「安全地帯」(緊張緩和地帯)設置を骨子とする新停戦合意を拒否したイスラーム軍は、停戦を拒否するシャーム解放機構、ラフマーン軍団との東グータ地方での戦闘の停止を発表(2017年5月5日)

ダマスカス郊外県では、イスラーム軍が声明を出し、東グータ地方でのシャーム解放機構、ラフマーン軍団に対する軍事作戦を停止すると発表した。

声明では、「過激と侵略の組織であるヌスラ戦線(シャーム解放機構)を殲滅、その攻勢を撃退した」としたうえで、「期待されていた目的のほとんどを達成し、グータにとって異質なこの組織のプレゼンスを奪った」と成果を強調、「民間人のため…革命的諸機関の要請に応えるかたちで、ほかの組織との衝突を停止した」としている。

Kull-na Shuraka’, May 5, 2017

AFP, May 5, 2017、AP, May 5, 2017、ARA News, May 5, 2017、Champress, May 5, 2017、al-Hayat, May 6, 2017、Kull-na Shuraka’, May 5, 2017、al-Mada Press, May 5, 2017、Naharnet, May 5, 2017、NNA, May 5, 2017、Reuters, May 5, 2017、SANA, May 5, 2017、UPI, May 5, 2017などをもとに作成。

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ヒムス市ワアル地区から8度目となる反体制武装集団の退去が行われ、戦闘員172人と家族1,012人がイドリブ県方面へ(2017年5月5日)

ヒムス県では、SANA(5月5日付)によると、ロシアの仲介によるシリア政府と反体制武装集団の停戦合意に従い、ヒムス市ワアル地区で籠城を続けてきた反体制武装集団戦闘員の退去が行われた。

シリア政府当局への投降を拒否する戦闘員の同地からの退去はこれが8度目で、戦闘員172人とその家族1,012人が、シリア政府の用意した旅客バスに分乗し、イドリブ県方面に退去した。

SANA, May 5, 2017

AFP, May 5, 2017、AP, May 5, 2017、ARA News, May 5, 2017、Champress, May 5, 2017、al-Hayat, May 6, 2017、Kull-na Shuraka’, May 5, 2017、al-Mada Press, May 5, 2017、Naharnet, May 5, 2017、NNA, May 5, 2017、Reuters, May 5, 2017、SANA, May 5, 2017、UPI, May 5, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合は5月4日、ダイル・ザウル県、ラッカ県などで10回の爆撃を実施(2017年5月5日)

米中央軍(CENTCOM)は、5月3日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して20回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は10回で、ブーカマール市近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)、タドムル市近郊(1回)、ラッカ市近郊(3回)、タブカ市近郊(3回)で実施された。

CENTCOM, May 5, 2017をもとに作成。

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ヨルダン北部のラクバーン地区のシリア人難民キャンプで「新シリア軍」を狙った爆弾テロ発生(2017年5月4日)

クッルナー・シュラカー(5月5日付)が伝えたところによると、ヨルダン北部のシリア国境地帯に位置するルクバーン地区のシリア人難民キャンプ北部のガナム(羊)市場で、「新シリア軍」の軍用車輌が爆弾の爆発に巻き込まれ、戦闘員2人を含む3人が死亡した。

AFP, May 5, 2017、AP, May 5, 2017、ARA News, May 5, 2017、Champress, May 5, 2017、al-Hayat, May 6, 2017、Kull-na Shuraka’, May 5, 2017、al-Mada Press, May 5, 2017、Naharnet, May 5, 2017、NNA, May 5, 2017、Reuters, May 5, 2017、SANA, May 5, 2017、UPI, May 5, 2017などをもとに作成。

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イスラーム軍、シャーム自由人イスラーム運動、ラフマーン軍団、自由シリア軍諸派は「安全地帯」(緊張緩和地帯)設置を骨子とする新停戦合意を拒否(2017年5月4日)

シリア国内で活動する反体制武装集団7組織は共同声明を出し、アスナタ4会議でロシア、トルコ、イランの3カ国が合意した「安全地帯」設置を骨子とする新停戦合意を拒否すると発表した。

