シリア軍はヒムス県中部の戦略的要衝サワーナ丘をダーイシュから奪還(2016年9月5日)

ヒムス県では、ARA News(9月5日付)によると、シリア軍が、タドムル市郊外のシャーイル油田南西部の戦略的要衝サワーナ丘をダーイシュ(イスラーム国)から奪還した。

一方、SANA(9月5日付)によると、シリア軍がマヌーフ村、タルハ村、ラッフーム村、ウンム・サフリージュ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

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アレッポ県では、SANA(9月5日付)によると、シリア軍がアレッポ市東部の航空士官学校一帯に潜入しようとしたダーイシュ(イスラーム国)と交戦、これを撃退した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(9月5日付)によると、シリア軍がジャイルード市無人地帯一帯でダーイシュ(イスラーム孤高)拠点を攻撃した。

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クッルナー・シュラカー(9月5日付)は、イラクの複数の消息筋の話として、ダーイシュ(イスラーム国)が7月に米主導の有志連合の攻撃によって死亡したアブー・ウマル・シーシャーニー氏の後任としてタジク人のグール・ムラード・ハリホフ氏が「戦争大臣」に就任したと伝えた。

AFP, September 5, 2016、AP, September 5, 2016、ARA News, September 5, 2016、Champress, September 5, 2016、al-Hayat, September 6, 2016、Iraqi News, September 5, 2016、Kull-na Shuraka’, September 5, 2016、al-Mada Press, September 5, 2016、Naharnet, September 5, 2016、NNA, September 5, 2016、Reuters, September 5, 2016、SANA, September 5, 2016、UPI, September 5, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市南部郊外ではシリア軍が支配地域を拡大する一方、ファトフ軍がアーミリーヤ村で反攻作戦を開始(2016年9月5日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市南部郊外のウワイナート村、フーバル村、ハーン・アサル村を砲撃、また戦闘機(所属明示せず)がアレッポ市スッカリー地区、アンサーリー地区、ジルス・ハッジ地区、フィルドゥース地区、カフルナーハー村、カフルハムラ村、ジュッブ・ガリース村、ジャズラーヤー村、フライターン市を空爆した。

一方、SANA(9月5日付)によると、アレッポ市南西部郊外の士官学校一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、冷蔵庫工場、防空大隊などを制圧、支配地域を拡大した。

これに対し、反体制武装集団がアレッポ市サラーフッディーン地区を砲撃し、5人が死亡、14人が負傷した。

また、クッルナー・シュラカー(9月5日付)によると、ファトフ軍は5日晩、アレッポ市東部の解囲に向け同市南部のアーミリーヤ村でシリア軍に対する反攻作戦を開始した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアルバイーン村、ジャビーン村を「樽爆弾」で空爆する一方、戦闘機(所属明示せず)がラフジャーン村、ハラファーヤー市、ラターミナ町を空爆した。

またシリア軍は、マアルダス村一帯で、ジュンド・アクサー機構などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(9月5日付)によると、シリア軍が県北西部のジャビーン村、マアルダス村一帯で反体制武装集団と交戦した。

シリア軍はまたバッザーム丘、ナースィリーヤ丘、スーラーン市、タイバト・イマーム市、マアーン村一帯、ハラファーヤー市、ラターミナ町、カウカブ村西部を空爆した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がサラーキブ市一帯、アブー・ズフール町を空爆した。

また、クッルナー・シュラカー(9月5日付)によると、ロシア軍がマアッラト・ヌウマーン市を空爆し、7人が死亡した。

一方、アリーハー市で交戦中のシャーム自由人イスラーム運動とジュンド・アクサー機構は、ファトフ軍代表の仲介により和解した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がシャイフーニーヤ村・ドゥーマー市街道一帯を空爆した。

またシリア軍はドゥーマー市近郊のリーハーン農場でジハード主義武装集団と交戦、同地の複数拠点を奪還した。

このほか、戦闘機(所属明示せず)は東カラムーン地方に対して空爆を実施する一方、シリア軍がバラダー渓谷のイフラ村各所を砲撃した。

また、マダーヤー町郊外の農場では、シリア軍とヒズブッラーが農園の一部に火を放ち、複数の建物を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(9月5日付)によると、反体制武装集団がイズラア市を砲撃し、3人が負傷した。

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クナイトラ県では、SANA(9月5日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、フッリーヤ村・ハミーディーヤ村街道、ハーン・アルナバ市、ハミーディーヤ村、マムティナ村、ウンム・バーティナ村、ムシャイリファ村でシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)と交戦した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(9月5日付)によると、ロシア軍戦闘機がイブタア町、ダーイル町を空爆、またシリア軍はイブタア町郊外の放棄された大隊基地一帯で反体制武装集団と戦闘を続けた。

一方、SANA(9月5日付)によると、シリア軍がダルアー市ダム街道地区、アッバースィーヤ地区、旧税関地区、ガーリヤート橋一帯で反体制武装集団と交戦した。

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ヒムス県では、SANA(9月5日付)によると、シリア軍がダイル・フール村南部、タルビーサ市でシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)の拠点を空爆した。

AFP, September 5, 2016、AP, September 5, 2016、ARA News, September 5, 2016、Champress, September 5, 2016、al-Hayat, September 6, 2016、Iraqi News, September 5, 2016、Kull-na Shuraka’, September 5, 2016、al-Mada Press, September 5, 2016、Naharnet, September 5, 2016、NNA, September 5, 2016、Reuters, September 5, 2016、SANA, September 5, 2016、UPI, September 5, 2016などをもとに作成。

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ヒムス市ワアル地区でも停戦合意に基づき、シリア軍が検問所を開放(2016年9月5日)

ヒムス県では、ARA News(9月5日付)によると、ヒムス市ワアル地区で、シリア軍と反体制武装集団の停戦合意が発効し、シリア軍が検問所を開放し、同地区に取り残されていた学生や就業者らの往来が再開、また野菜やパンを積んだ貨物車輌3台が同地区内に入った。

AFP, September 5, 2016、AP, September 5, 2016、ARA News, September 5, 2016、Champress, September 5, 2016、al-Hayat, September 6, 2016、Iraqi News, September 5, 2016、Kull-na Shuraka’, September 5, 2016、al-Mada Press, September 5, 2016、Naharnet, September 5, 2016、NNA, September 5, 2016、Reuters, September 5, 2016、SANA, September 5, 2016、UPI, September 5, 2016などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県ムウダミーヤト・シャーム市で停戦合意に基づき、反体制武装集団側が退去希望者のリスト作成を開始(2016年9月5日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(9月5日付)によると、シリア軍が包囲を続けてきたムウダミーヤト・シャーム市でシリア政府当局と反体制武装集団による停戦合意が成立、反体制武装集団側は、政府との和解を拒否し、シリア北部への移動を望む者のリスト作成の作業を開始した。

