シリア民主軍報道官:ロシアにシリア北東部防衛のためのシリア政府との協定締結を支援するよう要請したが、前向きな回答得られず(2022年11月28日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のアラーム・ハンナー報道官はハダス・チャンネル(11月28日付)に対して、シリア民主軍がロシアの代表団に、シリア北東部の実効支配地の防衛のためにシリア政府と協定を結ぶことを支援するようロシアに求めたことを明らかにした。

会談はトルコと国境地帯で行われたが、ロシア側は、緊張緩和に向けた努力を行うとの回答した得られなかったという。

AFP, November 28, 2022、ANHA, November 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2022、al-Hadath, November 28, 2022、Reuters, November 28, 2022、SANA, November 28, 2022、SOHR, November 28, 2022などをもとに作成。

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ジャズィーラは、トルコがマンビジュ市、アイン・アラブ市、タッル・リフアト市からシリア民主軍から撤退させ、シリア政府の支配下に復帰させることを要求していると伝える(2022年11月28日)

ジャズィーラ・チャンネル(11月28日付)は、トルコの公式筋の話として、トルコ政府がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県のマンビジュ市、アイン・アラブ(コバネ)市、タッル・リフアト市からシリア民主軍から撤退させ、シリア政府の支配下に復帰させることを要求していると伝えた。

同チャンネルによると、ロシア政府はトルコ政府のこの要求を満たし、地上作戦を回避するために努力する一方、トルコ側は期限を設置し、要求が満たされない場合に地上部隊を投入する構えを見せているという。

AFP, November 28, 2022、Aljazeera, November 28, 2022、ANHA, November 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2022、Reuters, November 28, 2022、SANA, November 28, 2022、SOHR, November 28, 2022などをもとに作成。

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カービー米NSC戦略広報調整官:「シリア北部での緊張緩和を望んでいる」(2022年11月28日)

ジョン・カービー米国家安全保障会議(NSC)の戦略広報調整官は記者会見で、シリア北部とイラク北部に対するトルコの軍事攻勢(「鉤爪」作戦)について触れ、トルコの自衛権を認めるとしつつ、シリア北部での緊張緩和を望んでいると述べた。

カービー調整官は以下のように述べた。

トルコは、国境地域と国内の両方でテロ攻撃に苦しんでいる。トルコには、自国および自国民をこうした攻撃から守る権利がある。
だが、我々は緊張緩和を望んでおり、一般市民の間でさらなる死傷者を出すような行動を目にしたくない。

AFP, November 28, 2022、ANHA, November 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2022、Reuters, November 28, 2022、SANA, November 28, 2022、SOHR, November 28, 2022などをもとに作成。

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トルコのチャヴシュオール外務大臣:「シリア政府との関係改善の目的はシリア内戦を終らせること」(2022年11月28日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、シリア政府との関係改善に関して、シリア内戦を終らせることが目的だと述べた。

チャヴシュオール外務大臣は記者団に対して以下のように述べた。

我々の目的はシリアでの内戦を終らせることになる。我々はそのためのプロセスを(シリアの)反体制派とともに進めている。(シリアの)政府とともに、反体制派はアスタナ・プロセスに参加している。

ヒュッリイイェト・デイリー・ニュース(11月28日付)などが伝えた。

AFP, November 28, 2022、ANHA, November 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2022、Hurriyet Daily News, November 28, 2022、Reuters, November 28, 2022、SANA, November 28, 2022、SOHR, November 28, 2022などをもとに作成。

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『ワタン』は、シリア政府がシリア北東部にシリア軍部隊を展開させることでシリア民主軍と合意したとの一部情報を否定(2022年11月28日)

『ワタン』(11月28日付)は、複数の消息筋の話として、シリア政府がシリア北東部各所や国境地帯にシリア軍部隊を展開させることで人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と合意に達したとする一部情報を否定した。

同消息筋によると、一部メディアの報道とは裏腹に、こうした合意はいまだ交わされていないという。

AFP, November 28, 2022、ANHA, November 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2022、Reuters, November 28, 2022、SANA, November 28, 2022、SOHR, November 28, 2022、al-Watan, November 28, 2022などをもとに作成。

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トルコの警察当局はイスタンブールでの爆破テロに関与したとされるハサン容疑者の顔写真を公開(2022年11月28日)

トルコの警察当局は、13日のイスタンブールでの爆破テロに関与したとされるビラール・ハサン容疑者の顔写真を公開した。

公開された写真に写っているハサン容疑者は、人民防衛隊(YPG)の紋章を背に迷彩服を着用している。

ハサン容疑者は実行犯であるアフラーム・バシール容疑者に爆発物を手渡したとされており、シュレイマン・ソイル内務大臣が27日に発表したところによると、同じく容疑者の兄弟は既に逮捕されている。

