シリア軍がダイル・ザウル市、アレッポ市東部郊外でダーイシュと交戦(2016年8月30日)

ダイル・ザウル県では、SANA(8月30日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル航空基地一帯、ダイル・ザウル市パノラマ交差点一帯、ウルフィー地区、工業地区、ラサーファ地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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アレッポ県では、SANA(8月30日付)によると、シリア軍がアレッポ市東部の航空士官学校一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, August 30, 2016、AP, August 30, 2016、ARA News, August 30, 2016、Champress, August 30, 2016、al-Hayat, August 31, 2016、Iraqi News, August 30, 2016、Kull-na Shuraka’, August 30, 2016、al-Mada Press, August 30, 2016、Naharnet, August 30, 2016、NNA, August 30, 2016、Reuters, August 30, 2016、SANA, August 30, 2016、UPI, August 30, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュ公式報道官のアブー・ムハンマド・アドナーニー氏がアレッポ県での戦闘で戦死(2016年8月30日)

ダーイシュ(イスラーム国)は声明を出し、公式報道官のアブー・ムハンマド・アドナーニー氏がアレッポ県での戦闘で戦死したと発表した。

ダーイシュの戦果を宣伝するアアマーク通信もアドナーニー氏の死を伝えた。
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ダーイシュの声明によると、アドナーニー氏は「アレッポ州での軍事作戦」に参加中に戦死したというが、具体的な死亡場所については明らかにされていない。

アドナーニー氏は、本名ターハー・スブヒー・ファッラーハ。1977年、イドリブ市ビンニシュ市生まれで、シャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)の公式報道官を務めていたが、2014年6月にダーイシュがカリフ制樹立を宣言すると、ヌスラ戦線を離反し、ダーイシュに参加、公式報道官となった。

AFP, August 30, 2016、AP, August 30, 2016、ARA News, August 30, 2016、Champress, August 30, 2016、al-Hayat, August 31, 2016、Iraqi News, August 30, 2016、Kull-na Shuraka’, August 30, 2016、al-Mada Press, August 30, 2016、Naharnet, August 30, 2016、NNA, August 30, 2016、Reuters, August 30, 2016、SANA, August 30, 2016、UPI, August 30, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍とトルコが米国の仲介により停戦か?(2016年8月30日)

米中央軍のジョン・トーマス報道官は、アレッポ県ジャラーブルス市南部郊外一帯でのトルコ軍および同軍の支援を受ける反体制武装集団と西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属部隊との戦闘に関して「数時間前にすべての関係当事者が戦闘を停止し、ダーイシュ(イスラーム国)の脅威に集中するとの確認を得た」と述べ、両者が米国の仲介のもとに連絡を取り合い、「非公式の合意」に達しつつあることを明らかにした。

ARA News(8月30日付)が伝えた。

これに関して、マンビジュ軍事評議会のシャルファーン・ダルウィーシュ報道官はロイター通信(8月30日付)に対して、トルコとジャラーブルス軍事評議会の間で戦闘停止の合意が成立、30日未明に発効したことを明らかにした。

またジャラーブルス軍事評議会の総司令部も声明を出し、米国主導の有志連合との集中的協議を受け、有志連合の仲介のもとにトルコ軍との暫定停戦の合意し、29日深夜に合意が発効されたと発表した。

しかし、トルコ外務省は、この停戦合意を否定、トルコに対する脅威がなくならない限り、トルコ軍は作戦を中止しないと発表、米国に対して人民防衛隊をユーフラテス川以東に撤退させるとの約束を履行するよう改めて呼びかけた。

AFP, August 30, 2016、AP, August 30, 2016、ARA News, August 30, 2016、Champress, August 30, 2016、al-Hayat, August 31, 2016、Iraqi News, August 30, 2016、Kull-na Shuraka’, August 30, 2016、al-Mada Press, August 30, 2016、Naharnet, August 30, 2016、NNA, August 30, 2016、Reuters, August 30, 2016、SANA, August 30, 2016、UPI, August 30, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団(シャーム戦線)がジャラーブルス市西部の3カ村をダーイシュから奪取(2016年8月30日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(8月30日付)によると、トルコ軍の支援を受けるシャーム戦線が、ジャラーブルス市西部郊外でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、ハフィーラ村、ズーガラ村、クッリーヤ村の3カ村を制圧した。

一方、ARA News(8月30日付)は、トルコ軍の発表として、シリア領内に進攻中のトルコ軍の戦車がジャラーブルス市西部郊外でのダーイシュ(イスラーム国)との交戦中に熱誘導式地対地ミサイルを被弾し、兵士3人が負傷した、と伝えた。

Kull-na Shuraka', August 30, 2016
Kull-na Shuraka’, August 30, 2016

また、『ハヤート』(8月31日付)がトルコ軍の発表として伝えたところによると、米国主導の有志連合所属のA-10戦闘機がジャラーブルス市近郊のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

AFP, August 30, 2016、AP, August 30, 2016、ARA News, August 30, 2016、Champress, August 30, 2016、al-Hayat, August 31, 2016、Iraqi News, August 30, 2016、Kull-na Shuraka’, August 30, 2016、al-Mada Press, August 30, 2016、Naharnet, August 30, 2016、NNA, August 30, 2016、Reuters, August 30, 2016、SANA, August 30, 2016、UPI, August 30, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍は今度はアレッポ市北東部から米主導の有志連合の航空支援を受けてダーイシュ支配地域に進軍(2016年8月30日)

アレッポ県では、シリア人権監視団などによると、有志連合と思われる戦闘機が県北部のマーリア市南部一帯(ハルバル村、ウンム・フーシュ村、イフラス村など)のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆、地上では西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属する革命家軍、北部軍が人民防衛隊とともに同地でダーイシュと交戦した。

この戦闘で、シリア民主軍所属部隊は、ハルバル村、ウンム・フーシュ村、タッル・カッラーフ村を制圧し、アレッポ県におけるダーイシュの最大拠点であるバーブ市から30キロの地点にまで接近した。

同部隊は、西クルディスタン移行期民政局が実効支配するアフリーン市方面から進軍したという。

AFP, August 30, 2016、AP, August 30, 2016、ARA News, August 30, 2016、Champress, August 30, 2016、al-Hayat, August 31, 2016、Iraqi News, August 30, 2016、Kull-na Shuraka’, August 30, 2016、al-Mada Press, August 30, 2016、Naharnet, August 30, 2016、NNA, August 30, 2016、Reuters, August 30, 2016、SANA, August 30, 2016、UPI, August 30, 2016などをもとに作成。

