【トルコ・シリア大地震】国連の支援物資を積んだ貨物車輌37輌がイドリブ県バーブ・ハワー国境通行所を経由してシャーム解放機構の支配地に入る(2023年2月22日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、国連の支援物資を積んだ貨物車輌37輌がバーブ・ハワー国境通行所を経由してシャーム解放機構の支配地に入った。

これにより、2月6日のトルコ・シリア大地震発生以降、トルコからシリア領内に入った貨物車輌は555輌となった。

内訳は、バーブ・ハワー国境通行所を経由してシャーム解放機構の支配地に入った車輌が247輌、アレッポ県のバーブ・サラーマ国境通行所、ラーイー村北の通行所、ハマーム村西の通行所を経由してトルコ占領地に入ったのが308輌。

AFP, February 22, 2023、ANHA, February 22, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 22, 2023、Reuters, February 22, 2023、SANA, February 22, 2023、SOHR, February 22, 2023などをもとに作成。

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フール・キャンプ内のノルウェー難民問題評議会が運営するダーイシュのメンバーの妻ら女性用のテントで火災(2023年2月22日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプ内のノルウェー難民問題評議会が運営するダーイシュ(イスラーム国)メンバーの妻ら女性用のテントで火災が発生した。

AFP, February 22, 2023、ANHA, February 22, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 22, 2023、Reuters, February 22, 2023、SANA, February 22, 2023、SOHR, February 22, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】北・東シリア自治局ジャズィーラ地域で活動する民主自治局は「人道のためにともに」キャンペーンを終了すると発表(2023年2月22日)

北・東シリア自治局ジャズィーラ地域で活動する民主自治局はカーミシュリー市の3月12日殉教者競技場で声明を出し、トルコ・シリア大地震の被災者を支援するために9日に立ち上げられていた「人道のためにともに」キャンペーンを終了すると発表した。

ANHA(2月22日付)が伝えた。

AFP, February 22, 2023、ANHA, February 22, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 22, 2023、Reuters, February 22, 2023、SANA, February 22, 2023、SOHR, February 22, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】北・東シリア自治局支配下のアレッポ県タッル・リフアト市一帯地域とアレッポ市シャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区にシリア政府支配地を経由してクルド赤新月社とUNHCRの支援物資が入る(2023年2月22日)

北・東シリア自治局の支配地であるシャフバー地区(アレッポ県タッル・リフアト市一帯地域)に、クルド赤新月社が貨物車輌3輌分の医薬品などの救援物資を搬入した。

物資は、北・東シリア自治局の支配下にあるアレッポ県西部(マンビジュ市方面)からターイハト・トゥワイマート村の通行所を経由して、シリア政府支配地に入った後、シャフバー地区に届けられた。

また、衣服、台所用品など国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の支援物資を積んだ貨物車輌5輌がアレッポ市シャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区に入り、アフリーン・サロン、アルワーン・サロン、シュカイフ地区で積み荷を降ろした。

ANHA(2月22日付)が伝えた。

AFP, February 22, 2023、ANHA, February 22, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 22, 2023、Reuters, February 22, 2023、SANA, February 22, 2023、SOHR, February 22, 2023などをもとに作成。

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シリア民主軍がダイル・ザウル県ジュダイド・アカイダート村で住宅を強襲し1人を殺害、スブハ村では住民と交戦し、3人を殺害(2023年2月22日)

ダイル・ザウル県では、SANA(2月22日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、米主導の有志連合の支援を受けて、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるジュダイド・アカイダート村の住宅1棟を強襲し、中にいた住民に発砲し、1人を殺害、2人を負傷させた。

シリア民主軍はまた、負傷者2人を含む5人を拉致し、連行した。

これに関して、シリア人権監視団は、シリア民主軍テロ撲滅部隊(YAT)が有志連合ヘリコプターの航空支援を受けて、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルを捜索して民家を強襲し、2人を殺害したと発表した。