アナトリア通信(11月28日付)が伝えた。

AFP, November 28, 2022、ANHA, November 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2022、Reuters, November 28, 2022、SANA, November 28, 2022、SOHR, November 28, 2022などをもとに作成。

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イドリブ県でシリア軍が「決戦」作戦司令室の支配地を砲撃(2022年11月28日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村一帯、ザーウィヤ山地方のイフスィム町、ダイル・サンバル村、フライフィル村、スフーフン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, November 28, 2022、ANHA, November 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2022、Reuters, November 28, 2022、SANA, November 28, 2022、SOHR, November 28, 2022などをもとに作成。

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ラッカ市中心部で爆発が発生(2022年11月28日)

ラッカ県では、ANHA(11月28日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ市中心部で爆発が発生した。

シリア人権監視団によると、爆発は、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが車に仕掛けたと見られる爆弾によるもので、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士2人が負傷した。

AFP, November 28, 2022、ANHA, November 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2022、Reuters, November 28, 2022、SANA, November 28, 2022、SOHR, November 28, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍憲兵隊はアレッポ県アイン・アラブ市一帯でトルコ軍による激しい砲撃が続いているのを受け、トルコ軍部隊との合同パトロールを中止(2022年11月28日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍憲兵隊はアイン・アラブ市一帯でトルコ軍による激しい砲撃が続いているのを受け、同国境地帯で予定していたトルコ軍部隊との合同パトロールを中止した。

AFP, November 28, 2022、ANHA, November 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2022、Reuters, November 28, 2022、SANA, November 28, 2022、SOHR, November 28, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県、ハサカ県への砲撃を続ける(2022年11月28日)

アレッポ県では、ANHA(11月28日付)によると、トルコ軍がシリア政府の支配下にあるタッル・リフアト市一帯、同市近郊のシャイフ・イーサー村、バイナ村、バイルーニーヤ村、マンビジュ市近郊のジャート村、ヒルバト・マースィー村、ズール・マガール村、ジャールカリー村、アフマド・ムニール農場、カッラ・ムーグ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、マルアナーズ村一帯、マーリア市一帯、シャイフ・イーサー村一帯では、シリア軍、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がシリア国民軍と交戦した。

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ハサカ県では、ANHA(11月28日付)、SANA(11月28日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・ラバン村、クーザリーヤ村、占領下のタッル・アブヤド市に近いヒルバト・バカル村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(11月28日付)によると、トルコ軍が、ハーニー村を自爆型の無人航空機(ドローン)で攻撃した。

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トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領はシリア北部とイラク北部で続けている「鉤爪」作戦により、テロリスト480人を無力化したと発表した。

アナトリア通信(11月28日付)などが伝えた。

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トルコ国防省はツイッターの公式アカウント(https://twitter.com/tcsavunma/)を通じて、28日の戦闘でトルコ軍兵士1人が戦死したと発表した。

AFP, November 28, 2022、Anadolu Ajans, November 28, 2022、ANHA, November 28, 2022、November 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2022、Reuters, November 28, 2022、SANA, November 28, 2022、SOHR, November 28, 2022などをもとに作成。

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スワイダー市で指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の社会復帰手続きが続く(2022年11月28日)

スワイダー県では、SANA(11月28日付)によると、スワイダー市の4月7日ホールに設置されている和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の社会復帰手続きが続けられた。

AFP, November 28, 2022、ANHA, November 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2022、Reuters, November 28, 2022、SANA, November 28, 2022、SOHR, November 28, 2022などをもとに作成。

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人民議会はアレキサンドレッタ地方の回復がシリア国民の闘争における最優先事項だとする声明を発表(2022年11月28日)

人民議会は、1939年11月29日にアレキサンドレッタ地方がトルコに併合されてから83年が経つのに合わせて声明を出し、同地方の回復がシリア国民の闘争における最優先事項だとしたうえで、同地を奪還するまで闘争は継続されるとする声明を発表した。

SANA(11月28日付)が伝えた。

AFP, November 28, 2022、ANHA, November 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2022、Reuters, November 28, 2022、SANA, November 28, 2022、SOHR, November 28, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で1人(2022年11月28日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者1人が完治したと発表した。

これにより、11月28日現在のシリア国内での感染者数は計57,396人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは54,226人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid02HprAsr7AP917tz3K6EupJm67zMnRcrkArLffpzc3Rg6abDotPc9T3wzcZSex9QR3l

AFP, November 28, 2022、ACU, November 28, 2022、ANHA, November 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2022、Reuters, November 28, 2022、SANA, November 28, 2022、SOHR, November 28, 2022などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは過去24時間で緊張緩和地帯内でヌスラ戦線(シャーム解放機構)による2回の砲撃を確認したと発表(2022年11月28日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、「緊張緩和地帯設置」で過去24時間に、ヌスラ戦線(シャーム解放機構)による2回(イドリブ県)の砲撃を確認した。

RIAノーヴォスチ通信(11月28日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 28, 2022をもとに作成。

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