シリア情報大臣は西クルディスタン移行期民政局(ジャズィーラ地区)での統一地方選挙に理解(2015年3月13日)

ウムラーン・ズウビー情報大臣は、西クルディスタン移行期民政局(ジャズィーラ地区)による統一地方選挙実施に関して「クルド人はシリア国民の一部をなしている。自治についての議論は、シリアという国家の枠内で政治的な意味を伴っていれば可能だ。シリア政府と法律、制度、そして憲法に基づいて議論が行われている」と述べ、理解を示した。

ズウビー情報大臣はまた「クルド人は北部各地域でテロリストと戦っている。彼らはまた、ダマスカス郊外、アレッポなどでも戦っている。彼らはテロに対する愛国的で包括的な抵抗の一環をなしている」と付言した。

そのうえで「シリアの指導部、軍司令部、国防省は、ダーイシュ(イスラーム国)と戦うシリアのクルド人戦闘員に多くのものを提供している。そうしたことを否定する者がいれば、そうした否定は彼の身にもふりかかることになる。なぜならシリアには、そうした動きを確固たるするものがあり、否定するという発想それ自体が非道で、客観性を欠く」と強調した。

ARA News(3月13日付)が伝えた。

AFP, March 13, 2015、AP, March 13, 2015、ARA News, March 13, 2015、Champress, March 13, 2015、al-Hayat, March 14, 2015、Iraqi News, March 13, 2015、Kull-na Shuraka’, March 13, 2015、al-Mada Press, March 13, 2015、Naharnet, March 13, 2015、NNA, March 13, 2015、Reuters, March 13, 2015、SANA, March 13, 2015、UPI, March 13, 2015などをもとに作成。

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西クルディスタン移行期民政局(ジャズィーラ地区)で統一地方選挙投票(2015年3月13日)

ARA News(3月13日付)は、西クルディスタン移行期民政局(ジャズィーラ地区)が支配下に置くハサカ県各所で、統一地方選挙の投票が開始された。

投票が行われたのは、ハサカ市(定数79人)、マーリキーヤ(ダイリーク)市(定数31)、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村、マアバダ(カルキールキー)町、アームーダー市、ラアス・アイン市など。

選挙には民主統一党、民主連合運動(TEV DEM)が立候補者を擁立しているが、シリア・クルド国民評議会は選挙へのボイコットを発表している。

ARA News, March 13, 2015
ARA News, March 13, 2015
ARA News, March 13, 2015
ARA News, March 13, 2015
ARA News, March 13, 2015
ARA News, March 13, 2015

 

AFP, March 13, 2015、AP, March 13, 2015、ARA News, March 13, 2015、Champress, March 13, 2015、al-Hayat, March 14, 2015、Iraqi News, March 13, 2015、Kull-na Shuraka’, March 13, 2015、al-Mada Press, March 13, 2015、Naharnet, March 13, 2015、NNA, March 13, 2015、Reuters, March 13, 2015、SANA, March 13, 2015、UPI, March 13, 2015などをもとに作成。

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米国の「人権のための医師団」は、シリア軍が4年で医師600人を殺害したと非難(2015年3月12日)

米ニューヨークに本部を構える人権のための医師団は声明を出し、シリア軍による病院、医療施設への「体系的な攻撃」により、2011年3月以降、600人以上の医師、医療関係者が死亡している、と発表した。

うち139人は拷問を受けて死亡したか、処刑されたという。

また、病院や診療所183カ所に対して、233回におよぶ「樽爆弾」での空爆が行われたという。

AFP, March 12, 2015、AP, March 12, 2015、ARA News, March 12, 2015、Champress, March 12, 2015、al-Hayat, March 13, 2015、Iraqi News, March 12, 2015、Kull-na Shuraka’, March 12, 2015、al-Mada Press, March 12, 2015、Naharnet, March 12, 2015、NNA, March 12, 2015、Reuters, March 12, 2015、SANA, March 12, 2015、UPI, March 12, 2015などをもとに作成。

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トルコ外相「英国人少女3人のシリア潜入を支援したのは有志連合に参加する某国の元諜報員」(2015年3月12日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、2月下旬に失踪し、ダーイシュ(イスラーム国)に加わるために、トルコ経由でシリアに潜入したとされる英国の3人の少女に関して、ハベル・チャンネル(3月12日付)に「少女たち(の潜入)を誰が支援していたか知っていますか? 有志連合に参加する某国の諜報機関で活動していた人物です」としたうえで、この人物が逮捕されたことを明らかにした。

チャヴシュオール外務大臣は、詳細については述べたなかったが、逮捕したのは米国での西欧諸国でもない、という。

AFP(3月12日付)などが伝えた。

AFP, March 12, 2015、AP, March 12, 2015、ARA News, March 12, 2015、Champress, March 12, 2015、al-Hayat, March 13, 2015、Iraqi News, March 12, 2015、Kull-na Shuraka’, March 12, 2015、al-Mada Press, March 12, 2015、Naharnet, March 12, 2015、NNA, March 12, 2015、Reuters, March 12, 2015、SANA, March 12, 2015、UPI, March 12, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)とシリア軍がヒムスで交戦(2015年3月12日)

ヒムス県では、マサール・プレス(3月12日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がフルクルス町近郊のシリア軍検問所で爆弾が仕掛けられた車を爆発させ、兵士15人を殺傷、同検問所を制圧した。

またシリア人権監視団によると、ラッムーフ村近郊で、シリア軍がダーイシュと交戦した。

一方、SANA(3月12日付)によると、ラッフーム村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団などによると、ラアス・アイン市南部郊外(アイダーニーヤ村、アクバーシュ村、マナージール村一帯)で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

マサール・プレス(3月12日付)によると、ダーイシュ側はラッカ県方面から増援部隊の車列を派遣したという。

人民防衛隊はまた、アサーイシュ、ハーブール護衛部隊、シリア正教軍事評議会民兵とともに、タッル・タムル町周辺一帯でダーイシュと交戦した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がジュダイド・バッカーラ村、アシャーラ市で、ジハード主義武装集団などのメンバーとされる男性30人を逮捕、連行した。

またダイル・ザウル市ヤースィーン・シャイフ地区のダーイシュ拠点などに対するシリア軍の「樽爆弾」での空爆で、女性1人が死亡した。

AFP, March 12, 2015、AP, March 12, 2015、ARA News, March 12, 2015、Champress, March 12, 2015、al-Hayat, March 13, 2015、Iraqi News, March 12, 2015、Kull-na Shuraka’, March 12, 2015、al-Mada Press, March 12, 2015Masar Press Agency, March 12, 2015、Naharnet, March 12, 2015、NNA, March 12, 2015、Reuters, March 12, 2015、SANA, March 12, 2015、UPI, March 12, 2015などをもとに作成。

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ヌスラ戦線がダマスカス郊外県、ラタキア県北部から撤退(2015年3月12日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線がバイト・サフム市、バービッラー市一帯での「自由シリア軍」所属の使徒シャーム旅団との数日間にわたる交戦の末、「別のジハード主義武装集団」の仲介により、同地から撤退した。

一方、カラムーン地方無人地帯では、シリア軍の空爆で反体制武装集団の戦闘員3人が死亡した。

このほか、カナーキル村、タッル市では、治安機関の拘置所で男性5人が殺害された。

なお、『ハヤート』(3月13日付)によると、バイト・サフム市、バービッラー市はいずれも2014年春に、シリア政府と反体制武装集団の「国民和解」が成立し、反体制武装集団が撤退、シリア国旗が掲揚され、シリア警察が治安維持活動にあたり、人道支援物資が搬入されていた。

だが、ヌスラ戦線撤退は、ヌスラ戦線とシリア政府の双方に異議を唱える住民の抗議デモを受けて実現しており、両市において「国民和解」が今後も維持されるかは不透明だという。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊が、11日夜にドゥーリーン村に侵攻しようとしたシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦し、戦闘員20~45人を殺害した。

ロイター通信(3月12日付)によると、シリア軍は、兵士数名が軽傷を負っただけで、ヌスラ戦線らをドゥーリーン村から撃退したという。

一方、SANA(3月12日付)によると、サルマー町、ハーン・ジャウズ村、カフル・ディブラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がマスアダ村、バルグースィーヤ村などを砲撃した。

