ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方のサルジャ村一帯と、イドリブ市の缶詰工場一帯を爆撃(2022年8月31日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のサルジャ村一帯と、イドリブ市の缶詰工場一帯を爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、シリア軍もカンスフラ村一帯を砲撃した。

https://www.facebook.com/SYRMMC/posts/pfbid02stjgcy3cJdpD8awpfMG8vTfiuEmWfzyvNFeEJwRAWL27PdaGZbff3J9pzRGeq6qXl

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるバスラトゥーン村一帯を砲撃した。

AFP, August 31, 2022、ANHA, August 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2022、Reuters, August 31, 2022、SANA, August 31, 2022、SOHR, August 31, 2022などをもとに作成。

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北・東シリア自治局支配地域担当の特使に新たに就任したニコラス・グレンジャー氏が北・東シリア自治局渉外委員会の代表と会談(2022年8月31日)

北・東シリア自治局支配地域担当の特使に新たに就任したニコラス・グレンジャー氏がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ県カーミシュリー市の北・東シリア自治局渉外委員会本部を訪問し、バドラーン・ジヤー・クルド共同議長、アビール・イーリヤー共同副議長、ファナ・カイートアビール・イーリヤー共同副議長と会談した。

ANHA(8月31日付)によると、会談において、グレンジャー特使は、トルコによるシリア北部への攻撃を指示しないと表明した。

AFP, August 31, 2022、ANHA, August 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2022、Reuters, August 31, 2022、SANA, August 31, 2022、SOHR, August 31, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍パトロール部隊がラッカ県アイン・イーサー市近郊で、トルコ軍の発砲を受ける(2022年8月31日)

ラッカ県では、ANHA(8月31日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市に駐留するロシア軍のパトロール部隊が、同市の東約3キロの距離に位置するサファーウィーヤ村近くのM4高速道路沿線で、トルコ軍の発砲を受け、部隊は基地への帰還を余儀なくされた。

トルコ軍はまた占領下のタッル・アブヤド市に近いヒルバト・バカル村、クール・ハサン村、サワーン村を砲撃した。

AFP, August 31, 2022、ANHA, August 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2022、Reuters, August 31, 2022、SANA, August 31, 2022、SOHR, August 31, 2022などをもとに作成。

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フール・キャンプでアサーイシュがダーイシュのスリーパーセル摘発を目的とする「人道と治安」作戦第2段階を継続し、12人を新たに逮捕(2022年8月31日)

ハサカ県では、ANHA(8月31日付)によると、北・東シリア自治局の共同支配下にあるフール・キャンプで、内務治安部隊(アサーイシュ)がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセル摘発を目的とする「人道と治安」作戦第2段階を継続した。

第1、2、3区での作戦を完了したアサーイシュは、7日目となる31日には第7区に入り、スリーパーセルが使用していたテント複数丁を撤去、児童の洗脳に関与していた女性1人などスリーパーセのメンバー5人と容疑者7人を逮捕、ダーイシュの通貨や教材を押収したほか、収容者の登録更新作業を行った。

AFP, August 31, 2022、ANHA, August 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2022、Reuters, August 31, 2022、SANA, August 31, 2022、SOHR, August 31, 2022などをもとに作成。

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イスラエル軍戦闘機がアレッポ国際空港と首都ダマスカス近郊をミサイル攻撃(2022年8月31日)

SANA(8月31日付)は、シリア軍筋の話として、イスラエル軍戦闘機が午後8時頃、アレッポ国際空港に対してミサイル攻撃を行い、若干の物的被害が出た。

イスラエル軍はまた、午後9時18分頃、パレスチナ北部のティベリアス湖(ガリラヤ湖)上空方面から首都ダマスカス南東の複数ヵ所に対して多数のミサイルを発射、シリア軍防空部隊がこれを迎撃、その一部を撃破したが、若干の物的被害が出たと伝えた。

https://www.facebook.com/New.aleppo.new/posts/441448864684686

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シリア人権監視団によると、アレッポ国際空港に対する攻撃では4発のミサイルが発射され、うち3発は空港周辺に展開する「イランの民兵」の武器弾薬庫複数ヵ所を標的とし、1発は空港ターミナルに着弾した。

滑走路は被害を受けなかったが、「イランの民兵」の武器弾薬庫などに物的被害が出た。

シリア人権監視団が複数筋から得た情報によると、アレッポ国際空港に駐留するロシア軍部隊は、シーア派(12イマーム派)聖地巡礼を目的としてイランからの巡礼観光客が空路で訪れるようになるなか、イラン側が同空港を軍事目的で利用するのを阻止してきたという。

