トルコ軍のバーブ市爆撃で民間人15人死亡(2017年2月13日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(2月13日付)、ARA News(2月14日付)などによると、トルコ軍が13日夜、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市バーブ市の住宅街に対して激しい空爆を行い、民間人15人が死亡した。

AFP, February 14, 2017、AP, February 14, 2017、ARA News, February 14, 2017、Champress, February 14, 2017、al-Hayat, February 15, 2017、Iraqi News, February 14, 2017、Kull-na Shuraka’, February 13, 2017、al-Mada Press, February 14, 2017、Naharnet, February 14, 2017、NNA, February 14, 2017、Reuters, February 14, 2017、SANA, February 14, 2017、UPI, February 14, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

PYDからのハサカ県解放をめざす「ハサカ解放連合」が新たに発足(2017年2月13日)

ハサカ県で活動する反体制武装集団5組織が共同声明を出し、西クルディスタン移行期民政局を主導するクルド民族主義政党の民主統一党から同県を解放することを目的とした新たな武装集団「ハサカ解放連合」を結成したと発表した。

ハサカ解放連合に参加したのは、アジュナード・ハサカ、イフラース旅団、クルド革命家、シャッダーディー自由人、ファラーティーン旅団。

Kull-na Shuraka', February 13, 2017
Kull-na Shuraka’, February 13, 2017

AFP, February 13, 2017、AP, February 13, 2017、ARA News, February 13, 2017、Champress, February 13, 2017、al-Hayat, February 14, 2017、Iraqi News, February 13, 2017、Kull-na Shuraka’, February 13, 2017、al-Mada Press, February 13, 2017、Naharnet, February 13, 2017、NNA, February 13, 2017、Reuters, February 13, 2017、SANA, February 13, 2017、UPI, February 13, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

 

シャーム自由人イスラーム運動はジュネーブ4会議への不参加の意向を表明(2017年2月13日)

『シャルク・アウサト』(2月13日付)は、シャーム自由人イスラーム運動に近い消息筋の話として、同組織が20日に開幕予定のジュネーブ4会議には参加しないだろうと伝えた。

AFP, February 13, 2017、AP, February 13, 2017、ARA News, February 13, 2017、Champress, February 13, 2017、al-Hayat, February 14, 2017、Iraqi News, February 13, 2017、Kull-na Shuraka’, February 13, 2017、al-Mada Press, February 13, 2017、Naharnet, February 13, 2017、NNA, February 13, 2017、Reuters, February 13, 2017、SANA, February 13, 2017、al-Sharq al-Awsat, February 13, 2017、UPI, February 13, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハサカ県、アレッポ県北西部でYPGとトルコ軍および同軍の支援を受ける反体制武装集団が交戦(2017年2月13日)

ハサカ県では、ARA News(2月13日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がアームーダー市近郊のハルザ村に侵攻しようとしたトルコ軍を迎撃した。

**

アレッポ県では、ARA News(2月13日付)によると、トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団が西クルディスタン移行期民政局支配下のタッル・リフアト市を砲撃した。

AFP, February 13, 2017、AP, February 13, 2017、ARA News, February 13, 2017、Champress, February 13, 2017、al-Hayat, February 14, 2017、Iraqi News, February 13, 2017、Kull-na Shuraka’, February 13, 2017、al-Mada Press, February 13, 2017、Naharnet, February 13, 2017、NNA, February 13, 2017、Reuters, February 13, 2017、SANA, February 13, 2017、al-Sharq al-Awsat, February 13, 2017、UPI, February 13, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー県で「新シリア軍」の連携組織「東部獅子軍」がダーイシュから2地区を奪取(2017年2月13日)

スワイダー県では、クッルナー・シュラカー(2月13日付)によると、東部獅子軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、カラーア地区、ディヤーサ地区の拠点を制圧した。

東部獅子軍は、ダイル・ザウル県でのダーイシュとの戦闘で敗走した反体制武装集団が2014年8月に結成した武装組織で、アサーラ・ワ・タンミヤ戦線、ファトフ旅団、アフワーズ旅団、シュアイタートの旗、イブン・カイイム旅団、ウンマの盾旅団、ウマル・ムフタール旅団、カーディスィーヤ旅団、ハムザ大隊、アーイシャ末裔大隊、アブドゥッラー・ブン・ズバイル連合、アブー・ウバイダ・ブン・ジャッラーフ大隊から構成され、「新シリア軍」と共闘関係にあった。

Kull-na Shuraka', February 13, 2017
Kull-na Shuraka’, February 13, 2017

AFP, February 13, 2017、AP, February 13, 2017、ARA News, February 13, 2017、Champress, February 13, 2017、al-Hayat, February 14, 2017、Iraqi News, February 13, 2017、Kull-na Shuraka’, February 13, 2017、al-Mada Press, February 13, 2017、Naharnet, February 13, 2017、NNA, February 13, 2017、Reuters, February 13, 2017、SANA, February 13, 2017、UPI, February 13, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュはラッカ県タブカ市北部の4カ村をYPG主体のシリア民主軍から奪還(2017年2月13日)

