アレッポ県各所でシリア国民軍に所属するハムザ師団と第3軍団、シャーム戦線などが交戦、劣勢のハムザ師団を支援するためイドリブ県からシャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動が部隊を派遣(2022年10月11日)

アレッポ県では、シリア人権監視団、ANHA(10月11日付)などによると、トルコ占領下のバーブ市でメディア活動家のムハンマド・アブドゥッラティーフ氏(アブー・ガンヌーム)と妻の殺害(6日)に対する住民の怒りが高まるなか、シリア国民軍に所属するハムザ師団は、殺害に関与したアブー・スルターンを名乗る司令官を含む複数のメンバーの身柄をシリア国民軍憲兵隊に引き渡した。

身柄を引き渡されたアブー・スルターン司令官は犯行を認め、その証言はSNSを通じて拡散された。

https://www.facebook.com/mari.swed.90/videos/800577741220931

 

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ハムザ師団がアブドゥッラティーフ氏夫妻殺害事件の容疑者を引き渡したのを利するかたちで、シリア国民軍の第3軍団は、バーブ市内に設置されていたハムザ師団の拠点すべてを掌握した。

第3軍団はまた、ハムザ師団の支配下にあるバザーア村を包囲し、同師団と激しく交戦した。

https://www.facebook.com/malik.aboobida/posts/pfbid0M83ontcFeyJvU3ipebXiF8nXZUPmqy7wkZj7s5cTjQ3pUBymrVkSLpno2Es6yepKl

シリア国民軍に所属するシャーム戦線も、バーブ市一帯、同市近郊のガンドゥーラ町、ライルーワ村にあるハムザ師団の拠点を襲撃し、そのほとんどを制圧、またハムザ師団が管理していたバーブ市近郊の農業学校を転用した収容所を掌握した。

収容所には、シーア派宗徒1人、クルド人3人が収容されていたが、消息は不明。

第3軍団、シャーム戦線とハムザ師団による一連の戦闘で、戦闘で、住民1人が死亡、3人が負傷した。

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一方、トルコ占領下のアフリーン市一帯でも、シャーム戦線は、ヌールッディーン・ザンキー運動(国民解放戦線所属)、ハムザ師団を離反したアブー・ジャービル・バトラーン氏が率いるファールーク旅団とともに、シーラーワー町一帯のハムザ師団支配地に進攻し、フライリーヤ村、カフル・ザイト村、タッル・ハムウ村、トゥラル村、カウカバ村を制圧した。

戦闘は、バーブリート村、フライリーヤ村、ファキーラーン村、カジューマー村、ブルジュ・アブダルー村、バースータ村、アイン・ダーラ市でも発生した。

これに対して、ハムザ師団も反撃、マスタカー村を制圧した。

ハムザ師団の劣勢を受け、シリア人権監視団によると、アル=カーイダ系組織の一つで国民解放戦線を構成するシャーム自由人イスラーム運動の車列が、シャーム解放機構支配地とトルコ占領地を隔てるガザーウィーヤ通行所を通って、トルコ占領地に入った。

車列は、ハムザ師団を支援するためで、トルコの庇護を受けるシリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団が通行所を開放し、通過を許可した。

シャーム自由人イスラーム運動は、シャーム軍団の支配下にあるガザーウィーヤ村、ブルジュ・アブダルー村、バースータ村、バースーファーン村、ブルジュ・ハイダル村、カルズィーハル村一帯に展開した。

シリア人権監視団によると、シリアのアル=カーイダとして知られるシャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)もトルコの占領地に面するガザーウィヤ通行所一帯地域で厳戒態勢を敷く一方、ANHA(10月11日付)が複数の地元筋の話として伝えたによると、トルコ占領下のアフリーン市近郊のシーラーワー町一帯の村々に入った。

これを受け、同地域内の複数ヵ所に設置されているトルコ軍の基地が厳戒態勢を敷いた。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラアス・アイン市で、シリア国民軍に所属し、ダーイシュ(イスラーム国)の元メンバーらからなる東部自由人運動に近いアカイダート部族のメンバーが、ハムザ師団が管理するシリア国民軍憲兵隊の本部を包囲し、攻撃した。

