ダイル・ザウル県でロシア軍士官が爆殺される瞬間の映像が公開される(2020年8月21日)

8月18日にロシア軍将兵4人が死傷したダイル・ザウル市近郊での爆発の瞬間を撮影したとされる映像がインターネット上で拡散された。

https://twitter.com/alshmali_alhr0/status/1296766944742379520?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1296766944742379520%7Ctwgr%5E&ref_url=https%3A%2F%2Feldorar.com%2Fnode%2F154916

映像には、シリア軍、親政権民兵の国防隊、そしてロシア軍の将兵や車輌が多数写っている。

映像は、現場にいたシリア軍兵士の1人が撮影したものと思われるという。

AFP, August 21, 2020、ANHA, August 21, 2020、AP, August 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 21, 2020、Reuters, August 21, 2020、SANA, August 21, 2020、SOHR, August 21, 2020、UPI, August 21, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下のハサカ県ラアス・アイン市およびマスバガ村で、水と電気の不足や国民軍に抗議するデモ(2020年8月21日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラアス・アイン市と近郊のマスバガ村で、ラアス・アイン国境通行所局長の人事に異議を唱え、業務を停止したラアス・アイン地元評議会と連帯するための抗議デモが行われ、デモ参加者は、トルコの支援を受ける国民軍の退去を求めた。

抗議を受け、国民軍の憲兵隊とスルターン・ムラード師団は村からの撤退を余儀なくされる一方、ムウタスィム旅団は住民と連帯し、村にとどまった。

デモは、ラアス・アイン市でも行われ、住民数十人が国境通行所前で、断続的に不足している水と電気の供給を求めると共に、通行所局長の人事見直しを要求した。

AFP, August 21, 2020、ANHA, August 21, 2020、AP, August 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 21, 2020、Reuters, August 21, 2020、SANA, August 21, 2020、SOHR, August 21, 2020、UPI, August 21, 2020などをもとに作成。

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ロシア軍がヒムス県、スワイダー県でダーイシュの残党を爆撃(2020年8月21日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がダーイシュ(イスラーム国)の残党が潜伏を続ける県東部の砂漠地帯を爆撃した。

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、ザルフ・ダム近くにダーイシュ(イスラーム国)の残党が仕掛けたと思われる爆弾が爆発し、シリア軍兵士3人が死亡、3人が負傷した。

ドゥラル・シャーミーヤ(8月21日付)によると、爆発は地雷によるもので、死亡したのは親政権民兵の士官4人。

これを受けて、ロシア軍戦闘機が同地一帯を爆撃した。

AFP, August 21, 2020、ANHA, August 21, 2020、AP, August 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 21, 2020、Reuters, August 21, 2020、SANA, August 21, 2020、SOHR, August 21, 2020、UPI, August 21, 2020などをもとに作成。

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アアマーク通信は18日のロシア軍士官殺害にダーイシュが関与したと発表(2020年8月21日)

ダーイシュ(イスラーム国)に近いアアマーク通信は8月20日、8月18日にダイル・ザウル市近郊での爆発でロシア軍将兵4人が死傷した事件への関与を認める記事をテレグラムを通じて配信した。

「ロシアの上級士官と「国防隊」民兵の司令官をヒムス砂漠に仕掛けた爆弾で殺害した」と題された声明の内容は以下の通り:

シリア・ヒムス・アアマーク通信:ロシア軍の士官と親シリア軍民兵の司令官が一昨日(18日)、ヒムス県東部で彼らに対して仕掛けられた爆弾の爆発によって殺害された。

アアマーク通信の複数の情報筋が述べたところによると、ロシア軍パトロール部隊はイスラーム国の戦闘員が「スフナ市」東に敷設した地雷原に入り、彼らに対して仕掛けられていた爆弾の爆発によって、少将1人が殺害され、複数が負傷した。