ラッカ県では、ドゥラル・シャーミヤ(2月13日付)などによると、ダーイシュ(イスラーム国)が西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との戦闘の末、タブカ市北部の大スワイディーヤ村、ワドヤーン村、ブユード村、タルキーヤ村を奪還した。

AFP, February 13, 2017、AP, February 13, 2017、ARA News, February 13, 2017、Champress, February 13, 2017、al-Durar al-Shamiya, February 13, 2017、al-Hayat, February 14, 2017、Iraqi News, February 13, 2017、Kull-na Shuraka’, February 13, 2017、al-Mada Press, February 13, 2017、Naharnet, February 13, 2017、NNA, February 13, 2017、Reuters, February 13, 2017、SANA, February 13, 2017、UPI, February 13, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がバーブ市南東部で3カ村を、トルコ軍とハワール・キリス作戦司令室は2カ村を制圧、ダーイシュはバザーア村をトルコ軍側から奪取(2017年2月13日)

アレッポ県では、ARA News(2月13日付)によると、シリア軍、ヒズブッラーのエリート部隊、ロシア軍機甲大隊がバーブ市南部でダーイシュ(イスラーム国)に対する攻撃を続け、同市南東部のヒルバト・ジャッハーシュ村、マンスーラ村、ジャディーダ村を制圧した。

一方、バーブ市東部郊外では、トルコ軍と同軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室がダーイシュと戦闘、カブル・マクリー村、サフラーニーヤ村を制圧した。

しかし、ダーイシュは反撃に転じ、バザーア村を奪還した。

こうしたなか、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は訪問中のバーレーンで、アレッポ県北部でトルコ軍と同軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室が続行している「ユーフラテスの盾」作戦について言及、バーブ市、マンビジュ市、ラッカ市を包摂するかたちで「安全保障地帯」を設置するとの意思を表明した。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(2月13日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市のガッサーン・アッブード交差点にあるダーイシュ(イスラーム国)の武器弾薬庫を攻撃、これを破壊した。

AFP, February 13, 2017、AP, February 13, 2017、ARA News, February 13, 2017、Champress, February 13, 2017、al-Durar al-Shamiya, February 13, 2017、al-Hayat, February 14, 2017、Iraqi News, February 13, 2017、Kull-na Shuraka’, February 13, 2017、al-Mada Press, February 13, 2017、Naharnet, February 13, 2017、NNA, February 13, 2017、Reuters, February 13, 2017、SANA, February 13, 2017、UPI, February 13, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒューマン・ライツ・ウォッチは昨年末のアレッポ市での攻防戦でシリア軍が塩素ガスを8回にわたり使用していたと主張(2017年2月13日)

ヒューマン・ライツ・ウォッチは13日、シリア軍が12月に全土解放したアレッポ市での戦闘で複数回にわたって塩素ガスを使用していたと発表した。

同組織によると、2016年11月17日から12月13日にかけてシリア軍ヘリコプターがアレッポ市内の住宅街複数カ所での攻撃で8回にわたり塩素ガスを使用したという。

AFP, February 13, 2017、AP, February 13, 2017、ARA News, February 13, 2017、Champress, February 13, 2017、al-Hayat, February 14, 2017、Iraqi News, February 13, 2017、Kull-na Shuraka’, February 13, 2017、al-Mada Press, February 13, 2017、Naharnet, February 13, 2017、NNA, February 13, 2017、Reuters, February 13, 2017、SANA, February 13, 2017、UPI, February 13, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合は2月10~12日にかけてYPG主体のシリア民主軍、シリア軍がダーイシュと戦うラッカ市一帯、タドムル市一帯を重点的に爆撃(2017年2月13日)

米中央軍(CENTCOM)は、2月10~12日の3日間のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

2月10日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して35回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は22回で、バーブ市近郊(2回)、ラッカ市近郊(10回)、アイン・イーサー市近郊(1回)、タドムル市近郊(9回)に対して攻撃が行われた。

2月11日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して20回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は14回で、ブーカマール市近郊(2回)、バーブ市近郊(1回)、ラッカ市近郊(7回)、ダイル・ザウル市近郊(4回)に対して攻撃が行われた。

2月12日はシリア、イラク領内のダーイシュ(ダーイシュ)拠点などに対して17回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は15回で、ブーカマール市近郊(1回)、ラッカ市近郊(13回)、タドムル市近郊(1回)に対して攻撃が行われた。

AFP, February 13, 2017、AP, February 13, 2017、ARA News, February 13, 2017、Champress, February 13, 2017、al-Hayat, February 14, 2017、Iraqi News, February 13, 2017、Kull-na Shuraka’, February 13, 2017、al-Mada Press, February 13, 2017、Naharnet, February 13, 2017、NNA, February 13, 2017、Reuters, February 13, 2017、SANA, February 13, 2017、UPI, February 13, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア政府は反体制武装集団との捕虜・人質交換を継続する意思を表明(2017年2月13日)

シリア・アラブ共和国の公式筋は、ハマー県でのシリア軍とシャーム自由人イスラーム運動の人質交換などにより、多数の民間人、軍人の解放に成功したことを受け、各地で捕虜・人質交換を行う用意があると発表、カザフスタンの首都アスタナでロシア、トルコ、イランの仲介により継続されているアスタナ会議の枠組みのなかでそのための取り組むを継続する意思を示した。

