トルコ軍がシリア国民軍憲兵隊とともに、アレッポ県アアザーズ市とアフリーン市でトルコに対する抗議デモに参加した12人を特定し、逮捕(2024年7月4日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア国民軍憲兵隊とともに、占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つアアザーズ市と「オリーブの枝」地域の中心都市アフリーン市で、トルコに対する抗議デモの参加者の身元を特定し、12人(アアザーズ市で4人、アフリーン市で8人)を逮捕、連行した。

また、シリア国民軍に所属するハムザ師団は、デモ参加者の逮捕に協力すると表明、アフリーン市に部隊を展開した。

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一方、イナブ・バラディー(7月4日付)によると、「平和の泉」地域に含まれるラッカ県のタッル・アブヤド市一帯、ハサカ県のラアス・アイン市一帯では、4日も一部のインターネット通信が遮断される状態が続いた。

AFP, July 4, 2024、ANHA, July 4, 2024、‘Inab Baladi, July 4, 2024、Reuters, July 4, 2024、SANA, July 4, 2024、SOHR, July 4, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がハサカ県タッル・タムル町西のタウィーラ村、タッル・タウィール村を砲撃し、シリア民主軍の兵士1人死亡(2024年7月4日)

ハサカ県では、ANHA(7月4日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるタッル・タムル町西のタウィーラ村、タッル・タウィール村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、この砲撃により、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士1人が死亡した。

AFP, July 4, 2024、ANHA, July 4, 2024、‘Inab Baladi, July 4, 2024、Reuters, July 4, 2024、SANA, July 4, 2024、SOHR, July 4, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍はスール市フーシュ地区を爆撃し、ヒズブッラーのアズィーズ部隊司令官のムハンマド・ニウマ・ナースィル氏を殺害(2024年7月3日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、7月3日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午後4時10分、占領下カフルシューバー丘陵地帯のラムサー陣地をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後4時10分、タイハート三角地に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)スール市フーシュ地区で実行された暗殺への報復として、ナファフ兵舎の第210ゴラン師団司令部、カイラア村の防空ミサイル司令部をカチューシャ砲10発で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、キリヤット・シュモナ入植地の第769旅団司令部をファラク1ミサイル複数発で攻撃。

午後6時37分、同じく報復として、カイラア村の大隊本部をカチューシャ砲数十発で攻撃。

西部地区

午後4時00分、マルキヤ入植地のスパイ設備を攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)ラーヒブ陣地を砲撃し、直接の損害を与える。

午後6時43分、スール市フーシュ地区での暗殺攻撃に対する報復として、ザルイット入植地をブルカーン重ロケット弾複数発で攻撃。

午後7時00分、リーシャー池の技術設備を攻撃。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、アズィーズ部隊司令官のムハンマド・ニウマ・ナースィル氏がスール市フーシュ地区に対するイスラエル軍の爆撃で死亡、このほかにも戦闘員1人が死亡したと発表した。



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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前6時33分、ブライダー村、ヤールーン村、ティールハルファー村地域にあるヒズブッラーのテロ・インフラを夜間に攻撃。アイタルーン村の軍事施設1ヵ所も攻撃。ラッブーナ村、シーヒーン村地域を砲撃し、脅威を排除。

午後6時15分、ヒズブッラーのアズィーズ部隊のムハンマド・ニウマ・ナースィル司令官を殲滅。

午後9時23分、キリヤット・シュモナ入植地に複数の飛翔体が発射され、ほぼすべてが空地に着弾、若干の火災が発生。数時間前にイスラエルに対する砲撃に使用されたロケット弾発射基を攻撃。

AFP, July 3, 2024、ANHA, July 3, 2024、‘Inab Baladi, July 3, 2024、Qanat al-Manar, July 3, 2024、Reuters, July 3, 2024、SANA, July 3, 2024、SOHR, July 3, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を9件、55キロ地帯への侵犯を15件確認したと発表(2024年7月3日)

ロシア当事者和解調整センターのユーリ・ポポフ副センター長は、過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を9件確認したと発表した。

ポポフ副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機8機、A-10サンダーボルト攻撃機6機、MQ-1C無人航空機1機による領空侵犯を15件確認したと発表した。

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ロシアのセルゲイ・リャブコフ外務副大臣は、シリア領空で米軍の無人航空機がロシア軍航空機に対して危険な接近を続けたことを受けて、偶発的衝突を回避するための連携を停止したことを明らかにした。