SNN(9月5日付)によると、停戦合意の主な内容は以下の通り:

1. ムウダミーヤト・シャーム市からシリア北部への退去を希望する者の氏名の登録開始。
2. 明日(6日)から退去希望者の退去が完了するまでの間、投降および免罪手続きの一端停止。
3. 退去希望者退去後のムウダミーヤト・シャーム市の完全武装解除。
4. 障害者に対する免罪の実施。
5. 就学者の復学。

AFP, September 5, 2016、AP, September 5, 2016、ARA News, September 5, 2016、Champress, September 5, 2016、al-Hayat, September 6, 2016、Iraqi News, September 5, 2016、Kull-na Shuraka’, September 5, 2016、al-Mada Press, September 5, 2016、Naharnet, September 5, 2016、NNA, September 5, 2016、Reuters, September 5, 2016、SANA, September 5, 2016、SNN, September 5, 2016、UPI, September 5, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団がラーイー村とジャラーブルス市を結ぶベルト地帯からダーイシュを掃討し、トルコ国境地帯を掌握(2016年9月4日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(9月4日付)によると、トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)がラーイー村東部のバーブ・ライムーン村、スィルスイル村、ハリーリーヤ村、ハーッジ・ワーリー村、タッル・アサド村をダーイシュ(イスラーム国)から奪取し、ユーフラテス川西岸に向けて東進を続けた。

またジャラーブルス市西部でも、反体制武装集団がトルコ軍の支援を受け、ガナマ村、北スワイダ村、ブーラーニーヤ村を制圧、ラーイー村に向けて西進を続けた。

これに関して、トルコ軍とともに「ユーフラテスの盾」作戦を遂行する反体制武装集団の一つシャーム戦線は、ジャラーブルス市とラーイー村を結ぶ国境沿いのベルト地帯に点在するすべての村をダーイシュ(イスラーム国)から奪取、国境一帯を制圧したと発表した。

反体制武装集団は4日、タッル・ミーザーブ村、ザルフ村、ワルディーヤ村、クッバト・トゥルクマーン村、ガンドゥーラ村、ガナマ村、北スワイダー村、タッル・アサド村、ウーラーニーヤ村、ハーッジ・ワーリー村、バーブ・ライムーン村、スィルスィラ村、ハリーリーヤ村、トゥワイラーン村を制圧し、国境地帯を完全掌握したという。

Kull-na Shuraka', September 4, 2016
Kull-na Shuraka’, September 4, 2016

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これに対して、ARA News(9月4日付)によると、ダーイシュはシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)を除く反体制武装集団の拠点都市マーリア市を有毒ガスを争点した砲弾で攻撃し、数十人が死傷したという。

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一方、ARA News(9月4日付)によると、西クルディスタン移行期民政局支配下のユーフラテス川西岸のティシュリーン・ダムに近いタッル・ウスマーン村、シャムスッディーン村をダーイシュ(イスラーム国)が襲撃したが、人民防衛隊主体のシリア民主軍が応戦、ダーイシュ戦闘員15人を殺害した。

AFP, September 4, 2016、AP, September 4, 2016、ARA News, September 4, 2016、Champress, September 4, 2016、al-Hayat, September 5, 2016、Iraqi News, September 4, 2016、Kull-na Shuraka’, September 4, 2016、al-Mada Press, September 4, 2016、Naharnet, September 4, 2016、NNA, September 4, 2016、Reuters, September 4, 2016、SANA, September 4, 2016、UPI, September 4, 2016などをもとに作成。

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ハマー県北西部でシリア軍がジュンド・アクサー機構などからなる反体制武装集団との戦闘を続けるなか、イドリブ県でジュンド・アクサー機構とシャーム自由人イスラーム運動が交戦(2016年9月4日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ジュンド・アクサー機構、イッザ軍などからなる反体制武装集団がカムハーナ町一帯でシリア軍と交戦、シリア軍は同地一帯を激しく空爆した。

シリア軍はまたザーラ村、カフルズィーター市、ラターミナ町に対しても空爆を行った。

一方、SANA(9月4日付)によると、シリア軍が県北西部のスーラーン市・カウカブ村回廊、アトシャーン村・マアーン村回廊でシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)の車輌や拠点を攻撃した。

このほか、ARA News(9月4日付)によると、県内で活動するという武装集団が統合し「ハマー軍」を結成、また市民活動家などが運営するという民政組織が統合し「ハマー市行政最高委員会」を結成した。

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イドリブ県では、ARA News(9月4日付)によると、アリーハー市でシャーム自由人イスラーム運動に所属するアリーハー大隊とジュンド・アクサー機構が激しく交戦し、双方に多数の死傷者が出た。

アリーハー大隊の複数の消息筋によると、戦闘は、ジュンド・アクサー機構がシャーム自由人イスラーム運動の幹部1人を暗殺しようとしたことがきっかけだという。

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ダマスカス郊外県では、SANA(9月4日付)によると、イスラーム軍などからなる反体制武装集団がハラスター市に掘削した全長400メートルの地下トンネルをシリア軍が破壊した。

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ヒムス県では、SANA(9月4日付)によると、シリア軍がタルビーサ市、ラスタン市でシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)、シャーム自由人イスラーム運動の拠点を空爆した。

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ダルアー県では、SANA(9月4日付)によると、シリア軍がタファス市で反体制武装集団と交戦した。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、9月3日に5件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はダマスカス郊外県、ラタキア県で発生し、イスラーム軍、シャーム自由人イスラーム運動などが砲撃を行ったという。

米・ロシアによる敵対行為停止合意が発効した2月27日以降の停戦違反件総数は1153件。

AFP, September 4, 2016、AP, September 4, 2016、ARA News, September 4, 2016、Champress, September 4, 2016、al-Hayat, September 5, 2016、Iraqi News, September 4, 2016、Kull-na Shuraka’, September 4, 2016、al-Mada Press, September 4, 2016、Naharnet, September 4, 2016、NNA, September 4, 2016、Reuters, September 4, 2016、SANA, September 4, 2016、UPI, September 4, 2016などをもとに作成。

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シリア軍は反体制派支配下のアレッポ市東部を再び包囲:アレッポ市南西部郊外の士官学校一帯でアル=カーイダ系のファトフ軍を掃討(2016年9月4日)

アレッポ県では、SANA(9月4日付)によると、シリア軍は、「同盟諸部隊」とともに、アレッポ市南西部郊外の士官学校(兵器科など)一帯でファトフ軍を掃討、8月上旬に喪失していた同地を奪還、またアレッポ市南部および北部郊外一帯に通じる反体制武装集団の兵站路に対して集中的な空爆を実施した。

士官学校一帯の制圧により、シリア軍はアレッポ市ラームーサー地区、および同市東部街区への反体制武装集団の兵站路すべてを再び遮断、アレッポ市東部街区は再び孤立状態に陥ったという。

