シャーム解放機構はイドリブ県スンマーク山でドゥルーズ派宗徒老夫婦を殺害したとされるウズベキスタン人グループを逮捕(2022年8月23日)

シャーム解放機構の総合治安機関はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/GE.SE.SE1/)を通じて声明を出し、8月20日のイドリブ県スンマーク山(ハーリム山)のカフティーン村でのドゥルーズ派宗徒老夫婦殺害事件の容疑者であるウズベキスタン人グループを22日に逮捕した。

https://www.facebook.com/GE.SE.SE1/posts/pfbid02ykADCgZeUkm38Kbcciy5j88rVYkX3Za6h1S58XmYicMDpaDedG58gkHXjA62W1wxl?__cft__[0]=AZVRyIwG3rRR8f9dBwbpR8lemDqYG7j-w895oNJtrRSCcrZz0YLhw76JPpIys8iY2kGZMFbWlQ8V4oKje7OaOapwRudG8tLCh2xcDHYDKrmUhGkNXQkPKoL_uRzF_8IvCrh4uu5xr2r7q0HJGtKfSC3CeOn8j1z4PjTj0EhgJiKXJLlNVKl4bIdzmBeEx528t9DEv8bKcLaaHwD6oj2-pzfV&__tn__=%2CO%2CP-R

https://www.facebook.com/GE.SE.SE1/posts/pfbid02Az32ddUZM9MiamhBXcMZB4hQFysasW94qucuNfWvZUBH75Yq4oxFEeauWMBS3kRrl?__cft__[0]=AZXBbsDvbjoCUHXDJ2jqx18WCDBxTB7KNECUmKzDgvzORW2I8im6OTwevWN3sdkXRfakBYcwPxVT4hpiodVxLs3bdAO_e5bnZ_OeIRMXf31ICZQVSMScMCgr3MK7EqkVBxgvT09Gxop_z0zfeQQ6X9yHmkax5OoftsLLQr4R5k2NC-Wj5dlfNuPcvpvET7lTqRXS6NRGADj5clHa1kp_EGNz&__tn__=%2CO%2CP-R

AFP, August 24, 2022、ANHA, August 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 24, 2022、Reuters, August 24, 2022、SANA, August 24, 2022、SOHR, August 24, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

*******************

トルコのチャヴシュオール外務大臣:「シリア政府との対話に前提条件は設けない」(2022年8月23日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、ハベル・グローバル(8月23日付)に出演し、シリア政府との対話に前提条件は設けないと述べた。

チャヴシュオール外務大臣の発言内容は以下の通り:

シリアの体制との対話の前提条件はトルコ側にはない。
だが、トルコには、シリアの領土の統一性と保全、トルコの安全保障…シリア難民の安全な期間、和平実現後のシリアの復興…といった実現したい目標がある。

AFP, August 23, 2022、ANHA, August 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 23, 2022、Haber Global, August 23, 2022、Reuters, August 23, 2022、SANA, August 23, 2022、SOHR, August 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米国務省のプライス報道官は、アレッポ県やハサカ県でトルコ軍、シリア民主軍、シリア軍の間での戦闘激化に深い懸念を表明(2022年8月23日)

米国務省のネッド・プライス報道官は声明を出し、アレッポ県やハサカ県でトルコ軍、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍、そしてシリア軍の間で戦闘が激化していることに関して、深い懸念を表明した。

声明の内容は以下の通り:

米国は、シリア北部国境地帯での最近の攻撃を深く懸念しており、すべての当事者に停戦ラインを維持するよう促している。我々は、(アレッポ県)バーブ市、ハサカ(県)などでの民間人の死傷者に悲嘆している。私たちは、ISIS(ダーイシュ(イスラーム国))の永続的な敗北とシリア紛争の政治的解決を確実にするための努力に引き続き専念する。

AFP, August 23, 2022、ANHA, August 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 23, 2022、Reuters, August 23, 2022、SANA, August 23, 2022、SOHR, August 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合の使節団がアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市を訪問、マンビジュ軍事評議会の司令官らと会談(2022年8月23日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・アラブ(コバネ)市を、米主導の有志連合の使節団が訪問した。

使節団は人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会の司令官らと会談し、トルコ軍の攻撃激化への対応などについて協議する予定だという。

 

**

 

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、兵站物資を積んだ米軍の貨物車輌50輌以上からなる車列が、イラクからワリード国境通行所を経由してシリア領内に侵入し、県内各所に違法に設置されている米軍基地に向かった。

AFP, August 23, 2022、ANHA, August 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 23, 2022、Reuters, August 23, 2022、SANA, August 23, 2022、SOHR, August 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

クナイトラ県マアラカ村で、ロシア軍の軍用車輌に何者かが仕掛けた爆弾が爆発、中にいた複数人が負傷(2022年8月23日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、占領下のゴラン高原に近いマアラカ村で、ロシア軍の軍用車輌に何者かが爆弾を仕掛け、爆発させた。

この爆発で車輌は大破、中にいた複数人が負傷した。

AFP, August 23, 2022、ANHA, August 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 23, 2022、Reuters, August 23, 2022、SANA, August 23, 2022、SOHR, August 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がイドリブ県、アレッポ県での砲撃でイッザ軍司令官1人とシャーム解放機構のメンバー3人を殺害する一方、新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードがイドリブ県のシリア軍拠点を砲撃(2022年8月23日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村一帯を砲撃し、同司令室の傘下で活動するイッザ軍の司令官1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードは、シリア政府の支配下にあるハザーリーン村・ダール・カビーラ村に設置されているシリア軍の拠点を砲撃した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にある県西部のアターリブ市一帯を砲撃し、シャーム解放機構のメンバー3人をが死亡した。

