イランのアブドゥッラフヤーン外務大臣:「シリア政府とともに国境の安全保障を確保するようトルコに提言している」(2022年11月23日)

イランのホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務大臣は、シリア北部とイラク北部に対するトルコの「鉤爪」作戦に関して、トルコの安全保障上の懸念を理解しているとしたうえで、「シリア政府とともに国境の安全保障を確保するようトルコに提言している」と述べた。

また、「いかなる当事者であれ、シリアに軍を駐留させることは非建設的で、事態を複雑化させる」と付言した。

ドゥラル・シャーミーヤ(11月23日付)などが伝えた。

AFP, November 23, 2022、ANHA, November 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 23, 2022、Reuters, November 23, 2022、SANA, November 23, 2022、SOHR, November 23, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県アーフィス村を砲撃し、住民1人が死亡(2022年11月23日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアーフィス村を砲撃し、住民1人が死亡、2人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, November 23, 2022、ANHA, November 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 23, 2022、Reuters, November 23, 2022、SANA, November 23, 2022、SOHR, November 23, 2022などをもとに作成。

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シリア軍と「イランの民兵」が、米占領下のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に隣接する地域で重火器を使用した夜間演習を実施(2022年11月23日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「イランの民兵」が、米軍(有志連合)が占領を続けるタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に隣接する地域で、重火器を使用した夜間演習を実施した。

AFP, November 23, 2022、ANHA, November 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 23, 2022、Reuters, November 23, 2022、SANA, November 23, 2022、SOHR, November 23, 2022などをもとに作成。

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イラン・イスラーム革命防衛隊士官が首都ダマスカス近郊で爆殺(2022年11月23日)

ダマスカス郊外県では、イランのタスニーム通信(11月23日付)によると、イラン・イスラーム革命防衛隊の士官(大佐)で、シリアで同隊の航空宇宙部隊の顧問を務めるダーウド・ジャアファリー氏が21日、首都ダマスカス近郊の街道に仕掛けられいた爆弾の爆発により殺害された。

報道によると、殺害は「シオニスト政体の工作員の手」によるものだという。

AFP, November 23, 2022、ANHA, November 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 23, 2022、Reuters, November 23, 2022、SANA, November 23, 2022、SOHR, November 23, 2022、Tasnim News, November 23, 2022などをもとに作成。

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トルコのアカル国防大臣は「鉤爪」作戦の戦果を発表(2022年11月23日)

トルコのフルシ・アカル国防大臣は、19日に開始したシリア北部とイラク北部に対する「鉤爪」作戦の戦果を発表した。

それによると、トルコ軍はこれまでに471の標的に打撃を与え、テロリスト254人を無力化した。

AFP, November 23, 2022、ANHA, November 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 23, 2022、Reuters, November 23, 2022、SANA, November 23, 2022、SOHR, November 23, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍のアブディー司令官:「イスタンブールでのテロ実行犯はPKKではなく、ダーイシュとつながりのある家族の出」(2022年11月23日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー司令官は、アル・モニター(11月23日付)とのインタビューに応じ、トルコのイスタンブールで発生した爆破テロの実行犯とした拘束されたシリア人女性のアフラーム・バシール容疑者に関して、クルディスタン労働者党(PKK)のメンバーだとするトルコ側の主張を否定、ダーイシュ(イスラーム国)とつながりがある家族の出だと反論した。

そのうえで、爆破テロが、「我々に対する戦争を仕掛けるために占領国家トルコが仕組んだ挑発行為だ」と非難した。

AFP, November 23, 2022、ANHA, November 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 23, 2022、Al-Monitor, November 23, 2022、Reuters, November 23, 2022、SANA, November 23, 2022、SOHR, November 23, 2022などをもとに作成。

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ハサカ県タッル・タムル町で住民がロシア軍に投石し、トルコの攻撃を抑止しないロシア軍に抗議(2022年11月23日)

ハサカ県では、ANHA(11月23日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町で、住民がロシア軍パトロール部隊に投石などを行い、トルコ軍の攻撃を黙認していることに抗議した。

AFP, November 23, 2022、ANHA, November 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 23, 2022、Reuters, November 23, 2022、SANA, November 23, 2022、SOHR, November 23, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がハサカ県のフール・キャンプを爆撃、ダーイシュ・メンバーの家族多数が逃走(2022年11月23日)

ハサカ県では、ANHA(11月23日付)によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプをトルコ軍が有人戦闘機で爆撃、収容されていたダーイシュ・メンバーの家族多数が逃走した。

これに関して、北・東シリア自治局の法務改革問題局が声明を出し、トルコ軍がダーイシュ・メンバーらの収容施設を標的としていることに非難の意を示した。

 