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イスラーム軍のアッルーシュ報道官が辞任(2016年8月30日)

イスラーム軍の公式報道官を務めてきたイスラーム・アッルーシュ氏(大尉)は自身のSNSアカウントを通じて声明を出し、報道官職を辞任すると発表した。

声明において、アッルーシュ氏は「公益を踏まえて」、「この職務が、イスラーム軍内の他の職務と異なり、外部メディアとの関係を必要としていることを踏まえ」、辞職したという。

Kull-na Shuraka', August 30, 2016
Kull-na Shuraka’, August 30, 2016

AFP, August 29, 2016、AP, August 29, 2016、ARA News, August 29, 2016、Champress, August 29, 2016、al-Hayat, August 30, 2016、Iraqi News, August 29, 2016、Kull-na Shuraka’, August 29, 2016、al-Mada Press, August 29, 2016、Naharnet, August 29, 2016、NNA, August 29, 2016、Reuters, August 29, 2016、SANA, August 29, 2016、UPI, August 29, 2016などをもとに作成。

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アル=カーイダ指導者のザワーヒリー氏はシリアでのムジャーヒディーンの統合を「死活問題」位置づけて主唱(2016年8月29日)

アル=カーイダ総司令部の指導者アイマン・ザワーヒリー氏はサハーブ広報製作機構を通じてビデオ演説(https://www.youtube.com/watch?v=yAVWPsfFEC4)を配信した。

演説のなかで、ザワーヒリー氏は「イスラームのウンマに対する死の脅威に立ち向かうため隊列を一つにする」よう呼びかけるとともに「シャームにおけるムジャーヒディーンの統合をめざす…のが我々の義務であり…、全世界のムジャーヒディーンの同胞にとって、統合は死活問題だ」強調した。

AFP, August 30, 2016、AP, August 30, 2016、ARA News, August 30, 2016、Champress, August 30, 2016、al-Hayat, August 31, 2016、Iraqi News, August 30, 2016、Kull-na Shuraka’, August 30, 2016、al-Mada Press, August 30, 2016、Naharnet, August 30, 2016、NNA, August 30, 2016、Reuters, August 30, 2016、SANA, August 30, 2016、UPI, August 30, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はスワイダー県、ヒムス県でダーイシュと交戦(2016年8月29日)

スワイダー県では、SANA(8月29日付)によると、シリア軍がシャビーカ村東部でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃した。

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ヒムス県では、SANA(8月29日付)によると、シリア軍がタドムル市東部郊外のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。


AFP, August 29, 2016、AP, August 29, 2016、ARA News, August 29, 2016、Champress, August 29, 2016、al-Hayat, August 30, 2016、Iraqi News, August 29, 2016、Kull-na Shuraka’, August 29, 2016、al-Mada Press, August 29, 2016、Naharnet, August 29, 2016、NNA, August 29, 2016、Reuters, August 29, 2016、SANA, August 29, 2016、UPI, August 29, 2016などをもとに作成。

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ハマー県北西部でジュンド・アクサー機構、イッザ軍がシリア軍に猛攻を加え、複数カ村を制圧か(2016年8月29日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が北西部のハラファーヤー市一帯でジュンド・アクサー機構、イッザ軍などからなる反体制武装集団と交戦し、シリア軍は同地を激しく空爆・砲撃した。

ジュンド・アクサー機構はアル=カーイダ系組織で、ダーイシュ(イスラーム国)との関係もとりざたされている。

一方、イッザ軍はいわゆる「穏健な反体制派」。

ドゥラル・シャーミーヤ(8月29日付)によると、ジュンド・アクサー機構は「マルワーン・ハディードの戦い」と銘打って同地のシリア軍に対する攻勢を強め、シリア軍の検問所複数カ所を制圧したという。

またイッザ軍をも、「アッラーのために我々は進む」の戦いと銘打って、ハマー県北西部およびイドリブ県南部での戦闘を激化させ、マサースィナ村、ズラーキーヤート村、ザッリーン村、シャルユート村、ブワイダ村、マアルカバ村一帯でシリア軍と交戦、さらにハマー航空基地に対して砲撃を加えたという。

これに対して、シリア軍は、カフルズィーター市、ラトミーン村、ザカート村を空爆・砲撃したという。

クッルナー・シュラカー(8月29日付)、ARA News(8月29日付によると、この戦闘で、ジュンド・アクサー機構、イッザ軍、ナスル軍は、マサースィナ村、ハラファーヤー市、ブワイダ村、ズラーキーヤート村、ザッリーン検問所などシリア軍の拠点複数カ所を制圧したという

一方、ハマー県では、SANA(8月29日付)によると、シリア軍は県北部のムーリク市、ラターミナ町、マサースィナ村、ハラファーヤー市、マアルカバ村、ズラーキーヤート村北部、カフルズィーター市一帯でシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団と交戦した。

シリア軍はまた県南西部のタッラフ村およびその一帯でヌスラ戦線と交戦し、戦闘員11人を殲滅した。

これに対して、ファトフ軍はサルハブ市をロケット弾で砲撃し、4人が負傷したという。

Kull-na Shuraka', August 30, 2016
Kull-na Shuraka’, August 30, 2016

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がヒムス市ワアル地区に対して3日連続となる空爆を実施、また同地を砲撃した。

一方、SANA(8月29日付)によると、シリア軍がジャッブーリーン村、ウンム・シャルシューフ村一帯、タルビーサ市一帯で反体制武装集団と交戦した。

また、シリア軍中部地区は、ヒムス市東部のライヤーン村(ライヤーン製油所近く)で、シリア駐留ロシア軍司令部の当事者和解調整センター(ラタキア県フマイミーム)の協力のもと、同地一帯の地元の名士、部族長と会談し、敵対行為を停止することで合意した。

この停戦合意(国民和解)には50の町村が参加したという。

なお、シリア駐留ロシア軍司令部の当事者和解調整センターによると、米・ロシアによる敵対行為停止合意履行後、国民和解に応じた市町村は486にのぼっているという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市南西部郊外の士官学校一帯、第1070集合住宅計画地区でシリア軍、シリア人・外国人民兵がシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)、トルキスターン・イスラーム党などからなる反体制武装集団と交戦した。

シリア軍はまた、フライターン市、英国人墓地地区一帯を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がブルジュ・ザーヒヤ村のシリア軍拠点を砲撃、またカッバーナ町一帯でシリア軍と交戦した。