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一方、SANA(2月22日付)によると、スブハ村では、住民が村内にあるシリア民主軍の拠点1ヵ所から兵士らを排除、これを受け米主導の有志連合のヘリコプターの支援を受けたシリア民主軍の増援部隊が拠点の再掌握を試みて、住民らと戦闘となった。

シリア人権監視団によると、この戦闘で住民1人が死亡、住民2人とシリア民主軍兵士1人が負傷した。

シリア人権監視団によると、拠点を襲撃したのは、クバイサ部族の住民。

前日にシリア民主軍のパトロール部隊が、密輸に関与しているとしてクバイサ部族の青年を殺害したことへの報復で、これに先立って住民らは、タイヤを燃やすなどして道路を封鎖するなどして、殺害に抗議するデモを行っていた。

これに対して、シリア人権監視団によると、シリア民主軍のパトロール部隊がバルシャム村で住民に発砲し、女性1人を含む3人を殺害、女児1人を含む4人を負傷させた(シリア人権監視団は23日、女性2人を含む4人が死亡、女児1人を含む3人が負傷と発表した)。

AFP, February 22, 2023、ANHA, February 22, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 22, 2023、Reuters, February 22, 2023、SANA, February 22, 2023、SOHR, February 22, 2023、February 23, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】シャーム解放機構がトルコ・シリア大地震の被害に対応するために設置した緊急要請委員会が、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のジンディールス町で瓦礫の撤去や道路の清掃を行っている映像を公開(2023年2月21日)

シャーム解放機構がトルコ・シリア大地震の被害に対応するために設置した緊急要請委員会が、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のジンディールス町(アレッポ県)で瓦礫の撤去や道路の清掃を行っている映像をユーチューブを通じて公開した。

https://www.youtube.com/watch?v=6-QLW4mIC28

YouTube, February 21, 2023をもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県イフスィム町の警察分所で爆発が発生し、シャーム解放機構のメンバー1人死亡、警察官5人負傷(2023年2月21日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるイフスィム町の警察分所内で爆発が発生し、シャーム解放機構のメンバー1人が死亡、同機構が組織する警察のメンバー5人が負傷した。

AFP, February 21, 2023、ANHA, February 21, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2023、Reuters, February 21, 2023、SANA, February 21, 2023、SOHR, February 21, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】国連の食料などの救援物資を積んだ貨物車輌15輌が、バーブ・ハワー国境通行所を経由してシャーム解放機構の支配地に(2023年2月21日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、国連の食料などの救援物資を積んだ貨物車輌15輌が、バーブ・ハワー国境通行所を経由してシャーム解放機構の支配地に入った。

AFP, February 21, 2023、ANHA, February 21, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2023、Reuters, February 21, 2023、SANA, February 21, 2023、SOHR, February 21, 2023などをもとに作成。

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シリア人権監視団はスワイダー市中心部で、活動家ら数十人が抗議デモを行ったと発表(2023年2月21日)

シリア人権監視団は、スワイダー市中心部の広場で、活動家ら数十人が集まり、権利回復や政治的変革を求める座り込みデモを行ったと発表した。

参加者はまた「イドリブはすべてのシリア人のためのシリアの領土」、「瓦礫の上で踊ることは恥ずべきことだ」、「援助は安全な手によって行われているというが、どこに安全があるのか?」などと書かれた紙を掲げて、反体制派支配地に対するシリア政府の対応を批判したという。

AFP, February 21, 2023、ANHA, February 21, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2023、Reuters, February 21, 2023、SANA, February 21, 2023、SOHR, February 21, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】クルド赤新月社の支援物資と救急車輌がシリア政府支配地を経由して北・東シリア自治局の支配地に入るが、シリア人権監視団は依然足止めに遭っていると発表(2023年2月21日)

イラク・クルディスタン地域のスライマーニーヤ市の住民から寄せられた救援物資が、北・東シリア自治局のシャフバー地区(アレッポ県タッル・リフアト市一帯地域)で暮らすアフリーン郡からの国内避難民(IDPs)の被災者に届けられた。