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シリア人権監視団によると、トルコ軍はフール・キャンプの守衛拠点に対して2回の爆撃を実施、キャンプ内が混乱に陥るなか、ダーイシュ・メンバーの家族らが逃亡したという。

AFP, November 23, 2022、ANHA, November 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 23, 2022、Reuters, November 23, 2022、SANA, November 23, 2022、SOHR, November 23, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍はシリア北東部の油田、発電施設、ロシア軍とシリア民主軍の合同拠点などをドローンや有人戦闘機などによって攻撃(2022年11月23日)

アレッポ県では、ANHA(11月23日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・アラブ(コバネ)市近郊のカラーリーシュク村を無人航空機(ドローン)で爆撃した。

トルコ軍はまた、タッル・リフアト市、同市近郊のタッル・マディーク村、タッル・ジージャーン村、シャフバー・ダム、ガルナータ村、ハサージャ村、サムーカ村、バイルーニーヤ村、アイン・ダクナ村、ズィヤーラ村、ダイル・ジャマール村、アフラズ村、ハルバル村、バイナ村、アイン・アラブ)市、同市近郊のシュユーフ・ファウカーニー町、ハッラーブ・アトウ村、クーラーン村、カルバナーフ村、アーシマ村、タッル・シャイール村、ズィヤーラ村、ズール・マガール村、カラ・ムーグ村、フーシャリーヤ村、ジャート村、トゥーハール村を砲撃し、アイン・アラブ市ではシリア軍兵士1人が死亡した(シリア人権監視団によると、シリア軍兵士2人が死亡、1人が負傷)。

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ハサカ県では、ANHA(11月23日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市近郊のガス田一帯およびアウダ油田、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村のティグリス石油ステーションを無人航空機(ドローン)で爆撃した。

トルコ軍はまた、タッル・タムル町近郊に設置されていた人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とロシア軍の合同拠点をドローンで爆撃、シリア民主軍兵士2人が死亡、2人が負傷した。

ロシア軍は爆撃の直前に基地から部隊を撤退させていたという。

さらに、カーミシュリー市近郊のマスラフ村でも車1台をドローンで攻撃、3人を負傷させたほか、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のザイディーヤ村をドローンで爆撃した。

シリア人権監視団によると、カーミシュリー市のウスマーン(カルムーティー)交差点に対する攻撃では車を運転していた男性1人が死亡、乗っていたシリア民主軍の司令官(ザイラーン・カッルー氏)を含む2人が負傷した。

アブー・ラースィーン町の北側の入口も自爆型ドローンの攻撃を受けて、被害が出た。

これに関して、北・東シリア自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)は声明を出し、隊員1人が死亡、2人が負傷したと発表した。

一方、SANA(11月23日付)、ANHAによると、トルコ軍はシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマーリキーヤ市近郊のスワイディーヤ・ガス工場に電力を供給する発電施設、カフターニーヤ市近郊のキール・ハスナークガソリン・スタンドを有人戦闘機で爆撃し、スワイディーヤ・ガス工場の稼働が停止し、2人が負傷した。

トルコ軍はまた、タッル・サイイド・ムッラー・アッバース村近郊のザーリブ発電所と上カルディーム村近郊のサイーダ発電所を爆撃した。



トルコ軍はさらに、イラク国境に面するヤアルビーヤ(タッル・クージャル)町近郊のアリー・アーガー村、アール・カウス村の石油ステーション、カフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市近郊に対して爆撃を行った。

このほかにも、トルコ軍はアームーダー市近郊のタッル・ハムドゥーン村、イッズッディーン・ジャウリー農場、ハルザ村)タッル・カイフ村、トゥーキー村、カーミシュリー市近郊のハイウー村、タッル・ザイワーン村、タッル・ファーリス村、カフターニーヤ市、同市近郊のルーターン村にあるアッシリア教徒の民兵組織「ストロ」(シリア民主軍に所属)の士官学校、マアバダ(カルキールキー)町近郊のカルカフフィク村、アブー・ラースィーン町、同町近郊のダーダー・アブダール村、ブービー村、ウンム・ハルマラ村、マーリキーヤ(ダイリーク)市近郊のシャラクー村、カーミシュリー市近郊の新型コロナウイルス感染症対策専門の病院(ジヤーン病院)、同市マイサルーン地区、同市内ウスマーン交差点を砲撃し、カフターニーヤ市では4人が、カーミシュリー市ウスマーン交差点では1人が負傷、タッル・ファーリス村では送電線が被害を受けた。

一連の攻撃により、ハサカ県内各所で停電が発生した。

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ラッカ県では、ANHA(11月23日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のアイン・イーサー・キャンプ、M4高速道路沿線一帯、ウンム・ハイル村、クーザリーヤ村、サイダー村、ジャフバル村、ムシャイリファ村を燃料気化爆弾などで砲撃した。