一方、SANA(3月12日付)によると、マスアダ村、バグルースィーヤ村、ジバーブ・ハマド村、タドムリーヤ村、ウンム・タバービール村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県、ダルアー県、クナイトラ県の3県が接するいわゆる「死のトライアングル」地帯では、シリア人権監視団によると、クナイトラ県マスハラ村、ウンム・バーティナ村、ダルアー県ダルアー市各所、西ガーリヤ村、インヒル市近郊の第15旅団基地をシリア軍が砲撃、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(3月12日付)によると、ダルアー県ティースィヤー村、フラーク市西方、ズィムリーン村、クナイトラ県マスハラ村、クードナ村、タルジャナ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市旧市街、ハンダラート・キャンプ一帯、バーシュカウィー村一帯で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員らが、シャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(3月12日付)によると、アレッポ市旧市街のアブドゥルハミード・ザフラーウィー学校に潜入しようとした「武装テロ集団」をシリア軍が撃退した。

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SANA(3月12日付)は、ダマスカス県議会のムハンナー・ジャッバーラ議員がダマスカス県ティジャーラ地区の自宅で武装集団に撃たれて死亡した、と報じた。

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スワイダー県では、SANA(3月12日付)によると、アラー村近郊にあるパレスチナのラジオ局クドス・ラジオの事務所が武装集団の襲撃を受けた。

AFP, March 12, 2015、AP, March 12, 2015、ARA News, March 12, 2015、Champress, March 12, 2015、al-Hayat, March 13, 2015、Iraqi News, March 12, 2015、Kull-na Shuraka’, March 12, 2015、al-Mada Press, March 12, 2015、Naharnet, March 12, 2015、NNA, March 12, 2015、Reuters, March 12, 2015、SANA, March 12, 2015、UPI, March 12, 2015などをもとに作成。

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シリア国民連合がアラブ連盟に首脳会議への参加を要請(2015年3月12日)

アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長は、シリア革命反体制勢力国民連立のハイサム・マーリフ法務委員長とカイロで会談した。

会談後の記者会見で、マーリフ法務委員長は、3月28、29日にシャルム・シャイフで開催予定のアラブ連盟首脳会議に向けた準備会合への連立の参加を求めたことを明らかにした。

『ハヤート』(3月13日付)が伝えた。

AFP, March 12, 2015、AP, March 12, 2015、ARA News, March 12, 2015、Champress, March 12, 2015、al-Hayat, March 13, 2015、Iraqi News, March 12, 2015、Kull-na Shuraka’, March 12, 2015、al-Mada Press, March 12, 2015、Naharnet, March 12, 2015、NNA, March 12, 2015、Reuters, March 12, 2015、SANA, March 12, 2015、UPI, March 12, 2015などをもとに作成。

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ハサカ県、アレッポ県でクルド人が「カーミシュリーの春」(2004年)犠牲者追悼デモ(2015年3月12日)

ARA News(3月12日付)によると、ハサカ県ハサカ市、カーミシュリー市、マーリキーヤ市(ダイリーク市)、マアバダ(カルキールキー)町、アレッポ県アフリーン市で「カーミシュリーの春」11周年を記念して追悼デモが企画され、住民らが、犠牲者をもたらした当時のシリア政府による弾圧を非難した。

ダイリーク市での追悼デモはシリア・クルド国民評議会(シリア革命反体制勢力国民連立)、民主社会運動(TEV-DAM)などが、ハサカ市、マアバダ町のデモはシリア・クルド国民評議会が呼びかけたという。

「カーミシュリーの春」(カーミシュリー事件)とは、2004年3月に発生したシリア現代史上初のクルド人による民衆暴動で、3月12日にハサカ県カーミシュリー市で予定されていた地元サッカー・チームとダイル・ザウル県所属のチームとの対戦直前に起きた,両チーム・サポーター(地元のクルド人とダイル・ザウル県から訪れたアラブ人)のスタジアム内での衝突に端を発していた。この衝突は、まもなく市全土に拡大、暴徒化した民衆に警察・武装治安部隊が無差別発砲を行うに至り、事態は争乱の様相を呈した。また事件発生を受け、ハサカ市、アレッポ市、アレッポ県アフリーン市、同アイン・アラブ市、ダマスカス県ドゥンマル区(ワーディー・マシャーリーウ)などで、クルド人が連日のようにゼネストやデモを組織し、カーミシュリー市での暴動の真相究明を要求するとともに、クルド人に対する差別の撤廃を訴えた。シリア政府はこれら一連の暴動に対して警察・治安部隊を動員し、同月半ばまでに弾圧したが、その間、30人以上が死亡、約130人が負傷し、約1,700人の市民が逮捕された(青山弘之「シリア:権威主義体制に対するクルド民族主義勢力の挑戦」間寧編『西・中央アジア諸国における亀裂構造と政治体制』研究双書555、日本貿易振興機構アジア経済研究所、159~209ページを参照)

ARA News, March 12, 2015
ARA News, March 12, 2015
ARA News, March 12, 2015
ARA News, March 12, 2015
ARA News, March 12, 2015
ARA News, March 12, 2015
ARA News, March 12, 2015
ARA News, March 12, 2015
ARA News, March 12, 2015
ARA News, March 12, 2015

 

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なお11日には、ハサカ県マーリキーヤ市でも、シリア・クルド・イェキーティー党、民主社会運動(TEV-DAM)など「シリアのクルド政治諸勢力」の主催のもとに追悼集会が開催され、参加者はろうそくを掲げて、犠牲者に哀悼の意を示した。

またカーミシュリー市でもシリア・ドイツ・クルド学生連合が追悼集会を企画し、市民数百人が参加した。

ARA News, March 12, 2015
ARA News, March 12, 2015
ARA News, March 11, 2015
ARA News, March 11, 2015

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一方、ハサカ県では、シリア人権監視団によると、カーミシュリー市のサッカー競技場が「3月12日殉教者競技場」に改称し、再開された。

再開された競技場には、クルディスタン労働者党(PKK)の指導者のアブドゥッラ・オジャラン氏の写真、クルド人の民族旗、民主統一党の旗が多数掲揚された、という。

『ハヤート』(3月13日付)などが伝えた。

ARA News, March 13, 2015
ARA News, March 13, 2015

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シリア・クルド国民評議会(シリア革命反体制勢力国民連立)は声明を出し、西クルディスタン移行期民政局が3月13日に実施を予定している統一地方選挙の中止を求める自らの主張が受け入れられなかったとして、民主社会運動(TEV-DAM)、民主統一党などとともに推し進めてきた「シリア・ロージュアーヴァー(西)・クルディスタンにおけるクルド政治原則」にかかる活動を停止すると発表した。

AFP, March 12, 2015、AP, March 12, 2015、ARA News, March 12, 2015、Champress, March 12, 2015、al-Hayat, March 13, 2015、Iraqi News, March 12, 2015、Kull-na Shuraka’, March 12, 2015、al-Mada Press, March 12, 2015、Naharnet, March 12, 2015、NNA, March 12, 2015、Reuters, March 12, 2015、SANA, March 12, 2015、UPI, March 12, 2015などをもとに作成。

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レバノン大統領選挙が19回目の延期(2015年3月11日)

ナビーフ・ビッリー国民議会議長は、大統領選挙(第2回投票)のための臨時会(19回目、3月11日予定)が定足数に達しなかったことを受け、会合を4月2日に再び延期すると決定した。

ナハールネット(3月11日付)などが伝えた。

AFP, March 11, 2015、AP, March 11, 2015、ARA News, March 11, 2015、Champress, March 11, 2015、al-Hayat, March 12, 2015、Iraqi News, March 11, 2015、Kull-na Shuraka’, March 11, 2015、al-Mada Press, March 11, 2015、Naharnet, March 11, 2015、NNA, March 11, 2015、Reuters, March 11, 2015、SANA, March 11, 2015、UPI, March 11, 2015などをもとに作成。