襲撃は、憲兵隊がアカイダート部族の女性を逮捕したのがきっかけ。

また、ラアス・アイン市では、シリア国民軍のメンバーと地元の部族メンバーが打ち合いとなり、女性と子どもを含む多数が負傷した。

AFP, October 11, 2022、ANHA, October 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 11, 2022、Reuters, October 11, 2022、SANA, October 11, 2022、SOHR, October 11, 2022などをもとに作成。

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匿名高官は、6日のハサカ県ムルーク・サラーヤー村に対する米軍の空挺作戦に関して、ロシアとの調整を経ずに独自に実施したと明らす(2022年10月11日)

AP(10月11日付)は、米匿名高官の話として、6日のハサカ県ムルーク・サラーヤー村に対する米軍の空挺作戦に関して、ロシアとの調整を経ずに独自に実施したことを明らかにした。

ロシアと米国は2015年10月に、シリア領空での偶発的衝突を回避するために「非紛争地帯」(de-confliction zone)を設置し、連絡チャンネルを開設している。

また、両国は2019年12月9日にも「非紛争議定書」を交わし、シリア領空での偶発的衝突に取り組んできた。

AFP, October 11, 2022、ANHA, October 11, 2022、AP, October 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 11, 2022、Reuters, October 11, 2022、SANA, October 11, 2022、SOHR, October 11, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県ジスル・シュグール市近郊のズアイニーヤ村一帯を爆撃(2022年10月11日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るジスル・シュグール市近郊のズアイニーヤ村一帯を爆撃した。

シリア軍も、「決戦」作戦司令室の支配下にあるダクマーク村、マアーッラト・ナアサーン村、ザーウィヤ山地方のファッティーラ村、バーラ村、バイニーン村近郊の森林地帯、ルワイハ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, October 11, 2022、ANHA, October 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 11, 2022、Reuters, October 11, 2022、SANA, October 11, 2022、SOHR, October 11, 2022などをもとに作成。

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米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた3家族が、キャンプ内の劣悪な生活環境を理由に政府の支配地に脱出(2022年10月11日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた3家族が、キャンプ内の劣悪な生活環境を理由に、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由してシリア政府の支配地に脱出した。

脱出したのはズアイダート部族。

AFP, October 11, 2022、ANHA, October 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 11, 2022、Reuters, October 11, 2022、SANA, October 11, 2022、SOHR, October 11, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ県、アレッポ県、ラッカ県各所を砲撃(2022年10月11日)

ハサカ県では、ANHA(10月11日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町とアブー・ラースィーン(ザルカーン)町を結ぶ街道をタッル・タムル町に向かって移動していた車1台を攻撃した。

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アレッポ県では、ANHA(10月11日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のシャッアーラ村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(10月11日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のアイン・イーサー・キャンプ、サイダー村、マアラク村、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, October 11, 2022、ANHA, October 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 11, 2022、Reuters, October 11, 2022、SANA, October 11, 2022、SOHR, October 11, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で1人(2022年10月11日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者2人が完治したと発表した。

これにより、10月11日現在のシリア国内での感染者数は計57,326人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは54,143人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid0viMiTiihcE4tQpEM9N17HWxQjFusXuYK6vE2meMbFCK8YRHZhPS1coBuBfU643m9l

AFP, October 11, 2022、ACU, October 11, 2022、ANHA, October 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 11, 2022、Reuters, October 11, 2022、SANA, October 11, 2022、SOHR, October 11, 2022などをもとに作成。

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米主導の有志連合所属と思われるドローンが、トルコ占領下のアレッポ県ハマーム・トゥルクマーン村近郊で、ダーイシュ・メンバーと思われる男性を殺害(2022年10月10日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合所属と思われる無人航空機(ドローン)が、トルコ占領下のハマーム・トゥルクマーン村近郊で、男性1人が運転するオートバイを攻撃し、この男性を殺害した。