支援物資は7輌の貨物車輌によって運ばれ、シリア政府支配地と北・東シリア自治局支配地を隔てるターイハト・トゥワイマート村での通行所で5日足止めに合ったものの、シリア当局に通過を許可され、現地入りした。

物資は、クルド赤新月社が北・東シリア自治局シャフバー地区の社会問題委員会と連携して、被災者に配給された。

ANHA(2月21日付)が伝えた。

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一方、シリア人権監視団は、ターイハト・トゥワイマート村に設置されている通行所を経由して、医薬品や救援物資を積んだクルド赤新月社の貨物車輌4輌と医療チームを乗せた救急車輌2輌がシリア政府支配地に入り、北・東シリア自治局の支配地(アレッポ市シャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区、シャフバー地区)に向かったと発表した。

だが、その後同監視団は、これらの車列がアレッポ市シャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区に入ることをシリア政府当局によって阻止されたと改めて発表した。

AFP, February 21, 2023、ANHA, February 21, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2023、Reuters, February 21, 2023、SANA, February 21, 2023、SOHR, February 21, 2023などをもとに作成。

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シリア国民軍に所属するマジド軍団メンバーの「アブー・ジャービル・イクティサーディーヤ」がラッカ県で暗殺される(2023年2月21日)

ラッカ県では、ANHA(2月21日付)によると、トルコ占領下のタッル・アブヤド市一帯とスルーク町を結ぶ街道で、シリア国民軍に所属するマジド軍団メンバーの1人で「アブー・ジャービル・イクティサーディーヤ」として知られる男性が、オートバイに乗った正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, February 21, 2023、ANHA, February 21, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2023、Reuters, February 21, 2023、SANA, February 21, 2023、SOHR, February 21, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】北・東シリア自治局支配地で活動する32の政治組織は、トルコの与党公正発展党(AKP)がトルコ・シリア大地震に乗じて、シリア北部の占領地の人口構成を変化させようとしているとして警鐘を鳴らす(2023年2月21日)

北・東シリア自治局支配地で活動する32の政治組織は共同声明を出し、トルコの与党公正発展党(AKP)が、トルコ・シリア大地震の「人道的災害と救援の取り組み」に乗じて、シリア北部の占領地の人口構成を変化させようとしているとして警鐘を鳴らした。
https://hawarnews.com/ar/uploads//2023/02/21/192227_0b7a55f5-71f2-4f9e-84bb-443195ac6bf7.jpg

共同声明を出したのは以下の組織
1. 民主連合党
2. 民主緑の党
3. クルディスタン民主和平党
4. クルディスタン・リベラル連合
5. クルディスタン共産党
6. シリア・クルディスタン民主パールティ
7. クルド・シリア民主党
8. シリア・クルド左派党
9. シリア・クルド民主左派党
10. クルディスタン国民連合党
11. クルディスタン民主変革党
12. クルディスタン刷新運動
13. クルディスタン労働連合
14. アラブ国民委員会
15. シリア近代民主主義党
16. クルド・シリア民主合意党
17. シリア改革運動
18. アッシリア民主党
19. クルディスタン友愛党
20. シリア・クルド民主ロジュ党
21. 民主社会運動
22. スィタール大会
23. 保守党
24. 民主闘争党
25. クルディスタン・ムスタクバル潮流
26. クルディスタン民主党西クルディスタン
27. 国民調整委員会民主変革運動
28. スィルヤーニー連合党
29. シリア・ムスタクバル党
30. シリア・クルド民主党アル・パールティ
31. シリア・クルド民主統一党イェキーティー
32. シリア革命左派潮流

ANHA(2月21日付)が伝えた。

AFP, February 21, 2023、ANHA, February 21, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2023、Reuters, February 21, 2023、SANA, February 21, 2023、SOHR, February 21, 2023などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるハマー県、イドリブ県を砲撃(2023年2月21日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のマンスーラ村、ヒルバト・ナークース村を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のフワイハ村、バイニーン村を砲撃した。