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ハサカ県、ダイル・ザウル県で、シリア軍、YPGがダーイシュ(イスラーム国)と交戦(2015年3月11日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員数百人が、トルコ国境のラアス・アイン市一帯(タッル・ヒンズィール村、マナージール村一帯)の西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊を戦車、重火器を駆使して攻撃、人民防衛隊は郊外の1カ村からの撤退を余儀なくされた。

しかし、ARA News(3月11日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊は、アイン・アラブ市郊外でダーイシュ(イスラーム国)と交戦の末、2日前に奪われていた4カ村を奪還した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が包囲するクワイリス航空基地一帯に対してシリア軍が空爆を行った。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)が優勢なバラーギース村、カンタラ村、ムカイミン村、ティバーラ村、マスアダ村、クライブ・サウル村、カスタル村一帯などを空爆した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がマリーイーヤ村一帯のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して空爆を行った。

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トルコ外務省は、シリア領内に越境しようとしていたインドネシア人16人を逮捕した、と発表した。

外務省報道官はアンカラでの記者会見で、この16人が、ダーイシュ(イスラーム国)に参加しようとする外国人と同じコースでシリア領内に潜入しようとしていたと指摘した。

ARA News(3月11日付)が伝えた。

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Iraq News(3月11日付)は、人民動員部隊(シーア派義勇軍)に所属するヌジャバー運動のアクラム・カアビー書記長が、イラク軍・治安部隊、人民動員部隊、サラーフッディーン県の部族民兵などが3月初めに本格化していたティクリート市奪還作戦によって、同市が完全制圧されたと述べたと伝えた。

カアビー書記長は「ティクリート市は治安部隊と義勇兵の支配下に完全に置かれた」と述べた。

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米中央軍(CENTCOM)は、有志連合がシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して13回の空爆を行ったと発表した。

うちシリア領内の空爆は2回に限られた。

AFP, March 11, 2015、AP, March 11, 2015、ARA News, March 11, 2015、Champress, March 11, 2015、al-Hayat, March 12, 2015、Iraqi News, March 11, 2015、Kull-na Shuraka’, March 11, 2015、al-Mada Press, March 11, 2015、Naharnet, March 11, 2015、NNA, March 11, 2015、Reuters, March 11, 2015、SANA, March 11, 2015、UPI, March 11, 2015などをもとに作成。

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「死のトライアングル」地帯(ダマスカス郊外県、ダルアー県、クナイトラ県)でシリア軍が攻勢(2015年3月11日)

ダマスカス県、ダルアー県、クナイトラ県の3県が接するいわゆる「死のトライアングル」地帯では、シリア人権監視団によると、シリア軍が同地の制圧を完了させるべく、クナイトラ県マスハラ村一帯、カフル・ナースィジュ村、カフルシャムス町、ブスル・ハリール市一帯などを「樽爆弾」などで激しく空爆、国防隊、ヒズブッラー戦闘員らとともにシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

これに関して、ロイター通信(3月11日付)は、ダマスカス郊外県の反体制武装集団支配地域で、約70人の戦闘員がシリア軍に投降したと伝えた。

一方、SANA(3月11日付)は、ヒムス県、ダマスカス郊外県、ダマスカス県、アレッポ県、イドリブ県各所で、反体制武装集団のメンバー527人が関係当局に投降、その後方面となり釈放されたと伝えた。

シリア軍の攻勢が続く中、ダルアー県で活動するムウタッズ・ビッラー旅団(自由シリア軍南部戦線所属)は声明を出し、同じく同県で活動するイスラーム・ムサンナー運動が、アシュアリー農場にあるムウタッズ・ビッラー旅団本部の警備隊を放逐、爆破したと批判、ハウラーン地方のシャイフらに事実解明を求めた。

Kull-na Shuraka', March 10, 2015
Kull-na Shuraka’, March 10, 2015

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このほか、ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ドゥーマー市一帯を空爆、ザバダーニー市一帯でジハード主義武装集団と交戦した。

一方、ダマスカス郊外県バービッラー市で活動する地元評議会は、声明を出し、シャームの民のヌスラ戦線の指導者アブー・ムハンマド・ジャウラーニー氏に対して、同市やバイト・サフム市で使徒シャーム旅団(「自由シリア軍」)と交戦したヌスラ戦線の武装集団を破門するよう求めた。

声明において、地元評議会は「シリア全土においてシャーム戦線は、ムジャーヒディーンの同胞だと考えている」としつつ、「ヌスラ戦線の旗のもと、一部の幹部が…殺害、拉致、イスラーム教徒への背教宣告、攻撃といった行いをしている」と非難、その破門を求めた。

Kull-na Shuraka', March 11, 2015
Kull-na Shuraka’, March 11, 2015

他方、SANA(3月11日付)によると、カラムーン山地一帯郊外無人地帯、マシュラファ村郊外無人地帯、カーラ市郊外無人地帯、ドゥーマー市、アーリヤ農場、アルバイン市、ザマーニーヤ村郊外、ビラーリーヤ村郊外、バハーリーヤ村郊外、カースィミーヤ町郊外で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、ダルアー県では、SANA(3月11日付)によると、インヒル市などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がアレッポ市マサーキン・サビール地区、シャイハーン交差点一帯を迫撃砲で攻撃した。

またバーシュカウィー村一帯では、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線などジハード主義武装集団と交戦する一方、シリア軍がハンダラート・キャンプ一帯を空爆した。

これによりヌスラ戦線の地元司令官ら4人が死亡したという。

一方、クッルナー・シュラカー(3月11日付)によると、シャーム自由人イスラーム運動がバーシュカウィー村でシリア軍部隊を要撃、士官(中尉)1人を含む兵士11人を殺害した。

他方、SANA(3月11日付)によると、アレッポ市シュカイフ地区、タッル・ジャビーン村、ハンダラート・キャンプ一帯、マンスーラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、サイヤード村、アトシャーン村をシリア軍が「樽爆弾」などで空爆、またジャニー・アルバーウィー村、ラターミナ町一帯で、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

ヌスラ戦線らはこれに対してシャトハ町各所を砲撃した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(3月11日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(3月11日付)によると、ズワイク村、マルジュ・シーリー村、ジュッブ・カバトゥー村、カトフ・ルンマーン村、サルマー町、ワター・ハーン村、クルト村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、外国人の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(3月11日付)によると、ハッルーズ村、ザイズーン村、ビンニシュ市郊外、アイン・シーブ村、サルジャ村、マアッラト・ヌウマーン市、タイバ村、ハーッジ・ハンムード村、フサイニーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(3月11日付)によると、ラスタン市郊外、ウンム・シャルシューフ村、クナイトラート村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, March 11, 2015、AP, March 11, 2015、ARA News, March 11, 2015、Champress, March 11, 2015、al-Hayat, March 12, 2015、Iraqi News, March 11, 2015、Kull-na Shuraka’, March 11, 2015、al-Mada Press, March 11, 2015、Naharnet, March 11, 2015、NNA, March 11, 2015、Reuters, March 11, 2015、SANA, March 11, 2015、UPI, March 11, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アッタール副大統領がシリア・ヨルダン友好協会使節団と会談(2015年3月11日)

ナジャーフ・アッタール副大統領は、ダマスカスを訪問したヨルダン・シリア友好協会(サーミー・マジャーリー会長)の使節団と会談した。

SANA(3月11日付)によると、アッタール副大統領は会談で、シリアとヨルダンを隔てる人工の国境が単一のアラブ民族という概念に影響を及ぼすことはないとしたうえで、シリア・ヨルダン両国民が強い絆で結びついていると強調、「ヨルダンがどうして…シリアへのテロリストの潜入を許することがあろうか…? ヨルダン領内でテロリストを教練しようとする米国の決定を受け入れるなどと誰が想像しようか?… ヨルダンがこれまでとは異なった姿勢をとり、欧米諸国、そして一部のアラブ諸国に共謀する敵に与しないようにする時が来た」と述べた、という。