RIAノーヴォスチ通信(7月3日付)、タス通信(7月3日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 3, 2024、TASS, July 3, 2024をもとに作成。

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米中央軍(CENTCOM)はフーシー派の支配下にあるイエメン領内でレーダー施設2カ所と紅海の無人水上艦艇2隻を破壊することに成功したと発表(2024年7月3日)

米中央軍(CENTCOM)は現地時間の午後11時27分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM)を通じて声明を出し、過去24時間で、フーシー派の支配下にあるイエメン領内でレーダー施設2カ所と紅海の無人水上艦艇2隻を破壊することに成功したと発表した。

AFP, July 3, 2024、ANHA, July 3, 2024、‘Inab Baladi, July 3, 2024、Reuters, July 3, 2024、SANA, July 3, 2024、SOHR, July 3, 2024などをもとに作成。

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シリア人権監視団はルーナー・シブル大統領府特別顧問の交通事故が米、イスラエルによる暗殺未遂の可能性があると主張(2024年7月3日)

シリア人権監視団は、人民宮殿内の複数筋から得た情報として、ルーナー・シブル大統領府特別顧問(政治報道局長)が2日にダマスカス郊外県で交通事故に遭い、集中治療室に入院したことに関して、きょうだいのムルヒム・シブル氏が「シリアに敵対する勢力と連絡をとりあった」との容疑で、諜報機関に逮捕され、尋問を受けていると発表した。

ムルヒム氏は、現在も首都ダマスカスの自宅で軟禁されているという。

シリア人権監視団はまた、バッサーム・イブラーヒーム高等教育科学研究大臣がルーナー・シブル顧問の夫で、ダマスカス大学の機械電気工学部助教授のムハンマド・アンマール・サーアーティー博士を解任する決定をしたとし、その文書とされる画像を公開した。

そのうえで、シリア人権監視団は、これらの情報を根拠に、ルーナー・シブル顧問の事故が、米国かイスラエル、あるいは両国による暗殺未遂の可能性があると指摘している。

AFP, July 3, 2024、ANHA, July 3, 2024、‘Inab Baladi, July 3, 2024、Reuters, July 3, 2024、SANA, July 3, 2024、SOHR, July 3, 2024などをもとに作成。

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武器、弾薬を積んでいると見られるイラク人民動員隊所属のサイイド・シュハダー大隊の貨物車輛1輌がイラク領内からシリア政府支配下のダイル・ザウル県ユーフラテス川西岸に入る(2024年7月3日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、武器、弾薬を積んでいると見られるイラク人民動員隊所属のサイイド・シュハダー大隊の貨物車輛1輌が、軍用車輛1輌を護衛に伴い、イラク領内からハリー村の国境通行所(鉄道通行所)を経由して、シリア政府支配下のユーフラテス川西岸に入った。

AFP, July 3, 2024、ANHA, July 3, 2024、‘Inab Baladi, July 3, 2024、Reuters, July 3, 2024、SANA, July 3, 2024、SOHR, July 3, 2024などをもとに作成。

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イドリブ県サラーキブ市一帯でシリア軍とトルコ軍が砲撃戦を行うなか、シャーム解放機構、「決戦」作戦司令室もシリア軍を攻撃(2024年7月3日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるマジュダリヤー村で、無人航空機1機で車を攻撃、これにより住民1人が負傷した。

これに対して、「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にあるダーディーフ村一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はその後、シャーム解放機構の支配下にあるサルミーン市を多連装ミサイルで攻撃し、一部が市場に着弾し、子供1人と女性1人を含む住民7人が負傷した。

また、同市とアーフィス村の一帯で、シリア軍と「決戦」作戦司令室が砲撃戦を行い、これと前後して、シャーム解放機甲がサラーキブ市一帯に潜入し、シリア軍と交戦した。

加えて、サラーキブ市一帯のトルコ軍の拠点複数ヵ所が同市やタルナバ村一帯のシリア軍の陣地を砲撃した。

シリア軍は、サラーキブ市郊外のマジャーリズ村、マアーッラト・ウルヤー村、サルミーン市、アーフィス村一帯に設置されているトルコ軍の拠点6ヵ所を砲撃するなどして応戦し、マアーッラト・ウルヤー村一帯で火災が発生した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

AFP, July 3, 2024、ANHA, July 3, 2024、‘Inab Baladi, July 3, 2024、Reuters, July 3, 2024、SANA, July 3, 2024、SOHR, July 3, 2024などをもとに作成。