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ダルアー県では、SANA(2月21日付)によると、ダルアー市のマタール(空港)地区で、車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民1人が負傷した。

AFP, February 21, 2023、ANHA, February 21, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2023、Reuters, February 21, 2023、SANA, February 21, 2023、SOHR, February 21, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】トルコ(アレキサンドレッタ地方)を震源とするマグニチュード6.3の地震が発生、シリア国内で470人以上が新たに負傷(2023年2月20日)

国立地震センターは、午後8時4分にアレキサンドレッタ地方(トルコ領ハタイ県)の地下21.2キロを震源とするマグニチュード6.3の地震が発生したと発表した。

SANA(2月20日付)が伝えた。

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シリア人権監視団によると、この地震で470人以上が新たに負傷した。

負傷者の内訳は、シリア北西部(シャーム解放機構の支配地やトルコ占領地)で150人以上、シリア政府支配地で少なくとも320人(アレッポ県100人、ハマー県40人、ラタキア県120人、イドリブ県60人)。

なお、同監視団によると、6日のトルコ・シリア大地震による死者は20日の段階で6,489人、このうちシリア政府の支配地での死者は2,221人、シリア北西部での死者は4,268人だという。

また、トルコで被災して死亡し、シリア領内に移送された犠牲者の数は1,787人に達している。

このうち、1,564人の遺体がイドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所から、166人がアレッポ県のバーブ・サラーマ国境通行所から、22人がラーイー村北の通行所から、20人がジャラーブルス国境通行所から、15人がハマーム村西の通行所からシリアに移送された。

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一方、

ホワイト・ヘルメットが21日に発表した声明によると、この地震により190人が新たに負傷した。

負傷者の県内訳は、イドリブ県150人強、アレッポ県45人強。

AFP, February 20, 2023、ANHA, February 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 20, 2023、Reuters, February 20, 2023、SANA, February 20, 2023、SOHR, February 20, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】ブリンケン米国務長官はトルコを訪問し、チャヴシュオール外務大臣、ホワイト・ヘルメット代表と会談(2023年2月20日)

米国のアントニー・ブリンケン国務長官はトルコを訪問し、首都アンカラでメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣と会談した。

会談後の共同記者会見で、ブリンケン国務長官は、シリアへの越境(コロスボーダー)人道支援の経路がシャーム解放機構の支配地とを結ぶイドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所1ヵ所に限定されていることに遺憾の意を示す一方、シリア政府が国連との間でアレッポ県のバーブ・サラーマ国境通行所とハマーム北の通行所の開放に同意したことについては、「確認を待つ必要がある」と述べるにとどまった。

ブリンケン国務長官はまた、ホワイト・ヘルメットの代表と会談、それに関してツイッターの公式アカウント(https://twitter.com/SecBlinken/)で次のように綴った。

トルコで今日、シリア民間防衛隊(ホワイト・ヘルメットのこと)の代表者らに会えたことを光栄に思う。地震の後、シリア人を救出するため、あなた方が行ってきた英雄的な努力に感謝すす。米国は、この悲劇に対応して、救命援助活動を行うあなたがたや他の組織を支援できることを誇りに思っている。

AFP, February 20, 2023、ANHA, February 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 20, 2023、Reuters, February 20, 2023、SANA, February 20, 2023、SOHR, February 20, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】国連からの食料などの救援物資を積んだ貨物車輌20輌からなる車列が、バーブ・ハワー国境通行所を経由してシャーム解放機構の支配地に(2023年2月20日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、国連からの食料などの救援物資を積んだ貨物車輌20輌からなる車列が、バーブ・ハワー国境通行所を経由してシャーム解放機構の支配地に入った。