会談後、使節団はシリア軍の負傷兵が収容されている病院を慰問した。

SANA, March 11, 2015
SANA, March 11, 2015

AFP, March 11, 2015、AP, March 11, 2015、ARA News, March 11, 2015、Champress, March 11, 2015、al-Hayat, March 12, 2015、Iraqi News, March 11, 2015、Kull-na Shuraka’, March 11, 2015、al-Mada Press, March 11, 2015、Naharnet, March 11, 2015、NNA, March 11, 2015、Reuters, March 11, 2015、SANA, March 11, 2015、UPI, March 11, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュ(イスラーム国)は、今度はイスラエル人(48年パレスチナ人)を処刑するビデオを公開(2015年3月10日)

ダーイシュ(イスラーム国)は、イスラエル諜報機関のスパイとして活動していたというイスラエル人のムハンマド・サイード・イスマーイール氏(19歳)を殺害する映像をインターネットを通じて公開した。

ARA News, March 11, 2015
ARA News, March 11, 2015

イスマーイール氏は、イスラエル国籍を持つ「48年パレスチナ人」(イスラエル・アラブ人)でエルサレム市出身。

ビデオ映像は約13分におよび、フルカーン広報制作機構のロゴが付されていた。

映像のなかで、イスマーイール氏は、オレンジ色の囚人服を着せられて、室内に座らされ、イスラエル諜報機関がどのように彼をスパイとして勧誘、養成したかを証言した。

イスマーイール氏によると、イスラエルの諜報機関の士官だった隣人から諜報員になるよう誘われ、家族に相談、両親や兄弟にスパイ活動を強く奨められ、諜報員になることを決心したという。

諜報員になることを決心したイスマーイール氏は、エルサレム市東部の訓練施設で、8人のイスラエル人とともに、1ヶ月間にわたり諜報員としての教練を受けた。

ともに教練を受けた8人は、イスマーイール氏とは異なり、いずれもユダヤ人だったという。

イスマーイール氏は教練後に帰宅し、今度はミーローを名のる諜報員からダーイシュ支配地域での諜報活動の誘いを受け、トルコを経由して、密輸業者の仲介でシリア領内に潜入した。

潜入後の任務は、イスラエルに武器、基地の場所、パレスチナ人戦闘員の居場所などを知らせることだったが、潜入後程なく、指示された任務の一部に失敗、自身の素性が知られることを恐れて、父親に連絡をとると、帰国するよう言われた。

だが、そのときにはすでにムジャーヒディーンに監視されており、逮捕・投獄され、逮捕後の聴取で、自身がイスラエルのモサドのスパイだったと自供したという。

イスマーイール氏は、自身をこのような状況に追いやったのは家族の責任だと非難して、証言を終えた。

その後、屋外で撮影されたシーンに切り替わり、イスマーイール氏は、軍服を着た子供に頭や体を撃たれ、銃殺された。

斬首はされなかった。

この子供は、隣に立っている男性から、フランス語で「カリフ制の若き勇者」と讃えられた。

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『ハヤート』(3月12日付)によると、イスラエル治安筋は、ダーイシュ(イスラーム国)に処刑されたムハンマド・サイード・イスマーイール氏が2014年10月にダーイシュに参加して戦闘を行うためにシリアに入ったとしつつ、スパイだったとのイスマーイール氏の自供を否定した。

またイスマーイール氏の父親も、息子がトルコに観光旅行中の2015年2月に失踪したと述べるとともに、「捕虜になったときに逃げようとしたが、彼ら(ダーイシュ)は息子にイスラエルのために活動していると言うよう求めた…。息子は犠牲者だ」と述べた。

母親も記者らに対して「10代のスパイ? そんなことあり得ますか? スパイだったとしてもなぜそこに行くの?」とスパイ容疑を否定した。

一方、イスラエルのモシェ・ヤアロン国防大臣は、国営ラジオで「シリアとイラクに行って、ダーイシュに参加しているイスラエル・アラブ人(48年パレスチナ人)が数十人いる。その一部は殺され、そのほかにも帰国しようとして逮捕された者がいる。だがこうした現象はイスラエル・アラブ人の間で広まってはいない」と述べた。

また「このイスラエル・アラブ人(イスマーイール氏)はモサドなどイスラエルのいかなる治安機関とも関係ない」と強調した。

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一方、AFP(3月11日付)は、信頼できる複数の消息筋の話として、ムハンマド・サイード・イスマーイール氏を殺害するダーイシュ(イスラーム国)のビデオに映っていた男性がサブリー・アスイード氏の可能性が高いと伝えた。

アスイード氏は、2012年にフランスで発生した連続銃撃事件の実行犯ムハンマド・ムラーフ氏の義理の兄弟にあたり、2014年4月にシリアに向かったとされている。

エスィード氏は、2006年にイラクに向かおうとしていたアル=カーイダ戦闘員を自宅にかくまっていたことで、フランス当局に逮捕され、国外追放処分を受けていたという。

AFP, March 11, 2015、AP, March 11, 2015、ARA News, March 11, 2015、Champress, March 11, 2015、al-Hayat, March 12, 2015、Iraqi News, March 11, 2015、Kull-na Shuraka’, March 11, 2015、al-Mada Press, March 11, 2015、Naharnet, March 11, 2015、NNA, March 11, 2015、Reuters, March 11, 2015、SANA, March 11, 2015、UPI, March 11, 2015などをもとに作成。

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後藤健二氏殺害を目撃したというダーイシュ(イスラーム国)の通訳が証言「人質は「架空殺害」作戦に参加させられていたため、殺害の際も平静を保っていた」(2015年3月10日)

スカイ・ニュース(3月10日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)による後藤健二氏殺害の現場に居合わせたと主張する人物にインタビューを行い、その映像(http://www.skynewsarabia.com/web/article/729607/%D9%85%D8%AA%D8%B1%D8%AC%D9%85-%D8%A7%D9%84%D8%AA%D9%86%D8%B8%D9%8A%D9%85-%D8%A7%D9%85%D9%88%D8%A7%D8%B2%D9%8A-%D8%B9%D8%B4%D9%85%D8%A7%D9%88%D9%8A-%D8%AF%D8%A7%D8%B9%D8%B4)を公開した。

ダーイシュに通訳として雇われていたという「サーリフ」を名のるこの人物は、人質たちに身の安全は保証されていると「嘘」をついて、彼らを安心させていたと話した。

この男性はまた、後藤氏の殺害を遠くから目撃していたとしたうえで、3~4人のダーイシュ・メンバーが殺害を実行、その後、遺体を車に乗せたと述べた。

「ジハード・ジョン」もこの現場にいたが、殺害後は遺体を運んだメンバーとは別の場所に向かったという。

「サーリフ」を名のるこの男性によると、トルコ人の男が複数台のカメラを設置するよう指示していたが、その一方で「ムハンマド」を名のるリーダーが、何事に対しても「急げ、急げ、急げ」と言って命令を下し、他のメンバーがこれに従っていたという。

この男性はさらに、すべての外国人質が「架空殺害」作戦と名づけられた作戦に参加させられており、そのため人質は殺害される際も平静を保っていたことを明らかにした。

この男性は、「ジハード・ジョン」から撮影のために「作戦」を行うだけで、実際には殺害はしないと人質たちに伝えるよう指示されたとも述べた。

また「ジハード・ジョン」は、「我々がしたいのは、あなたがた(人質)の政府にシリア攻撃を辞めさせることだ。あなた方との間に何も問題もない。あなた方は私たちの客人だ」と述べ、彼らを殺したり、危害を加えないと言っていたという。

だが、「サーリフ」を名のるこの男性は、「彼らがいずれ殺されると最後には確信するようになった」と証言した。

Sky News Arabic, March 10, 2015
Sky News Arabic, March 10, 2015

Sky News Arabic, March 10, 2015をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハサカ県でダーイシュ(イスラーム国)のヒスバ(宗教警察)幹部が「ハイズーム連隊」によって首を斬られ処刑(2015年3月10日)

ハサカ県では、「ハイズーム中隊」を名のる武装集団が声明を出し、シャッダーディー市郊外で、ダーイシュ(イスラーム国)のヒスバ(宗教警察)幹部のアブー・アーイシャ・トゥーニスィー氏を斬首したと発表した。