これに対してシリア軍は、クルド山一帯を空爆した。

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イドリブ県では、ARA News(8月30日付)によると、ロシア軍戦闘機がイドリブ市を白燐弾で空爆した。

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ダルアー県では、SANA(8月29日付)によると、シリア軍がダルアー市各所で反体制武装集団と交戦した。

AFP, August 29, 2016、AP, August 29, 2016、ARA News, August 29, 2016、Champress, August 29, 2016、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2016、al-Hayat, August 30, 2016、Iraqi News, August 29, 2016、Kull-na Shuraka’, August 29, 2016、al-Mada Press, August 29, 2016、Naharnet, August 29, 2016、NNA, August 29, 2016、Reuters, August 29, 2016、SANA, August 29, 2016、UPI, August 29, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍の攻勢を受けてYPG主体のシリア民主軍はサージュール川以南に撤退(2016年8月29日)

アレッポ県では、『ハヤート』(8月30日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に参加するジャラーブルス軍事評議会は、トルコ軍による越境空爆・砲撃、戦車部隊の進攻から「村々や民間人を守る」として、ジャラーブルス市南部郊外一帯からサジュール川の南岸(マンビジュ市の北約12キロの地点)まで撤退すると発表した。image

シリア人権監視団によると「トルコ軍戦車の支援を受けたイスラーム過激派などの武装集団」とシリア民主軍がジャラーブルス市南部郊外一帯で戦闘を続けた。

なお、シャーム軍団によると、この戦闘で、反体制武装集団側は、13カ村を制圧したという。

シャーム軍団が制圧したと発表したのは、ハッルーナジー村、大ブーラダク村、小ブーラダク村、タンムーラ農場、ウンム・スース村、ザフル・マガーラ村、ドゥライム村、大トゥーハール村、ウンム・ラスーム村、マルハミーヤ村、ヤアクービーヤ村、小アラブ・ハサン村、ムフスィンリー村。

またシャーム戦線もシリア民主軍との戦闘の末、小トゥーハール村、上ウンム・ラウサ村を制圧したと発表した。

これにより、トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団はサージュール川北岸までの地域をほぼ掌握した。

なお、ロイター通信(8月30日付)はトルコ軍消息筋の話として、トルコ軍は29日、シリア北部の16カ所に対して57回の砲撃を行ったと報じた。

Kull-na Shuraka', August 30, 2016
Kull-na Shuraka’, August 30, 2016

砲撃の標的については「テロ組織」と述べただけで、ダーイシュ(イスラーム国)なのかトルコ政府がテロ組織とみなす人民防衛隊なのかは明らかにはされなかったという。

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一方、シリア人権監視団によると、ジャラーブルス市西部郊外一帯では、トルコ軍および同軍の支援を受けた反体制武装集団がダーイシュ(イスラーム国)と戦闘を続けた。

これに対して、ダーイシュは、トルコ領内のキリス市を越境砲撃し、迫撃砲弾3発が同市に着弾した。

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西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊のライドゥール・ハリール報道官は、トルコ軍がハサカ県のカーミシュリー市・アームーダー市間に展開する人民防衛隊を越境砲撃したと発表した。

AFP, August 29, 2016、AP, August 29, 2016、ARA News, August 29, 2016、Champress, August 29, 2016、al-Hayat, August 30, 2016、Iraqi News, August 29, 2016、Kull-na Shuraka’, August 29, 2016、al-Mada Press, August 29, 2016、Naharnet, August 29, 2016、NNA, August 29, 2016、Reuters, August 29, 2016、SANA, August 29, 2016、UPI, August 29, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がヒムス市ワアル地区への爆撃を続ける(2016年8月28日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がヒムス市ワアル地区を空爆した。

また、クッルナー・シュラカー(8月28日付)によると、戦闘機(所属明示せず)がラスタン市を空爆し、女性2人が死亡した。

一方、SANA(8月28日付)によると、反体制武装集団がヒムス市ムハージリーン区を砲撃し、2人が死亡した。

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ダルアー県では、ARA News(8月28日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍(ヤルムーク殉教者旅団)がヤルムーク川流域のアイン・ザクル村一帯で、南部戦線と交戦した。

一方、SANA(8月28日付)によると、シリア軍がダルアー市マハッタ地区でご覧大隊と交戦した。

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ラタキア県では、ARA News(8月28日付)によると、カッバーナ町一帯でシリア軍が反体制武装集団と交戦した。

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アレッポ県では、現地活動家を名乗るハーリド・カースィムなる人物がARA News(8月28日付)に対して、シリア軍がアレッポ・ファトフ軍作戦司令室支配下のバヤーヌーン町に対する攻撃で、有毒ガスを装填した「樽爆弾」で攻撃を加えたと主張した。

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ハマー県では、SANA(8月28日付)によると、反体制武装集団がムハルダ市、サルハブ市、ザーラ火力発電所を砲撃し、女性1人が死亡した。

これに対して、シリア軍はラターミナ町東部でジュンド・アクサー機構の拠点を攻撃した。

シリア軍はまたスカイク村でアジュナード・シャーム・イスラーム連合の車輌を攻撃、これを破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(8月28日付)によると、シリア軍がハラスター市、ラジャム・バカル地区西部、でシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)、イスラーム軍と交戦、反体制武装集団がハラスター市に向けて掘削した全長180メートルの地下トンネルを破壊した。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、8月27日に12件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はダマスカス県、ダマスカス郊外県、ラタキア県で発生し、イスラーム軍、シャーム自由人イスラーム運動などが砲撃を行ったという。


AFP, August 28, 2016、AP, August 28, 2016、ARA News, August 28, 2016、Champress, August 28, 2016、al-Hayat, August 29, 2016、Iraqi News, August 28, 2016、Kull-na Shuraka’, August 28, 2016、al-Mada Press, August 28, 2016、Naharnet, August 28, 2016、NNA, August 28, 2016、Reuters, August 28, 2016、SANA, August 28, 2016、UPI, August 28, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はなおも有志連合の支援を受け、ラッカ市西部郊外でダーイシュとの戦闘を続ける(2016年8月28日)

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(8月28日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市西部郊外のバグル村、タッル・ウスマーン村、ナフィーラ村、ウンム・ジャッハーシュ村、シャムスッディーン村をダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に制圧した。

