トランプ米政権による「直接」武器供与決定を受け、YPGに重火器、装甲車、戦車が供与される(2017年5月10日)

クッルナー・シュラカー(5月11日付)は、ドナルド・トランプ米政権が西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊への「直接」武器供与を決定したことを受け、ハサカ県マーリキーヤ(ダイリーク)市に展開する人民防衛隊に米国の武器が供与されたと伝え、写真を公開した。

供与されたのは、重火器、装甲車、戦車など。

Kull-na Shuraka’, May 11, 2017
Kull-na Shuraka’, May 11, 2017

AFP, May 11, 2017、AP, May 11, 2017、ARA News, May 11, 2017、Champress, May 11, 2017、al-Hayat, May 12, 2017、Kull-na Shuraka’, May 11, 2017、al-Mada Press, May 11, 2017、Naharnet, May 11, 2017、NNA, May 11, 2017、Reuters, May 11, 2017、SANA, May 11, 2017、UPI, May 11, 2017などをもとに作成。

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シリア軍は、ダマスカス県東部で「ハマード浄化のため我々は馬具を備えし」作戦司令室と戦闘を続ける(2017年5月10日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、県東部のサブア・ビヤール区一帯およびザーザー検問所一帯、およびその東方のヒムス県南部一帯で、シリア軍、親政権武装勢力が「ハマード浄化のため我々は馬具を備えし」作戦司令室を主導する東部獅子軍、カルヤタイン殉教者旅団と交戦した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がラターミナ町一帯を空爆・砲撃する一歩、反体制武装集団がアスィーラ村一帯を砲撃した。

AFP, May 10, 2017、AP, May 10, 2017、ARA News, May 10, 2017、Champress, May 10, 2017、al-Hayat, May 11, 2017、Kull-na Shuraka’, May 10, 2017、al-Mada Press, May 10, 2017、Naharnet, May 10, 2017、NNA, May 10, 2017、Reuters, May 10, 2017、SANA, May 10, 2017、UPI, May 10, 2017などをもとに作成。

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トルコのチャヴシュオール外務大臣はトランプ米政権によるYPGへの直接武器供与を「トルコにとっての脅威」と非難(2017年5月10日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、ドナルド・トランプ米政権がラッカ市解放のために西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)への直接武器供与を決定したことに関して、「クルディスタン労働者党(PKK)とYPGはテロ組織で、両者の間には名前以外に違いはない。YPGが手にするいかなる武器もトルコにとっての脅威だ」と述べた。

『ハヤート』(5月11日付)が伝えた。

AFP, May 10, 2017、AP, May 10, 2017、ARA News, May 10, 2017、Champress, May 10, 2017、al-Hayat, May 11, 2017、Kull-na Shuraka’, May 10, 2017、al-Mada Press, May 10, 2017、Naharnet, May 10, 2017、NNA, May 10, 2017、Reuters, May 10, 2017、SANA, May 10, 2017、UPI, May 10, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍がダーイシュの拠点都市タブカ市とユーフラテス・ダムを完全制圧(2017年5月10日)

ラッカ県は、ARA News(5月10日付)、クッルナー・シュラカー(5月10日付)などが西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に近い複数の消息筋の話として、同組織がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、タブカ市およびタブカ・ダム(ユーフラテス・ダム)を完全制圧したと伝えた。

Kull-na Shuraka’, May 10, 2017


AFP, May 10, 2017、AP, May 10, 2017、ARA News, May 10, 2017、Champress, May 10, 2017、al-Hayat, May 11, 2017、Kull-na Shuraka’, May 10, 2017、al-Mada Press, May 10, 2017、Naharnet, May 10, 2017、NNA, May 10, 2017、Reuters, May 10, 2017、SANA, May 10, 2017、UPI, May 10, 2017などをもとに作成。

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トランプ米大統領はラヴロフ・ロシア外務大臣との会談で「シリア政府、イラン、イランのプロキシを抑える」よう求める(2017年5月10日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は米国を訪問し、レッックス・ティラーソン国務長官、そしてドナルド・トランプ大統領と会談し、シリア情勢、クリミア情勢、北朝鮮情勢などについて意見を交わした。

ホワイト・ハウス(5月10日付)の声明によると、ラブロフ外務大臣との会談で、トランプ大統領は、「シリアでの紛争を終わらすために共に行動する必要」を確認するとともに、シリア政府、イラン、そしてイランのプロキシを抑える」ようロシアに求めた。

AP, May 10, 2017

AFP, May 10, 2017、AP, May 10, 2017、ARA News, May 10, 2017、Champress, May 10, 2017、al-Hayat, May 11, 2017、Kull-na Shuraka’, May 10, 2017、al-Mada Press, May 10, 2017、Naharnet, May 10, 2017、NNA, May 10, 2017、Reuters, May 10, 2017、SANA, May 10, 2017、UPI, May 10, 2017などをもとに作成。

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アレッポ県北部で活動するムウタスィム旅団は、米国の要請を受け、ロジャヴァに11カ村を移譲(2017年5月10日)

アレッポ県では、ムウタスィム旅団のムスタファー・スィージャリー報道官がツイッターのアカウントを通じて、県北部の支配地域にある11カ村を西クルディスタン移行期民政局に移譲したことを明らかにした。