ヒスバ幹部の斬首は、ダーイシュがダマスカス郊外県東部のダクワ丘でイスラーム戦線のメンバーを斬首したことへの報復だという。

Kull-na Shuraka', March 10, 2015
Kull-na Shuraka’, March 10, 2015

またシリア人権監視団によると、タッル・タムル町一帯で西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、ハーブール護衛部隊、シリア正教軍事評議会民兵とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市・ハサカ市街道沿いのジャラビーヤ村西部のマンダク地区で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦、人民防衛隊戦闘員13人が死亡した。

一方、クッルナー・シュラカー(3月10日付)は、ダーイシュが、アイン・アラブ市の西方約25キロに位置するタッル・ヒンズィール村を制圧し、人民防衛隊の兵站路を遮断したと伝えた。

しかし、人民防衛隊はこの報道を否定している。

他方、ARA News(3月10日付)は、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、アイン・アラブ市西方のカッラ・クーザーク橋(ユーフラテス川)周辺の丘陵地帯でダーイシュと交戦、同地を制圧したと伝えた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ウンム・タバービール村北西部、ジャズル・ガス採掘所一帯、シャーイル・ガス採掘所周辺で、シリア軍、国防隊が、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ダイル・ザウル県では、ARA News(3月10日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市シャイフ・ヤースィーン地区のダーイシュ(イスラーム国)拠点などを「樽爆弾」で空爆、女性1人が死亡、住民8人が死亡した。

一方、SANA(3月10日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市のシャイフ・ヤースィーン地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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有志連合合同司令部は、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して12回の空爆を行ったと発表した。

このうち4回がアイン・アラブ市一帯に対して行われたという。

AFP, March 10, 2015、AP, March 10, 2015、ARA News, March 10, 2015、Champress, March 10, 2015、al-Hayat, March 11, 2015、Iraqi News, March 10, 2015、Kull-na Shuraka’, March 10, 2015、al-Mada Press, March 10, 2015、Naharnet, March 10, 2015、NNA, March 10, 2015、Reuters, March 10, 2015、SANA, March 10, 2015、UPI, March 10, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がアレッポ県、ダルアー県、イドリブ県でヌスラ戦線との戦闘を続ける(2015年3月10日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアルド・マッラーフ地区の農場地帯を「樽爆弾」で空爆、ハンダラート・キャンプ一帯で、国防隊などとともにシャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

シリア軍はまた、アレッポ市ハーリディーヤ地区で、国防隊とともにジハード主義武装集団と交戦した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がマアッラト・ヌウマーン市を「樽爆弾」で空爆し、女性2人と男性1人の合わせて3人が死亡した。

シリア軍はまた、アブー・ズフール航空基地近くのタラブ村、フバイト村に対しても空爆を行った。

一方、SANA(3月10日付)によると、タフタナーズ市、タッル・サラムー村、ウンム・ジャリーン村、アブー・ズフール町、バーラ村、アルバイーン山一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊がトルコ国境に近いナビー・ユーヌス峰山頂地帯、サルマー町一帯で、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦、シリア軍戦闘機がサルマー町一帯を空爆した。

同地はシリア軍の支配下にある。

これに対して、ヌスラ戦線らは、ジュッブ・ガーズ地区を砲撃し、シリア軍側に複数の死傷者が出た。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タルビーサ市、サアン村一帯をシリア軍が空爆した。

一方、SANA(3月10日付)によると、ドゥワイバ村、ウンム・リーシュ村、ラジャム・カスル村、マスアダ村、タルビーサ市、ラスタン・ダム一帯、 ウンム・シャルシューフ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダミーナ村一帯を砲撃した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がヤルムーク区を砲撃、シャームの民のヌスラ戦線司令官1人を含む多数を殺害、また同地区近郊でシリア軍、国防隊がヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

またカダム区、タダームン区でも戦闘があり、シリア軍兵士ら10人が爆発によって死傷したという。

これに関して、ARA News(3月10日付)は、武装集団がカダム区の武器庫を爆破したと伝えた。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がバイト・サフム市など東グータ地方一帯、カラムーン地方無人地帯を地対地ミサイルなどで攻撃、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダルアー市各所を砲撃するとともに、インヒル市、クファイル村、イブタア町、フィキーア村、アトマーン村、シャイフ・マスキーン市、ダーイル町、マール村、アクラバー村、ティーハ村、カフルシャムス町一帯を「樽爆弾」などで激しく空爆、国防隊、ヒズブッラー戦闘員とともに、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

一方、カルファー村では、シリア軍の拷問で男性1人が死亡した。

このほか、タファス市一帯では、ジハード主義武装集団が、「自由シリア軍」所属の武装集団の本部を制圧しようとして交戦、これによってジハード主義武装集団側の司令官が死亡したという。

他方、SANA(3月10日付)によると、ジャースィム市、サムリーン村、インヒル市、ジャイドゥール・ハウラーン地方、ダイル・アダス村、カフルシャムス町、ジャービヤ丘、ハーッラ丘、タッル・アンタイル、タッル・アラーキーヤ、ブスラー・シャーム市一帯、ダルアー市各所で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がウンム・バーティナ村、マスハラ村を「樽爆弾」で空爆した。

またクッルナー・シュラカー(3月10日付)によると、クードナ村に設置されている第1軍作戦司令室(反体制武装集団の合同作戦司令室)がシリア軍の空爆を受け、アブー・ウサーマ・ジャウラーニー第1軍司令官、アブー・ハムザ・ナイーミー司令官らが負傷した。

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、ドゥワイラ村・ハッラーン村間の街道で武装集団が車を襲撃し、1人が負傷した。

一方、SANA(3月10日付)によると、シリア軍が「武装テロ集団」の追撃を続け、ラスム・マルタア・ファラス地方を完全制圧した。

AFP, March 10, 2015、AP, March 10, 2015、ARA News, March 10, 2015、Champress, March 10, 2015、al-Hayat, March 11, 2015、Iraqi News, March 10, 2015、Kull-na Shuraka’, March 10, 2015、al-Mada Press, March 10, 2015、Naharnet, March 10, 2015、NNA, March 10, 2015、Reuters, March 10, 2015、SANA, March 10, 2015、UPI, March 10, 2015などをもとに作成。

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自由シリア軍参謀委員会はダーラーティー氏解任報道を否定(2015年3月10日)

シリア・ネット(3月9日付)は、シリア革命反体制勢力国民連立傘下にある自由シリア軍参謀委員会(最高軍事評議会)が、メンバーの一人ラーミー・ダーラーティー氏が、ロシアで活動するカドリー・ジャミール前副首相を通じて、シリア政府と接触していたとして3月初めに、同氏を委員会メンバーから解任していた、と伝えた。

しかし、自由シリア軍参謀委員会は10日付で声明を出し、この報道を否定した。

AFP, March 10, 2015、Alsouria, March 9, 2015、AP, March 10, 2015、ARA News, March 10, 2015、Champress, March 10, 2015、al-Hayat, March 11, 2015、Iraqi News, March 10, 2015、Kull-na Shuraka’, March 10, 2015、al-Mada Press, March 10, 2015、Naharnet, March 10, 2015、NNA, March 10, 2015、Reuters, March 10, 2015、SANA, March 10, 2015、UPI, March 10, 2015などをもとに作成。

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ヌスラ戦線はアル=カーイダとの絶縁報道を否定(2015年3月9日)

シャームの民のヌスラ戦線はツイッターを通じて声明を出し、アル=カーイダとの絶縁を模索しているとの報道を否定した。

ヌスラ戦線はこの声明で「ヌスラ戦線は今も昔もシャームの地におけるムジャーヒディーンの闘いの戦闘に立っている」としたうえで、「カタール諜報機関などとのいかなる会合も行われておならず、またカタールなど湾岸諸国からの資金援助についても検討されていない。こうした情報のすべては、ヌスラ戦線が当初から依拠してきた原則に反している」と主張した。