「国防隊」民兵の司令官1人も護衛多数とともに殺害され、また多数が負傷した。彼らが乗っていた車輌に仕掛けられていた爆弾の爆発によるもので、ロシア軍士官が殺害されたのと同じ地域で行われたものである。

2020年8月20日

AFP, August 21, 2020、ANHA, August 21, 2020、AP, August 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 21, 2020、Elokab.com, August 20, 2020、Reuters, August 21, 2020、SANA, August 21, 2020、SOHR, August 21, 2020、UPI, August 21, 2020などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の支配下にあるダイル・ザウル県各所で有志連合にシリア軍、ロシア軍、「イランの民兵」の排除を求めるデモ(2020年8月21日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(8月21日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるフサイニーヤ町、ムッラート村、サーリヒーヤ村、ハトラ村、タービヤト・ジャズィーラ村、マズルーム村で「解放の金曜日」と銘打ったデモが行われ、参加した住民らは、米主導の有志連合に対して、シリア軍、ロシア軍、「イランの民兵」の排除するよう要求した。

一方、SANA(8月21日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるブサイラ市で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の司令官が何者かの発砲を受けて死亡した。

AFP, August 21, 2020、ANHA, August 21, 2020、AP, August 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 21, 2020、Reuters, August 21, 2020、SANA, August 21, 2020、SOHR, August 21, 2020、UPI, August 21, 2020などをもとに作成。

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ジャアファリー・シリア国連代表はグテーレス事務総長と電話会談し、トルコによるアルーム揚水所の止水に対応するよう要請(2020年8月21日)

バッシャール・ジャアファリー・シリア国連代表はアントニオ・グテーレス国連事務総長と電話会談を行い、そのなかでトルコの占領下にあるハサカ県アルーク村の揚水所からの水道水供給に伴う深刻な水不足についての現状を報告し、トルコによるこうした犯罪行為を停止させるため、迅速に介入するよう要請した。

これに対して、グテーレス事務総長は、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表に問題に対処するために必要な対応を取るよう付託したと答えた。

SANA(8月21日付)が伝えた。

AFP, August 21, 2020、ANHA, August 21, 2020、AP, August 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 21, 2020、Reuters, August 21, 2020、SANA, August 21, 2020、SOHR, August 21, 2020、UPI, August 21, 2020などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で65人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で0人(2020年8月21日)

保健省は政府支配地域で新たに65人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者15人が完治し、1人が死亡したと発表した。

これにより、8月21日現在の同地での感染者数は計2,073人、うち死亡したのは83人、回復したのは475人となった。

SANA(8月21日付)が伝えた。

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レバノンの総合情報総局は、シリア在住のレバノン国民を受け入れるため、8月25日から27日の3日間、ダマスカス郊外県ジュダイダト・ヤーブース国境通行所に面するベカーア県のマスナア国境通行所、タルトゥース県ダブースィーヤ国境通行所に面する北部県のアブーディーヤ国境通行所を再開することを決定したと発表した。

SANA(8月21日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で8月21日に2人の新型コロナウイルス感染者が完治したと発表した。

これにより、同地での感染者数は計59人、うち回復したのは48人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1363682970503257/

AFP, August 21, 2020、ACU, August 21, 2020、ANHA, August 21, 2020、AP, August 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 21, 2020、Reuters, August 21, 2020、SANA, August 21, 2020、SOHR, August 21, 2020、UPI, August 21, 2020などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県、ラタキア県などを砲撃し、住民2人死亡(2020年8月21日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから168日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、カンスフラ村、スフーフン村、フライフィル村を砲撃し、ファッティーラ村では、イチジクの収穫をしていた住民2人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約50輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるトルコマン山地方各所を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市ダム街道地区でシャーム解放機構の元戦闘員が正体不明の武装集団の襲撃を受けて、死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県2件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, August 21, 2020、ANHA, August 21, 2020、AP, August 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 21, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, August 21, 2020、Reuters, August 21, 2020、SANA, August 21, 2020、SOHR, August 21, 2020、UPI, August 21, 2020などをもとに作成。

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