AFP, February 20, 2023、ANHA, February 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 20, 2023、Reuters, February 20, 2023、SANA, February 20, 2023、SOHR, February 20, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】シリア国民軍に所属するスルターン・スライマーン・シャー師団とハムザ師団が地震に乗じて被災地で略奪行為(2023年2月20日)

シリア人権監視団は、シリア国民軍に所属するスルターン・スライマーン・シャー師団とハムザ師団が、トルコ・シリア大地震の被害がもっとも大きかったトルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のジンディールス町(アレッポ県)などで、人命救助や瓦礫の撤去作業の経験を欠いているにもかかわらず、民衆の支持を得ようとして救援活動に参加する一方、被災した建物から家財道具や金品を略奪しているとの苦情が住民から寄せられていると発表した。

AFP, February 20, 2023、ANHA, February 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 20, 2023、Reuters, February 20, 2023、SANA, February 20, 2023、SOHR, February 20, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊を砲撃(2023年2月20日)

ラッカ県では、ANHA(2月20日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のフワイジャ村、ファーティサ村などを砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍とトルコ軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・アラブ(コバネ)市西の国境地帯で合同パトロールを実施した。

AFP, February 20, 2023、ANHA, February 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 20, 2023、Reuters, February 20, 2023、SANA, February 20, 2023、SOHR, February 20, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】シリア・アラブ赤新月社が前日に続いて、北・東シリア自治局の支配下にあるアレッポ市シャイフ・マクスード地区に救援物資を輸送するなか、両区の幹部はシリア軍第4師団が両区を封鎖していると非難(2023年2月20日)

アレッポ県では、SANA(2月20日付)によると、シリア・アラブ赤新月社が前日に続いて、北・東シリア自治局の支配下にあるアレッポ市シャイフ・マクスード地区に、食料、衣料品などの車輌21輌分の救援物資を輸送した。

ANHA(2月20日付)によると、両地区に輸送された物資は、UNHCRなどからシリア政府に提供された救援物資。

アワーリド検問所を通過した車列は、アフリーン・サロン前のシュカイフ地区で積み荷を降ろした。

シャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区の救援委員会がANHAに明らかにしたところによると、支援物資は、毛布、クッション、ブランケット、充電器、子供副、キッチン用品など。

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しかし、北・東シリア自治局傘下のアレッポ市シャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区のワラート・マアムー総合評議会共同議長はANHA(2月20日付)に対して、シリア軍第4師団が両区を封鎖し、人道支援物資の搬送を阻止していると批判した。

AFP, February 20, 2023、ANHA, February 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 20, 2023、Reuters, February 20, 2023、SANA, February 20, 2023、SOHR, February 20, 2023などをもとに作成。

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シリア国民軍に所属するスルターン・スライマーン・シャー師団のアブー・アムシャ司令官はイスラエルによる首都ダマスカスなどへのミサイル攻撃に謝意を示す(2023年2月19日)

シリア国民軍に所属するスルターン・スライマーン・シャー師団のアブー・アムシャ司令官(本名ムハンマド・ジャースィム)は、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/abo33amsha)で、「アサド体制を標的とするすべての人に、我々から挨拶したい」、「犯罪体制を標的とするすべての人に我々から挨拶した」、「彼らに感謝し、さらなる攻撃をお願いする」と述べ、19日のイスラエルによる首都ダマスカスおよびその周辺に対するミサイル攻撃を暗に歓迎した。

アブー・アムシャ司令官は20日にも、「イラン・イスラーム革命防衛隊と「イランの民兵」が標的となったことを喜びを感じ、元気づけられた」と綴った。

AFP, February 20, 2023、ANHA, February 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 20, 2023、Reuters, February 20, 2023、SANA, February 20, 2023、SOHR, February 20, 2023などをもとに作成。

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ホワイト・ヘルメットはシリア北西部でのコロナ感染者増加を懸念(2023年2月19日)