また同筋によると、空港に駐留するロシア軍部隊は、ミサイル攻撃を10分前に察知し、警戒態勢をとっていたという。

オリエント・ニュース(8月31日付)は、複数筋の話として、イスラエル軍はイランの航空機がアレッポ国際空港に着陸するのを阻止するためにミサイル攻撃を行ったが、同機が進路を変えてダマスカス国際空港に着陸しようとしたため、首都南東部にミサイル攻撃を行ったと伝えた。

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一方、シリア人権監視団によると、首都ダマスカス南東に対するミサイル攻撃では、ダマスカス郊外県キスワ市一帯が狙われた。

AFP, August 31, 2022、ANHA, August 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2022、Orient News, August 31, 2022、Reuters, August 31, 2022、SANA, August 31, 2022、SOHR, August 31, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍とシリア軍の戦闘機が米国が占領する55キロ地帯近くでダーイシュの拠点を爆撃、有志連合所属の戦闘機が緊急発進し、警戒監視活動にあたる(2022年8月31日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が30日深夜から31日未明にかけて、スフナ市に近いダーヒク山、タイバ村、クーム村一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して爆撃を実施した。

ロシア軍戦闘機はまた、シリア軍戦闘機とともに、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に近いハマード砂漠に対しても爆撃を実施した。

ロシア軍とシリア軍の戦闘機が55キロ地帯に接近したのを受けて、米主導の有志連合所属の戦闘機が緊急発進し、55キロ地帯上空に飛来、警戒監視活動にあたった。

AFP, August 31, 2022、ANHA, August 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2022、Reuters, August 31, 2022、SANA, August 31, 2022、SOHR, August 31, 2022などをもとに作成。

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アズラク難民キャンプで避難生活を送っていたシリア人がナスィーブ国境通行所(ジャービル国境通行所)を経由して新たに帰国(2022年8月31日)

SANA(8月31日付)によると、ヨルダンのアズラク難民キャンプで避難生活を送っていたシリア人が、シリア側の関係当局が用意したバスに乗って、ダルアー県のナスィーブ国境通行所(ヨルダン側はジャービル国境通行所)を経由して新たに帰国した。

今回帰還したのは、ダマスカス県、ダイル・ザウル県から避難していた難民。

AFP, August 31, 2022、ANHA, August 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2022、Reuters, August 31, 2022、SANA, August 31, 2022、SOHR, August 31, 2022などをもとに作成。

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イランのアブドゥッラフヤーン外務大臣がロシアを訪問し、ラブロフ外務大臣と会談(2022年8月31日)

イランのホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務大臣がロシアを訪問し、首都モスクワでセルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談した。

SANA(8月31日付)によると、シリア情勢に関して、ラヴロフ外務大臣は会談後の共同記者会見で、ロシア、イラン、トルコを保障国とするアスタナ会議の枠組みの重要性を改めて確認したことを明らかにした。

AFP, August 31, 2022、ANHA, August 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2022、Reuters, August 31, 2022、SANA, August 31, 2022、SOHR, August 31, 2022などをもとに作成。

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ロシア沿海地方のセルゲイフスキー訓練場で大規模合同軍事演習「ボストーク(Vostok)2022」開幕、シリア軍も参加(2022年8月31日)

ロシア沿海地方のセルゲイフスキー訓練場で大規模合同軍事演習「ボストーク(Vostok)2022」が開会式が行われた。

スプートニク(8月31日付)によると、ボストーク2022は9月1日から7日にかけて、ロシア軍参謀総長の指揮下で、攻防作戦の実践演習が行われ、ロシア軍約5万人のほか、アゼルバイジャン、アルジェリア、アルメニア、ベラルーシ、カザフスタン、キルギス、中国、ラオス、モンゴル、ニカラグア、シリア、タジキスタン軍も参加する。

AFP, August 31, 2022、ANHA, August 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2022、Reuters, August 31, 2022、SANA, August 31, 2022、SOHR, August 31, 2022、Sputnik News, August 31, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で17人(2022年8月31日)

保健省は政府支配地域で新たに17人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者21人が完治したと発表した。

これにより、8月31日現在のシリア国内での感染者数は計57,043人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは53,404人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid02vzw7gbzqxD4NFiEyUwBbJAJxR8HDqdfxr5kUTTL7cftGQKENrQy1v8GxmNpm1qscl

AFP, August 31, 2022、ACU, August 31, 2022、ANHA, August 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2022、Reuters, August 31, 2022、SANA, August 31, 2022、SOHR, August 31, 2022などをもとに作成。

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