AFP(3月10日付)などが伝えた。

AFP, March 10, 2015、AP, March 10, 2015、ARA News, March 10, 2015、Champress, March 10, 2015、al-Hayat, March 11, 2015、Iraqi News, March 10, 2015、Kull-na Shuraka’, March 10, 2015、al-Mada Press, March 10, 2015、Naharnet, March 10, 2015、NNA, March 10, 2015、Reuters, March 10, 2015、SANA, March 10, 2015、UPI, March 10, 2015などをもとに作成。

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有志連合がトルコ国境のダーイシュ(イスラーム国)拠点タッル・アブヤド市(ラッカ県)を爆撃(2015年3月9日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、米国など有志連合2機がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるトルコ国境のタッル・アブヤド市の石油精製施設を空爆、同施設で働いていたダーイシュ・メンバー約30人が死亡した。

なお『ハヤート』(3月10日付)は、ダーイシュ戦闘員の相次ぐ脱走とトルコへの逃走に対処するかたちで、トルコ当局が8日にはイドリブ県バーブ・ハワー国境通行所に通じるジルヴェギョズ国境通行所(ハタイ県)を、9日にはアレッポ県バーブ・サラーマ国境通行所に通じるオンジュプナル国境通行所(キリス県)を閉鎖した、と報じた。

また有志連合は8日にはトルコ国境に位置するアティマ村中心部を空爆し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員9人を殺害している。

ARA News, March 9, 2015
ARA News, March 9, 2015

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アレッポ県では、ARA News(3月9日付)によると、バーブ市郊外のカフル・カルビーン村で、ダーイシュは、クルド人青年8人を処刑した。

村の住民らによると、バーブ市郊外でのダーイシュ戦闘員の脱走などを受け、ダーイシュは厳戒態勢を強めており、クルド人青年の処刑もその一環だという。

またARA News(3月9日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、ダーイシュ(イスラーム国)によって掌握されていたアレッポ市・ハサカ市街道沿いの要衝でハムドゥーン村近郊のイザーア高地を制圧した。

一方、『ハヤート』(3月10日付)によると、タッル・タムル町一帯での西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)で、人民防衛隊(女性防衛部隊)に参加していたドイツ人女性、イヴァナ・ホフマン氏が戦死した。

ホフマン氏は2~3ヶ月前に人民防衛隊に入隊していた、という。

他方、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるマスカナ市近郊のムスリマ村を空爆、子供2人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、ARA News(3月9日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市内のダーイシュ(イスラーム国)支配地区のシャイフ・ヤースィーン地区、タカーヤー通り、ハウィーカ地区、ナフル通りなどに対して「樽爆弾」で空爆を行った。

これに対して、ダーイシュは、ジャウラ地区のシリア軍拠点、ジャウラ橋検問所などを砲撃した。

一方、クッルナー・シュラカー(3月9日付)によると、ダーイシュは、ナムリーヤ村の一部住民に対して、沙漠で薪を無許可で集めたとして2万5,000シリア・ポンドの罰金を科した。

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ARA News(3月10日付)によると、ダーイシュはラッカ市からアレッポ県ジャラーブルス市に増援部隊を派遣した。

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有志連合合同司令部は、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して14回の空爆を行ったと発表した。

うちシリア領内の空爆はアイン・アラブ市一帯など5回に及んだ。

ARA News(3月9日付)が伝えた。

AFP, March 9, 2015、AP, March 9, 2015、ARA News, March 9, 2015、March 10, 2015、Champress, March 9, 2015、al-Hayat, March 10, 2015、Iraqi News, March 9, 2015、Kull-na Shuraka’, March 9, 2015、al-Mada Press, March 9, 2015、Naharnet, March 9, 2015、NNA, March 9, 2015、Reuters, March 9, 2015、SANA, March 9, 2015、UPI, March 9, 2015などをもとに作成。

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バーブ市近郊でダーイシュ(イスラーム国)のムハージリーン(外国人戦闘員)が離反、脱走(2015年3月9日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、バーブ市近郊でダーイシュ(イスラーム国)内の二つのグループが衝突し、戦闘員5人が死亡した。

事件は、死亡した1人を含む10人が、ダーイシュを離反し、トルコを経由して自国に戻ろうとして、逮捕、拘束されたことに端を発していたという。

10人は、看守を務めていたサウジ人シャリーア学者に、脱走を幇助するよう説得したが、ほかの看守に見つかり交戦、看守ら4人を殺害し、脱走、その際を脱走兵1人が死亡したという。

脱走兵10人のうち9人は欧米人、1人はチュニジア人、また死亡した看守4人と脱走兵1人はいずれも欧米人だったという。

なお『ハヤート』(3月10日付)は、ダーイシュ戦闘員の相次ぐ脱走とトルコへの逃走に対処するかたちで、トルコ当局が8日にはイドリブ県バーブ・ハワー国境通行所に通じるジルヴェギョズ国境通行所(ハタイ県)を、9日にはアレッポ県バーブ・サラーマ国境通行所に通じるオンジュプナル国境通行所(キリス県)を閉鎖した、と報じた。

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ARA News(3月9日付)は、地元住民らの話として、ラッカ県タッル・アブヤド市内でダーイシュのメンバー間の対立が激化していると伝えた。

住民らによると、対立は、ダーイシュの外国人戦闘員がラッカ市やダイル・ザウル県に優先的に後退(避難)したことに端を発しているという。

またタッル・アブヤド市内北部のアルメニア教会一帯では、ダーイシュの司令官とシリア人戦闘員(部族)が交戦し、外国人のアミールが負傷し、ラッカ市内に搬送されたという。

シリア人戦闘員も4人が負傷、10人が逮捕され、逮捕者はその後、処刑され、トゥルクマーン村に遺棄されたという。

AFP, March 9, 2015、AP, March 9, 2015、ARA News, March 9, 2015、Champress, March 9, 2015、al-Hayat, March 10, 2015、Iraqi News, March 9, 2015、Kull-na Shuraka’, March 9, 2015、al-Mada Press, March 9, 2015、Naharnet, March 9, 2015、NNA, March 9, 2015、Reuters, March 9, 2015、SANA, March 9, 2015、UPI, March 9, 2015などをもとに作成。

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ヌスラ戦線らがハンダラート・キャンプ(アレッポ県)を奪還(2015年3月9日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線などジハード主義武装集団が、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、イラン人・アフガン人戦闘員との戦闘の末、ハンダラート・キャンプの大部分を制圧した。

同監視団によると、戦闘はハンダラート・キャンプ一帯、ハンダラート高地、バーシュカウィー村一帯で続いている。

これに対して、シリア軍はアレッポ市カースティールー街道地区、マサーキン・ハナーヌー地区、シャイフ・ナッジャール市にいたる街道、ハンダラート・キャンプ一帯を「樽爆弾」で空爆した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タルビーサ市、ラスタン市一帯をシリア軍が「樽爆弾」などで空爆、女性1人、子供2人を含む8人が死亡した。

またシリア人権監視団によると、カルヤタイン市でバアス党ヒムス支部指導部メンバーが何者かに暗殺された。

一方、SANA(3月9日付)によると、ウンム・タバービール村西方のエブラ・ガス・パイプラインを破壊しようとした反体制武装集団をシリア軍が撃退した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦、シリア軍が同地区を砲撃した。

一方、SANA(3月9日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アルバイン市一帯をシリア軍が空爆し、子供2人を含む13人が死亡、50人以上が負傷した。

一方、ARA News(3月9日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線が、使徒シャーム旅団(自由シリア軍)が支配下に置くブーキヤ町のモスクのムアッズィンを殺害した。

また、SANA(3月9日付)によると、アイン・タルマー村東部、アーリヤ農場、ザマルカー町、マルジュ・スルターン村、ラアス・マアッラ郊外無人地帯、ハサヌー村一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、イスラーム旅団の外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がトルコ国境に近いサルマー町一帯を空爆、ジハード主義武装集団と交戦した。

一方、クッルナー・シュラカー(3月9日付)によると、シャーム自由人イスラーム運動がスランファ市一帯を砲撃したと発表した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカフルズィーター市、ムーリク市郊外を「樽爆弾」で空爆、ラターミナ町、ズラーキーヤート村一帯で、国防隊とともにシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