殺害されたのは、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーとみられる人物。

AFP, October 10, 2022、ANHA, October 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 10, 2022、Reuters, October 10, 2022、SANA, October 10, 2022、SOHR, October 10, 2022などをもとに作成。

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シリア国民軍憲兵隊はアレッポ県バーブ市でメディア活動家夫妻殺人犯のハムザ師団メンバーを逮捕(2022年10月10日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市で、シリア国民軍憲兵隊が6日にメディア活動家のムハンマド・アブドゥッラティーフ氏(アブー・ガンヌーム)と妻を殺害したとされる容疑者を逮捕した。

この容疑者はハムザ師団のメンバーで、市内の監視カメラに犯行に及ぶ様子が映っていた。

これを受けて、バーブ市で活動する反体制活動家らはハムザ師団の退去と幹部の処罰を要請する声明を出した。

一方、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治地からトルコ占領下のハズワーン村が砲撃を受け、シリア国民軍の戦闘員1人が死亡した。

このほか、バーブ市とラーイー村で、医師らが生活状況改善と給与引き上げを求めてストライキを行った。

AFP, October 10, 2022、ANHA, October 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 10, 2022、Reuters, October 10, 2022、SANA, October 10, 2022、SOHR, October 10, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ズィーバーン町で、教員らが給与引き上げを求めるデモ(2022年10月10日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるズィーバーン町で、教員らが給与引き上げを求めるデモを行った。

一方、ルワイシド村では、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと思われる武装集団が、民家に押し入り、中にいた住民1人を殺害した。

また、カッサール村でも、ダーイシュのスリーパーセルと思われる武装集団が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士1人を銃で撃ち殺害した。

AFP, October 10, 2022、ANHA, October 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 10, 2022、Reuters, October 10, 2022、SANA, October 10, 2022、SOHR, October 10, 2022などをもとに作成。

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アレッポ県、イドリブ県での「決戦」作戦司令室による砲撃でシリア軍兵士5人死亡(2022年10月10日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍部隊が県西部の第46中隊基地一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室も第46中隊基地一帯やカブターン・ジャバル村を砲撃し、シリア軍兵士3人が死亡した。

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるルワイシド村でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと思われる武装集団が、民家に押し入り、中にいた住民1人を殺害した。

また、カッサール村でも、ダーイシュのスリーパーセルと思われる武装集団が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士1人を銃で撃ち殺害した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるアターリブ市近郊に設置されているトルコ軍の拠点一帯、ワサータ村、カフル・ヌーラーン村、アブザムー町を砲撃し、アブザムー町で女性1人と子ども1人が死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室による砲撃で、シリア軍兵士2人(うち士官1人)が死亡した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、ファッティーラ村、フライフィル村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、フラーク市とナーフタ町を結ぶ街道で、治安当局が指名手配していた元反体制武装集団メンバーが、シリア軍を支援する地元民兵と思われる武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

また、ダルアー市ダルアー・バラド地区では、麻薬密売に関与していると思われる若い男性が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, October 10, 2022、ANHA, October 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 10, 2022、Reuters, October 10, 2022、SANA, October 10, 2022、SOHR, October 10, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下ハサカ県、ラッカ県、アレッポ県各所を砲撃(2022年10月10日)

ハサカ県では、ANHA(10月10日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のダルダーラ村、ウンム・カイフ村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(10月10日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市一帯、M4高速道路沿線、トルコ占領下のタッル・アブヤド市近郊を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(10月10日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・アブヤド市近郊のザイワーン村、タッル・アナブ村を砲撃した。

AFP, October 10, 2022、ANHA, October 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 10, 2022、Reuters, October 10, 2022、SANA, October 10, 2022、SOHR, October 10, 2022などをもとに作成。

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シリア・ロシア両軍が実戦を想定し、実弾を使用した合同戦略演習を数日間の日程で開始(2022年10月10日)