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バーブ・ハワー国境通行所が閉鎖を解除、トルコ当局は女性と子供を含むシリア難民約150人を同通行所を通じて強制退去させる(2024年7月3日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配地とトルコを結ぶバーブ・ハワー国境通行所が声明を出し、2日に発表していた通行所の閉鎖を解除し、旅行者、病人、商品、人道支援物資の往来を再開すると発表した。

シリア人権監視団によると、バーブ・ハワー通行所の再開を受け、トルコの当局は、女性と子供を含むシリア難民約150人を同通行所を通じて強制退去させた。

AFP, July 3, 2024、ANHA, July 3, 2024、‘Inab Baladi, July 3, 2024、Reuters, July 3, 2024、SANA, July 3, 2024、SOHR, July 3, 2024などをもとに作成。

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トルコ占領下の「平和の泉」地域の拠点都市ハサカ県ラアス・アイン市で、シリア国民軍の東部自由人連合とハムザ師団がトルコに対する抗議デモを行い、憲兵隊とスルターン・ムラード師団が強制排除にあたる一方、ハムザ師団は前線から部隊を撤退(2024年7月3日)

ハサカ県では、トルコ占領下の「平和の泉」地域の拠点都市の一つラアス・アイン市で、シリア国民軍に所属する東部自由人連合とハムザ師団のメンバーが、住民らとともに、トルコに対する抗議デモを行い、タイヤを燃やすなどして道路を遮断、デモを強制排除しようとしたトルコ軍憲兵隊の車輛を襲撃した。

これに対して、シリア国民軍に所属するスルターン・ムラード師団がデモの強制解除を試みて介入、またシリア国民軍憲兵隊も、市内各所で国内避難民(IDPs)の住居を強襲、20人を逮捕し連行、家財道具などを没収した。

一方、ハムザ師団は、トルコの対応に拒否の姿勢を示すため、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下のアブー・ラースィーン(ザルカーン)町一帯の前線から戦闘員100人を完全に撤退させた。

シリア人権監視団によると、トルコ軍は、ラアス・アイン市で活動家らによって抗議デモの呼びかけが続けられていることを受け、インターネット通信を遮断した。

また、デモが発生したトルコの占領地下のそれ以外の地域でも、インターネット通信が遮断された状態が続いた。

AFP, July 3, 2024、ANHA, July 3, 2024、‘Inab Baladi, July 3, 2024、Reuters, July 3, 2024、SANA, July 3, 2024、SOHR, July 3, 2024などをもとに作成。

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トルコ占領下の「平和の泉」地域の拠点都市の一つラッカ県タッル・アブヤド市でトルコに対する攻撃デモが再び発生、シリア国民軍憲兵隊がこれを強制排除、メディア活動家ら30人を逮捕(2024年7月3日)

ラッカ県では、ANHA(7月2日付)が地元筋の話として伝えたところによると、トルコ占領下の「平和の泉」地域の拠点都市の一つタッル・アブヤド市で、トルコ占領下のシリア北部やシャーム解放機構の支配地の各所で1日に、トルコのカイセリ県でのトルコ人レイシストによる商店などへの襲撃(シリア人男性が7歳の幼女を強姦したことが発端)、トルコ当局によるシリア難民への強制出国、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域とシリア政府の支配地域を結ぶアレッポ県アブー・ザンディーン村の通行所の再開など、トルコとシリア政府の接近に抗議するデモが再び発生したことを受けて、シリア国民軍の憲兵隊が介入し、これを強制排除、またデモに参加したメディア活動家のマフムード・アブー・ヤザン氏が30人を逮捕、憲兵隊のセンターに連行した。

シリア人権監視団によると、デモ参加者の逮捕は、スルーク町、ハマーム・トゥルクマーン村でも行われた。

AFP, July 3, 2024、ANHA, July 3, 2024、‘Inab Baladi, July 3, 2024、Reuters, July 3, 2024、SANA, July 3, 2024、SOHR, July 3, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を2回攻撃する一方、イスラエルの攻撃で民間人1人死亡したと発表(2024年7月2日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、7月2日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

(時刻明示せず)ザッルーティーヤ村に対する攻撃で、民間人1人が死亡したことなどへの報復として、キリヤット・シュモナ入植地をカチューシャ砲数十発で攻撃した。

西部地区

午後4時45分、ジャル・アラーム陣地を砲撃し、直接の損害を与える。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後2時49分、マルキヤ入植地地域に敵航空機1機が飛来し、警報が発令、航空標的はイスラエル領内には進入しなかった。また、多連装ミサイルが、カフルカラー村上空で不審な航空標的1つを撃破。