また反体制武装集団の兵站路に対する空爆は、ハーン・トゥーマーン村、マアッラーター村、フライターン市、アルド・マッラーフ地区農場一帯、ウワイジャ地区などに対して実施された。

SANA, September 4, 2016
SANA, September 4, 2016

一方、『ハヤート』(9月5日付)によると、ロシア軍の航空支援を受けたシリア軍が、ヒズブッラーやシリア人・アラブ人民兵とともに、アレッポ市南西部郊外の士官学校一帯の奪還をかけて、ファトフ軍と激しく交戦し、兵器科を完全制圧した。

戦闘はまた、航空技術科や砲兵科内および周辺の丘陵地帯でも行われたという。

SANA, September 4, 2016
SANA, September 4, 2016

これに対して、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室は、アレッポ市北部のカースティールー街道一帯への砲撃を行うと発表、同市東部地区の封鎖解除をめざす意思を表明し、同地一帯の住民に対して72時間以内に避難するよう呼びかけた。

また、SANAによると、体制武装集団はアレッポ市北西部のヌッブル市、ザフラー町を砲撃し、女性2人が死亡した。 

AFP, September 4, 2016、AP, September 4, 2016、ARA News, September 4, 2016、Champress, September 4, 2016、al-Hayat, September 5, 2016、Iraqi News, September 4, 2016、Kull-na Shuraka’, September 4, 2016、al-Mada Press, September 4, 2016、Naharnet, September 4, 2016、NNA, September 4, 2016、Reuters, September 4, 2016、SANA, September 4, 2016、UPI, September 4, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がヒムス県東部でダーイシュと交戦(2016年9月4日)

ヒムス県では、SANA(9月4日付)によると、シリア軍がタドムル市郊外のシャーイル油田、T4航空基地に近い放棄された大隊基地、サワーナ丘でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

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スワイダー県では、SANA(9月4日付)によると、シリア軍がマシュバク・ワルダーン地区でダーイシュ(イスラーム国)の燃料トレーラーの車列を攻撃、破壊した。

AFP, September 4, 2016、AP, September 4, 2016、ARA News, September 4, 2016、Champress, September 4, 2016、al-Hayat, September 5, 2016、Iraqi News, September 4, 2016、Kull-na Shuraka’, September 4, 2016、al-Mada Press, September 4, 2016、Naharnet, September 4, 2016、NNA, September 4, 2016、Reuters, September 4, 2016、SANA, September 4, 2016、UPI, September 4, 2016などをもとに作成。

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ハマー県北西部、ダマスカス郊外県でシリア軍とジハード主義武装集団の戦闘が続く(2016年9月3日)

ハマー県では、『ハヤート』(9月4日付)によると、ジュンド・アクサー機構、イッザ軍などからなる反体制武装集団が県北西部のカムハーナ町近郊に進軍、ハマー航空基地を砲撃した。

クッルナー・シュラカー(9月3日付)によると、反体制武装集団はカムハーナ町近郊の第50地点を制圧、またARA News(9月3日付)によると、ジュンド・アクサー機構はシリア軍と交戦の末、イスカンダリーヤ村を制圧したという。

一方、SANA(9月3日付)によると、シリア軍がスカイク村、マアーン村、サワーン丘、キバーリーヤ村方面に進攻しようとしたファトフ軍と交戦した。

シリア軍はまたマアルダス村一帯のファトフ軍の兵站路、ムーリク市東部、カフルズィーター市西部、シャフシャブー山一帯、アトシャーン村、スーラーン市一帯、マアーン村北部および西部、バッザーム丘、フワイル丘に対して重点的に空爆を実施した。

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ダマスカス郊外県では、『ハヤート』(9月4日付)によると、イスラーム軍が東グータ地方のフーシュ・ファーラ村一帯、タッル・サワーン町、フーシュ・ナスリー村農村地帯、リーハーン農場一帯でシリア軍、ヒズブッラー戦闘員と交戦し、複数の拠点を制圧した。

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アレッポ県では、SANA(9月3日付)によると、シリア軍がアレッポ市南西部郊外一帯でファトフ軍拠点に対して空爆を実施した。

また、アレッポ市サラーフッディーン地区、ザフラー地区、アクラミーヤ地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、2人が死亡した。

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ヒムス県では、SANA(9月3日付)によると、シリア軍がクナイトラート村、タルビーサ市一帯、ファルハーニーヤ村で、シャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)の拠点、武器弾薬庫を空爆した。

一方、県東部の50カ村の名士らがタッル・アフマル村で国民和解を強化するための会合を開き、ムハンマド・シャッアール内務大臣が参列した。

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ダルアー県では、SANA(9月3日付)によると、シリア軍がダルアー市カラク地区、難民キャンプ地区、ラジャート高原でシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)、ウマリー旅団などと交戦した。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、9月2日に8件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はダマスカス郊外県、ラタキア県で発生し、イスラーム軍、シャーム自由人イスラーム運動などが砲撃を行ったという。

米・ロシアによる敵対行為停止合意が発効した2月27日以降の停戦違反件総数は1148件。

AFP, September 3, 2016、AP, September 3, 2016、ARA News, September 3, 2016、Champress, September 3, 2016、al-Hayat, September 4, 2016、Iraqi News, September 3, 2016、Kull-na Shuraka’, September 3, 2016、al-Mada Press, September 3, 2016、Naharnet, September 3, 2016、NNA, September 3, 2016、Reuters, September 3, 2016、SANA, September 3, 2016、September 4, 2016、UPI, September 3, 2016などをもとに作成。

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シリア軍もトルコ軍、PYDに対抗するかたちでアレッポ市東部郊外の航空士官学校一帯でダーイシュを爆撃(2016年9月3日)

アレッポ県では、SANA(9月3日付)によると、シリア軍がアレッポ市東部郊外の航空士官学校一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

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ヒムス県では、SANA(9月3日付)によると、シリア軍がマフル・ガス採掘所、北シャンダーヒーヤ村、南シャンダーヒーヤ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(9月3日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市ウルフィー地区、ラシュディーヤ地区、ハウィーカ地区、バルーク丘、ブガイリーヤ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

AFP, September 3, 2016、AP, September 3, 2016、ARA News, September 3, 2016、Champress, September 3, 2016、al-Hayat, September 4, 2016、Iraqi News, September 3, 2016、Kull-na Shuraka’, September 3, 2016、al-Mada Press, September 3, 2016、Naharnet, September 3, 2016、NNA, September 3, 2016、Reuters, September 3, 2016、SANA, September 3, 2016、UPI, September 3, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍の進攻に対抗するかたちでYPG主体のシリア民主軍は有志連合ではなくロシア軍の航空支援を受け、ラーイー村南西部でダーイシュと交戦(2016年9月3日)