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ダルアー県の複数の地元消息筋は、シリアでの塩素ガス、化学兵器の使用を禁止する安保理決議第2209号が採択(3月6日)されたのを受けるかたちで、クッルナー・シュラカー(3月9日付)に対して、シリア軍ヘリコプターが塩素ガスを装填した「樽爆弾」を使用し、ムザイリーブ町を空爆、8人が中毒症状を訴えたと主張し、インターネット上に被害状況を撮影したという映像(https://www.youtube.com/watch?v=PbRC_-d7bXw)をアップした。

一方、SANA(3月9日付)によると、アンタル丘、マール丘、マール村、インヒル市、フィキーア村、ティーハ村、イブタア町、アトマーン村一帯、ブスラー・シャーム市、ジャービヤ丘、ハーッラ丘、タッル・アラーキーヤ、ムザイリーブ町、ティースィヤー村、マアルバ町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の外国人らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(3月9日付)によると、マスハラ村、ウンム・バーディナ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、SANA(3月9日付)によると、サアド村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(3月9日付)によると、イドリブ市・ハーリム市街道、ビンニシュ市北部、アブー・ズフール町、タッル・サラムー村、ウンム・ジャリーン村、ナフラ村、ハッルーズ村、タイイバート村、ジュッブ・アフマル村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、外国人の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、クッルナー・シュラカー(3月10日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線と「自由シリア軍」所属の武装集団が、ミシュヤーフ村の国防隊拠点を襲撃し、5人を拉致した。

AFP, March 9, 2015、AP, March 9, 2015、ARA News, March 9, 2015、Champress, March 9, 2015、al-Hayat, March 10, 2015、March 11, 2015、Iraqi News, March 9, 2015、Kull-na Shuraka’, March 9, 2015、March 10, 2015、al-Mada Press, March 9, 2015、Naharnet, March 9, 2015、NNA, March 9, 2015、Reuters, March 9, 2015、SANA, March 9, 2015、UPI, March 9, 2015などをもとに作成。

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シリア人ビジネスマンはダーイシュ(イスラーム国)とシリア政府の石油密売の仲介を否定(2015年3月9日)

シリア人ビジネスマンのジョルジュ・ハスワーニー氏は、ロイター通信(3月9日付)に対してダーイシュ(イスラーム国)とシリア政府の石油密輸取引を仲介しているとの欧州連合理事会の嫌疑を否定した。

ロイター通信の電話取材に応じたハスナーウィー氏は、EUは嫌疑を裏付ける証拠を持っていないと批判する一方、「彼らは石油をダーイシュのためにトルコに密輸している」と主張した。

欧州連合理事会は3月6日付で、シリアに対する追加制裁を発表、ハスナーウィー氏ら7人、6機関を資産凍結、渡航禁止などの対象とすることを決定した。

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ハサカ県では、ARA News(3月9日付)が、複数の地元筋の話として、カーミシュリー市で、シリア軍が「バアス大隊」の名で新たな民兵を発足させたと伝えた。

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SANA(3月9日付)は、アリー・アブドゥッラー・アイユーブ参謀副長らが、アサド大統領(軍武装部隊総司令官)の指示のもと、総司令部士官とともにサルマー町一帯の前線を視察し、兵士を激励した、と報じ、その写真、映像を公開した。

AFP, March 9, 2015、AP, March 9, 2015、ARA News, March 9, 2015、Champress, March 9, 2015、al-Hayat, March 10, 2015、Iraqi News, March 9, 2015、Kull-na Shuraka’, March 9, 2015、al-Mada Press, March 9, 2015、Naharnet, March 9, 2015、NNA, March 9, 2015、Reuters, March 9, 2015、SANA, March 9, 2015、UPI, March 9, 2015などをもとに作成。

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アレッポ市内の反体制武装集団支配地区に国連の人道支援物資搬入(2015年3月8日)

クッルナー・シュラカー(3月9日付)によると、シリア赤新月社のチームが、アレッポ市内のカラージュ・ハジャル通行所を経由して、反体制武装集団の支配下にある街区に国連の人道支援物資を搬入した。

Kull-na Shuraka’, March 9, 2015をもとに作成。

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バーブ市(アレッポ県)でダーイシュ(イスラーム国)のシリア人戦闘員が大量離反、フランス人戦闘員がタッル・アブヤド市(ラッカ県)からトルコに逃走(2015年3月8日)

ARA News(3月9日付)は、住民らの話として、アレッポ県バーブ市内でダーイシュ(イスラーム国)のアンサール(シリア人戦闘員)が大量離反、彼らを追跡する戦闘員との間で4時間にわたり激しい戦闘が起こったと伝えた。

この戦闘を受け、クルド人45人を含む収監者数十人も脱獄し、ダーイシュはバーブ市内の道路を完全封鎖し、同市一帯で離反兵と脱獄者の追跡を行ったという。

 

これに関して、シリア人権監視団は、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊やジハード主義武装集団の戦闘員30人を含む90~95人が脱走した、と発表した。

またARA News(3月10日付)は、この脱獄が、バーブ市内でのアンサール(シリア人戦闘員)とムハージリーン(外国人戦闘員)の対立に乗じて、自由シリア軍に所属するスリーパー・セルが実行した作戦だったと伝えた。

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ARA News(3月9日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)のフランス人戦闘員ら8人が、武器を捨てて脱走し、トルコ領内に逃げ込んだと伝えた。

AFP, March 9, 2015、AP, March 9, 2015、ARA News, March 9, 2015、March 10, 2015、Champress, March 9, 2015、al-Hayat, March 10, 2015、March 11, 2015、Iraqi News, March 9, 2015、Kull-na Shuraka’, March 9, 2015、al-Mada Press, March 9, 2015、Naharnet, March 9, 2015、NNA, March 9, 2015、Reuters, March 9, 2015、SANA, March 9, 2015、UPI, March 9, 2015などをもとに作成。

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有志連合がトルコ国境のヌスラ戦線拠点(アティマ村)を爆撃(2015年3月8日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、米国など有志連合が、トルコ国境に位置するアティマ村中心部を空爆し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員9人を殺害した。

AFP, March 9, 2015、AP, March 9, 2015、ARA News, March 9, 2015、Champress, March 9, 2015、al-Hayat, March 10, 2015、Iraqi News, March 9, 2015、Kull-na Shuraka’, March 9, 2015、al-Mada Press, March 9, 2015、Naharnet, March 9, 2015、NNA, March 9, 2015、Reuters, March 9, 2015、SANA, March 9, 2015、UPI, March 9, 2015などをもとに作成。

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シリア人男性4人が難民認定を求めて東京地裁に近く提訴(2015年3月8日)

NHK(3月8日付)は、「民主化運動に参加し日本に逃げてきたとされる」シリア人男性4人が、東京地方裁判所に対して、難民認定を求めて提訴することになった、と報じた。

日本での難民認定を求める提訴は、これが初めてとみられる、という。

NHKによると、提訴を予定しているシリア人4人は、3年前(2012年)に来日した21歳から35歳の男性。

来日の経緯、渡航目的は明らかとされていないが、いずれも「アラブの春」に端を発する反体制運動に参加したとして難民認定を申し立て、人道上の配慮から特別な在留資格の取得を認められてたが、いずれも難民としては認定されなかったという。

また、難民として認定されていないことで、日本語教育や職業紹介など、難民に対する支援策を受けられていないのだという。

NHKによると、4人は「帰国すれば政府から迫害を受けるおそれが高い。定住に必要な支援を求めたい」と主張しているが、彼らが受けるとされる迫害が、どのような罪状に基づくものになるかについては明らかにされていない。

弁護団によると、「アラブの春」波及以降に日本で難民認定を申し立てたシリア人は60人以上にのぼっているが、難民として認定を受けたケースはなく、日本で認定を求めて提訴するのは、今回が初めてだという。

弁護団の難波満弁護士は「米国やイギリスなどの先進各国では、認定を申し立てたシリア人90%以上を難民として認定している。シリア人難民の受け入れが国際社会の課題となるなか、国連の要請に応えて日本も難民と認定するべきだ」と主張している。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150308/k10010008461000.htmlなどをもとに作成。