午後5時55分、午後17時から17時6分にかけてイスラエル領にロケット弾とミサイルの攻撃があり、警報が発令され、領内に侵入した約15の飛翔体のうち10の飛翔体を多連装ミサイルで撃破。

AFP, July 2, 2024、ANHA, July 2, 2024、‘Inab Baladi, July 2, 2024、Qanat al-Manar, July 2, 2024、Reuters, July 2, 2024、SANA, July 2, 2024、SOHR, July 2, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、同連合が6ヵ月の1ヵ月間での領空侵犯が332回に達したと発表(2024年7月2日)

ロシア当事者和解調整センターのユーリ・ポポフ副センター長は、米主導の有志連合が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、同連合が6ヵ月の1ヵ月間での領空侵犯が332回に達したと発表した。

また、2日には、F-15戦闘機6機、A-10サンダーボルト攻撃機2機による領空侵犯を8件確認したと付言した。

RIAノーヴォスチ通信(7月2日付)、タス通信(7月2日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 2, 2024、TASS, July 2, 2024をもとに作成。

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米中央軍(CENTCOM)はフーシー派の支配地域にあるレーダー施設1ヵ所を破壊することに成功したと発表(2024年7月2日)

米中央軍(CENTCOM)は現地時間の午後4時20分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM)を通じて声明を出し、過去24時間中に、フーシー派の支配地域にあるレーダー施設1ヵ所を破壊することに成功したと発表した。

AFP, July 2, 2024、ANHA, July 2, 2024、‘Inab Baladi, July 2, 2024、Reuters, July 2, 2024、SANA, July 2, 2024、SOHR, July 2, 2024などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)とイラク・イスラーム抵抗は合同作戦を実施し、イスラエルのハイファー港の重要標的を攻撃(2024年7月2日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午後10時30分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、イラク・イスラーム抵抗と合同作戦を実施し、ハイファー市の重要標的1つを攻撃したと発表した。

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イラク・イスラーム抵抗は午後10時56分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、イエメン武装部隊(アンサール・アッラー(蔑称フーシー派)と合同作戦を実施、イスラエルのハイファー港の重要標的1ヵ所をミサイル複数発で攻撃した。

AFP, July 2, 2024、ANHA, July 2, 2024、‘Inab Baladi, July 2, 2024、Reuters, July 2, 2024、SANA, July 2, 2024、SOHR, July 2, 2024などをもとに作成。

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パテル米国務省副報道官はトルコ政府とシリア政府の接近について、「シリアの体制と関わる際には、人道状況の改善、人権の向上、すべてのシリア人の安全状況の改善に向けた信頼できる措置が必要」と述べる(2024年7月2日)

米国務省のヴェダント・パテル副報道官は記者会見で、トルコ政府とシリア政府の接近について質問され、「どのような活動や作戦においても、民間人を危害から守る努力がなされなければならない」としたうえで、以下の通り述べた。

我々は、紛争の政治的解決に向けた正真正銘の進展がない限り、アサド体制との関係正常化は行わない。我々は、トルコを含む地域のパートナーに対して、シリアの体制と関わる際には、人道状況の改善、人権の向上、すべてのシリア人の安全状況の改善に向けた信頼できる措置が必要であると名言してきた。また、シリアの体制が国連安保理決議第2254号に基づく政治プロセスに協力する必要があることを地域のパートナーに対して強調してきた。

AFP, July 2, 2024、ANHA, July 2, 2024、‘Inab Baladi, July 2, 2024、Reuters, July 2, 2024、SANA, July 2, 2024、SOHR, July 2, 2024などをもとに作成。

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トルコの国家情報機関(MIT)はハサカ県ラアス・アイン市で、地元の名士や部族長、シリア国民軍諸派の司令官らと会合を開き、トルコに対する抗議デモデモを組織した者すべてへのサービス提供の停止や権限を没収し、占領地を包囲すると脅迫(2024年7月2日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの国家情報機関(MIT)は、占領下の「平和の泉」地域の拠点都市の一つラアス・アイン市にある司令部で、地元の名士や部族長、シリア国民軍諸派の司令官らと会合を開き、トルコに対する抗議デモへの対応について協議、デモを組織した者すべてへのサービス提供の停止や権限を没収し、占領地を包囲すると脅迫、出席者にトルコ側の要求を受け入れるよう求めた。