アレッポ県では、ARA News(9月3日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ロシア軍戦闘機の航空支援を受け、アアザーズ市南東部(ラーイー村南西部)のタッル・カッラーフ村、タッル・スースィーン村、ワフシーヤ村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, September 3, 2016、AP, September 3, 2016、ARA News, September 3, 2016、Champress, September 3, 2016、al-Hayat, September 4, 2016、Iraqi News, September 3, 2016、Kull-na Shuraka’, September 3, 2016、al-Mada Press, September 3, 2016、Naharnet, September 3, 2016、NNA, September 3, 2016、Reuters, September 3, 2016、SANA, September 3, 2016、UPI, September 3, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍戦車部隊がキリスからラーイー村(アレッポ県)方面に新たに進攻、ジャラーブルス市に向けて東進する反体制武装集団を支援(2016年9月3日)

アレッポ県では、『ハヤート』(9月4日付)によると、トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団が、ダーイシュ(イスラーム国)の支配下にある県北部ラーイー村以東の国境地帯の制圧を目的とする新たな作戦を開始した。

スルターン・ムラード師団のアフマド・ウスマーン大佐はロイター通信(9月3日付)に対して「作戦の目的は、ラーイー村から、すでに解放されたジャラーブルス市西部にある村々の方面に進軍することになる」と述べた。

ウスマーン大佐によると、この作戦においても「トルコ軍の支援は、ジャラーブルス市西方と同様に存在する」という。

これに関してアナトリア通信(9月3日付)は、トルコのキリス市からトルコ軍の戦車20輌、兵員輸送車5輌、四輪駆動車など多数が越境し、ラーイー村方面に進軍したと伝えた。

またDHA(9月3日付)によると、トルコ軍はT-155フルトゥナ榴弾砲でダーイシュ拠点を砲撃、進軍する戦車部隊を援護したという。

ARA News(9月3日付)によると、トルコ軍は、カルサンリー村、ムサンア村、スーラーン・アアザーズ町一帯を砲撃、ハワール・キリス作戦司令室は、マスマナ村、ワクフ村、アサリーヤ村、ナフダ村を制圧したという。

AFP(9月4日付)によると、現在、戦闘はラーイー村の南東部一帯で行われており、ラーイー村とジャラーブルス市を結ぶ国境地帯を制圧する第1段階を経て、アレッポ県におけるダーイシュの最大拠点であるバーブ市と西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の支配下にあるマンビジュ市の制圧に向けた第2段階の南下作戦に入る予定だという。

なおロイター通信(9月2日付)は、トルコ軍が支援する反体制武装集団は1,500人程度の兵力しかなく、ラーイー村からジャラーブルス市に至る全長90キロのベルト地帯の支配を維持し、ダーイシュと人民防衛隊主体のシリア民主軍に対峙し続ける能力を有さないとの分析を行っている。

ARA News, September 3, 2016
ARA News, September 3, 2016

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一方、クッルナー・シュラカー(9月3日付)によると、トルコ軍はジャラーブルス市西部のカンダラ村一帯を砲撃し、スルターン・ムラード旅団などからなる反体制武装集団がダーイシュから同地を奪還、制圧した。

また、ARA News(9月3日付)によると、「ユーフラテスの盾」作戦に参加する反体制武装集団はダーイシュとの交戦の末に、ジャラーブルス市西部のマルハミーヤ村、フルサーン村、アラブ・イッザ村、カンヌー農場を制圧した。

AFP, September 3, 2016、Anadolu Ajansı, September 3, 2016、AP, September 3, 2016、ARA News, September 3, 2016、Champress, September 3, 2016、al-Hayat, September 4, 2016、Iraqi News, September 3, 2016、Kull-na Shuraka’, September 3, 2016、al-Mada Press, September 3, 2016、Naharnet, September 3, 2016、NNA, September 3, 2016、Reuters, September 3, 2016、SANA, September 3, 2016、UPI, September 3, 2016などをもとに作成。

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アル=カーイダ系のシャーム・ファトフ戦線(旧ヌスラ戦線)、シャーム自由人イスラーム運動がヌールッディーン・ザンキー運動(米国が支援)などと統一組織結成に向けた協議を続ける(2016年9月3日)

ARA News(9月3日付)は、シャーム自由人イスラーム運動に近い消息筋の話として、アル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線(旧シャームの民のヌスラ戦線)がイドリブ県で活動する複数の武装集団と、組織逃亡に向けた会合を重ねていると伝えた。

この会議の進捗に詳しいこの消息筋は匿名を条件に「この会合には、アブドゥッラー・ムハイスィニー氏が無所属として出席、またシャーム・ファトフ戦線指導者のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー氏も参加しているが、すべての武装集団が参加しているわけではない」と述べた。

なお、ムハイスィニー氏はファトフ軍の事実上の統括者のサウジアラビア人説教師。

同消息筋によると、一部の「大規模」な組織は、ジャウラーニー氏が新組織の指導者になることに慎重な態度を示す一方、シャーム・ファトフ戦線はジャウラーニー氏を指導者とし、なおかつ新組織の軍事、治安、経済関連の部局の運営を担うことを主張しているという。

またシャーム・ファトフ戦線とムハイスィニー氏は統合を最優先事項としているのに対して、そのほかの組織は、統合前に憲章を採択すべきだと主張しているという。

こうした状況を受け、シャーム自由人イスラーム運動は、両者の妥協点を探るかたちで、統合をめぐる障害を克服するための共同委員会の設置を提案したが、ジャウラーニー氏はこの提案も却下、そのことが米国の支援を受ける「穏健な反体制派」のヌールッディーン・ザンキー運動などの不快感を露わにしたという。

AFP, September 3, 2016、AP, September 3, 2016、ARA News, September 3, 2016、Champress, September 3, 2016、al-Hayat, September 4, 2016、Iraqi News, September 3, 2016、Kull-na Shuraka’, September 3, 2016、al-Mada Press, September 3, 2016、Naharnet, September 3, 2016、NNA, September 3, 2016、Reuters, September 3, 2016、SANA, September 3, 2016、UPI, September 3, 2016などをもとに作成。

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タフリール旅団がYPG主体のシリア民主軍を離反する一方、ハズム運動、シリア革命家戦線などがトルコ軍が支援する反体制武装集団に参加(2016年9月2日)

アレッポ県では、シリア監視ネットワーク(9月2日付)によると、トルコ軍の支援を受けるハズム運動、シリア革命家戦線、ハック戦線、アンサール旅団が、「ユーフラテスの盾」作戦に新たに参加した。

また『ハヤート』(9月3日付)は、トルコ軍がジャラーブルス市西方のアラブ・イッザ村、ガンドゥーラ村を空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)が使用していた建物3棟を破壊した、と伝えた。