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シャーム戦線がトルコの要請を受けバーブ・サラーマ国境通行所を閉鎖(2015年3月8日)

ARA News(3月8日付)によると、シャーム戦線が統括するアレッポ県のバーブ・サラーマ国境管理局は、トルコ側の要請を受け、3月8日付で対トルコ国境の通行所を閉鎖する、と発表した。

バーブ・サラーマ国境通行所の閉鎖は、同地から50キロ以上離れたジャラーブルス市のダーイシュ(イスラーム国)に対する西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の攻勢に伴う戦闘激化を受けた措置だという。

また『ハヤート』(3月10日付)によると、トルコ当局はこれに先だって3月8日にイドリブ県バーブ・ハワー国境通行所に通じるジルヴェギョズ国境通行所(ハタイ県)を閉鎖していた。

AFP, March 8, 2015、AP, March 8, 2015、ARA News, March 8, 2015、Champress, March 8, 2015、al-Hayat, March 9, 2015、March 10, 2015、Iraqi News, March 8, 2015、Kull-na Shuraka’, March 8, 2015、al-Mada Press, March 8, 2015、Naharnet, March 8, 2015、NNA, March 8, 2015、Reuters, March 8, 2015、SANA, March 8, 2015、UPI, March 8, 2015などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県で、シリア軍、有志連合がダーイシュ(イスラーム国)を攻撃、武装集団がダーイシュ拠点を襲撃(2015年3月8日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、工業地区で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

またマヤーディーン市では、武装集団が、ダーイシュのヒスバ(宗教警察)本部(行政裁判所)と拠点1カ所(政治治安部近くの検問所)を襲撃し交戦、また市内でオートバイに乗ったダーイシュ戦闘員を攻撃し、ダーイシュ戦闘員少なくとも12人が死亡した。

一方、クッルナー・シュラカー(3月8日付)によると、米国など有志連合の戦闘機が、ダイル・ザウル市東部郊外にあるダーイシュのザカート局本部、未開墾地(ヒジャーナ)局本部を空爆した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ジャズル・ガス採掘所一帯で、シリア軍、国防隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(3月8日付)によると、シャーイル・ガス採掘所一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・タムル町一帯で反転攻勢を開始したダーイシュ(イスラーム国)と、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、ハーブール護衛部隊、シリア正教軍事評議会民兵の戦闘が続いた。

一方、シリア軍はカーミシュリー市南部郊外でダーイシュと交戦し、同地の5カ村(ARA News(3月8日付)によると6カ村)を制圧した。

また、SANA(3月8日付)によると、タッル・タムル町郊外のラキーヤ村、アウジャ村、タッル・シャーミーラーン村、ギーブシュ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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有志連合合同司令部は、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して17回の空爆を行ったと発表した。

このうち6回がシリア領内(アイン・アラブ市一帯)に対して行われたという。

AFP, March 8, 2015、AP, March 8, 2015、ARA News, March 8, 2015、Champress, March 8, 2015、al-Hayat, March 9, 2015、Iraqi News, March 8, 2015、Kull-na Shuraka’, March 8, 2015、al-Mada Press, March 8, 2015、Naharnet, March 8, 2015、NNA, March 8, 2015、Reuters, March 8, 2015、SANA, March 8, 2015、UPI, March 8, 2015などをもとに作成。

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ヌスラ戦線が「テヘランとヒズブッラーの民兵」への徹底抗戦を呼びかける(2015年3月8日)

シャームの民のヌスラ戦線は、ダマスカス県、ダルアー県、クナイトラ県の3県が接するいわゆる「死のトライアングル」地帯でのシリア軍の攻勢を受け、総動員令を発し、「テヘランとヒズブッラーの民兵」への徹底抗戦を呼びかけた。

クッルナー・シュラカー(3月8日付)が伝えた。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアルバイン市各所を空爆、11人が死亡、50人が負傷した。

一方、『ハヤート』(3月9日付)は、シャームの民のヌスラ戦線が、ダマスカス郊外県バービッラー市で拘束していた使徒シャーム旅団の司令官を解放したと報じた。

この解放は、イスラーム軍の仲介のもと、バービッラー市で包囲されていたヌスラ戦線戦闘員30人の同市からの退去を認められたことへの見返りとして行われたという。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、マスハラ村、マムティナ村、クーム・バーシャー村・ナブア・サフル村間の街道一帯をシリア軍が砲撃した。

一方、SANA(3月8日付)によると、マスハラ村郊外、ハミーディーヤ村一帯、ウンム・バーディナ村一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャイフ・マスキーン市で、シリア軍の拷問により男性2人が死亡、また同地へのシリア軍の砲撃でジハード主義武装集団2人が死亡した。

シリア軍はまた、マール村、カフルシャムス町一帯、ブスラー・シャーム市東部を空爆・砲撃、インヒル市郊外の第15旅団基地近郊で、ジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(3月8日付)によると、アトマーン村、シャイフ・マスキーン市、ハーッラ市、ダルアー市各所、ラジャート高地一帯、イブタア町、カルファー西部、ブスル・ハリール市、キータ村、ティースィヤー村、西ガーリヤ村、スハイリーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ムウタッズ・ビッラー旅団、イスラーム・ムサンナー運動、ジャイドゥール・ハウラーン旅団、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

またマッザ86地区、ウマウィーイーン広場に迫撃砲弾複数発が着弾した。

クッルナー・シュラカー(3月8日付)によると、マッザ86地区に着弾した迫撃砲弾は、同地の国防隊、人民諸委員会の拠点を狙ったものだという。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ワアル地区でシリア軍が発砲した。

一方、SANA(3月8日付)によると、ムシャイリファ村、アブー・ハワーディード村、ラッフーム村、ドゥワイバ村、マスアダ村、ラジャム・カスル村、西サラーム村などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、カブル・フィッダ村、ラターミナ町、ダミーナ村などをシリア軍が空爆し、ジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(3月8日付)によると、ティバーラ村、ダキーラ村、ジャルーフ村、マアザミーヤ村、ラスム・マルイー村、ラスム・サイド村、ヌアイマ村、アービディーン村、ブラーク・ナシュミーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市サラーフッディーン地区、ハンダラート・キャンプ一帯、バーシュカウィー村一帯で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、サルマー町一帯(いわゆるクルド山一帯)で、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦した。

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イドリブ県では、SANA(3月8日付)によると、クマイナース村、フサイニーヤ村、タフタナーズ市、アイン・マールティーン村、ビンニシュ市、サラーキブ市、ハッルーズ村、タイイバート村、マジュダリヤー村、ナフラ村、バルーマー村郊外で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, March 8, 2015、AP, March 8, 2015、ARA News, March 8, 2015、Champress, March 8, 2015、al-Hayat, March 9, 2015、Iraqi News, March 8, 2015、Kull-na Shuraka’, March 8, 2015、al-Mada Press, March 8, 2015、Naharnet, March 8, 2015、NNA, March 8, 2015、Reuters, March 8, 2015、SANA, March 8, 2015、UPI, March 8, 2015などをもとに作成。

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「自由シリア軍」が拉致した女性5人の解放の条件として司令官の釈放を要求(2015年3月8日)

クッルナー・シュラカー(3月8日付)は、アレッポ県で活動する「自由シリア軍」が、ヌッブル市、ザフラー町で拉致した女性5人の解放の条件として、シリア政府にユースフ・ズーアを名のる司令官を72時間以内に釈放するよう求めている、と伝えた。

人質交換は、アレッポ市で活動するアブー・ハイサムを名のる活動家がビデオ声明のなかで要求しているという。

Kull-na Shuraka', March 8, 2015
Kull-na Shuraka’, March 8, 2015

AFP, March 8, 2015、AP, March 8, 2015、ARA News, March 8, 2015、Champress, March 8, 2015、al-Hayat, March 9, 2015、Iraqi News, March 8, 2015、Kull-na Shuraka’, March 8, 2015、al-Mada Press, March 8, 2015、Naharnet, March 8, 2015、NNA, March 8, 2015、Reuters, March 8, 2015、SANA, March 8, 2015、UPI, March 8, 2015などをもとに作成。

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