AFP, July 2, 2024、ANHA, July 2, 2024、‘Inab Baladi, July 2, 2024、Reuters, July 2, 2024、SANA, July 2, 2024、SOHR, July 2, 2024などをもとに作成。

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トルコは抗議デモに対処するため「オリーブの枝」地域とトルコを繋ぐアレッポ県ハマーム村の国境通行所(オリーブの枝通行所)を閉鎖(2024年7月2日)

アレッポ県では、シリア人権監視団、イナブ・バラディー(7月2日付)などによると、トルコ当局は、前日に「ユーフラテスの盾」地域とトルコを繋ぐバーブ・サラーマ国境通行所、ラーイー村の通行所、ジャラーブルス国境通行所を閉鎖したのに続いて、「オリーブの枝」地域とトルコを繋ぐハマーム村の国境通行所(オリーブの枝通行所)を閉鎖した。

トルコ占領下のシリア北部やシャーム解放機構の支配地の各所で1日に、トルコのカイセリ県でのトルコ人レイシストによる商店などへの襲撃(シリア人男性が7歳の幼女を強姦したことが発端)、トルコ当局によるシリア難民への強制出国、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域とシリア政府の支配地域を結ぶアレッポ県アブー・ザンディーン村の通行所の再開など、トルコとシリア政府の接近に抗議するデモが発生したことを受けたもの。

AFP, July 2, 2024、ANHA, July 2, 2024、‘Inab Baladi, July 2, 2024、Reuters, July 2, 2024、SANA, July 2, 2024、SOHR, July 2, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配地とトルコを結ぶバーブ・ハワー国境通行所は、各所でのトルコに対する抗議デモを受けて2日から無期限で閉鎖すると発表(2024年7月2日)

イドリブ県では、シャーム解放機構の支配地とトルコを結ぶバーブ・ハワー国境通行所は声明を出し、トルコとの国境に位置する同通行所を2日から無期限で閉鎖し、旅行者、病人、商品、人道支援物資の往来を停止する、と発表した。

閉鎖決定は、トルコ占領下のシリア北部やシャーム解放機構の支配地の各所で1日に、トルコのカイセリ県でのトルコ人レイシストによる商店などへの襲撃(シリア人男性が7歳の幼女を強姦したことが発端)、トルコ当局によるシリア難民への強制出国、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域とシリア政府の支配地域を結ぶアレッポ県アブー・ザンディーン村の通行所の再開など、トルコとシリア政府の接近に抗議するデモが発生したことを受けたもの。

AFP, July 2, 2024、ANHA, July 2, 2024、‘Inab Baladi, July 2, 2024、Reuters, July 2, 2024、SANA, July 2, 2024、SOHR, July 2, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配地でトルコに対する抗議デモ続く:トルコは占領地でデモに参加した元反体制武装集団メンバーら多数を殺傷(2024年7月2日)

シリア人権監視団は、トルコ占領下のシリア北部やシャーム解放機構の支配地の各所で1日に、トルコのカイセリ県でのトルコ人レイシストによる商店などへの襲撃(シリア人男性が7歳の幼女を強姦したことが発端)、トルコ当局によるシリア難民への強制出国、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域とシリア政府の支配地域を結ぶアレッポ県アブー・ザンディーン村の通行所の再開など、トルコとシリア政府の接近に抗議するデモが発生したことを受け、シャーム解放機構が「オリーブの枝」地域(アレッポ県アフリーン郡一帯)に部隊を派遣し、デモを鎮圧しようとしているとの情報を得たと発表した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるアターリブ市で、前日に続いてトルコに対する抗議デモが行われた。

また、デモの激化を受けて、タカード村に展開するトルコ軍が拠点を撤去し、撤退した。

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シリア人権監視団によると、アフリーン市でのトルコ軍による発砲で、ダマスカス郊外県東グータ地方から同地に逃れた元反体制武装集団のメンバー5人やジャンディールス町出身の武装集団メンバー1人を含む7人が死亡、20人以上が重軽傷を負った(4日に重傷を負っていた1人が新たに死亡)。

一方、マヤーディーン・チャンネル(7月2日付)によると、トルコ軍はアアザーズ市、アフリーン市、バーブ市で武装したデモ参加者ら25人を殺害した。

AFP, July 2, 2024、ANHA, July 2, 2024、‘Inab Baladi, July 2, 2024、Qanat al-Mayadin, July 2, 2024、Reuters, July 2, 2024、SANA, July 2, 2024、SOHR, July 2, 2024、July 4, 2024などをもとに作成。