なお米主導の有志連合はシリア民主軍の進軍に先立って同地一帯のダーイシュ拠点に対する空爆を実施したという。

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ダイル・ザウル県では、SANA(8月28日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル航空基地東部、ダイル・ザウル市ウルフィー地区、ジャウラ地区、フワイジャト・サクル、ブガイリーヤ村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するハーブール護衛部隊の司令官がシャッダーディー市郊外で地雷の爆発に巻き込まれ死亡した。

AFP, August 28, 2016、AP, August 28, 2016、ARA News, August 28, 2016、Champress, August 28, 2016、al-Hayat, August 29, 2016、Iraqi News, August 28, 2016、Kull-na Shuraka’, August 28, 2016、al-Mada Press, August 28, 2016、Naharnet, August 28, 2016、NNA, August 28, 2016、Reuters, August 28, 2016、SANA, August 28, 2016、UPI, August 28, 2016などをもとに作成。

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PYGと共闘する「自由シリア軍」諸部隊は共同声明でトルコ軍のジャラーブルス進攻を非難(2016年8月28日)

アレッポ県では、ARA News(8月28日付)によると、タッル・リフアト市の反体制武装集団が共同声明を出し、トルコ軍によるジャラーブルス市への進攻を非難した。

共同声明を出したのは、第99歩兵旅団、サラージカ旅団、クルド戦線部隊、ヒムス特殊任務旅団、北部民主旅団、ハムザ旅団、アレッポ郊外部族部隊、特殊任務旅団、アルファード革命家大隊。

タッル・リフアト市は西クルディスタン移行期民政局の支配下にある。

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シリア革命反体制諸勢力国民連立に参加するシリア・クルド民主評議会は声明を出し、トルコ軍によるジャラーブルス市への進攻を非難した。

AFP, August 28, 2016、AP, August 28, 2016、ARA News, August 28, 2016、Champress, August 28, 2016、al-Hayat, August 29, 2016、Iraqi News, August 28, 2016、Kull-na Shuraka’, August 28, 2016、al-Mada Press, August 28, 2016、Naharnet, August 28, 2016、NNA, August 28, 2016、Reuters, August 28, 2016、SANA, August 28, 2016、UPI, August 28, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍によるジャラーブルス市郊外一帯での越境攻撃で民間人20人が死亡、トルコ側はテロリスト25人を殺害したと発表(2016年8月28日)

アレッポ県では、『ハヤート』(8月29日付)などによると、トルコ軍がジャラーブルス市郊外一帯で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点に対して砲撃と空爆を続け、シリア人権監視団によると、ジャラーブルス市南部郊外のビイルクーサー村に対するトルコ軍の越境砲撃と空爆で、民間人20人が死亡、15人が負傷した(シリア人権監視団は29日、ジュッブ・クーサー(ビイル・クーサー村)などでのトルコ軍の空爆での死者が41人(うち子供6人、女性6人)に上ると発表した。)。

SANA(8月28日付)も、トルコ軍および「それに追随する勢力」が「ダーイシュ(イスラーム国)に対する戦い」を口実としてジャラーブルス市郊外の複数の町村を空爆・砲撃し、ジュッブ・クーサー村(ビイル・クーサー村)に対する攻撃で民間人20人が死亡、50人が負傷したと伝えた。

一方、西クルディスタン移行期民政局の広報局は、トルコ軍の砲撃と空爆での民間人の死者は28日だけで75人にのぼったと発表した。

しかし、アナトリア通信(8月28日付)は、トルコ軍が、ジャラーブルス市郊外一帯での作戦によって、クルディスタン労働者党(PKK)と民主統一党(PYD)の「テロリスト」25人を殲滅したと伝えた。

トルコ軍による越境空爆・砲撃が続くなか、トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団が同市南部郊外でシリア民主軍に対して攻勢を続け、クッルナー・シュラカー(8月28日付)によると、反体制武装集団は28日までに、ジャラーブルス市西部郊外で、バールーヤラーン村、ザーヒリーヤ村、ムダッリラ村をダーイシュから奪取し制圧、またジャラーブルス市南部郊外では、アイン・バイダー村、アマールナ村、ダービス村、バラーバーン村、ビイル・クーサー村、ナザル・フサイン村、マガーイル村、ハッジャージュ村、ヒルバ村をシリア民主軍所属組織から奪取し制圧、戦闘員多数を捕捉、武器を捕獲したという。

さらにラーイー村方面からジャラーブルス市方面に向かって西進する反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)は、カルサンリー村、シャイフ・ヤアクーブ村、アイヤーシャ村、アサリーヤ村をダーイシュから奪還、制圧したという。

なお、反体制武装集団の一つスルターン・ムラード師団のアフマド・ウスマーン大佐はロイター通信(8月28日付)に対して、トルコ軍の支援を受けている反体制武装集団は、シリア民主軍制圧下のマンビジュ市に向かって進軍しているという。

AFP, August 28, 2016、Anadolu Ajansı, August 28, 2016、AP, August 28, 2016、ARA News, August 28, 2016、Champress, August 28, 2016、al-Hayat, August 29, 2016、August 30, 2016、Iraqi News, August 28, 2016、Kull-na Shuraka’, August 28, 2016、al-Mada Press, August 28, 2016、Naharnet, August 28, 2016、NNA, August 28, 2016、Reuters, August 28, 2016、SANA, August 28, 2016、UPI, August 28, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市での攻防戦を戦う反体制武装集団は26日にアレッポ市への人道支援に同意、27日に拒否(2016年8月27日)

ヌールッディーン・ザンキー運動、シャーム自由人イスラーム運動、イスラーム覚醒大隊、シャーム戦線、ムジャーヒディーン軍、第1連隊、「命じられるまま正しく進め」連合、シャーム軍団の8組織は共同声明を出し、22日に国連の代表と会談し、アレッポ市での48時間停戦と同市への人道支援物資搬入について協議し、協力の意思の示しつつも、シリア政府支配地域を経由した人道物資の搬入に反対の意思を表明したと発表した。

協議において、8組織は、国連側が提案するアレッポ市北部のカースティールー街道(シリア政府支配地域)を経由する搬入ルートが、停戦が実現しない限りは安全を確保し得ないと指摘するとともに、ファトフ軍とシリア軍の戦闘が続くアレッポ市南西部のラームーサ地区(ファトフ軍支配地域)を経由するルートの方がより安全だと進言したという。

Kull-na Shuraka', Augusat 27, 2016
Kull-na Shuraka’, Augusat 27, 2016

Kull-na Shuraka', Augusat 27, 2016
Kull-na Shuraka’, Augusat 27, 2016

 