ホワイト・ヘルメットはフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/SyriaCivilDefense)などを通じて、シリア北西部(シャーム解放機構の支配地およびトルコ占領地)でのコレラ感染者数が567人に達し、うち21人が死亡したと発表した。

https://www.facebook.com/SyriaCivilDefense/posts/pfbid02nvjjywu6goyzWHEfC5iSQj2d6EJWhfFM2e3nEQRNzdJqVzdPt6JJqcihJ15Etk82l

感染者数と死者数はトルコ・シリア大地震前からの累計だが、ホワイト・ヘルメットは、地震によってインフラ、上下水道が被害を受けたことで、感染者数が増加することが懸念されていると強調した。

AFP, February 19, 2023、ANHA, February 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 19, 2023、Reuters, February 19, 2023、SANA, February 19, 2023、SOHR, February 19, 2023などをもとに作成。

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シリア自由軍(旧革命特殊任務軍)が、米占領下のタンフ国境通行所一帯地域内のルクバーン・キャンプで、活動家4人と子供1人を、ロシアおよびシリア政府に内通していたとして拘束(2023年2月19日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア自由軍(旧革命特殊任務軍)が、米国(有志連合)の占領下にあるタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内のヨルダン国境との緩衝地帯にあるルクバーン・キャンプで、活動家4人と子供1人を、ロシアおよびシリア政府に内通していたとして拘束した。

AFP, February 19, 2023、ANHA, February 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 19, 2023、Reuters, February 19, 2023、SANA, February 19, 2023、SOHR, February 19, 2023などをもとに作成。

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ダーイシュのスリーパーセルがラッカ県トゥワイナーン村でキノコを収穫するために集まっていた国防隊のメンバーらを襲撃し、6人を殺害(2023年2月19日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがトゥワイナーン村でキノコを収穫するために集まっていた国防隊のメンバーらを襲撃し、6人を殺害した。

AFP, February 19, 2023、ANHA, February 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 19, 2023、Reuters, February 19, 2023、SANA, February 19, 2023、SOHR, February 19, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】トルコからシャーム解放機構の支配地に国連とカタールからの物資を積んだ車輌23輌、トルコ占領地に国連とサウジアラビアからの物資を積んだ車輌14輌が入る(2023年2月19日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、バーブ・サラーマ国境通行所を経由して、サウジアラビアからの人道支援物資を積んだ貨物車輌10輌からなる車列がトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域に入った。

また、UNICEFの支援物資を積んだ貨物車輌4輌からなる車列も同じくバーブ・サラーマ国境通行所を経由して、「ユーフラテスの盾」地域に入った。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、医薬品やテントなど国連の支援物資を積んだ貨物車輌14輌からなる車列が、バーブ・ハワー国境通行所を経由して、シャーム解放機構の支配地に入った。

また、テント、毛布、穀物、医療機器などをカタールからの支援物資を積んだ貨物車輌9輌からなる車列も、同じくバーブ・ハワー国境通行所を経由して、シャーム解放機構の支配地に入った。

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これにより、トルコ・シリア大地震発生後、トルコ側からシリアに入った貨物車輌の数は483輌となった。

通行所別の内訳は、バーブ・ハワー国境通行所が175輌、バーブ・サラーマ国境通行所、ラーイー村北の通行所、ハマーム村西の通行所が合わせて308輌。

AFP, February 19, 2023、ANHA, February 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 19, 2023、Reuters, February 19, 2023、SANA, February 19, 2023、SOHR, February 19, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】シリア・アラブ赤新月社からの救援物資を積んだ貨物車輌20輌が、PYDが主導する北・東シリア自治局の支配下にあるアレッポ市シャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区に初めて入る(2023年2月19日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア・アラブ赤新月社からの救援物資を積んだ貨物車輌20輌が、クルド民族主義組織の民主統一党(PYD)が主導する北・東シリア自治局の支配下にあるアレッポ市シャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区に入った。