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トルコは「ユーフラテスの盾」地域とトルコを繋ぐバーブ・サラーマ国境通行所、ラーイー村の通行所、ジャラーブルス国境通行所を閉鎖(2024年7月1日)

アレッポ県では、シリア人権監視団、イナブ・バラディー(7月2日付)などによると、トルコ当局は、「ユーフラテスの盾」地域とトルコを繋ぐバーブ・サラーマ国境通行所、ラーイー村の通行所、ジャラーブルス国境通行所を閉鎖した。

トルコ占領下のシリア北部やシャーム解放機構の支配地の各所で、トルコのカイセリ県でのトルコ人レイシストによる商店などへの襲撃(シリア人男性が7歳の幼女を強姦したことが発端)、トルコ当局によるシリア難民への強制出国、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域とシリア政府の支配地域を結ぶアレッポ県アブー・ザンディーン村の通行所の再開など、トルコとシリア政府の接近に抗議するデモが発生したことを受けたもの。

AFP, July 2, 2024、ANHA, July 2, 2024、‘Inab Baladi, July 2, 2024、Reuters, July 2, 2024、SANA, July 2, 2024、SOHR, July 2, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を7回攻撃する一方、戦闘員1人が死亡したと発表(2024年7月1日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、7月1日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午後4時10分、占領下カフルシューバー丘陵地帯のサンマーカ陣地を砲撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)フーラー村などに対する攻撃への報復として、イスラエル軍が使用するラモット・ナフタリ入植地の建物1棟を攻撃し、直接の損害を与える。

午後5時40分、マヤン・バルーク(キブツ)を砲撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)ラッブ・サラースィーン村などに対する攻撃への報復として、イスラエル軍が使用するメトゥラ町の建物1棟を攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)ブライダー村に対する攻撃への報復として、イスラエル軍が使用するクファル・ギラディ(キブツ)の建物複数棟を攻撃し、直接の損害を与える。

西部地区

(時刻明示せず)カフルカラー村に対する攻撃への報復として、イスラエル軍が使用するドビブ入植地の建物1棟を攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)バイヤーダ村に対する攻撃への報復としてイスラエル軍が使用するゴルノト・ハガリル村の建物1棟を攻撃し、直接の損害を与える。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員1人が死亡したと発表した。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前8時9分、カフルカラー村、フーラー村、バイヤーダ村、ラッブ・サラースィーン村地域にあるヒズブッラーの軍事施設、テロ・インフラなどを夜間に攻撃。ザーヒラ村地域の脅威を排除するために砲撃を実施。

午後1時2分、ブライダー村地域にあるヒズブッラーの軍事施設で本日早く、テロリストの活動を確認し、これを攻撃。

AFP, July 1, 2024、ANHA, July 1, 2024、‘Inab Baladi, July 1, 2024、Qanat al-Manar, July 1, 2024、Reuters, July 1, 2024、SANA, July 1, 2024、SOHR, July 1, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合所属のMQ-9リーパー無人攻撃機1機がシリア上空でロシア軍戦闘機1機に危険な接近をしたと発表(2024年7月1日)

ロシア当事者和解調整センターのユーリ・ポポフ副センター長は、米主導の有志連合所属のMQ-9リーパー無人攻撃機1機がシリア上空でロシア軍戦闘機1機に危険な接近をしたと発表した。

ポポフ副センター長によると、モスクワ時間(シリア事件)の6月30日午前9時23分から9時30分にかけて、有志連合所属のMQ-9リーパー無人攻撃機が、高度6,000~7,000メートルでヒムス県上空を飛行していたロシア軍のAn-30偵察機に危険な接近をし、ロシア軍パイロットはプロ意識を発揮し、衝突を防ぐための適切な措置を講じた。

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ポポフ副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機4機、ラファール戦闘機2機、タイフーン戦闘機2機、A-10サンダーボルト攻撃機2機による領空侵犯を10件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(7月1日付)、タス通信(7月1日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 1, 2024、TASS, July 1, 2024をもとに作成。

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米中央軍(CENTCOM)は紅海でフーシー派の無人水上艦艇(USV)3隻を破壊したと発表(2024年7月1日)