なお、ARA News(9月2日付)によると、トルコ軍はジャラーブルス市方面に戦車部隊を新たに派遣した。

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『ハヤート』(9月3日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に参加していたタフリール旅団のメンバー50人がシリア民主軍を離反、人民防衛隊を攻撃した後、ジャラーブルス市に移動した。

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一方、トルコ治安当局はトルコ・シリア国境にコンクリート壁を設置することに反対するデモに対して催涙ガスを使用、強制排除した。

デモは、アレッポ県アイン・アラブ市に面するトルコ領内の国境近くで発生したという。

アレッポ県では、ARA News(9月2日付)によると、ダーイシュがウンム・フーシュ村、ウンム・クラー村を砲撃した。

AFP, September 2, 2016、AP, September 2, 2016、ARA News, September 2, 2016、Champress, September 2, 2016、al-Hayat, September 3, 2016、Iraqi News, September 2, 2016、Kull-na Shuraka’, September 2, 2016、al-Mada Press, September 2, 2016、Naharnet, September 2, 2016、NNA, September 2, 2016、Reuters, September 2, 2016、SANA, September 2, 2016、Shabaka Rasd Suriya al-Ikhbariya, September 2, 2016、UPI, September 2, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がスフナ市(ヒムス県)のダーイシュ拠点への爆撃を強化(2016年9月2日)

ヒムス県では、ARA News(9月2日付)によると、シリア軍がスフナ市一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

ARA Newsによると、同地に対するシリア軍の空爆強化を受け、ダーイシュ戦闘員が相次いで離反、逃走しているという。

AFP, September 2, 2016、AP, September 2, 2016、ARA News, September 2, 2016、Champress, September 2, 2016、al-Hayat, September 3, 2016、Iraqi News, September 2, 2016、Kull-na Shuraka’, September 2, 2016、al-Mada Press, September 2, 2016、Naharnet, September 2, 2016、NNA, September 2, 2016、Reuters, September 2, 2016、SANA, September 2, 2016、UPI, September 2, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市南西部郊外、イドリブ県、ダルアー県でシリア軍と反体制武装集団の戦闘が続く(2016年9月2日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市南部郊外および南西部郊外一帯でシリア軍とファトフ軍との戦闘が続いた。

またARA News(9月2日付)によると、ロシア軍戦闘機がカフル・ハラブ村、シャイフ・スライマーン村、ダーラト・イッザ市、イッビーン村を空爆した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)が、リーハーン農場を空爆、また同地一帯でシリア軍がイスラーム軍と交戦した。

またARA News(9月2日付)によると、ロシア軍戦闘機がマアッラトミスリーン市、ラーム・ハムダーン村、ビンニシュ市を空爆した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タッル・カリーン村一帯でシリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。

一方、SANA(9月2日付)によると、シリア軍がイブタア町東部に位置する無人化した防空大隊基地から反体制武装集団を掃討し、同地を奪還した。

しかし、ARA News(9月2日付)、クッルナー・シュラカー(9月2日付)によると、反体制武装集団はほどなく、同大隊基地を奪還したという。

なお、SANAによると、シリア軍はまたヤードゥーダ村北東部、ダルアー市ダム街道一帯で反体制武装集団と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(9月2日付)によると、タッル・サワーン丘町・リーハーン農場・マイダアーニー村一帯に潜入しようとしたイスラーム軍戦闘員とシリア軍が交戦、これを殲滅した。

クッルナー・シュラカー(9月2日付)によると、タッル・サワーン町一帯での戦闘では、シリア軍とともにイスラーム軍と戦っていたパレスチナ解放軍の戦闘員7人が戦死したという。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、9月1日に6件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はダマスカス郊外県、ラタキア県で発生し、イスラーム軍、シャーム自由人イスラーム運動などが砲撃を行ったという。

米・ロシアによる敵対行為停止合意が発効した2月27日以降の停戦違反件総数は1140件。

AFP, September 2, 2016、AP, September 2, 2016、ARA News, September 2, 2016、Champress, September 2, 2016、al-Hayat, September 3, 2016、Iraqi News, September 2, 2016、Kull-na Shuraka’, September 2, 2016、al-Mada Press, September 2, 2016、Naharnet, September 2, 2016、NNA, September 2, 2016、Reuters, September 2, 2016、SANA, September 2, 2016、UPI, September 2, 2016などをもとに作成。

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「反体制派」は無人戦闘機を使用してシリア軍拠点に対する初の爆撃を実施したと発表し、着弾地点で砂埃があがる映像を公開(2016年9月2日)

ハマー県では、『ハヤート』(9月3日付)によると、県北西部のマアルダス村南部郊外一帯で、ジュンド・アクサー機構、イッザ軍、ナスル軍などからなる反体制武装集団が「マルワーン・ハディード」の戦いと銘打ってシリア軍と戦闘を続けた。

シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がカフルズィーター市内の病院を空爆し、同病院が利用不能となったほか、ラターミナ町、ラトミーン村、マアーン村一帯で反体制武装集団に対して空爆を実施した。

一方、SANA(9月2日付)によると、シリア軍がマアルダス村、スーラーン市、ズラーキーヤート村、アトシャーン村、ラターミナ町、カフルズィーター市、ザアタル丘、カウカブ村・スーラーン市街道、タイバト・イマーム市・ハラファーヤー市・ラターミナ町街道一帯でファトフ軍の拠点に対して空爆を実施した。

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ジュンド・アクサー機構は、マアルダス村戦線での戦闘でシリア軍および親政権民兵に対して無人航空機を使用して、反体制武装集団として初となる空爆を実施したと発表、その映像をユーチューブ(https://youtu.be/hOi7SYoHYbo)を通じて公開した。

使用された爆弾の大きさ、装填された爆発物質の量は不明だが、映像では着弾地点で小さな砂埃があがる様子が確認できる。

Youtube, September 2, 2016
Youtube, September 2, 2016
Youtube, September 2, 2016
Youtube, September 2, 2016

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また、イッザ軍は「ロシアのヘリコプター」を米国製のTOW地対地ミサイルで撃墜したと発表、その映像をユーチューブ(https://youtu.be/y8YIjFKTMUk)を通じて公開した。

シリア人権監視団によると、イッザ軍がヘリコプターを撃墜したのはハッターブ村近郊で、クッルナー・シュラカー(9月2日付)によると、ヘリコプターに乗っていたシリア軍士官2人が死亡したという。

なお、撃墜されたヘリコプターはロシア製ではなくフランス製のSA341(ガゼル)。

Youtube, September 2, 2016
Youtube, September 2, 2016

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このほか、シャーム自由人イスラーム運動は声明を出し、同運動に所属するフサイン・ブン・アリー旅団、アジュナード・シャーム旅団、アリー末裔旅団、カーディスィーヤ旅団を「強化旅団」として統合し、ハマー県北西部に派遣すると発表した。