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26日には、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室が声明を出し、シリア政府支配下のカースティールー街道を経由して、アレッポ市東部に国連の車輌が人道支援物資を搬入することに同意した、と発表していた。

アレッポ・ファトフ軍作戦司令室はムジャーヒディーン軍、第101師団、第13師団、シャーム自由人イスラーム運動、シャーム軍団、イスラーム軍、シャーム戦線、ヌールッディーン・ザンキー運動からなっている。

つまり、ヌールッディーン・ザンキー運動、シャーム自由人イスラーム運動、ムジャーヒディーン軍、シャーム戦線の4組織は2日の間に矛盾する声明を発表したことになる。

Kull-na Shuraka', Augusat 27, 2016
Kull-na Shuraka’, Augusat 27, 2016

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なお、スイスのジュネーブで26日に12時間にわたり行われたジョン・ケリー米国務長官とロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣による協議は、アレッポ市への人道支援物資搬入のための48時間停戦、反体制武装集団と連携するアル=カーイダ系組織に対する「テロとの戦い」のいずれの対応に関しても結論に達せずに終わっている。


AFP, August 27, 2016、AP, August 27, 2016、ARA News, August 27, 2016、Champress, August 27, 2016、al-Hayat, August 28, 2016、Iraqi News, August 27, 2016、Kull-na Shuraka’, August 27, 2016、al-Mada Press, August 27, 2016、Naharnet, August 27, 2016、NNA, August 27, 2016、Reuters, August 27, 2016、SANA, August 27, 2016、UPI, August 27, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュ掃討を目的にシリア領内に進攻したトルコ軍戦車部隊がYPG主体のシリア民主軍と初めて本格交戦(2016年8月27日)

アレッポ県では、AFP(8月27日付)によると、トルコ軍がジャラーブルス市一帯に戦車部隊を増派し、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属部隊と交戦した。

トルコ軍とシリア民主軍が本格的に交戦したのはこれが初めて。

シリア人権監視団によると、戦闘はジャラーブルス市南部10キロの地点に位置するアマールナ村一帯で起こり、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に近いジャラーブルス軍事評議会がトルコ軍戦車と対峙し、交戦したという。

AFPによると、トルコ軍戦車部隊と交戦したのはジャラーブルス軍事評議会、革命家軍、北の太陽旅団。

さらに、『ハヤート』(8月28日付)によると、トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団はまた、ジャラーブルス市南部の複数の村から人民防衛隊と連携する武装集団を掃討したという。

『ヒュッリイイェト』(8月27日付)によると、この増派により、シリア領内に展開しているトルコ軍の戦車は50輌、兵士は380人に上っているという。

ARA News(8月27日付)によると、この戦闘でジャラーブルス軍事評議会側はトルコ軍戦車2輌を破壊し、トルコ軍兵士1人が死亡、3人が負傷した。

一方、ジャラーブルス軍事評議会は声明を出し、トルコ軍戦闘機がアマールナ村にある同評議会の拠点や住居を空爆したと発表した。

この空爆で民間人複数人が死亡したという。

他方、「ユーフラテスの盾」作戦に参加するシャーム軍団はSNSを通じて声明を出し、ジャラーブルス市西部のフルワーニーヤ村(ダクナク村)、下ビール村(カンカウィー村)、上ビール村(カッラ・カウィー・アクラード村)、トゥライヒーム村を制圧したと発表した。

また、トルコのイスタンブールを拠点とするシリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、「自由シリア軍」がダーイシュとの戦闘の末に27日にタッル・シャイール村、フルワーニーヤ村、ハミール・アッジャージュ村を制圧したと主張した。

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このほか、クッルナー・シュラカー(8月27日付)、ARA News(8月27日付)によると、ハワール・キリス作戦司令室は、県北部のラーイー村東部を東進、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、サルジュ・ガルビー村とハダバート村を制圧した。

AFP, August 27, 2016、AP, August 27, 2016、ARA News, August 27, 2016、Champress, August 27, 2016、al-Hayat, August 28, 2016、Hurriyet, August 27, 2016、Iraqi News, August 27, 2016、Kull-na Shuraka’, August 27, 2016、al-Mada Press, August 27, 2016、Naharnet, August 27, 2016、NNA, August 27, 2016、Reuters, August 27, 2016、SANA, August 27, 2016、UPI, August 27, 2016などをもとに作成。

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ハサカ県シャッダーディー市南部でYPG主体のシリア民主軍拠点をダーイシュが爆弾攻撃(2016年8月27日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シャッダーディー市南部のアナード村で大きな爆発が起きた。

爆発は、ダーイシュ(イスラーム国)が西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍拠点を狙った爆弾攻撃によるもの。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)が、スフナ市、タイバ村、アーラーク油田一帯、タドムル市・スフナ市街道のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

一方、SANA(8月27日付)によると、シリア軍がタドムル市東部郊外でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

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スワイダー県では、SANA(8月27日付)によると、シリア軍がラジャム・ダウラ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃した。

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クナイトラ県では、ARA News(8月27日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ビン・ワリード軍(ヤルムーク殉教者旅団)がシャーム・ファトフ戦線(シャームの民のヌスラ戦線)の司令官の一人アブー・ハムザ・ジャワービラ氏を爆殺した。

AFP, August 27, 2016、AP, August 27, 2016、ARA News, August 27, 2016、Champress, August 27, 2016、al-Hayat, August 28, 2016、Iraqi News, August 27, 2016、Kull-na Shuraka’, August 27, 2016、al-Mada Press, August 27, 2016、Naharnet, August 27, 2016、NNA, August 27, 2016、Reuters, August 27, 2016、SANA, August 27, 2016、UPI, August 27, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がアレッポ市の葬儀会場を「樽爆弾」で爆撃し15人が死亡(2016年8月27日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市マアーディー地区の葬儀会場を2度にわたって「樽爆弾」で空爆し、子供11人を含む民間人15人が死亡、多数が負傷した。

一方、ARA News(8月27日付)などは、アレッポ市南西部士官学校一帯での戦闘で、砲兵学科長のアースィフ・ハイルベク准将が戦死したと報じた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、トルクメン山のアイン・イーサー村回廊一帯で、シリア軍が、シャーム・ファトフ戦線(シャームの民のヌスラ戦線)、トルキスターン・イスラーム党などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がヒムス市ワアル地区を14回にわたって空爆した。

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イドリブ県では、SANA(8月27日付)によると、ファトフ軍がフーア市に向かって狙撃し、子供2人が負傷した。