シリア軍は、アサド大統領(軍武装部隊総司令官、大将)の司令のもと、今年の戦闘訓練の計画の一環として、アブドゥルカリーム・イブラーヒーム参謀長(准将)、シリア駐留ロシア軍のアレクサンドル・チャイコ司令官(中将)、シリア・ロシア両軍の士官らが参加し、実戦を想定し、実弾を使用した合同戦略演習を数日間の日程で開始した。

SANA(10月10日付)が伝えた。

https://www.youtube.com/watch?v=KY8A62vp754

http://sana.sy/wp-content/uploads/2022/10/311437565_2199007146925876_5812880721972975151_n-1.jpg

AFP, October 10, 2022、ANHA, October 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 10, 2022、Reuters, October 10, 2022、SANA, October 10, 2022、SOHR, October 10, 2022などをもとに作成。

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外務在外居住者省は声明でクリミア大橋の爆破事件を「テロ」と非難、欧米諸国が関与していると断じる(2022年10月10日)

外務在外居住者省の公式筋は報道声明を出し、8日に発生したクリミア大橋での爆発事件を「テロ攻撃」としたうえで、「もっとも強い表現で非難する」と表明、「米国や西側のその手先が、いかなる非難もしていないこのテロ行為は、ロシアを狙い、世界における派遣を維持しようとして、西側が全面関与していることを明確に示している」と断じた。

SANA(10月10日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/pfbid0tQ8x8AsUxwq47QrdeKbKg5nBGn4zbcfAZ4uzgQn1g82tkuaJi8DTEtiBpHuuMinzl

AFP, October 10, 2022、ANHA, October 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 10, 2022、Reuters, October 10, 2022、SANA, October 10, 2022、SOHR, October 10, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で2人(2022年10月10日)

保健省は政府支配地域で新たに2人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者2人が完治したと発表した。

これにより、10月10日現在のシリア国内での感染者数は計57,325人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは54,141人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid03eFZDXQPboS4Rk6nNogkH8YNJMqh1jpGbY75vhcx9j8Xr8GCeJAxoUUSaF93K1XJl

AFP, October 10, 2022、ACU, October 10, 2022、ANHA, October 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 10, 2022、Reuters, October 10, 2022、SANA, October 10, 2022、SOHR, October 10, 2022などをもとに作成。

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パレスチナ人民兵組織のクドス旅団がシリア政府にウクライナでの戦闘への参加を要請するが、政府はこれを拒否(2022年10月9日)

英国で活動する反体制組織の一つシリア・パレスチナ人のための行動グループは、インターネットの公式アカウント(https://www.actionpal.org.uk/)を通じて、シリア政府を支援するパレスチナ人民兵組織のクドス旅団が、ウクライナでロシア軍とともに戦闘に参加することを認めるよう要請したと発表した。

同グループが、複数の匿名独自筋から得た情報によると、クドス旅団のムハンマド・サイード司令官が、シリアの治安当局に対して、ウクライナでの戦争にパレスチナ人青年を参加させるため、義勇兵の募集を行うことことを認めるよう要請した。

しかし、シリア政府は、この要請を拒否し、サイード司令官に対して、スハイル・ハサン准将が指揮するシリア軍第25師団がこの件にかかる唯一の窓口だと伝えたという。

AFP, October 12, 2022、ANHA, October 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 12, 2022、Reuters, October 12, 2022、SANA, October 12, 2022、SOHR, October 12, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がラッカ県ラサーファ砂漠でダーイシュの拠点を狙って爆撃(2022年10月9日)

ラッカ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月9日付)によると、ロシア軍戦闘機2機がシリア政府の支配下にあるラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を狙って爆撃を実施した。

AFP, October 9, 2022、ANHA, October 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2022、Reuters, October 9, 2022、SANA, October 9, 2022、SOHR, October 9, 2022などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県マーリア市の民家を正体不明の武装集団が襲撃し、中にいた元「自由シリア軍」の司令官1人を殺害(2022年10月9日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のマーリア市の民家を正体不明の武装集団が襲撃し、中にいた元「自由シリア軍」の司令官1人を殺害した。