共同声明に参加したのは、アスタナ4会議に参加するイスラーム軍、アスナタでの停戦・和平協議に呼応せず戦闘を継続しているアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動、そしてアル=カーイダ系組織のシャーム解放機構と共闘し戦闘を継続しているラフマーン軍団、シャーム戦線、ヤルムーク軍、イドリブ自由軍、ナスル軍。

声明で7組織は、トルコ、ロシアとともに停戦保障国を務めるイランに関して「体制支援を任務とする宗派主義的民兵に依拠して、テロを支援し、シリア国内の社会的亀裂を作り出そうとしている」と断じ、「いかなる政治プロセスにおいても保障国として受け入れることはできない」と非難した。

また、ロシアに対して、シリア国内での攻撃を停止するとともに、シリア政府に対して国連安保理諸決議を順守するための役割を果たすよう求めた。

Kull-na Shuraka’, May 4, 2017

AFP, May 4, 2017、AP, May 4, 2017、ARA News, May 4, 2017、Champress, May 4, 2017、al-Hayat, May 5, 2017、Kull-na Shuraka’, May 4, 2017、al-Mada Press, May 4, 2017、Naharnet, May 4, 2017、NNA, May 4, 2017、Reuters, May 4, 2017、SANA, May 4, 2017、UPI, May 4, 2017などをもとに作成。

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アスタナ4会議閉幕:ロシア、トルコ、イランは「安全地帯」(緊張緩和地帯)設置を骨子とする新停戦合意に署名、シリア政府はこれを支持、反体制武装集団は怒号を浴びせ退場(2017年5月4日)

カザフスタンの首都アスナタで3日に開幕したシリア政府と反体制武装集団の和平協議「アスナタ4会議」は2日間の日程を終え、閉幕した。

2日は、カザフスタンのカイラット・アブドラフマノフ外務大臣を議長とする全体会合が開かれ、シリア国内での停戦の保障国であるロシア、トルコ、イランの3カ国の代表団(ロシアのアレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使、イランのホセイン・ジャーベリー・アンサーリー・アラブ・アフリカ担当外務副大臣、トルコのセダト・オナル外務大臣特別顧問)は、ロシアが提案した「安全地帯」設置を骨子とする新たな停戦合意、「緊張緩和地帯(de-escalation zones)設置にかかる覚書」に署名した。

SANA, May 4, 2017
Ministry of Defence of the Russian Federation, May 5, 2017

 

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ロイター通信(5月4日付)によると、3日に米国の代表団との会談後に会議への参加中止を決定していた反体制武装集団の代表団(イスラーム軍のムハンマド・アッルーシュ氏が代表)は、4日の全体会議に出席したが、ロシア、イラン、トルコの3カ国の代表が「安全地帯」設置を骨子とする新停戦合意に署名すると、怒号を浴びせて、議長を退出した。

反体制武装集団の代表団に参加するウサーマ・アブー・ザイド氏は、アスタナ4会議でロシア、トルコ、イランが合意した「安全地帯」設置を骨子とする新停戦合意に関して「反体制派はシリアの統合を維持したい…。我々はシリア分割に反対する。この合意において、我々は当事者ではない。イランが保障国とされる限り、もちろん支持などしない」と述べた。

『ハヤート』(5月5日付)が伝えた。

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一方、シリアの外務在外居住者省は声明を出し、「シリア・アラブ共和国は、「緊張緩和地帯」にかかるロシアのイニシアチブを支持し、2016年12月30日に署名された停戦規定を順守する」と発表するとともに、「テロとの戦い」を継続する意思を改めて表明した。

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ロシア国防省が5日の会見で明らかにしたところによると、「緊張緩和地帯」は、ロシア国防省が5月に入って原案を作成、3日のソチでのヴラジミール・プーチン大統領とトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の会談など、トルコ、米国、イラン、シリア、イスラエルとの協議を経て合意に至り、国連のアントニオ・グテーレス事務総長、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表からも高く評価され、支持を得ているという。

「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」は、2017年5月6日0時00分に発効され、その実施により、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構(シャームの民のヌスラ戦線)と反体制派の峻別が実現するとともに、同地域への医療物資、食糧物資などの自由な支援、インフラ復興、難民および国内避難民の帰宅、内戦終結と紛争の政治的解決を保障するという。

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覚書によると、合意に基づいて設置される「緊張緩和地帯」は4カ所。

