARA News, December 3, 2016、Champress, December 3, 2016、al-Hayat, December 4, 2016、Iraqi News, December 3, 2016、Kull-na Shuraka’, December 3, 2016、al-Mada Press, December 3, 2016、Naharnet, December 3, 2016、NNA, December 3, 2016、Reuters, December 3, 2016、SANA, December 3, 2016、UPI, December 3, 2016などをもとに作成。

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