この司令官は、この地域からダーイシュ(イスラーム国)が排除された後、戦闘から身を引いていたという。

一方、トルコ占領下のラーイー村は、住民らがフブズの値上げに抗議するデモを行った。

AFP, October 9, 2022、ANHA, October 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2022、Reuters, October 9, 2022、SANA, October 9, 2022、SOHR, October 9, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県スーサ町の合同教育施設で、教員らが賃上げを求めて抗議デモ(2022年10月9日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるスーサ町の合同教育施設で、教員らが賃上げを求めて抗議デモを行った。

デモはシリア・ポンドの下落により、教員らの月給は200米ドル以下に目減りしていることを受けたもの。

AFP, October 9, 2022、ANHA, October 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2022、Reuters, October 9, 2022、SANA, October 9, 2022、SOHR, October 9, 2022などをもとに作成。

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シリア政府がアレッポ県マンビジュ市一帯地域の情勢を追い、北・東シリア自治局とその傘下にあるマンビジュ軍事評議会に対するの同地の住民の反抗を促すための特別作戦司令室を設置(2022年10月9日)

アレッポ県では、シリア人権監視団が複数筋から得た情報によると、シリア政府が、マンビジュ市一帯地域の情勢を追い、北・東シリア自治局とその傘下にあるマンビジュ軍事評議会に対するの同地の住民の反抗を促すことを目的とした特別作戦司令室を設置した。

作戦司令室は9月下旬に初会合を開き、総合情報部のアレッポ県支部長を務めるシリア軍の士官(N.A.准将)、スィヤード部族の名士(I.A.)、ナイーム部族の名士(A.Kh.)、ブービナ部族の名士W.A.)ら多数の部族長・名士が出席した。

会合では、9月18日に投票が行われた統一選挙などについて意見が交わされ、シリア政府側は部族長・名士らに対して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍から部族を遠ざけ、北・東シリア自治局に対する抵抗に参加させるよう要請があった。

AFP, October 9, 2022、ANHA, October 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2022、Reuters, October 9, 2022、SANA, October 9, 2022、SOHR, October 9, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がラタキア県クルド山地方のカッバーナ村近郊のM4高速道路沿線を見渡すことができる戦略的要衝に新たな拠点を設置(2022年10月9日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室が絶えないクルド山地方のカッバーナ村近郊のM4高速道路沿線を見渡すことができる戦略的要衝に、トルコ軍が新たな拠点を設置した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が県西部の「決戦」作戦司令室の支配地(場所は不明)を砲撃し、戦闘員1人を殺害した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるナイラブ村一帯、ザーウィヤ山地方のスフーフン村、バーラ村、フライフィル村、ファッティーラ村を砲撃した。

AFP, October 9, 2022、ANHA, October 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2022、Reuters, October 9, 2022、SANA, October 9, 2022、SOHR, October 9, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ県、ラッカ県各所を砲撃(2022年10月9日)

ハサカ県では、ANHA(10月9日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のダルダーラ村、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のダーダー・アブダール村、ブービー村、アサディーヤ村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(10月9日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市、トルコ占領下のタッル・アブヤド市の西方および東方の一帯を砲撃した。

ANHA(10月10日付)によると、この砲撃で、ファーティサ村のモスクが被弾し、被害を受けた。

AFP, October 9, 2022、ANHA, October 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2022、Reuters, October 9, 2022、SANA, October 9, 2022、SOHR, October 9, 2022などをもとに作成。

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アサド大統領は大ウマイヤ・モスクでの預言者生誕祭の祝典に出席し、午後の集団礼拝に参加、宗教教育に携わる女性教師に「いわゆる宗教改革というものはない。なぜなら宗教が人間を改革するからで、その逆ではないからだ」と説く(2022年10月9日)