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ダルアー県では、SANA(8月27日付)によると、シリア軍がダルアー市旧税関地区で反体制武装集団と交戦した。

AFP, August 27, 2016、AP, August 27, 2016、ARA News, August 27, 2016、Champress, August 27, 2016、al-Hayat, August 28, 2016、Iraqi News, August 27, 2016、Kull-na Shuraka’, August 27, 2016、al-Mada Press, August 27, 2016、Naharnet, August 27, 2016、NNA, August 27, 2016、Reuters, August 27, 2016、SANA, August 27, 2016、UPI, August 27, 2016などをもとに作成。

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停戦合意が成立したダーライヤー市(ダマスカス郊外県)で反体制武装集団戦闘員とその家族の退去が完了(2016年8月27日)

ダマスカス郊外県では、SANA(8月27日付)によると、25日に発表された停戦合意に基づき、ダーライヤー市で籠城を続けてきた反体制武装集団戦闘員のその家族の第2陣がシリア政府の手配した大型旅客バスで同地をあとにし、ファトフ軍の拠点都市イドリブ市に向かった。

なおダーライヤー市での作戦を指揮した前線司令官の一人は、SANAに対して、イドリブ市に退去した武装集団戦闘員以外にも、多くの戦闘員が免罪を求め、当局に投降したことを明らかにした。

また、ダーライヤー市の全住民は一端、仮設居住センターに移動、シリア軍が同地に展開し、インフラ復旧後に帰宅するという。

SANA, Augusat 27, 2016
SANA, Augusat 27, 2016

AFP, August 27, 2016、AP, August 27, 2016、ARA News, August 27, 2016、Champress, August 27, 2016、al-Hayat, August 28, 2016、Iraqi News, August 27, 2016、Kull-na Shuraka’, August 27, 2016、al-Mada Press, August 27, 2016、Naharnet, August 27, 2016、NNA, August 27, 2016、Reuters, August 27, 2016、SANA, August 27, 2016、UPI, August 27, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュの少年兵がクルド人、反体制派、シリア軍兵士14人を処刑(2016年8月26日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がラッカ市で「クルド人無神論者」(クルド人)、「背教覚醒評議会」(反体制武装集団)、「ヌサイリー体制兵士」(シリア軍兵士)14人を殺害する映像をインターネットを通じて公開した。

処刑は「カリフ制の幼獣」が行った。

ARA News, Augusat 27, 2016
ARA News, Augusat 27, 2016

AFP, August 27, 2016、AP, August 27, 2016、ARA News, August 27, 2016、Champress, August 27, 2016、al-Hayat, August 28, 2016、Iraqi News, August 27, 2016、Kull-na Shuraka’, August 27, 2016、al-Mada Press, August 27, 2016、Naharnet, August 27, 2016、NNA, August 27, 2016、Reuters, August 27, 2016、SANA, August 27, 2016、UPI, August 27, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍と反体制武装集団はアレッポ県アアザーズ市とジャラーブルス市を結ぶ国境地帯の掌握をめざし、ダーイシュとの戦いを続ける一方、アフリーン市一帯のYPG拠点をともに攻撃(2016年8月26日)

アレッポ県では、ARA News(8月26日付)によると、ジャラーブルス市一帯では、トルコ軍によるダーイシュ(イスラーム国)拠点への砲撃と反体制武装集団とダーイシュの戦闘が続いた。

シャーム軍団、スルターン・ムラード師団などからなる反体制武装集団はジャラーブルス市西方のジャーリズ村、ヤフムール村の制圧をめざし、進軍を続けているという。

なお、ジャラーブルス市一帯から西進する反体制武装集団が、ラーイー村一帯に到達すれば、アレッポ県北東部のアアザーズ市、マーリア市からラーイー村を経てユーフラテス川西岸(ジャラーブルス市)にいたる国境地帯を、同地の西に位置するアフリーン市一帯とユーフラテス川以東を結ぶ「クルド・ベルト」を設置しようとしていた西クルディスタン移行期民政局に先んじて掌握することになる。

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一方、シリア民主評議会(西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体)のライザーン・ハッドゥー氏によると、トルコ軍が県北西部にある西クルディスタン移行期民政局支配下のミーサーカー村などアフリーン市周辺の村々にある人民防衛隊の拠点を越境砲撃し、複数の住民が負傷した。

またこれと合わせて、シャーム・ファトフ戦線(シャームの民のヌスラ戦線)、ヌールッディーン・ザンキー運動、シャーム軍団、スンナ軍、シャーム戦線、シャーム自由人イスラーム運動がアフリーン市南東部のマンナグ村、マルアナーズ村、アイン・ダクナ村を砲撃した。

ARA News(8月26日付)が伝えた。

AFP, August 26, 2016、AP, August 26, 2016、ARA News, August 26, 2016、Champress, August 26, 2016、al-Hayat, August 27, 2016、Iraqi News, August 26, 2016、Kull-na Shuraka’, August 26, 2016、al-Mada Press, August 26, 2016、Naharnet, August 26, 2016、NNA, August 26, 2016、Reuters, August 26, 2016、SANA, August 26, 2016、UPI, August 26, 2016などをもとに作成。

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ダイル・ザウル市などでシリア軍とダーイシュが交戦(2016年8月26日)

ダイル・ザウル県では、SANA(8月26日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市フワイジャト・サクル、ジャフラ村、ブガイリーヤ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃した。

一方、シリア人権監視団によると、数十輌の車輌からなるダーイシュ(イスラーム国)がイラク方面に移動した。

車列はアレッポ県北部から撤退したものだと思われるという。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がサラミーヤ市・イスリヤー村回廊一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, August 26, 2016、AP, August 26, 2016、ARA News, August 26, 2016、Champress, August 26, 2016、al-Hayat, August 27, 2016、Iraqi News, August 26, 2016、Kull-na Shuraka’, August 26, 2016、al-Mada Press, August 26, 2016、Naharnet, August 26, 2016、NNA, August 26, 2016、Reuters, August 26, 2016、SANA, August 26, 2016、UPI, August 26, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市南西部郊外一帯でシリア軍とファトフ軍の戦闘が続く(2016年8月26日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、シリア人・外国人戦闘員が、アレッポ市南西部郊外の士官学校航空技術科一帯、第1070集合住宅建設地区、ジャムイーヤート丘一帯でシャーム・ファトフ戦線(シャームの民のヌスラ戦線)、トルキスターン・イスラーム党などからなるファトフ軍と高専、戦闘機(所属明示せず)が同地を空爆した。