第1の地域はシリア北部のイドリブ県やラタキア県を含むシリア北東部、アレッポ県西部、ハマー県北部で、1万4,500人の反体制武装集団戦闘員が同地を支配し、約100万人が暮らしている。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 5, 2017

第2の地域はヒムス県北部のラスタン市、タルビーサ市一帯で、約3,000人の反体制武装集団戦闘員が同地を支配し、約18万人が暮らしている。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 5, 2017

第3の地域はダマスカス郊外県の東グータ地方で、約9,000人の反体制武装集団戦闘員が同地を支配し、約69万人が暮らしている。

なおこの地域には、シャーム解放機構の支配下にあるダマスカス県カーブーン区は含まれない。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 5, 2017

第4の地域はダルアー県、クナイトラ県内の地域で、いわゆる「南部戦線」(1万5,000人の戦闘員を擁する)が同地を支配、約80万人が暮らしている。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 5, 2017

「緊張緩和地帯」は必要に応じて増設されるという。

「緊張緩和地帯」では、シリア政府軍と反体制武装集団は停戦に応じ、戦闘を中止し、すべての兵器の使用が禁止される。

また、停戦実施のために、安全通路を確保し、検問所を設け、武器を持たない民間人の往来、人道物資の搬入、経済活動の支援が行われ、その監視にはロシア、イラン、トルコが2週間以内に合同作業グループを発足させ、人員を派遣する。

合同作業グループはまた、7月4日までに、「テロ組織」と反体制派を峻別する地図を作成する。

なお「緊張緩和地帯」設置に伴う停戦は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構を含むものではなく、停戦保障国は引き続きシリア国内での「テロとの戦い」を継続する。

また、シリア軍もシリア中部、東部、ユーフラテス川一帯でダーイシュに対する「テロとの戦い」を継続、ロシア空軍はこれを支援する。

AFP, May 4, 2017、AP, May 4, 2017、ARA News, May 4, 2017、Champress, May 4, 2017、al-Hayat, May 5, 2017、Kull-na Shuraka’, May 4, 2017、al-Mada Press, May 4, 2017、Ministry of Defence of the Russian Federation , May 5, 2017、Naharnet, May 4, 2017、NNA, May 4, 2017、Reuters, May 4, 2017、SANA, May 4, 2017、UPI, May 4, 2017などをもとに作成。

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ドゥーマー市住民42人は共同声明で、アル=カーイダ系のシャーム解放機構、ラフマーン軍団への攻撃を続けるイスラーム軍を非難(2017年5月4日)

ダマスカス郊外県では、東グータ地方でのイスラーム軍とシャーム解放機構・ラフマーン軍団との交戦を受け、ドゥーマー市の住民42人が連名で声明を出し、「住民に対するイスラーム軍の振る舞いと行為」を非難した。

Kull-na Shuraka’, May 4, 2017

AFP, May 4, 2017、AP, May 4, 2017、ARA News, May 4, 2017、Champress, May 4, 2017、al-Hayat, May 5, 2017、Kull-na Shuraka’, May 4, 2017、al-Mada Press, May 4, 2017、Naharnet, May 4, 2017、NNA, May 4, 2017、Reuters, May 4, 2017、SANA, May 4, 2017、UPI, May 4, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダーイシュとの交渉の末タブカ市を完全制圧したとの情報を否定(2017年5月4日)

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(5月4日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)の撤退を定めた停戦合意を受けて、シリア民主軍がタブカ市を完全制圧したとの一部情報を否定し、戦闘はサウラ市の第1地区、第2地区、第3地区で激しく続いていると発表した。

一方、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がタブカ市内、サフサーファ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)との攻防戦を続けた。

またダーイシュの中心都市ラッカ市では深夜から未明にかけて、有志連合の空爆によると思われる爆音が複数回聞こえた。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、有志連合と思われる戦闘機がダーイシュ(イスラーム国)支配下のウマル油田、CONOCO石油精製所一帯を空爆した。

AFP, May 4, 2017、AP, May 4, 2017、ARA News, May 4, 2017、Champress, May 4, 2017、al-Hayat, May 5, 2017、Kull-na Shuraka’, May 4, 2017、al-Mada Press, May 4, 2017、Naharnet, May 4, 2017、NNA, May 4, 2017、Reuters, May 4, 2017、SANA, May 4, 2017、UPI, May 4, 2017などをもとに作成。