SANA(2月13日付)が伝えた。

AFP, February 13, 2017、AP, February 13, 2017、ARA News, February 13, 2017、Champress, February 13, 2017、al-Hayat, February 14, 2017、Iraqi News, February 13, 2017、Kull-na Shuraka’, February 13, 2017、al-Mada Press, February 13, 2017、Naharnet, February 13, 2017、NNA, February 13, 2017、Reuters, February 13, 2017、SANA, February 13, 2017、UPI, February 13, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダルアー市でのシリア軍とシャーム解放機構の戦闘続く(2017年2月13日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャーム・ファトフ戦線(現シャーム解放機構)などからなる反体制武装集団が、ダルアー市内でシリア軍と激しく交戦した。

一方、SANA(2月13日付)によると、シリア軍がダルアー市内のマンシヤ地区一帯、ハミーダト・ターヒル地区、ブスラー広場一帯など市街地で、シャームの民のヌスラ戦線(現シャーム解放機構)に属する反体制武装集団と交戦した。

シリア軍はヤルムーク学校方面からマンシヤ地区に侵攻しようとしたヌスラ戦線を迎撃、これを撃退したという。

AFP, February 13, 2017、AP, February 13, 2017、ARA News, February 13, 2017、Champress, February 13, 2017、al-Hayat, February 14, 2017、Iraqi News, February 13, 2017、Kull-na Shuraka’, February 13, 2017、al-Mada Press, February 13, 2017、Naharnet, February 13, 2017、NNA, February 13, 2017、Reuters, February 13, 2017、SANA, February 13, 2017、UPI, February 13, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県南部、ハマー県北部でシャーム解放機構(旧シャーム・ファトフ戦線)とジュンド・アクサー機構が激しく交戦(2017年2月13日)

ドゥラル・シャーミヤ(2月13日付)、シリア人権監視団などによると、イドリブ県南部とハマー県北部一帯で、シャーム解放機構(旧シャーム・ファトフ戦線)とジュンド・アクサー機構が激しく交戦した。

同地ではジュンド・アクサー機構がシャーム自由人イスラーム運動をはじめとする反体制武装集団の支配地域を奪取し、勢力を拡大していた。

シャーム自由人イスラーム運動とシャーム解放機構は、イドリブ県北部とアレッポ県西部での勢力争いで対立しているが、同地でジュンド・アクサー機構はシャーム解放機構とともに、シャーム自由人イスラーム運動と共闘するシャームの鷹旅団の拠点などを攻撃していた。

戦闘が行われたのは、イドリブ県のタマーニア町、カフルサジュナ村、ハーン・シャイフーン市、マアッラト・マーティル村、マウタ村、ハマー県のマアッルズィーター村、ムーリク市、カフルズィーター市一帯。

攻撃はカフルズィーター市にあるシャーム解放機構の拠点複数カ所(裁判所など)に対して、ジュンド・アクサー機構が自爆攻撃を行ったことで激化、シャーム解放機構は同地から撤退した。

ジュンド・アクサー機構はまた、ハーン・シャイフーン市にあるシャーム解放機構のヒスバ(宗教警察)本部を制圧、施設内にいたシャーム解放機構メンバーを殺害、捕捉した。

しかし、戦闘激化のさなか、ジュンド・アクサー機構に所属するシャーム中隊が組織からの離反を宣言、カフルズィーター市一帯に展開するシャーム解放機構に投降した。

シャーム解放機構の判事によると、戦闘激化の直前、ジュンド・アクサー機構とシャーム解放機構は捕虜交換の交渉を行っており、ジュンド・アクサー機構は拘束中の捕虜全員を殺害すると脅迫していたという。

イドリブ県南部とハマー県北部一帯で勢力を拡大するジュンド・アクサー機構は、アブー・アブドゥッラー・アッズィー氏が指導し、これを構成する武装集団はかつてはシャーム解放機構、ないしはトルキスタン・イスラーム党の傘下で活動していたが、シャーム解放機構は同機構がダーイシュ(イスラーム国)に正式にバイア(忠誠)を誓ったとの疑いをかけている。」

なお、シャーム解放機構は声明を出し、ジュンド・アクサー旅団が2人の自爆戦闘員をタマーニア町に送り込み、同地にあるシャーム解放機構の拠点を攻撃したと発表し、彼らを法廷で裁き、改悛させるために反撃すると発表した。

Kull-na Shuraka', February 13, 2017
Kull-na Shuraka’, February 13, 2017

AFP, February 13, 2017、AP, February 13, 2017、ARA News, February 13, 2017、Champress, February 13, 2017、al-Durar al-Shamiya, February 13, 2017、al-Hayat, February 14, 2017、Iraqi News, February 13, 2017、Kull-na Shuraka’, February 13, 2017、al-Mada Press, February 13, 2017、Naharnet, February 13, 2017、NNA, February 13, 2017、Reuters, February 13, 2017、SANA, February 13, 2017、UPI, February 13, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.