アサド大統領は、宗教関係省がダマスカス県旧市街中心部にある大ウマイヤ・モスクで主催した預言者生誕祭の祝典に出席し、午後の集団礼拝に参加した。

集団礼拝は、ダマスカス郊外県宗教関係局長のハドル・シャフルール師の主導のもとに行わわれ、アサド大統領のほか、ムハンマド・アブドゥッサッタール・サイイド宗教関係大臣、シャームのくにぐにのウラマー連合議長のムハンマド・タウフィーク・ラマダーン・ブーディー師、政府・議会高官、バアス党幹部らが出席した。





https://youtu.be/fZJglZE8FN0

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid0kFavjE8fugSVVZf6FNSyXatQm5FaBCsF2SFmor82ee4TWRCecyb4EmS8gKZN1RCUl

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また、アサド大統領は祝典後に、学校でコーランやシャリーアについて教えている女性教員らに対して、「いわゆる宗教改革というものはない。なぜなら宗教が人間を改革するからで、その逆ではないからだ」と説いた。

アサド大統領の主な発言は以下の通り:

この祝典に女性の説教師のみなさんが参加したことを嬉しく思っている。ここで、私は二つの点について話したい。第1は、私が目の当たりにした慈愛だ。宗教分野で誠実に活動し、宗教を理解し、この教義に正しく身を置く人は、愛されないはずはない。

第2は、女性は社会の半分を構成していると言われる。だが、この半分という言葉で何を意図しているのか私には分からない。数なのか? 社会が男性、女性、そして子供たちのうえに成り立っているからなのか? 社会は数では計れない。割合でも計れない。統合と調和によって計られるものだからだ。我々が社会を見るとき、一つのまとまり、一つのものを作り出す調和したまとまりとして見るからだ。

私はウラマー諸氏とこのラマンダーンに、いわゆる宗教改革なるものについて話した。その時私はこう述べた。我々には宗教を改革することなどできない、なぜなら、宗教こそが人間を改革し、その逆ではないからだ。しかし、この改革は、社会の改革なくしては起こり得ない。社会の改革は女性が男性の協力者として基本的な役割を果たすことなくして起こり得ない。この協力関係とは、対等な関係、あるいは協業を意味するのではなく、役割の分担と補完を意味している。男性には長所があり、女性にも長所はある。男性には弱点があり、女性にも弱点はある。

女性は感情的だという者もいる。だが、女性は時と場合によっては、男性以上に断固たる決意を持ち、より厳しい。男性もよりしなやかに、そして感情的になることもある。これが役割の分担だ。

女性がこの祝典で我々とともにいるというのは、当然のことだ。宗教、そしてイスラームは、しばしば後進的な女性、抑圧された情勢、受け身の女性といったイメージと結び付けられてきた。今日、あなたたち女性は、完全なる役割を果たしている。あなたたちみなが、力強く、行動力があり、活発な女性だ。だが、外見だけでしか理解しようとしない者にとって…、私たちにとってこの外見さえも、教義が伝えているメッセージを貫徹するうえで必要ではあるのだが…、イスラームは単なる内容ではなく、形式でもある。

https://www.youtube.com/watch?v=fZJglZE8FN0

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/videos/516117426533510/

SANA(10月9日付)が伝えた。

AFP, October 9, 2022、ANHA, October 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2022、Reuters, October 9, 2022、SANA, October 9, 2022、SOHR, October 9, 2022などをもとに作成。

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ハマー市で、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きを行うための和解センターが開設(2022年10月9日)

ハマー県では、SANA(10月9日付)によると、ハマー市のハマー駅舎で、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きを行うための和解センターが開設され、手続きが開始された。

AFP, October 9, 2022、ANHA, October 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2022、Reuters, October 9, 2022、SANA, October 9, 2022、SOHR, October 9, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で1人(2022年10月9日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者4人が完治したと発表した。

これにより、10月9日現在のシリア国内での感染者数は計57,323人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは54,163人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid0HXEnzvGxwDCQsDT6JZ4TRQFK3ZgY8FL1NZhSUHdLapcmxojSDzKRR8EZxaUoLk8Cl