シリア軍第4師団による封鎖が続く両地区に、政府当局が用意した救援物資が入るのはこれが初めてで、地元の名士らの仲介によって搬入が実現した。

SANA(2月19日付)も、救援物資や医療支援物資を積んだシリア・アラブ赤新月社の貨物車輌3輌が、北・東シリア自治局の支配下にあるアレッポ市シャイフ・マクスード地区に入ったと伝えた。

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一方、北・東シリア自治局アフリーン地域の社会問題労働委員会は、同地域傘下のアレッポ市シャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区、シャフバー地区(アレッポ県タッル・リフアト市一帯地域)の住民、および避難民に対して1世帯につき25リットルの灯油の配給を開始した。

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北・東シリア自治局ユーフラテス地域の教育委員会はトルコ・シリア大地震を受けて休校としていた支配地域内の学校の授業を19日に再開したと発表した。

ANHA(2月19日付)が伝えた。

AFP, February 19, 2023、ANHA, February 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 19, 2023、Reuters, February 19, 2023、SANA, February 19, 2023、SOHR, February 19, 2023などをもとに作成。

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シリア軍がダルアー市カーシフ地区で爆弾が仕掛けられいた車を発見(2023年2月19日)

ダルアー県では、SANA(2月19日付)によると、シリア軍がダルアー市カーシフ地区で爆弾が仕掛けられいた車を発見し、爆発物を解体した。

AFP, February 19, 2023、ANHA, February 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 19, 2023、Reuters, February 19, 2023、SANA, February 19, 2023、SOHR, February 19, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】シリア人権監視団はトルコ・シリア大地震によるシリア人犠牲者が6,469人に達していると発表(2023年2月19日)

シリア人権監視団は、トルコ・シリア大地震の犠牲者に関して、19日の段階で6,469人に達していると発表した。

このうち、シリア政府の支配地での死者は2,203人、シャーム解放機構の支配地とトルコ占領地での死者は4,266人だという。

また、トルコで被災して死亡し、シリア領内に移送された犠牲者の数は1,779人に達した。

このうち、1,556人の遺体がイドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所から、166人がアレッポ県のバーブ・サラーマ国境通行所から、22人がラーイー村北の通行所から、20人がジャラーブルス国境通行所から、15人がハマーム村西の通行所からシリアに移送された。

AFP, February 19, 2023、ANHA, February 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 19, 2023、Reuters, February 19, 2023、SANA, February 19, 2023、SOHR, February 19, 2023などをもとに作成。

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アレッポ県西部でシリア国民軍の戦闘員らがシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害(2023年2月18日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、県西部のトルコ占領地とシリア政府支配地の境界地域で、シリア国民軍の戦闘員らがシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

AFP, February 19, 2023、ANHA, February 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 19, 2023、Reuters, February 19, 2023、SANA, February 19, 2023、SOHR, February 19, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】トルコからハマーム村西の通行所、バーブ・ハワー国境通行所、人道支援物資が輸送される(2023年2月18日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域にジンディールス町近郊のハマーム村西の通行所を経由して、カタールからの人道支援物資を積んだ貨物車輌9輌からなる車列が入った。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、食料など国連からの救援物資を積んだ貨物車輌14輌からなる車列が、バーブ・ハワー国境通行所を経由してシャーム解放機構の支配地に入った。

AFP, February 18, 2023、ANHA, February 18, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 18, 2023、Reuters, February 18, 2023、SANA, February 18, 2023、SOHR, February 18, 2023などをもとに作成。

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米中央軍(CENTCOM)はヘリコプターによる強襲攻撃で、ダーイシュの幹部1人を拘束したと発表(2023年2月18日)

米中央軍(CENTCOM)は声明を出し、2月18日早朝、米軍と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がヘリコプターによる強襲攻撃を敢行し、ダーイシュ(イスラーム国)シリア州の幹部1人を拘束したと発表した。

 

AFP, February 18, 2023、ANHA, February 18, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 18, 2023、Reuters, February 18, 2023、SANA, February 18, 2023、SOHR, February 18, 2023などをもとに作成。

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