スィージャリー報道官はまたツイッターで、この移譲が米軍主導の有志連合の要請によるものであることを明らかにしたうえで、そのことを示す米軍顧問からの書簡を公開した。

この書簡には、①ムウタスィム旅団の武器保有、②非武装の自由シリア軍メンバーを含む地元民間人の帰村、③ムウタスィム旅団によるクルド人民間人の保護、が移譲の条件として示されている。

Twitter, May 10, 2017

 

AFP, May 10, 2017、AP, May 10, 2017、ARA News, May 10, 2017、Champress, May 10, 2017、al-Hayat, May 11, 2017、Kull-na Shuraka’, May 10, 2017、al-Mada Press, May 10, 2017、Naharnet, May 10, 2017、NNA, May 10, 2017、Reuters, May 10, 2017、SANA, May 10, 2017、UPI, May 10, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダーイシュ支配下のダイル・ザウル市一帯各所を爆撃、女性と子供を含む20人を殺害(2017年5月10日)

ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(5月10日付)によると、シリア軍戦闘機がダイル・ザウル市アルディー地区、ハミーディーヤ地区、スワル町を空爆し、女性と子供を含む20人が死亡した。

また、シリア人権監視団によると、シリア軍がダイル・ザウル航空基地一帯、第137旅団基地一帯、ジャフラ村、ダイル・ザウル市工業地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(5月10日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市工業地区、ダイル・ザウル航空基地東部一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ヒムス県では、SANA(5月10日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに県東部でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続し、西ハブラ村およびラスム・ハミーダ村南部および西部の拠点3カ所を制圧した。

一方、クッルナー・シュラカー(5月11日付)によると、ロシア軍がダーイシュ(イスラーム国)支配下のラートゥーム村などを空爆し、女性5人が死亡した。

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ハマー県では、SANA(5月10日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに県東部のワーディー・アズィーブ一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, May 10, 2017、AP, May 10, 2017、ARA News, May 10, 2017、Champress, May 10, 2017、al-Hayat, May 11, 2017、Kull-na Shuraka’, May 10, 2017、May 11, 2017、al-Mada Press, May 10, 2017、Naharnet, May 10, 2017、NNA, May 10, 2017、Reuters, May 10, 2017、SANA, May 10, 2017、UPI, May 10, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合はラッカ県サーリヒーヤ村を爆撃し、子供4人を含む11人を殺害(2017年5月10日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合と思われる戦闘機がラッカ市北部のサーリヒーヤ村を空爆し、子供4人を含む11人が死亡した。

AFP, May 10, 2017、AP, May 10, 2017、ARA News, May 10, 2017、Champress, May 10, 2017、al-Hayat, May 11, 2017、Kull-na Shuraka’, May 10, 2017、al-Mada Press, May 10, 2017、Naharnet, May 10, 2017、NNA, May 10, 2017、Reuters, May 10, 2017、SANA, May 10, 2017、UPI, May 10, 2017などをもとに作成。

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ヒムス市ワアル地区で籠城を続けてきた反体制武装集団戦闘員とその家族ら2,500人がアレッポ県ジャラーブルス市に向けて9度目となる退去(2017年5月10日)

ヒムス県では、SANA(5月10日付)によると、ロシアの仲介によるシリア政府と反体制武装集団の停戦合意に従い、ヒムス市ワアル地区で籠城を続けてきた反体制武装集団戦闘員の退去が行われた。

シリア政府当局への投降を拒否する戦闘員の同地からの退去はこれが9度目で、クッルナー・シュラカー(5月11日付)によると、戦闘員1,750人とその家族650人を含む約2,500人が、シリア政府の用意した旅客バスに分乗し、ワアル地区を退去し、トルコ軍および同軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室の支配下にあるアレッポ県ジャラーブルス市近郊のザウガラ収容キャンプに向かった。

SANA, May 10, 2017

AFP, May 10, 2017、AP, May 10, 2017、ARA News, May 10, 2017、Champress, May 10, 2017、al-Hayat, May 11, 2017、Kull-na Shuraka’, May 10, 2017、al-Mada Press, May 10, 2017、Naharnet, May 10, 2017、NNA, May 10, 2017、Reuters, May 10, 2017、SANA, May 10, 2017、UPI, May 10, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは12件の停戦違反を、トルコ側は8件の違反を確認(2017年5月10日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月10日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を12件確認したと発表した。

ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側の監視チームが確認した停戦違反の内訳は、ダマスカス県・ダマスカス郊外県が7件、ラタキア県が4件、ハマー県が5件。

またトルコ側の監視チームも8件(内訳はダマスカス県・ダマスカス郊外県3件、ハマー県5件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

一方、過去24時間に、イドリブ県タルマラ村、クナイトラ県マジャル・シャムス(Majal Shams、マジュダル・シャムス村のことか?)村、スィドヤーナー(Sidiana)村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は1,495市町村、武装組織の数は218組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 10, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は5月9日、ダイル・ザウル県、ラッカ県で11回の爆撃を実施(2017年5月10日)

米中央軍(CENTCOM)は、5月9日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して21回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は11回で、ブーカマール市近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(2回)、タブカ市近郊(7回)で実施された。

CENTCOM, May 10, 2017をもとに作成。

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