AFP, October 9, 2022、ACU, October 9, 2022、ANHA, October 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2022、Reuters, October 9, 2022、SANA, October 9, 2022、SOHR, October 9, 2022などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合がハサカ県ハサカ市への人道支援物資の搬入を妨害していると非難(2022年10月9日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、米主導の「違法」な有志連合が、ハサカ県ハサカ市への人道支援物資の搬入を妨害していると発表した。

エゴロフ副センター長は声明のなかで、ダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロとの戦い」を行うと主張し、シリア領内に違法な活動を続ける有志連合が、ロシア当事者和解調整センターとシリア赤新月社による合同の人道支援活動を妨害し、ハサカ市の住民に食料物資や医薬品を届けることを阻止していると非難した。

また、米軍がシリア政府による医療プロジェクトを妨害し、ハサカ県の一部地域に病気が蔓延するのに事実上寄与し、住民にさらなる苦しみを与えていると付言した。

RIAノーヴォスチ通信(10月9日付)が伝えた。

RIA Novosti, October 9, 2022をもとに作成。

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CENTCOMはハサカ県ルマイラーン町近郊の発着場に駐留する米主導の有志連合の部隊が要撃を受けたと発表(2022年10月8日)

米中央軍(CENTCOM)は声明(第20221008-05号)を出し、北・東シリア自治局の支配下にあるハサカ県ルマイラーン町近郊の発着場に駐留する米主導の有志連合の部隊が午後10時12分頃、107ミリロケット弾の攻撃を受けたと発表した。

ロケット弾は基地に被害を与えることはなく、米軍も協力部隊(人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍)にも死傷者はなかった。

AFP, October 9, 2022、ANHA, October 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2022、Reuters, October 9, 2022、SANA, October 9, 2022、SOHR, October 9, 2022などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県バーブ市でメディア活動家夫妻の殺害に抗議するゼネスト(2022年10月8日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月8日付)によると、トルコ占領下のバーブ市で、6日にメディア活動家のムハンマド・アブドゥッラティーフ氏(アブー・ガンヌーム)と妻が殺害されたことを受け、ゼネストが行われ、抗議の意思が示された。

AFP, October 8, 2022、ANHA, October 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 8, 2022、Reuters, October 8, 2022、SANA, October 8, 2022、SOHR, October 8, 2022などをもとに作成。

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米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた2家族が、キャンプ内の劣悪な生活環境を理由に政府の支配地に脱出(2022年10月8日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた2家族が、キャンプ内の劣悪な生活環境を理由に、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由してシリア政府の支配地に脱出した。

AFP, October 8, 2022、ANHA, October 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 8, 2022、Reuters, October 8, 2022、SANA, October 8, 2022、SOHR, October 8, 2022などをもとに作成。

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シリア軍部隊が3日のトルコ軍によるアレッポ県ジャイサーン村の丘陵地帯への爆撃で死亡した国境警備隊兵士4人の遺体を回収(2022年10月8日)

ラッカ県では、ANHA(10月8日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍が、トルコ占領下のタッル・アブヤド市近郊のビール・ザンナール村、ズィヌービヤー村、ヒルバト・バカル村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍部隊が10月3日のトルコ軍によるジャイサーン村の丘陵地帯への爆撃で死亡したシリア軍国境警備隊兵士4人の遺体を回収した。

AFP, October 8, 2022、ANHA, October 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 8, 2022、Reuters, October 8, 2022、SANA, October 8, 2022、SOHR, October 8, 2022などをもとに作成。

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ヨルダン・シリア経済フォーラムが首都ダマスカスで開幕(2022年10月8日)

ダマスカス県では、SANA(10月8日付)によると、経済対外通商省の主催のもと、ヨルダン商業会議所が、シリア商業会議所連合の支援を受けて、ヨルダン・シリア経済フォーラムが開幕し、ヨルダンから企業の代表やビジネスマン90人以上が参加した。

AFP, October 8, 2022、ANHA, October 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 8, 2022、Reuters, October 8, 2022、SANA, October 8, 2022、SOHR, October 8, 2022などをもとに作成。

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