YPG主体のシリア民主軍がラッカ市北東部の1カ村をダーイシュから奪取(2017年2月25日)

ラッカ県では、ARA News(2月25日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市北東部でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、アブー・ハシャブ村を制圧した。

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アレッポ県では、ARA News(2月25日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がマーリア市南西部のトゥワイス村を砲撃し、シャーム戦線、スィッディーク旅団などからなる反体制武装集団が応戦した。

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ARA News(2月25日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会は、イルハーム・アフマド女史とリヤード・ダッラール氏を共同議長に選出した。
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AFP, February 25, 2017、AP, February 25, 2017、ARA News, February 25, 2017、Champress, February 25, 2017、al-Hayat, February 26, 2017、Iraqi News, February 25, 2017、Kull-na Shuraka’, February 25, 2017、al-Mada Press, February 25, 2017、Naharnet, February 25, 2017、NNA, February 25, 2017、Reuters, February 25, 2017、SANA, February 25, 2017、UPI, February 25, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アカデミー賞受賞式への出席を計画していたホワイト・ヘルメット幹部が「不名誉情報」を理由に米国への入国を拒否される(2017年2月25日)

AP(2月25日付)は、米国土安全保障省が、ホワイト・ヘルメット(民間防衛隊)幹部の一人で映画カメラマンのハーリド・ハティーブ氏の米国への入国を禁止する決定を下したと伝えた。

トルコのイスタンブールを拠点に活動しているハティーブ氏は、Netflixが制作したドキュメンタリー「ホワイト・ヘルメット:シリアの民間防衛隊」(https://www.netflix.com/jp/title/80101827)はアカデミー賞短編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされたことを受け、ホワイト・ヘルメットの代表を務めるラーイド・サーリフ氏とともに、ロサンジェルスで26日に開幕する米アカデミー賞授賞式に出席するために訪米を計画、すでに入国ビザを取得し、トルコ航空を利用し、イスタンブールを発とうとしていた。

だが、ハティーブ氏によると、「不名誉情報」(derogatory information)を米高官が見つけ、渡航は中止となった。

「不名誉情報」とは、テロ関与からパスポート不正にいたるさまざま不備を意味する言葉で、米国土安全保障省の報道官は、ハティーブ氏の渡航中止に関して「渡米には有効な渡航文書が必要」と述べた。

その後、ハティーブ氏はツイッターの自身のアカウントを通じて、「仕事が集中しており、オスカーに出席するために渡航はしない。我々のプライオリティは国民を助けることだ」と綴り、米国当局による入国拒否が訪米中止の理由ではないと主張した。

ハティーブ氏はまた、AFP(2月25日付)の電話取材に対して、「火曜日(28日)に出発する予定だったが、爆撃によって仕事が山積している…。ホワイト・ヘルメットを題材とした新たな映画を制作するために働いている。2週間でその準備はできるだろう」と述べた。

Twitter
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一方、ホワイト・ヘルメットの代表を務めるラーイド・サーリフ氏もAFP(2月25日付)の電話取材に応じ、そのなかで米アカデミー賞授賞式に出席するために予定していた訪米を中止したと述べた。

中止の理由に関して、サーリフ氏は「ダマスカス、ダルアー、ヒムスの街区に対する政権の攻撃が強化され、我々の仕事量が増えているため行かない…。救出活動のやりくり、救急車輌の手配など、現地ではやらねばならないことが多くある」と述べた。

Newsweek
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シャーム解放機構(旧ヌスラ戦線)がヒムス市内の治安機関本部2カ所に特攻自爆テロを行い、40人あまりが死亡(2017年2月25日)

ヒムス県では、SANA(2月25日付)によると、ヒムス市のグータ地区とマハッタ地区にある治安機関の本部(軍事情報局、総合情報部(国家治安局)2カ所で自爆テロが発生し、軍事情報局ヒムス支部長のハサン・ダアブール少将、総合情報部ヒムス支部長のイブラーヒーム・ダルウィーシュ准将を含む治安機関隊員32人が死亡した(『ハヤート』2月26日付などによると死者は42人)。