AFP, September 2, 2016、AP, September 2, 2016、ARA News, September 2, 2016、Champress, September 2, 2016、al-Hayat, September 3, 2016、Iraqi News, September 2, 2016、Kull-na Shuraka’, September 2, 2016、al-Mada Press, September 2, 2016、Naharnet, September 2, 2016、NNA, September 2, 2016、Reuters, September 2, 2016、SANA, September 2, 2016、UPI, September 2, 2016などをもとに作成。

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シリア国民連合はジャラーブルス市への活動拠点の移転を模索(2016年9月2日)

『ハヤート』(9月3日付)は、シリア革命反体制諸勢力国民連立傘下の暫定内閣首班ジャワード・アブー・ハトブ氏がアレッポ県ジャラーブルス市の地元活動家からなる諸委員会の代表らと会談した、と伝えた。

この会談は、トルコのイスタンブール市やガジアンテップ市を拠点とするシリア革命反体制諸勢力国民連立が活動拠点の一部を、トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団が制圧したジャラーブルス市などのアレッポ県北部国境地帯に移転する意思の表れだという。


AFP, September 2, 2016、AP, September 2, 2016、ARA News, September 2, 2016、Champress, September 2, 2016、al-Hayat, September 3, 2016、Iraqi News, September 2, 2016、Kull-na Shuraka’, September 2, 2016、al-Mada Press, September 2, 2016、Naharnet, September 2, 2016、NNA, September 2, 2016、Reuters, September 2, 2016、SANA, September 2, 2016、UPI, September 2, 2016などをもとに作成。

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ヒムス市ワアル地区でシリア軍と反体制武装集団の停戦が原則合意(2016年9月1日)

ヒムス県では、Syria-news(9月1日付)によると、シリア軍の包囲が続くヒムス市ワアル地区で、シリア政府当局と同地区で籠城を続ける反体制武装集団の間で停戦が原則合意された。

停戦交渉はヒムス市内のサフィール・ホテルで行われた。

ワアル地区では過去数日にわたり、シリア軍の砲撃・空爆が激化していたが、この再停戦合意は、①同地での無期限の戦闘停止、②反体制武装集団戦闘員とその家族約200人の退去についての交渉継続、③シリア当局が拘束する逮捕者釈放についての交渉継続などが定められているという。

AFP, September 1, 2016、AP, September 1, 2016、ARA News, September 1, 2016、Champress, September 1, 2016、al-Hayat, September 2, 2016、Iraqi News, September 1, 2016、Kull-na Shuraka’, September 1, 2016、al-Mada Press, September 1, 2016、Naharnet, September 1, 2016、NNA, September 1, 2016、Reuters, September 1, 2016、SANA, September 1, 2016、Syria-news.com, September 1, 2016、UPI, September 1, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団がジャラーブルス市西部の4カ村をダーイシュから奪取(2016年9月1日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(9月1日付)によると、シャーム戦線などからなる反体制武装集団がジャラーブルス市西部郊外でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続け、東サーブーニーヤ村、西サーブーニーヤ村、タッル・アグバル村、シュアイナ村を新たに制圧した。

AFP, September 1, 2016、AP, September 1, 2016、ARA News, September 1, 2016、Champress, September 1, 2016、al-Hayat, September 2, 2016、Iraqi News, September 1, 2016、Kull-na Shuraka’, September 1, 2016、al-Mada Press, September 1, 2016、Naharnet, September 1, 2016、NNA, September 1, 2016、Reuters, September 1, 2016、SANA, September 1, 2016、UPI, September 1, 2016などをもとに作成。

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ダイル・ザウル市でシリア軍とダーイシュが激しく交戦、民間人13人が死亡(2016年9月1日)

ダイル・ザウル県では、SANA(9月1日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル市ジャウラ地区、クスール地区を砲撃し、2人が死亡、5人が負傷した。

また、クッルナー・シュラカー(9月1日付)によると、シリア軍側の空爆とダーイシュ(イスラーム国)による砲撃によって、ダイル・ザウル市で女性と子供を含む民間人13人が死亡した。

ARA News(9月1日付)によると、空爆を実施したのはロシア軍で、ダイル・ザウル市工業地区、ムハイミーダ村などが標的となったという。

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スワイダー県では、SANA(9月1日付)によると、シリア軍がシャアフ村東部でダーイシュ(イスラーム国)のタンクローリーの車列を攻撃、破壊した。

AFP, September 1, 2016、AP, September 1, 2016、ARA News, September 1, 2016、Champress, September 1, 2016、al-Hayat, September 2, 2016、Iraqi News, September 1, 2016、Kull-na Shuraka’, September 1, 2016、al-Mada Press, September 1, 2016、Naharnet, September 1, 2016、NNA, September 1, 2016、Reuters, September 1, 2016、SANA, September 1, 2016、UPI, September 1, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市南西部でシリア軍とファトフ軍の一進一退の攻防続く(2016年9月1日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がフライターン市、アウラム・クブラー町を空爆し、2人が死亡した。

またアレッポ市南西部郊外のジャムイーヤート丘一帯、第1070集合住宅計画地区、士官学校一帯ではシリア軍、シリア人・外国人民兵が、シャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)、トルキスターン・イスラーム党などからなるファトフ軍と交戦した。

一方、SANA(9月1日付)によると、シリア軍が「同盟部隊」とともにアレッポ市南西部郊外の士官学校一帯でシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)などからなる反体制武装集団と交戦を続け、同地南部の主要な丘陵地帯を制圧した。

シリア軍はまた、カフルハムラ村、ハーン・トゥーマーン村一帯でファトフ軍の拠点、車列を空爆した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がハーン・シャイフーン市を空爆し、男性1人が死亡した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がラスタン市郊外農場地帯、ガルナータ村、ウンム・シャルシューフ村、ダイル・フール村を空爆し、子供1人、女性1人を含む3人が死亡した。

ARA News(9月1日付)によると、空爆を実施したのはロシア軍だという。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がリーハーン農場、タッル・クルディー町一帯で反体制武装集団と交戦、またハーン・シャイフ・キャンプ一帯、ダイル・ハビーヤ村を地対地ミサイルと思われる砲弾で攻撃した。

シリア軍はさらに、マダーヤー町、バラダー渓谷一帯の無人地帯を重火器で攻撃、これに対して反体制武装集団はハラスターし郊外のダーヒヤト・アサド町を砲撃した。

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ダルアー県では、SANA(9月1日付)によると、シリア軍がヌアイマ村、ダルアー市マハッタ地区などでシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)などの反体制武装集団と交戦した。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、8月31日に8件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はダマスカス郊外県、ラタキア県で発生し、イスラーム軍、シャーム自由人イスラーム運動などが砲撃を行ったという。