また、ARA News(8月26日付)によると、ロシア軍戦闘機がハイヤーン町を空爆し、住民8人が死亡、20人が負傷、またフール村にあるフダー病院を空爆した。

さらに、シリア軍はアレッポ市アンサーリー地区を空爆し、民間人6人が死亡、またバヤーヌーン町、ハイヤーン町を砲撃した。

一方、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室は声明を出し、シリア政府支配下のカースティールー街道を経由して、アレッポ市東部に国連の車輌が人道支援物資を搬入することに同意した、と発表した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ジャーヌーディーヤ町をシリア軍が「樽爆弾」で空爆し、子供1人、女性1人を含む3人が死亡、10人が負傷した。

また貨物航空機がファトフ軍によって包囲されているフーア市、カファルヤー町に支援物資を投下した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(8月26日付)によると、シリア軍がハーン・シャイフ・キャンプ一帯、ヒッラーン・アワーミード村農場地帯で反体制武装集団の拠点を攻撃した。

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ダルアー県では、SANA(8月26日付)によると、シリア軍がダルアー市マハッタ地区、ヌアイマ村、ヤードゥーダ村で反体制武装集団と交戦した。

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ラタキア県では、クッルナー・シュラカー(8月26日付)によると、シリア軍がカッバーナ町一帯で反体制武装集団と交戦し、同地を空爆した。

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ハサカ県では、SANA(8月26日付)によると、ハサカ市でのシリア政府当局と西クルディスタン移行期民政局の停戦合意に従い、シリア軍・国防隊と人民防衛隊・アサーイシュが逮捕者・捕虜の交換を行った。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、8月25日に9件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はダマスカス県、ダマスカス郊外県、ラタキア県で発生し、イスラーム軍、シャーム自由人イスラーム運動などが砲撃を行ったという。

米・ロシアによる敵対行為停止合意が発効した2月27日以降の停戦違反件総数は1090件。

AFP, August 26, 2016、AP, August 26, 2016、ARA News, August 26, 2016、Champress, August 26, 2016、al-Hayat, August 27, 2016、Iraqi News, August 26, 2016、Kull-na Shuraka’, August 26, 2016、al-Mada Press, August 26, 2016、Naharnet, August 26, 2016、NNA, August 26, 2016、Reuters, August 26, 2016、SANA, August 26, 2016、UPI, August 26, 2016などをもとに作成。

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「市民ジャーナリスト」らが停戦合意に至ったダーライヤー市(ダマスカス郊外県)救済を武装集団に呼びかける(2016年8月26日)

シリア国内外で活動する反体制活動家307人はSNSを通じて共同声明を拡散、シリア国内でかつどうする武装集団に、停戦合意に至ったダマスカス郊外県ダーライヤー市救済にむけた「総動員」を発令するよう呼びかけた。

共同声明を出したのは、アレッポ県で活動する「市民ジャーナリスト」のハーディー・アブドゥッラー氏ら。

Kull-na Shuaka', August 26, 2016
Kull-na Shuaka’, August 26, 2016
Kull-na Shuaka', August 26, 2016
Kull-na Shuaka’, August 26, 2016

AFP, August 26, 2016、AP, August 26, 2016、ARA News, August 26, 2016、Champress, August 26, 2016、al-Hayat, August 27, 2016、Iraqi News, August 26, 2016、Kull-na Shuraka’, August 26, 2016、al-Mada Press, August 26, 2016、Naharnet, August 26, 2016、NNA, August 26, 2016、Reuters, August 26, 2016、SANA, August 26, 2016、UPI, August 26, 2016などをもとに作成。

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停戦合意に基づきダーライヤー市(ダマスカス郊外県)から反体制武装集団戦闘員の退去と住民の避難が開始(2016年8月26日)

ダマスカス郊外県では、『ハヤート』(8月27日付)、SANA(8月26日付)などによると、25日に発表された停戦合意に基づき、ダーライヤー市にとどまっていた住民の籠城を続けていた反体制武装集団の退去が始まった。

ダーライヤー市長のマルワーン・ウバイド氏がSANA特派員に25日に明らかにしたところによると、停戦合意は、①ダーライヤー市の正常化、②同市内の住民約4,000人のダマスカス県およびダマスカス郊外県に設置された仮設居住施設への移送、③同市内で籠城を続けてきた戦闘員700人の中火器および重火器のシリア軍への引き渡しとイドリブ市への退去、を骨子とするという。

この合意に基づき、国連とシリア赤新月社のチームがダーライヤー市内に入り、大型旅客バスで住民約4,000人が仮設住居センターのあるハルジャラ村に移送された。

ハルジャラ村に設置された仮設住居センターには724世帯分の住居が用意されているという。

一方、戦闘員とその家族については、その第1陣約300人が大型旅客バスに分乗し、ダーライヤー市からイドリブ市へと移動した。

イドリブ市は、シャーム・ファトフ戦線(シャームの民のヌスラ戦線)、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍の拠点都市。

SANA, August 26, 2016
SANA, August 26, 2016
SANA, August 26, 2016
SANA, August 26, 2016
SANA, August 26, 2016
SANA, August 26, 2016
SANA, August 26, 2016
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SANA, August 26, 2016
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SANA, August 26, 2016
SANA, August 26, 2016
SANA, August 26, 2016
SANA, August 26, 2016
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AFP(8月26日付)は、シリア軍消息筋の話として、シリア政府との和解を望まない者がイドリブ市へ、残留を望む者がハルジャラ村に行く」と伝えた。

『ハヤート』(8月27日付)によると、ダーライヤー市の人口は2011年以前は約8万人いたが、紛争下で人口は90%減少していた。

AFP, August 26, 2016、AP, August 26, 2016、ARA News, August 26, 2016、Champress, August 26, 2016、al-Hayat, August 27, 2016、Iraqi News, August 26, 2016、Kull-na Shuraka’, August 26, 2016、al-Mada Press, August 26, 2016、Naharnet, August 26, 2016、NNA, August 26, 2016、Reuters, August 26, 2016、SANA, August 26, 2016、UPI, August 26, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市でファトフ軍が「穏健な反体制派」と目される第16歩兵師団の本部・拠点を急襲、メンバーを拘束(2016年8月25日)