シリア軍はまた、カフル・アンマ村、カフルタアール村を砲撃した。

AFP, August 23, 2022、ANHA, August 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 23, 2022、Reuters, August 23, 2022、SANA, August 23, 2022、SOHR, August 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア国民軍がドローンでタッル・リフアト市近郊のシャイフ・イーサー村一帯を爆撃(2022年8月23日)

アレッポ県では、ANHA(8月23日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のタナブ村、ウンム・フーシュ村、スムーキーヤ村を砲撃した。

また、シリア人権監視団によると、シリア国民軍が無人航空機(ドローン)でタッル・リフアト市近郊のシャイフ・イーサー村一帯を爆撃した。

一方、トルコ占領下のアフリーン市近郊のマリーミーン村に設置されているトルコ軍の基地近くに、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地域から発射されたロケット弾1発が着弾した。

AFP, August 23, 2022、ANHA, August 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 23, 2022、Reuters, August 23, 2022、SANA, August 23, 2022、SOHR, August 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ミクダード外務在外居住者大臣はロシアを公式訪問し、ラブロフ外務大臣と会談:ドネツク、ルガンスク両人民共和国との間で在外公館の相互設置を行うことを明らかに(2022年8月23日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は、ロシアを公式訪問し、首都モスクワでセルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談した。

SANA(8月23日付)によると、ミクダード外務在外居住者大臣は会談で、シリアとロシアの関係が発展と進歩の新たな段階に入っているとしたうえで、近く、ドネツク、ルガンスク両人民共和国との間で在外公館の相互設置を行うことを明らかにした。

また、ウクライナ情勢をめぐっては、シリアがテロや過激主義と戦っているのと同じように、ロシアはナチズムや過激主義と戦っていると述べ、改めて理解を示すとともに、西側諸国がウクライナをロシアや諸外国に対する戦争の急先鋒にしようとしていると批判した。

**

会談後の共同記者会見において、ミクダード外務在外居住者大臣は、外相会談において、両国の戦略的関係、中東や国連における両国の姿勢について意見を交わしたことを明らかにしたうえで、シリアの領土の一部を占領するトルコと米国の部隊を排除し、テロ組織や「分離主義」民兵への支援、内政干渉、資源盗奪を停止させる必要があると強調した。

一方、トルコとの関係については、1998年にシリアとトルコが締結したアダナ合意を復活させることは可能だとしたうえで、次のように述べた。

トルコとの関係を改善するために実現されるべきことがあり、我々には条件はない。だが、トルコの占領を終わらせねばならない。
もし、我々とトルコが合意を決意すれば、それは、トルコにもシリアにもテロがあってはならないことを意味する。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/videos/1471973273255587/

一方、ラヴロフ外務大臣は、シリア領内に対するイスラエルの攻撃を改めて非難しイスラエルに国際法を尊重するよう求めた。

また、アスタナ会議の保障国であるトルコ、イランとともに、シリアの主権と領土の統一性の維持・強化に向けた取り組みを続けると述べた。

また、トルコが計画しているとされるシリア北部への新たな軍事侵攻作戦について、「受入れられないこと」として、改めて反対の意思を示したうえで、「ロシアとシリアは新たな軍事作戦を阻止するためトルコとの対話をめざしている」と述べた。

AFP, August 23, 2022、ANHA, August 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 23, 2022、Reuters, August 23, 2022、SANA, August 23, 2022、SOHR, August 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヨルダンのアズラク難民キャンプで避難生活を送っていたシリア人16人が帰国(2022年8月23日)

SANA(8月23日付)によると、ヨルダンのアズラク難民キャンプで避難生活を送っていたシリア人16人が、シリア側の関係当局が用意したバスに乗って、ダルアー県のナスィーブ国境通行所(ヨルダン側はジャービル国境通行所)を経由して新たに帰国した。

帰国したシリア人の1人でダルアー県ムライハト・アタシュ村のスーサン・ハリーリーさんがSANAの取材に対して、7年ぶりの帰国への喜びを露わにした。

AFP, August 23, 2022、ANHA, August 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 23, 2022、Reuters, August 23, 2022、SANA, August 23, 2022、SOHR, August 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で26人(2022年8月23日)

保健省は政府支配地域で新たに26人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者21人が完治し、1人が死亡したと発表した。

これにより、8月23日現在のシリア国内での感染者数は計56,902人、うち死亡したのは3,162人、回復したのは53,123人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid02o6gaDPTJSXc1CE1LAmaz8KhkS2uTvA8wCq8wmCFmKAwXCMW8Vuo73c3bccYmeFhNl

AFP, August 23, 2022、ACU, August 23, 2022、ANHA, August 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 23, 2022、Reuters, August 23, 2022、SANA, August 23, 2022、SOHR, August 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア当事者和解調整センターは過去24時間で緊張緩和地帯内でヌスラ戦線(シャーム解放機構)による1回の砲撃を確認したと発表(2022年8月23日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、過去24時間で緊張緩和地帯内でテロ組織のヌスラ戦線(現シャーム解放機構)による1回の砲撃(イドリブ県)を確認、これによりシリア軍兵士1人が負傷したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(8月23日付)が伝えた。

RIA Novosti, August 23, 2022をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.