米・ロシアによる敵対行為停止合意が発効した2月27日以降の停戦違反件総数は1134件。

AFP, September 1, 2016、AP, September 1, 2016、ARA News, September 1, 2016、Champress, September 1, 2016、al-Hayat, September 2, 2016、Iraqi News, September 1, 2016、Kull-na Shuraka’, September 1, 2016、al-Mada Press, September 1, 2016、Naharnet, September 1, 2016、NNA, September 1, 2016、Reuters, September 1, 2016、SANA, September 1, 2016、September 2, 2016、UPI, September 1, 2016などをもとに作成。

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ジュンド・アクサー機構がチェチェン人戦闘員とともにハマー県北西部のシリア軍ミサイル大隊基地を制圧(2016年9月1日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、マアルダス村一帯および同地北東部のミサイル大隊基地一帯で、シリア軍と反体制武装集団(イッザ軍など)が交戦、ARA News(9月1日付)によると、ジュンド・アクサー機構が、チェチェン系戦闘員(アジュナード・カウカーズ)、トルキスターン・イスラーム党の外国人戦闘員とともに、ミサイル大隊基地を制圧したと発表した。

同監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表によると、反体制武装集団はハマー航空基地に向かって進軍を続けているという。

クッルナー・シュラカー(9月1日付)によると、この戦闘でシリア軍のアリー・ハッルーフ少将が戦死した。

一方、SANA(9月1日付)によると、シリア軍がムーリク市、タイバト・イマーム市、ブワイダ村一帯、スーラーン市でナスル軍、ジュンド・アクサー機構などの反体制武装集団に対して集中的な空爆を行った。

シリア軍はまた、ラターミナ町・タイバト・イマーム市回廊、ラハーヤー村・ハーン・シャイフーン市(イドリブ県)回廊、マアルカバ村、マアーン村一帯、ラトミーン村に対しても空爆を実施し、アジュナード・シャーム・イスラーム連合やジュンド・アクサー機構の戦闘員を殲滅したという。

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シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がラターミナ町とラトミーン村を結ぶ街道一帯を空爆し、子供と女性6人を含む25人が死亡した。

これに関して、『ハヤート』(9月2日付)は、複数の反体制活動家が、タイバト・イマーム市とラターミナ町を結ぶ街道を移動中の避難民を乗せた車輌複数台が空爆を受け、民間人7人が死亡、15人が負傷したと主張していると伝えた。

この車列は、ジュンド・アクサー機構などの反体制武装集団が制圧したスーラーン市に対する空爆を避けて避難する住民を乗せていたという。

シリア人権監視団によると、戦闘機はこのほかにも、カフルズィーター市、サイヤード村を空爆した。

AFP, September 1, 2016、AP, September 1, 2016、ARA News, September 1, 2016、Champress, September 1, 2016、al-Hayat, September 2, 2016、Iraqi News, September 1, 2016、Kull-na Shuraka’, September 1, 2016、al-Mada Press, September 1, 2016、Naharnet, September 1, 2016、NNA, September 1, 2016、Reuters, September 1, 2016、SANA, September 1, 2016、UPI, September 1, 2016などをもとに作成。

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シリア人権監視団は8月の死者数が4,475人を記録したと発表(2016年9月1日)

シリア人権監視団は、8月の1ヶ月間でのシリア国内での死者数が4,475人を記録したと発表した。

犠牲者の内訳は、民間人が1,289人(うち子供263人)、ジハード主義武装集団を含む反体制武装集団と西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の戦闘員が658人、シリア政府側の兵士・戦闘員が1,311人(うちシリア軍兵士が561人、国防隊、人民諸委員会の戦闘員が653人、ヒズブッラー戦闘員が15人、シリア人以外の民兵が82人)、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)、ムハージリーン・ワ・アンサール軍、トルキスターン・イスラーム党の非シリア人戦闘員が1,184人。

シリア人権監視団によると、民間人のほとんどはシリア軍とロシア軍の空爆による犠牲者。

なお、ダーイシュ、ヌスラ戦線に参加するシリア人戦闘員犠牲者の数は明示されていない。

AFP, September 1, 2016、AP, September 1, 2016、ARA News, September 1, 2016、Champress, September 1, 2016、al-Hayat, September 2, 2016、Iraqi News, September 1, 2016、Kull-na Shuraka’, September 1, 2016、al-Mada Press, September 1, 2016、Naharnet, September 1, 2016、NNA, September 1, 2016、Reuters, September 1, 2016、SANA, September 1, 2016、UPI, September 1, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュがアレッポ県北部の3カ村を反体制武装集団から奪還する一方、トルコ軍は県北西部のYPG拠点を越境砲撃(2016年8月31日)

アレッポ県では、ARA News(8月31日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がラーイー村近郊で反体制武装集団(シャーム軍団、ハムザ旅団など)と交戦し、同村東部のハドバート村、シャイフ・ヤアクーブ村、カルサンリー村を奪還した。

一方、トルコ軍が県北西部のアフリーン市郊外のジャルカー村にある西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の拠点を越境砲撃した。


AFP, August 31, 2016、AP, August 31, 2016、ARA News, August 31, 2016、Champress, August 31, 2016、al-Hayat, September 1, 2016、Iraqi News, August 31, 2016、Kull-na Shuraka’, August 31, 2016、al-Mada Press, August 31, 2016、Naharnet, August 31, 2016、NNA, August 31, 2016、Reuters, August 31, 2016、SANA, August 31, 2016、UPI, August 31, 2016などをもとに作成。

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ジュンド・アクサー機構、イッザ軍などからなる反体制武装集団がハマー市近郊のスーラーン市を制圧(2016年8月31日)

ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(8月31日付)、シリア人権監視団によると、ジュンド・アクサー機構、イッザ軍などからなる反体制武装集団がハマー市から13キロの地点に位置する戦略的要衝スーラーン市でシリア軍と交戦し、同地を制圧した。

一方、SANA(8月31日付)によると、ファトフ軍がムハルダ市近郊のムハルダ火力発電所に対して迫撃砲数十発で攻撃を加え、高圧電線が被害を受けた。

これに対して、シリア軍が県北西部のブワイダ村、マアルカバ村一帯で反体制武装集団と交戦し、イッザ軍の司令官を含む50人近くを殲滅、70人以上を負傷させたという。

シリア軍はまた、人民防衛諸集団とともに、スーラーン市一帯、タイバト・イマーム市西方でも反体制武装集団と交戦した。

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アレッポ県では、ARA News(8月31日付)によると、ファトフ軍がアレッポ市南西部郊外のアーミリーヤ村および周辺の丘陵地帯をシリア軍から奪還した。

これに対して、シリア軍はジャムイーヤート丘の大部分を制圧したという。

またシリア軍はロシア軍とともに、アレッポ市東部への入り口に位置するラームーサ地区の街道一帯、同市のフィルドゥース地区、マアーディー地区、スッカリー地区を激しく空爆した。
このほか、ファルス通信(8月31日付)によると、県内での戦闘でイラン・イスラーム革命防衛隊の元士官で義勇兵として戦闘に参加していたアフマド・ガラーミー准将が戦死した。