米中央軍(CENTCOM)は現地時間の午前2時15分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM)を通じて声明を出し、過去24時間おいて、紅海でフーシー派の無人水上艦艇(USV)3隻を破壊したと発表した。

AFP, July 1, 2024、ANHA, July 1, 2024、‘Inab Baladi, July 1, 2024、Reuters, July 1, 2024、SANA, July 1, 2024、SOHR, July 1, 2024などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)はアラビア海、紅海、インド洋、地中海で4回の軍事作戦を実施したと発表(2024年7月1日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午後9時52分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、以下4回の軍事作戦を実施、アラビア海で貨物船MSCユニフィーを、紅海で石油タンカーのデロニクスを、インド洋で貨物船アンヴィル・ポイントを、地中海で貨物船ラッキー・セイラーを攻撃したと発表した。


AFP, July 1, 2024、ANHA, July 1, 2024、‘Inab Baladi, July 1, 2024、Reuters, July 1, 2024、SANA, July 1, 2024、SOHR, July 1, 2024などをもとに作成。

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米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた住民ら30人あまりがキャンプ内の劣悪な生活環境を理由に、シリア政府の支配地に脱出(2024年7月1日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた女性・子供を含む20人が、キャンプ内の劣悪な生活環境を理由に、シリア政府の支配地に脱出した。

また、ヨルダンから強制送還されルクバーン・キャンプに身を寄せていた3世帯12人も、シリア政府支配地に入り、社会復帰に必要な手続きを行った。

AFP, July 1, 2024、ANHA, July 1, 2024、‘Inab Baladi, July 1, 2024、Reuters, July 1, 2024、SANA, July 1, 2024、SOHR, July 1, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配地各所でトルコ人レイシストによる商店などへの襲撃、トルコのシリア難民の強制出国、トルコとシリア政府の接近に抗議するデモが発生、トルコ軍とデモ参加者が衝突(2024年7月1日)

イドリブ県では、シリア人権監視団、イナブ・バラディー(7月1日付)、ANHA(7月1日付)などによると、シャーム解放機構の支配地各所で、トルコのカイセリ県でのトルコ人レイシストによる商店などへの襲撃(シリア人男性が7歳の幼女を強姦したことが発端)、トルコ当局によるシリア難民への強制出国、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域とシリア政府の支配地域を結ぶアレッポ県アブー・ザンディーン村の通行所の再開など、トルコとシリア政府の接近に抗議するデモが発生した。

デモが発生したのは、サルマダー市近郊の村々、ヒルバト・ジャウズ村、バーブ・ハワー国境通行所、アビーン・サムアーン村、タワーマ村、アブザムー村、イドリブ市、ダイル・ハッサーン村、ラターミナ国内避難民(IDPs)キャンプ、アティマ村IDPsキャンプなど。


また、アレッポ県内のシャーム解放機構の支配地でも、ガザーウィヤ村の通行所一帯、アターリブ市、アブザムー村、サッハーラ村で、同様のデモが発生した。

このうち、アターリブ市やアブザムー村では、トルコ軍の拠点が襲撃を受け、トルコ軍が応戦、デモ参加者との間で衝突になった。

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一方、シリア人権監視団によると、トルコ軍の装甲車がシャーム解放機構の支配下にあるマジュダリヤー村近くの街道でオートバイと衝突、オートバイに乗っていた男性が死亡、この男性の妻も負傷した。

AFP, July 1, 2024、ANHA, July 1, 2024、‘Inab Baladi, July 1, 2024、Reuters, July 1, 2024、SANA, July 1, 2024、SOHR, July 1, 2024、July 2, 2024などをもとに作成。

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トルコの占領下にあるシリア北部各所でトルコ人レイシストによる商店などへの襲撃、トルコのシリア難民の強制出国、トルコとシリア政府の接近に抗議するデモが発生、トルコ軍とデモ参加者が衝突(2024年7月1日)

トルコの占領下にあるアレッポ県「ユーフラテスの盾」地域、「オリーブの枝」地域、ハサカ県とラッカ県に跨る「平和の泉」地域各所で、トルコのカイセリ県でのトルコ人レイシストによる商店などへの襲撃(シリア人男性が7歳の幼女を強姦したことが発端)、トルコ当局によるシリア難民への強制出国、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域とシリア政府の支配地域を結ぶアレッポ県アブー・ザンディーン村の通行所の再開など、トルコとシリア政府の接近に抗議するデモが発生した。