自爆テロは同地に潜入した6人の戦闘員によって敢行され、時間発生後、シャーム解放機構がテレグラムを通じて声明を出し、5人の特攻自爆戦闘員(インギマースィー)が自爆攻撃を行ったと発表し、犯行を認めた。

RT, February 25, 2017
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シリア・ロシア両軍がイスラーム軍の拠点ドゥーマー市(ダマスカス郊外県)、シャーム解放機構などの支配下にあるイドリブ県各所を激しく爆撃(2017年2月25日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、イスラーム軍などの拠点都市ドゥーマー市をシリア軍が空爆し、子供1人、女性1人を含む民間人6人が死亡し、14人が負傷した(ドゥーマー、ホワイト・ヘルメットのフィラース・ドゥーミーを名乗る活動家がクッルナー・シュラカー(2月25日付)に明らかにしたところによると、8人が死亡)。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるハーン・シャイフーン市をシリア軍が空爆し、女児2人を含む4人が死亡した(ARA News(2月25日付)によると、ハーン・シャイフーン市を空爆したのはロシア軍)。

また、クッルナー・シュラカー(2月25日付)によると、シリア軍がアリーハー市を空爆し、民間人10人が死亡、50人が負傷した。

このほか、クッルナー・シュラカー(2月25日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市北東部のガドファ村とマアッルシューリーン村を結ぶ街道で、シャーム解放機構の車輌が爆弾の爆発に巻き込まれ、メンバー5人が死亡した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団の支配下にとどまるヒムス市ワアル地区をシリア軍が空爆し、民間人3人が死亡した。

一方、SANA(2月25日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに、タルビーサ市郊外の西フーシュ村、アーミリーヤ村でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ダルアー県では、SANA(2月25日付)によると、シリア軍がダルアー市マンシヤ地区、旧税関地区西部、ズマイティーヤ丘西部一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

一方、クッルナー・シュラカー(2月25日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ビン・ワリード軍がヤルムーク川河畔のジュライン村を制圧した。

AFP, February 25, 2017、AP, February 25, 2017、ARA News, February 25, 2017、Champress, February 25, 2017、al-Hayat, February 26, 2017、Iraqi News, February 25, 2017、Kull-na Shuraka’, February 25, 2017、al-Mada Press, February 25, 2017、Naharnet, February 25, 2017、NNA, February 25, 2017、Reuters, February 25, 2017、SANA, February 25, 2017、UPI, February 25, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はバーブ市南東部でダーイシュとの戦闘の末、3カ村、丘2カ所を新たに制圧(2017年2月25日)

アレッポ県では、SANA(2月25日付)によると、シリア軍がバーブ市南東部(ダイル・ハーフィル市近郊)でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、シャンハサ村、シャーミー村、ルワイダト・バーブ村、フィーハ丘(標高512メートル)、ヒワーラ丘(標高495メートル)を制圧した。

Kull-na Shuraka', February 25, 2017
Kull-na Shuraka’, February 25, 2017

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月25日付)によると、シリア軍がサルダ山、ダイル・ザウル市南部パノラマ交差点一帯、墓地地区などでダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

AFP, February 25, 2017、AP, February 25, 2017、ARA News, February 25, 2017、Champress, February 25, 2017、al-Hayat, February 26, 2017、Iraqi News, February 25, 2017、Kull-na Shuraka’, February 25, 2017、al-Mada Press, February 25, 2017、Naharnet, February 25, 2017、NNA, February 25, 2017、Reuters, February 25, 2017、SANA, February 25, 2017、UPI, February 25, 2017などをもとに作成。

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デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表はジュネーブでシリア政府、最高交渉委員会代表団との折衝を続ける(2017年2月25日)

スイスを訪問中のバッシャール・ジャアファリー国連シリア代表らシリア政府代表団は、前日に引き続きジュネーブの国連本部でスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表と会談した。

会談後の記者会見で、ジャアファリー氏は、デミストゥラ氏との会談で「テロとの戦い」を最優先事項として議論を行ったことを明らかにした。

SANA(2月25日付)が伝えた。

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『ハヤート』(2月26日付)によると、デミストゥラ氏はまた、ナスル・ハリーリー氏が団長を務める最高交渉委員会代表団とも会談した。

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