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クナイトラ県では、SANA(8月31日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)がバアス市を砲撃し、2人が負傷した。

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ダルアー県では、SANA(8月31日付)によると、シリア軍がダルアー市各所で反体制武装集団と交戦した。

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イドリブ県では、SANA(8月31日付)によると、シリア軍がジャーヌーディーヤ村、ビンニシュ村、アルマナーズ市でファトフ軍の拠点などに対して空爆を行った。

AFP, August 31, 2016、AP, August 31, 2016、ARA News, August 31, 2016、Champress, August 31, 2016、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2016、al-Hayat, September 1, 2016、Iraqi News, August 31, 2016、Kull-na Shuraka’, August 31, 2016、al-Mada Press, August 31, 2016、Naharnet, August 31, 2016、NNA, August 31, 2016、Reuters, August 31, 2016、SANA, August 31, 2016、UPI, August 31, 2016などをもとに作成。

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シリア軍とダーイシュがダイル・ザウル市内で交戦(2016年8月31日)

ダイル・ザウル県では、SANA(8月31日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル市ジャウラ地区、クスール地区を砲撃し、2人が死亡、17人が負傷した。

これに対して、シリア軍はハジーン市でダーイシュの武器庫、爆弾製造工場を空爆、ダイル・ザウル市ムワッザフィーン地区でダーイシュと交戦した。

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ヒムス県では、ダーイシュ(イスラーム国)の戦果を宣伝するアアマーク通信によると、ダーイシュがシャーイル油田南部、サワーナ町郊外でシリア軍の検問所11カ所を制圧した。

AFP, August 31, 2016、AP, August 31, 2016、ARA News, August 31, 2016、Champress, August 31, 2016、al-Hayat, September 1, 2016、Iraqi News, August 31, 2016、Kull-na Shuraka’, August 31, 2016、al-Mada Press, August 31, 2016、Naharnet, August 31, 2016、NNA, August 31, 2016、Reuters, August 31, 2016、SANA, August 31, 2016、UPI, August 31, 2016などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県ではダーライヤー市に続いてムウダミーヤト・シャーム市で停戦に向けた協議開始か?(2016年8月30日)

ダマスカス郊外県では、ARA News(8月30日付)が、シリア政府およびムウダミーヤト・シャーム市で籠城を続ける反体制派の両使節団が、同市の停戦に向けて30日晩に協議を行うと伝えた。

停戦協議におけるシリア政府側の使節団は、第4師団の事実上の司令官であるマーヒル・アサド准将の執務室付のガッサーン・ビラール准将が率いるという。

AFP, August 30, 2016、AP, August 30, 2016、ARA News, August 30, 2016、Champress, August 30, 2016、al-Hayat, August 31, 2016、Iraqi News, August 30, 2016、Kull-na Shuraka’, August 30, 2016、al-Mada Press, August 30, 2016、Naharnet, August 30, 2016、NNA, August 30, 2016、Reuters, August 30, 2016、SANA, August 30, 2016、UPI, August 30, 2016などをもとに作成。

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ジュンド・アクサー機構などからなる反体制武装集団がハマー県北西部のタイバト・イマーム市内北西部の街区を制圧(2016年8月30日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団がマアーン村一帯にあるシリア軍拠点を砲撃、ジュンド・アクサー機構、イッザ軍などがマアルカバ村、マサースィナ村、ハラファーヤー市、タイバト・イマーム市、ブワイダ村一帯でシリア軍と交戦を続けた。

クッルナー・シュラカー(8月30日付)によると、ジュンド・アクサー機構、イッザ軍などからなる反体制武装集団は、タイバト・イマーム市北西部に位置するサンマーン検問所および同市内北西部の街区を制圧した。

AFP, August 30, 2016、AP, August 30, 2016、ARA News, August 30, 2016、Champress, August 30, 2016、al-Hayat, August 31, 2016、Iraqi News, August 30, 2016、Kull-na Shuraka’, August 30, 2016、al-Mada Press, August 30, 2016、Naharnet, August 30, 2016、NNA, August 30, 2016、Reuters, August 30, 2016、SANA, August 30, 2016、UPI, August 30, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がアレッポ市南部郊外のカラースィー村一帯で制圧地域を拡大(2016年8月30日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市のマシュハド地区、アンサーリー地区、サーリヒーン地区を「樽爆弾」で空爆する一方、アレッポ市南西部郊外の第1070集合住宅計画地区、士官学校一帯、アフルーカート丘一帯、カラースィー村一帯で、シリア人・外国人民兵とともに、シャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)、トルキスターン・イスラーム党などからなるファトフ軍と交戦した。

これに関して、SANA(8月30日付)は、シリア軍がアレッポ市南部郊外で反体制武装集団と交戦の末、カラースィー丘、カラースィー村、アマーラ村、バルナダ村を完全制圧したと伝えた。

また、ARA News(8月30日付)は、シリア軍がマフルーカ丘の大部分およびその一帯も奪還したと伝えた。

しかし、クッルナー・シュラカー(8月30日付)によると、ファトフ軍はその後再びカラースィー村を奪還したという。

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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(8月30日付)によると、ロシア軍がマアッラトミスリーン市をクラスター爆弾で空爆し、7人が死亡、55人以上が負傷した。

一方、SANA(8月30日付)によると、ファトフ軍がフーア市、カファルヤー町を砲撃し、5人が負傷した。

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ヒムス県では、SANA(8月30日付)によると、シリア軍がラスタン市でシャーム自由人イスラーム運動、リジャールッラー大隊連合の拠点を攻撃した。

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ダルアー県では、SANA(8月30日付)によると、シリア軍がダルアー市マハッタ地区一帯、電力会社一帯、ジーザ町、ヌアイマ村で、南部タウヒード旅団、ジャウラーン大隊などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(8月30日付)によると、イスラーム軍がワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプを砲撃し、3人が死亡、8人が負傷した。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、8月29日に10件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はダマスカス県、ダマスカス郊外県、ラタキア県で発生し、イスラーム軍、シャーム自由人イスラーム運動などが砲撃を行ったという。

米・ロシアによる敵対行為停止合意が発効した2月27日以降の停戦違反件総数は1108件。

AFP, August 30, 2016、AP, August 30, 2016、ARA News, August 30, 2016、Champress, August 30, 2016、al-Hayat, August 31, 2016、Iraqi News, August 30, 2016、Kull-na Shuraka’, August 30, 2016、al-Mada Press, August 30, 2016、Naharnet, August 30, 2016、NNA, August 30, 2016、Reuters, August 30, 2016、SANA, August 30, 2016、UPI, August 30, 2016などをもとに作成。

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