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ダルアー県西部でダーイシュに忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍が反体制武装集団と交戦(2017年5月4日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(5月4日付)によると、県西部のヤルムーク川河畔一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍が反体制武装集団と交戦した。

AFP, May 4, 2017、AP, May 4, 2017、ARA News, May 4, 2017、Champress, May 4, 2017、al-Hayat, May 5, 2017、Kull-na Shuraka’, May 4, 2017、al-Mada Press, May 4, 2017、Naharnet, May 4, 2017、NNA, May 4, 2017、Reuters, May 4, 2017、SANA, May 4, 2017、UPI, May 4, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダーイシュとの戦闘を続け、ヒムス県東部の支配地域を拡大(2017年5月4日)

ヒムス県では、SANA(5月4日付)によると、シリア軍は予備部隊とともにダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続し、タドムル市東部郊外のタリーラ保護区西部の拠点4カ所、ジュッブ・ジャッラーフ町郊外の第968地点、第876地点、第881地点を制圧した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダイル・ザウル市ラシュディーヤ地区、ハウィーカ地区、ルーワード協会地区一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(5月4日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市ラサーファ地区、墓地地区一帯、サルダ山一帯などでダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, May 4, 2017、AP, May 4, 2017、ARA News, May 4, 2017、Champress, May 4, 2017、al-Hayat, May 5, 2017、Kull-na Shuraka’, May 4, 2017、al-Mada Press, May 4, 2017、Naharnet, May 4, 2017、NNA, May 4, 2017、Reuters, May 4, 2017、SANA, May 4, 2017、UPI, May 4, 2017などをもとに作成。

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ロシア・シリア両軍戦闘機がハマー県北部を爆撃(2017年5月4日)

ハマー県では、クッルナー・シュラカー(5月4日付)によると、ロシア軍およびシリア軍戦闘機が県北部のラターミナ町、カフルズィーター市、ズラーキーヤート村を空爆した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカーブーン区、ティシュリーン地区でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構のメンバーと思われる2人がダルクーシュ町に対する空爆で死亡した。

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スワイダー県では、クッルナー・シュラカー(5月4日付)によると、シリア軍と部族軍(反体制武装集団)がカスル村一帯で交戦した。

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ダルアー県では、SANA(5月4日付)によると、シリア軍がダルアー市内でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, May 4, 2017、AP, May 4, 2017、ARA News, May 4, 2017、Champress, May 4, 2017、al-Hayat, May 5, 2017、Kull-na Shuraka’, May 4, 2017、al-Mada Press, May 4, 2017、Naharnet, May 4, 2017、NNA, May 4, 2017、Reuters, May 4, 2017、SANA, May 4, 2017、UPI, May 4, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合は5月3日、タブカ市などで28回の爆撃を実施(2017年5月4日)

米中央軍(CENTCOM)は、5月3日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して34回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は28回で、ブーカマール市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(6回)、タドムル市近郊(2回)、ラッカ市近郊(1回)、タブカ市近郊(18回)で実施された。

CENTCOM, May 4, 2017をもとに作成。

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ハサカ県知事はロジャヴァ支配地域内にある避難民受け入れセンターに対するダーイシュの攻撃での負傷者を慰問(2017年5月3日)

ハサカ県のジャーイズ・ムーサー県知事は、アサド大統領の指示を受け、ハサカ市南部のイラク国境に近いラジャム・サリービー村の避難民受け入れセンターに対するダーイシュ(イスラーム国)の攻撃(2日)で負傷したシリア人・イラク人避難民を慰問した。

SANA(5月3日付)が伝えた。

なお、ラジャム・サリービー村は西クルディスタン移行期民政局の支配地域。

SANA, May 3, 2017

 

AFP, May 3, 2017、AP, May 3, 2017、ARA News, May 3, 2017、Champress, May 3, 2017、al-Hayat, May 4, 2017、Kull-na Shuraka’, May 3, 2017、al-Mada Press, May 3, 2017、Naharnet, May 3, 2017、NNA, May 3, 2017、Reuters, May 3, 2017、SANA, May 3, 2017、UPI, May 3, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍はアイン・アラブ市のロジャヴァ治安部隊の検問所を狙撃(2017年5月3日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(5月3日付)によると、トルコ軍がアイン・アラブ(コバネ)市西側の入口に設置されている西クルディスタン移行期民政局アサーイシュの検問所を狙撃した。

