シリア国民軍第3軍団は組織の完全統合のためとして諮問会議を解散(2022年11月14日)

トルコの支援を受けるシリア国民軍の主力部隊の一つ第3軍団は声明を出し、組織の制度を強化し、参加組織を完全統合するために、組織の内規に従い、諮問評議会を解散すると発表した。

イナブ・バラディー(11月14日付)が第3軍団のサッラージュッディーン・ウマル広報局長の話として伝えたところによると、解散は、10月にトルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で発生し、シャーム解放機構の介入を招いた同軍団とハムザ師団の戦闘にも関連しているという。

だが、10月末にトルコのガジアンテップ県で開催された同軍団と、シリア問題担当のトルコ高官らとの会談との関係は否定した。

AFP, November 14, 2022、ANHA, November 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2022、‘Inab Baladi, November 14, 2011、Reuters, November 14, 2022、SANA, November 14, 2022、SOHR, November 14, 2022などをもとに作成。

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シャーム解放機構が軍イドリブ市で活動家1人を逮捕(2022年11月14日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市で、同機構の総合治安機関が、活動家1人を逮捕した。

一方、シャーム解放機構によって自治を委託されているシリア救国内閣が、シリア政府支配地の大学卒業者のイドリブ大学での就労を認めた決定を撤回した。

同大学の学生らが12日から決定に抗議してストライキを行ってきたことに対処するための措置。

AFP, November 14, 2022、ANHA, November 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2022、Reuters, November 14, 2022、SANA, November 14, 2022、SOHR, November 14, 2022などをもとに作成。

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アレッポ県で「決戦」作戦司令室がシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害、イドリブ県ではシリア軍の砲撃で1人死亡(2022年11月14日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にある県西部のカブターン・ジャバル村でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

「決戦」作戦司令室はまた、カフル・ハラブ村、ミーズナーズ村、バスラトゥーン村を砲撃した。

一方、シリア軍は県西部の第46中隊基地一帯、ダーラ・イッザ市を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるサーン村、マアッルバリート村一帯を砲撃し、オリーブの収穫作業をしていた住民1人が死亡した。

シリア軍はまた、ザーウィヤ山地方のスフーフン村、バーラ村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方のカッバーナ村一帯で砲撃戦を行った。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市ダム街道地区で、地元民兵、シリア軍第5軍団第8旅団と、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの戦闘が続き、ダーイシュ・メンバー2人が新たに死亡した。

これにより、10月31日以降のダルアー県でのダーイシュに対する治安作戦での死者は、これにより民間人6人(うち子供2人、メディア活動家1人、高齢者1人を含む)、ダーイシュ・メンバー11人、地元民兵およびシリア軍第5軍団兵士5人となった。

AFP, November 14, 2022、ANHA, November 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2022、Reuters, November 14, 2022、SANA, November 14, 2022、SOHR, November 14, 2022などをもとに作成。

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YPGとシリア民主軍は13日のトルコのイスタンブールでの爆破テロへの関与を否定(2022年11月14日)

人民防衛隊(YPG)の公式報道官は声明を出し、13日のトルコのイスタンブールでの爆破テロ事件に関して、「我々がテロ行為を実行したアフラーム・バシールなる(シリア人)女性と一切関係があり、役割を果たしていたことを完全に否定する」と発表した。

また、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官もツイッターのアカウント(https://twitter.com/MazloumAbdi/)を通じて、「我々の部隊は何ら関係はない」と関与を否定した。

ANHA(11月14日付)が伝えた。

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トルコでは13日夕、最大都市イスタンブール中心部のタクシム広場にあるショッピング街で、爆発があり、少なくとも6人が死亡、81人が負傷、当局は14日、容疑者とされる女性1人を逮捕していた。

これに関して、シュレイマン・ソイル内務大臣は14日朝、爆発事件に関してクルディスタン労働者党(PKK)の犯行だと断じ、非難した。

AFP, November 14, 2022、ANHA, November 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2022、Reuters, November 14, 2022、SANA, November 14, 2022、SOHR, November 14, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県、ハサカ県を砲撃(2022年11月14日)

アレッポ県では、ANHA(11月14日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のシャワーリガ村、シャワーリガ砦を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(11月14日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のシャイフ・アリー村を砲撃した。

AFP, November 14, 2022、ANHA, November 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2022、Reuters, November 14, 2022、SANA, November 14, 2022、SOHR, November 14, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県で13歳の子供が米主導の有志連合の軍用車輌に跳ねられて即死(2022年11月14日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるジュダイド・バッカーラ村で米主導の有志連合の軍用車輌が13歳の子供を跳ねた。

跳ねられた子供は即死した。

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ハサカ県では、SANA(11月14日付)によると、県内で盗奪した石油を積んだタンクローリー76輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラク領内に移動した。

AFP, November 14, 2022、ANHA, November 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2022、Reuters, November 14, 2022、SANA, November 14, 2022、SOHR, November 14, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で1人(2022年11月14日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者1人が完治したと発表した。

これにより、11月14日現在のシリア国内での感染者数は計57,382人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは54,211人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid02YR7JxrPqN7ZXzzgoaoRspEokHAZdpEHiuabkAwgsSHvy4oWFv4TKA3vJL4Ab9cJnl

AFP, November 14, 2022、ACU, November 14, 2022、ANHA, November 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2022、Reuters, November 14, 2022、SANA, November 14, 2022、SOHR, November 14, 2022などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センター:「ヌスラ戦線とホワイト・ヘルメットがイドリブ県でシリア軍とロシア軍が民間人を「無差別攻撃」したと捏造するための準備を行っている」(2022年11月14日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、イスラエル空軍のF-15戦闘機複数機が13日に、レバノン領空からヒムス県シャイーラート航空基地近くの標的に向けて8発の巡航ミサイルを発射、シリア軍防空部隊がうち3発を撃破したと発表した。

エゴロフ副センター長はまた、シャームの民のヌスラ戦線(現シャーム解放機構)がホワイト・ヘルメットとともに、イドリブ県内に設置されている緊張緩和地帯で、シリア軍とロシア軍が民間人を「無差別攻撃」したと捏造するための準備を行っているとの情報を得たと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(11月14日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 14, 2022をもとに作成。

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