アレッポ県では、ARA News(8月25日付)によると、反体制武装集団の支配下にあるアレッポ市東部で、シャーム・ファトフ戦線(シャームの民のヌスラ戦線)、シャーム自由人イスラーム運動、シャーム軍団などファトフ軍に所属するジハード主義武装集団が「穏健な反体制派」と目されている第16歩兵師団の本部・拠点複数カ所を急襲し、同師団に所属する殉教者バドル旅団のアブドゥルハーリク・ハヤーニー司令官らメンバー多数を拘束した。

粛清はブアイディーン地区、ハラク地区、ブスターン・バーシャー地区、シャイフ・ハドル地区、シャイフ・ファーリス地区、ハイダリーヤ地区で敢行された。

ARA Newsによると、7月末のシリア軍によるアレッポ市東部地区包囲に際して、第16歩兵師団のアブー・アリー・サッカなる司令官が、アレッポ市バニー・ザイド地区での戦闘で、シリア軍から多額の資金を受け取り、トルコに逃亡、同地区をシリア軍に明け渡したとの嫌疑が、粛清の背景にあるという。

AFP, August 25, 2016、AP, August 25, 2016、ARA News, August 25, 2016、Champress, August 25, 2016、al-Hayat, August 26, 2016、Iraqi News, August 25, 2016、Kull-na Shuraka’, August 25, 2016、al-Mada Press, August 25, 2016、Naharnet, August 25, 2016、NNA, August 25, 2016、Reuters, August 25, 2016、SANA, August 25, 2016、UPI, August 25, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュはYPGが撤退したとされるマンビジュ市南部郊外のシリア民主軍拠点を攻撃(2016年8月25日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(8月25日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がマンビジュ市南部のカスラ村にある西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点を攻撃した。

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ヒムス県では、SANA(8月25日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がヒムス市東部のウンム・スィルジュ村を砲撃し、住民2人が死亡した。

AFP, August 25, 2016、AP, August 25, 2016、ARA News, August 25, 2016、Champress, August 25, 2016、al-Hayat, August 26, 2016、Iraqi News, August 25, 2016、Kull-na Shuraka’, August 25, 2016、al-Mada Press, August 25, 2016、Naharnet, August 25, 2016、NNA, August 25, 2016、Reuters, August 25, 2016、SANA, August 25, 2016、UPI, August 25, 2016などをもとに作成。

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トルコ国境に面するジャラーブルス市(アレッポ県)南部で反体制武装集団とYPGが交戦、トルコ軍もYPGを攻撃(2016年8月25日)

アレッポ県では、複数の反体制消息筋とシリア人権監視団によると、トルコ軍と有志連合の支援を受けてジャラーブルス市一帯を制圧した反体制武装集団が、同市南部10キロの地点まで進軍した。

だが、同監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍はこれに先立ち、ジャラーブルス市南部約8キロの地点まで進軍、同地を掌握、複数の反体制消息筋によると、25日晩、同市南部のアマールナ村一帯(ユーフラテス川以西)で、反体制武装集団(クルド革命家大隊も加勢)とシリア民主軍が交戦したという。

アマールナ村は25日、反体制武装集団によって制圧されていたという。

また、ARA News(8月25日付)は、トルコ軍の複数の消息筋の話として、ジャラーブルス市南部一帯にある西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の拠点を砲撃したと伝えた。

一方、ロイター通信(8月25日付)は、複数の目撃者の話として、戦車9輌からなるトルコ軍増援部隊がシリア領内に侵入した。

トルコ軍は24日に戦車・装甲車20輌以上をシリア領内に展開させている。

なお、トルコの複数メディアによると、24日に開始された「ユーフラテスの盾」作戦に参加しているトルコ軍兵士は300~500人におよぶ。

また、トルコ軍兵士に加えて、反体制武装集団戦闘員1,200人あまりが作戦に参加している。

AFP, August 25, 2016、AP, August 25, 2016、ARA News, August 25, 2016、Champress, August 25, 2016、al-Hayat, August 26, 2016、Iraqi News, August 25, 2016、Kull-na Shuraka’, August 25, 2016、al-Mada Press, August 25, 2016、Naharnet, August 25, 2016、NNA, August 25, 2016、Reuters, August 25, 2016、SANA, August 25, 2016、UPI, August 25, 2016などをもとに作成。

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YPGが撤退したマンビジュ市の民政を統括するマンビジュ民政評議会議長に元国会議員の兄弟が就任(2016年8月25日)

アレッポ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がマンビジュ市の民政を統括するマンビジュ民政評議会の議長にファールーク・マーシー氏を任命した。

マーシー氏は人民議会元議員だったムハンマド・ハイル・マーシー氏の兄弟。

ARA News(8月25日付)が伝えた。

AFP, August 25, 2016、AP, August 25, 2016、ARA News, August 25, 2016、Champress, August 25, 2016、al-Hayat, August 26, 2016、Iraqi News, August 25, 2016、Kull-na Shuraka’, August 25, 2016、al-Mada Press, August 25, 2016、Naharnet, August 25, 2016、NNA, August 25, 2016、Reuters, August 25, 2016、SANA, August 25, 2016、UPI, August 25, 2016などをもとに作成。

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YPGは声明でマンビジュ市からの撤退を宣言するも、撤退先には触れず(2016年8月25日)

西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の総司令部は声明を出し、8月15日付でアレッポ県マンビジュ市を自らが主導するシリア民主軍所属のマンビジュ軍事評議会に引き渡し済みであると発表した。

人民防衛隊総司令部は声明で「我々は総司令部は、我が部隊がアレッポ県マンビジュ市での解放作戦の任務を成功裏に終え、すべての司令部およびすべての軍事拠点をマンビジュ軍事評議会に移譲し、基地に撤退した。またマンビジュ市の民政評議会に8月16日付で市政を移譲済みである」と発表した。

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声明では撤退した「基地」がどこかは明示されておらず、トルコ政府やジョー・バイデン米副大統領の求めに応じてユーフラテス川以西に撤退したかは不明。

なお、米国防総省のスティーブ・ウォーレン報道官はツイッターのアカウントで、シリア民主軍の主力部隊がユーフラテス川以東に撤退した、とつぶやいる。

AFP, August 25, 2016、AP, August 25, 2016、ARA News, August 25, 2016、Champress, August 25, 2016、al-Hayat, August 26, 2016、Iraqi News, August 25, 2016、Kull-na Shuraka’, August 25, 2016、al-Mada Press, August 25, 2016、Naharnet, August 25, 2016、NNA, August 25, 2016、Reuters, August 25, 2016、SANA, August 25, 2016、UPI, August 25, 2016などをもとに作成。

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