AFP, November 23, 2022、ANHA, November 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 23, 2022、Reuters, November 23, 2022、SANA, November 23, 2022、SOHR, November 23, 2022などをもとに作成。

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ベラルーシのゴロフチェンコ首相らからなる使節団がシリアを訪問(2022年11月23日)

ベラルーシのロマン・ゴロフチェンコ首相、セルゲイ・アレイニク第一外務副大臣らからなる使節団がシリアを訪問した。

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フサイン・アルヌース首相は首相府でベラルーシのゴロフチェンコ首相ら使節団と閣僚会合を会談し、二国間関係強化の方途について意見を交わした。

また、通商、教育、住宅、運輸、工業、関税にかかる六つの二国間協定の調印式が関係閣僚らの参列のもとに行われた。

http://www.sana.sy/?p=1790813

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一方、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は、アレイニク第一外務副大臣と会談し、国際政治情勢の進展などについて意見を交わした。

SANA(11月23日付)が伝えた。

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このほか、地方行政環境省は、ダマスカス国際空港(ダマスカス郊外県)に到着したベラルーシからの人道支援物資を受け取った。

物資は、医薬品、洋服などからなり、保健省などを通じてダマスカス県とダマスカス郊外県で支援を必要としている人々に支給される。

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SANA(11月23日付)が伝えた。

AFP, November 23, 2022、ANHA, November 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 23, 2022、Reuters, November 23, 2022、SANA, November 23, 2022、SOHR, November 23, 2022などをもとに作成。

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アスタナ19会議が閉幕:「分離主義的」計画、西側諸国の一方的制裁、イスラエルの攻撃を非難(2022年11月23日)

アスタナ19会議の2日目となる23日、アイマン・スーサーン外務在外居住者省次官を団長とするシリア代表団は、イランのアリー・アスガル・ハージー外務大臣補を団長とするイラン代表団と会談し、シリアおよび中東地域情勢の進展などについて意見を交わした。

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アスタナ19会議は2日間の日程を終了し、保障国であるロシア、イラン、トルコが閉幕声明を発表した。

声明では、改めてシリアの主権と独立の尊重、国連憲章の遵守と尊重の必要、「テロとの戦い」の継続、シリアの主権と地域の平和に抵触し、近隣諸国の安全保障を脅かす「分離主義的」計画の停止を確認した。

また、シリア各地で続くテロ行為を非難するとともに、緊張緩和地帯にかかるすべての合意の実施、シリア北東部での治安と安定の確保の必要を強調した。

とりわけシリア北東部をめぐっては、「一部諸国」による「テロ政体」の「自治政体に向けたイニシアチブ」への違法な支援を非難した。

さらに、イスラエルによるシリア領内への度重なる攻撃を非難した。

そのうえで、国連安保理決議第2254号に基づいた紛争の政治的解決への取り組みを確認、憲法制定委員会(制憲委員会)会合を早期に、そして体系的に再開することを呼びかけた。

西側諸国の制裁については、国際法や国際人道法に反するとして反対を表明、シリア全土への無条件での人道支援、早期復旧プロジェクトの支援、難民、国内避難民(IDPs)の帰還促進を主唱した。

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ロシアのアレクサンドル・ラヴレンティフ・シリア問題担当大統領特使は閉幕時の記者会見で、トルコによるシリア北部およびイラク北部への「鉤爪」作戦に言及、中東地域全体の状況を悪化させるとして遺憾の意を示すとともに、攻撃がアスタナ19会議の開催に合わせて開始されたことで、その議事に影響を与えたと指摘した。

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スーサーン外務在外居住者省次官も、トルコがシリアでの政策を正当化するための口実はもはや誰も欺くことはできず、国境安全保障は両国が共同で責任を負うべき問題だとしたうえで、トルコがこれまでのアスタナ会議での決定を遵守していれば、より多くの成果が得られていただろうと非難した。

SANA(11月23日付)が伝えた。

AFP, November 23, 2022、ANHA, November 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 23, 2022、Reuters, November 23, 2022、SANA, November 23, 2022、SOHR, November 23, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で1人(2022年11月23日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者1人が完治したと発表した。

これにより、11月23日現在のシリア国内での感染者数は計57,391人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは54,221人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid02bJRaeAKmhm95vbgQGPNttKQNPhvHttWc8PoUrrzhKq765AgSy78Ni9WEwewoEcBDl

AFP, November 23, 2022、ACU, November 23, 2022、ANHA, November 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 23, 2022、Reuters, November 23, 2022、SANA, November 23, 2022、SOHR, November 23, 2022などをもとに作成。

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