ARA News, May 3, 2017

また、ARA News(5月3日付)によると、県北部のアアザーズ市一帯で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、トルコ軍および同軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室と交戦した。

AFP, May 3, 2017、AP, May 3, 2017、ARA News, May 3, 2017、Champress, May 3, 2017、al-Hayat, May 4, 2017、Kull-na Shuraka’, May 3, 2017、al-Mada Press, May 3, 2017、Naharnet, May 3, 2017、NNA, May 3, 2017、Reuters, May 3, 2017、SANA, May 3, 2017、UPI, May 3, 2017などをもとに作成。

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タブカ市(ラッカ県)でYPG主体のシリア民主軍とダーイシュの戦闘続く(2017年5月3日)

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(5月3日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がタブカ市内およびタブカ・ダム(ユーフラテス・ダム)一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、有志連合のタブカ市に対する空爆で6人が死亡した。

またタブカ市東部のサフサーファ村一帯で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

AFP, May 3, 2017、AP, May 3, 2017、ARA News, May 3, 2017、Champress, May 3, 2017、al-Hayat, May 4, 2017、Kull-na Shuraka’, May 3, 2017、al-Mada Press, May 3, 2017、Naharnet, May 3, 2017、NNA, May 3, 2017、Reuters, May 3, 2017、SANA, May 3, 2017、UPI, May 3, 2017などをもとに作成。

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アレッポ県北部の反体制武装集団の拠点都市アアザーズ市で爆弾テロ発生(2017年5月3日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(5月3日付)によると、ハワール・キリス作戦司令室などの反体制武装集団の拠点都市アアザーズ市内のマティーム・モスク横で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、イラク人2人を含む4人が死亡した。

シリア人権監視団によると、爆発はモスク近くの文化センター地区にあるシリア革命反体制勢力国民連立の暫定内閣本部を狙ったもので、「自由警察」の隊員1人を含む5人が死亡したという。

Kull-na Shuraka’, May 3, 2017


AFP, May 3, 2017、AP, May 3, 2017、ARA News, May 3, 2017、Champress, May 3, 2017、al-Hayat, May 4, 2017、Kull-na Shuraka’, May 3, 2017、al-Mada Press, May 3, 2017、Naharnet, May 3, 2017、NNA, May 3, 2017、Reuters, May 3, 2017、SANA, May 3, 2017、UPI, May 3, 2017などをもとに作成。

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ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領はトランプ米大統領が設置をめざす「安全地帯」に支持を表明(2017年5月3日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、ロシアのソチを訪問し、ヴラジミール・プーチン大統領と会談した。

ARA News(5月3日付)によると、両国首脳は、ドナルド・トランプ米大統領がシリア国境地帯に設置をめざしている「安全地帯」に支持を表明した。

AFP, May 3, 2017、AP, May 3, 2017、ARA News, May 3, 2017、Champress, May 3, 2017、al-Hayat, May 4, 2017、Kull-na Shuraka’, May 3, 2017、al-Mada Press, May 3, 2017、Naharnet, May 3, 2017、NNA, May 3, 2017、Reuters, May 3, 2017、SANA, May 3, 2017、UPI, May 3, 2017などをもとに作成。

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ロシア軍はヨルダン国境に位置するナスィーブ国境通行所を爆撃(2017年5月3日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(5月3日付)によると、ロシア軍戦闘機がヨルダン国境のナスィーブ国境通行所に対して4回の空爆を実施した。

また、ムサイフラ町と東カラク村を結ぶ街道で、爆弾が爆発し、住民3人が死亡した。

Kull-na Shuraka’, May 3, 2017

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がキースィーン村一帯でジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(5月3日付)によると、シリア軍がダイル・フール村でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機がラターミナ町、ラトミーン村、ズラーキーヤート村を空爆・砲撃した。

一方、SANA(5月3日付)によると、シャーム解放機構がザーラ発電所、スカイラビーヤ市を砲撃した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(5月3日付)によると、ハラスター市郊外を反体制武装集団が砲撃し、1人が死亡した。