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「ユーフラテスの盾」地域では、バーブ・サラーマ国境通行所で、デモが発生、デモ参加者がトルコから入国した貨物車輛などを襲撃、これに対してトルコ軍憲兵隊が発砲するなどして対応、これによって、子供1人が負傷した。



同じく「ユーフラテスの盾」地域内の拠点都市の一つジャラーブルス市の国境通行所でも、デモ参加者らが施設を襲撃し、トルコ軍の憲兵隊が発砲した。

ラーイー村では、住民数十人が集まり、トルコ領内からバーブ・サラーマ国境通行所を経由して「ユーフラテスの盾」地域に入ったトルコの貨物車輛の進行を阻止、またトルコが設置している郵便局(PTT)が若者らによって閉鎖され、従業員が放逐された。

また、トルコ国旗が破られ、引きずり下された。

アアザーズ市でも、PTTが襲撃を受け、閉鎖される一方、トルコ国旗が破られ、引きずり下された。

バーブ市では、活動家らがトルコの車輛の進入を阻止した。

このほか、ガンドゥーラ町、マーリア市でも抗議デモが発生した。

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「オリーブの枝」地域では、中心都市アフリーン市では、トルコ人執政官(ワーリー)が滞在する「サラーヤー」(宮殿)前で、活動家らが抗議デモを行い、「サラーヤー」を襲撃、デモを強制排除しようとして発砲したトルコ軍憲兵隊と撃ち合いとなった。

この戦闘で、デモ参加者1人が死亡、7人が負傷した。

また、アフリーン市近郊のガザーウィヤ村に設置されている通行所やカフル・ジャンナ村では、トルコ国旗が破られたり、引きずり下ろされた。

ジャンディールス町でも抗議デモが発生した。

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「平和の泉」地域では、ラアス・アイン市で同様のデモが発生した。



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シリア北部各所でのデモ発生を受けて、インターネット通信が遮断された。

なお、デモは少なくとも15カ所で発生、アフリーン市とジャラーブルス市で4人が死亡した。

AFP, July 1, 2024、ANHA, July 1, 2024、‘Inab Baladi, July 1, 2024、Reuters, July 1, 2024、SANA, July 1, 2024、SOHR, July 1, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がハサカ県タッル・タムル町近郊のタッル・タウィール村を砲撃(2024年7月1日)

ハサカ県では、ANHA(7月1日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・タウィール村を砲撃した。

AFP, July 1, 2024、ANHA, July 1, 2024、‘Inab Baladi, July 1, 2024、Reuters, July 1, 2024、SANA, July 1, 2024、SOHR, July 1, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を3回攻撃する一方、戦闘員3人が死亡したと発表(2024年6月30日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、6月30日の戦果について以下の通り発表した。

西部地区

(時刻明示せず)カフルカラー村などに対する攻撃への報復として、イスラエル軍が私用するイールオン(キブツ)の建物1旨を攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)フーラー村などに対する砲撃への報復として、ビラニット軍事キャンプの第91師団司令部をブルカーン重ロケット砲1発で攻撃し、一部に損害を与える。

午後5時30分、ヒルバト・マーイル基地の砲台複数ヵ所をロケット弾複数発で攻撃。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員3人が死亡したと発表した。


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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前8時39分、タイバ村、ラッブ・サラースィーン村地域にあるヒズブッラーの作戦インフラと軍事施設を夜間に攻撃。

午前11時41分、ジェット戦闘機複数機が本日早く、フーラー村地域で活動するヒズブッラーのテロリストを攻撃。また、カフルカラー村地域でも軍事施設で活動するヒズブッラーのテロリストを攻撃。

午後5時20分、午後4時8分にレバノンからメロム・ゴラン入植地地域に多数の不審な航空標的が飛来したことを受けて警報が発連、自爆型UAV1機の墜落を確認。ベイト・ヒレル入植地で4時25分に警報が発令、空地に砲弾1発が着弾。

午後9時25分、ゴラン高原で本日早く、自爆型UAV1機の攻撃があり、イスラエル軍兵士1人が重傷を、17人が軽傷を負った。イスラエル軍はマルカバ村、アイター・シャアブ村にあるヒズブッラーの監視ポストやミサイル発射基を攻撃。

AFP, June 30, 2024、ANHA, June 30, 2024、‘Inab Baladi, June 30, 2024、Qanat al-Manar, June 30, 2024、Reuters, June 30, 2024、SANA, June 30, 2024、SOHR, June 30, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.