AFP, May 3, 2017、AP, May 3, 2017、ARA News, May 3, 2017、Champress, May 3, 2017、al-Hayat, May 4, 2017、Kull-na Shuraka’, May 3, 2017、al-Mada Press, May 3, 2017、Naharnet, May 3, 2017、NNA, May 3, 2017、Reuters, May 3, 2017、SANA, May 3, 2017、UPI, May 3, 2017などをもとに作成。

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アスナタ4会議が開幕:ロシアが「安全地帯」設置を骨子とする新提案を示すなか、反体制武装集団代表団は会議参加中止を決定(2017年5月3日)

カザフスタンの首都アスタナで、シリア政府と反体制武装集団による和平協議「アスナタ4会議」が2日間の日程で開幕した。

「アスナタ4会議」には、シリア政府、反体制武装集団の代表団、停戦保障国であるロシア、イラン、トルコの代表団に加えて、米国が代表団を派遣した。

1日目となる3日は、各代表団が個別会談を行い、ロシアの代表団が示した「安全地帯」設置を骨子とする新停戦案について意見が交わされたという。

SANA(5月3日付)、『ハヤート』(5月4日付)などが伝えた。

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アレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使が率いるロシアの代表団は、シリア政府代表団との協議に先立って、ステュワート・ジョーンズ国務次官補代行(中東問題担当)と会談した。

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バッシャール・ジャアファリー国連シリア大使を団長とするシリア政府代表団は、ロシアの代表団(アレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使)、イランの代表団(ホセイン・ジャーベリー・アンサーリー・アラブ・アフリカ担当外務副大臣)、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表と個別に会談した。

SANA(5月3日付)が伝えた。

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一方、ARA News(5月3日付)によると、イスラーム軍などからなる反体制武装集団の代表団はアスタナ4会議への出席中止を決定した。

イスラーム軍のムハンマド・アッルーシュ氏が団長を務める反体制武装集団の代表団は、アスタナ入りしていたが、ステュワート・ジョーンズ国務次官補代行(中東問題担当)を団長とする米国代表団との会談後、アレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使が率いるロシアの代表団に対して「国内で我々の住民が砲撃を受けているなかでこうした会合を続けることには無理がある」と伝え、参加中止を通達したという。

AFP, May 3, 2017、AP, May 3, 2017、ARA News, May 3, 2017、Champress, May 3, 2017、al-Hayat, May 4, 2017、Kull-na Shuraka’, May 3, 2017、al-Mada Press, May 3, 2017、Naharnet, May 3, 2017、NNA, May 3, 2017、Reuters, May 3, 2017、SANA, May 3, 2017、UPI, May 3, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダーイシュとの戦闘の末にヒムス県東部のシューマリーヤ山地を制圧(2017年5月3日)

ヒムス県では、SANA(5月3日付)によると、シリア軍が予備部隊ともに県東部のシューマリーヤ山地およびその周辺の丘陵地帯一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦の末、同地を制圧、タドムリーヤ村、ハリーリーヤ村、マフシャム村の治安と安定を回復した。

これに対して、ダーイシュ(イスラーム国)はスッカリー村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍がタドムル市郊外の穀物サイロ地区一帯、シャーイル油田一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

SANA, May 3, 2017

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ダイル・ザウル県では、SANA(5月3日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部郊外一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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アレッポ県では、ARA News(5月3日付)によると、ロシア軍戦闘機が県東部のダーイシュ(イスラーム国)最後の拠点都市マスカナ市を空爆した。

AFP, May 3, 2017、AP, May 3, 2017、ARA News, May 3, 2017、Champress, May 3, 2017、al-Hayat, May 4, 2017、Kull-na Shuraka’, May 3, 2017、al-Mada Press, May 3, 2017、Naharnet, May 3, 2017、NNA, May 3, 2017、Reuters, May 3, 2017、SANA, May 3, 2017、UPI, May 3, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合は5月2日、タブカ市などで7回の爆撃を実施(2017年5月3日)

米中央軍(CENTCOM)は、5月2日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して11回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は7回で、ブーカマール市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(2回)、タドムル市近郊(1回)、タブカ市近郊(3回)で実施された。

CENTCOM, May 3, 2017をもとに作成。

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ロシア国防省はロシア軍顧問1人がシリア国内で死亡したと発表(2017年5月2日)

ロシア国防省はシリア軍の砲兵部隊の教練に参加していたロシア軍顧問が死亡したと発表した。

AFP, May 3, 2017、AP, May 3, 2017、ARA News, May 3, 2017、Champress, May 3, 2017、al-Hayat, May 4, 2017、Kull-na Shuraka’, May 3, 2017、al-Mada Press, May 3, 2017、Naharnet, May 3, 2017、NNA, May 3, 2017、Reuters, May 3, 2017、SANA, May 3, 2017、UPI, May 3, 2017などをもとに作成。

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トランプ米大統領はロシアのプーチン大統領と電話会談し、シリアでの「安全地帯」設置について協議(2017年5月2日)

米ホワイト・ハウスは、ドナルド・トランプ米大統領がロシアのヴラジミール・プーチン大統領が電話会談を行い、シリア情勢などについて意見を交わしたと発表した。

ホワイト・ハウスの声明によると、会談では、トランプ大統領がシリア国境地帯に設置をめざしている「安全地帯」や、恒久的和平の実現に向けた停戦などについて協議、両首脳はテロを根絶するため引き続き共に行動することを確認したという。

『ワシントン・ポスト』(5月3日付)によると、「安全地帯」についての協議を申し出たのはプーチン大統領側で、その際、シリア軍航空機による停戦地域への空爆を停止させるとの譲歩を行ったという。

AFP, May 3, 2017、AP, May 3, 2017、ARA News, May 3, 2017、Champress, May 3, 2017、al-Hayat, May 4, 2017、Kull-na Shuraka’, May 3, 2017、al-Mada Press, May 3, 2017、Naharnet, May 3, 2017、NNA, May 3, 2017、Reuters, May 3, 2017、SANA, May 3, 2017、UPI, May 3, 2017、The Washington Post, May 3, 2017などをもとに作成。

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米軍によるシリアへのミサイル攻撃後発の米・ロシア首脳会談:停戦仲介で合意(2017年5月2日)

ドナルド・トランプ米大統領はロシアのヴラジミール・プーチン大統領と電話会談を行った。

米・ロシア両首脳の電話会談はトランプ政権発足後3度目で、米軍がイドリブ県ハーン・シャイフーン市での化学兵器使用疑惑を受けてヒムス県シャイーラート航空基地をミサイル攻撃して以降初めてとなる。

『ワシントン・ポスト』(5月2日付)によると、会談では、シリア情勢などへの対応について意見が交わされ、シリアでの停戦を仲介するためにともに行動することを改めて確認、またトランプ大統領は、開幕(3日)に開幕するカザフスタンの首都アスタナでのシリア政府と反体制武装集団の和平協議(アスタナ会議)に米国の代表を派遣することに同意したという。

会談に関して、ホワイト・ハウスは声明で、トランプ大統領がシリア領内(ないしは周辺諸国)の国境地帯に設置をめざしている「安全地帯」について意見を交わしたと発表したが、ロシア大統領府は会談内容について詳細は明かさなかった。

AFP, May 2, 2017、AP, May 2, 2017、ARA News, May 2, 2017、Champress, May 2, 2017、al-Hayat, May 3, 2017、Kull-na Shuraka’, May 2, 2017、al-Mada Press, May 2, 2017、Naharnet, May 2, 2017、NNA, May 2, 2017、Reuters, May 2, 2017、SANA, May 2, 2017、UPI, May 2, 2017、The Washington Post, May 2, 2017などをもとに作成。

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アレッポ県北部のロジャヴァ支配地域でトルコ軍の爆撃によると思われる爆発発生(2017年5月2日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍支配下にあるマルアナーズ村とアイン・ダクナ村一帯(アアザーズ市近郊)で爆発が発生した。

爆発はトルコ軍の空爆によるものと思われる。

また、ARA News(5月2日付)によると、シリア民主軍はアアザーズ市近郊のマルアナーズ村一帯で反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)と交戦した。


AFP, May 2, 2017、AP, May 2, 2017、ARA News, May 2, 2017、Champress, May 2, 2017、al-Hayat, May 3, 2017、Kull-na Shuraka’, May 2, 2017、al-Mada Press, May 2, 2017、Naharnet, May 2, 2017、NNA, May 2, 2017、Reuters, May 2, 2017、SANA, May 2, 2017、UPI, May 2, 2017などをもとに作成。

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シャッダーディー市(ハサカ県)でYPGと地元部族が交戦(2017年5月2日)

ハサカ県では、ARA News(5月2日付)によると、シャッダーディー市で30日に発生した西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊隊員による商店主殺害事件によって市内での緊張が高まるなか、人民防衛隊主体のシリア民主軍とジュブール部族が交戦した。

殺害された商店主のマーヒル・アワード・ジージャーン・ムハイミード氏はジュブール部族の出。

ARA News, May 2, 2017

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ダマスカス郊外県でイスラーム軍がシャーム解放機構・ラフマーン軍団への攻勢を強めるなか、ダルアー県でイスラーム軍を標的とした暗殺続発(2017年5月2日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ブスル・ハリール市内の街道でイスラーム軍に所属する第9旅団の司令官の車にしかけられた爆弾が爆発し、4人が死亡した。

またダルアー市郊外のガラズ穀物サイロ地区で爆弾が爆発し、イスラーム軍のメンバー1人が死亡した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、サウジアラビアの支援を受けるイスラーム軍が、シャーム解放機構と共闘するラフマーン軍団の本拠地であるハッザ町およびザマルカー町一帯の回廊地帯、アフタリース村、アシュアリー農場一帯で攻撃を再び激化させた。

AFP, May 2, 2017、AP, May 2, 2017、ARA News, May 2, 2017、Champress, May 2, 2017、al-Hayat, May 3, 2017、Kull-na Shuraka’, May 2, 2017、al-Mada Press, May 2, 2017、Naharnet, May 2, 2017、NNA, May 2, 2017、Reuters, May 2, 2017、SANA, May 2, 2017、UPI, May 2, 2017などをもとに作成。

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東グータ地方(ダマスカス郊外県)7市町村の地元評議会は、シャーム解放機構・ラフマーン軍と戦うイスラーム軍の攻撃停止、退去を要求(2017年5月2日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(5月2日付)によると、東グータ地方の地元評議会7組織が共同声明を出し、アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構、ラフマーン軍団の拠点などを襲撃し、攻撃を続けるイスラーム軍に対して、支配地域からの撤退を要求するとともに、住民にイスラーム軍の攻撃を停止させるため圧力をかけるよう呼びかけた。

共同声明を出したのは、サクバー市、アルバイン市、ザマルカー町、ジスリーン町、カフルバトナー町、ハッザ町、アイン・タルマー村の自治を担うとされる地元評議会。

Kull-na Shuraka’, May 2, 2017

 

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ダーイシュはロジャヴァが管理するイラク国境近くの避難民受け入れセンターを襲撃し、30人以上を殺傷(2017年5月2日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がハサカ市南部のイラク国境に近いラジャム・サリービー村一帯にある西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点を襲撃、戦闘状態となった。

クッルナー・シュラカー(5月2日付)、ARA News(5月2日付)によると、この戦闘で、ダーイシュはラジャム・サリービー村にある避難民受け入れセンターを攻撃し、ダイル・ザウル県方面から避難してきたシリア人やイラク人30人以上が死傷した。

ラジャム・サリービー村は西クルディスタン移行期民政局の支配下にある。

ARA News, May 2, 2017

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YPG主体のシリア民主軍はタブカ・ダム(ユーフラテス・ダム)の施設を包囲、ダムの開城に向けダーイシュと交渉(2017年5月2日)

ラッカ県では、シリア人権監視団、ARA News(5月2日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が米主導の有志連合の支援を受け、タブカ市北部に位置するタブカ・ダム(ユーフラテス・ダム)に面するサウラ市に進攻し、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦、同市の第1区、第2区、第3区を制圧、ダムの施設を包囲した。

シリア人権監視団によると、この戦闘と並行して、シリア民主軍は地元の名士らを仲介者としてダーイシュ側と、ダム一帯で籠城するダーイシュ戦闘員の退去についての交渉を行っているという。

Kull-na Shuraka’, May 2, 2017
ARA News, May 2, 2017

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