シリア民主軍がハサカ県カフターニーヤ市の民家を強襲し、女性と子供らを拉致(2023年1月23日)

ハサカ県では、SANA(1月23日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカフターニーヤ市の民家1棟を強襲し、女性と子供らを拉致、民家を破壊した。

AFP, January 23, 2023、ANHA, January 23, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 23, 2023、Reuters, January 23, 2023、SANA, January 23, 2023、SOHR, January 23, 2023などをもとに作成。

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アッバース国防大臣はイランを訪問しバーゲリー参謀総長と会談(2023年1月23日)

アリー・マフムード・アッバース国防大臣(中将)は、イランを訪問し、首都テヘランでモハンマド・バーゲリー参謀総長(少将)と会談し、二国間関係、両国および両国民の利益に資する協力の強化について意見を交わした。

SANA(1月23日付)が伝えた。


AFP, January 23, 2023、ANHA, January 23, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 23, 2023、Reuters, January 23, 2023、SANA, January 23, 2023、SOHR, January 23, 2023などをもとに作成。

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ラッカ市で女性教師とその娘の殺害事件に抗議し、大規模なデモが発生、シリア民主軍、アサーイシュは暴徒を強制排除(2023年1月22日)

ラッカ県では、SANA(1月22日付)、シリア人権監視団、ドゥラル・シャーミーヤ(1月23日付)、イナブ・バラディー(1月23日付)などによると、北・東シリア自治局の支配下(シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下)にあるラッカ市で、住民数百人(シリア人権監視団によると数千人)が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の犯罪行為に抗議するデモを行った。

抗議デモは、1月16日に女性教師のヌール・アフマドさんとその女児が、ラッカ市マシュラブ地区にある自宅で、4人組のグループによって銃で撃たれて殺害された事件を受けたもの。

アフマドさんの父親がSNSを通じての呼びかけを抗議を呼びかけていた。

https://www.facebook.com/100015718392957/videos/493502166266942/

デモ参加者は、マシュラブ地区に集まり、活動家や地元部族の名士ら数百人がナイーム交差点に向かって行進、「人民法廷」での公開裁判と処刑を、同法廷や北・東シリア自治局内務治安部隊(アサーイシュ)に求めた。

デモに参加した若者の一部は、「人民法廷」に向い、守衛所や事務所を破壊したほか、市場などで車を襲撃した。

これに対して、アサーイシュは、マシュラブ交差点からナイーム交差点にいたるデモ行進に随行し、警戒にあったほか、暴動鎮圧部隊は「人民法廷」で破壊行為を行った若者を逮捕せずに、強制排除した。

SANAによると、シリア民主軍はラッカ市に増援部隊を派遣し、商店を強制的に閉めさせ、外出禁止令を発し、市内外に検問所を設置して、住民の往来とデモへの参加を阻止したという。

デモが過激化したのを受けて、アファーディラ部族の部族長であるフワイディー・シャッラーシュ・フワイディー氏が参加者らに帰宅するよう呼びかける一方、事件の真相究明と復讐を当局に要求、5日以内に善処が見られない場合は、再び抗議デモを行うと宣言した。

AFP, January 22, 2023、ANHA, January 22, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 22, 2023、January 23, 2023、‘Inab Baladi, January 23, 2023、Reuters, January 22, 2023、SANA, January 22, 2023、SOHR, January 22, 2023などをもとに作成。

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ハサカ県カーミシュリー市近郊のハームー村の住民が米軍の車輌4輌からなる車列の通行を阻止(2023年1月22日)

ハサカ県では、SANA(1月22日付)、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市近郊のハームー村の住民が国防隊隊員とともに、同地を通過しようとした米軍の車輌4輌からなる車列の通行を阻止、これを退却させた。

AFP, January 22, 2023、ANHA, January 22, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 22, 2023、Reuters, January 22, 2023、SANA, January 22, 2023、SOHR, January 22, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県タッル・リフアト市一帯を砲撃(2023年1月22日)

アレッポ県では、ANHA(1月22日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のシャワーリガ村、スムーキーヤ村、タッル・マディーク村、シャフバー・ダムを砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍がトルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域と、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治地域の境界に位置するアブー・ザンディーン村の通行所を砲撃、シリア国民軍の戦闘員1人が死亡した。

AFP, January 22, 2023、ANHA, January 22, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 22, 2023、Reuters, January 22, 2023、SANA, January 22, 2023、SOHR, January 22, 2023などをもとに作成。

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シリア軍がアレッポ県東部のジャッラーフ航空基地(あるいはカシーシュ航空基地)の復旧を完了(2023年1月21日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が県東部のアサド湖(ラッカ県)西に位置するジャッラーフ航空基地(あるいはカシーシュ航空基地)の復旧を完了した。

同航空基地は、2013年にダーイシュ(イスラーム国)によって制圧され、利用不能となっていたが、2017年にシリア軍によって奪還されていた。

同航空基地には、シリア軍戦闘機、ヘリコプターに加えて、ロシア軍が防空システムを配備している。

AFP, January 22, 2023、ANHA, January 22, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 22, 2023、Reuters, January 22, 2023、SANA, January 22, 2023、SOHR, January 22, 2023などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県西部、イドリブ県南部を砲撃(2023年1月21日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるダーラ・イッザ市一帯を砲撃した。

砲撃は、トルコ軍の基地一帯にも及んだ。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、フライフィル村を砲撃した。

AFP, January 21, 2023、ANHA, January 21, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 21, 2023、Reuters, January 21, 2023、SANA, January 21, 2023、SOHR, January 21, 2023などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県アブリーハ村で住民が生活状況の改善、シリア民主軍による逮捕への抗議デモ(2023年1月21日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるアブリーハ村で住民数十人が生活状況の改善、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が逮捕した住民の釈放を求めて抗議デモを行い、タイヤを燃やすなどして道路を封鎖した。

AFP, January 21, 2023、ANHA, January 21, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 21, 2023、Reuters, January 21, 2023、SANA, January 21, 2023、SOHR, January 21, 2023などをもとに作成。

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ダルアー市ダルアー・バラド地区で住民がダーイシュ・メンバーの遺体を発見(2023年1月21日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市ダルアー・バラド地区で、住民がダーイシュ(イスラーム国)のメンバーの遺体を発見した。

発見された遺体は、銃で撃たれた跡があり、処刑された後に遺棄されたと見られる。

AFP, January 21, 2023、ANHA, January 21, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 21, 2023、Reuters, January 21, 2023、SANA, January 21, 2023、SOHR, January 21, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア国民軍とともに、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊を砲撃(2023年1月21日)

アレッポ県では、ANHA(1月21日付)によると、トルコ軍がシリア国民軍とともに、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のバイナ村、タッル・カッラーフ村を砲撃した。

AFP, January 21, 2023、ANHA, January 21, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 21, 2023、Reuters, January 21, 2023、SANA, January 21, 2023、SOHR, January 21, 2023などをもとに作成。

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リビアで第1回リビア国際サイバー・セキュリティ大会が開催され、シリアの代表団が出席(2023年1月21日)

リビアのベンガジ市で、第1回リビア国際サイバー・セキュリティ大会が開催され、シリアの代表団が出席した。

AFP, January 21, 2023、ANHA, January 21, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 21, 2023、Reuters, January 21, 2023、SANA, January 21, 2023、SOHR, January 21, 2023などをもとに作成。

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イランの首都テヘランを訪問中のシャアバーン大統領府特別顧問は、エルムホダー大統領夫人、アブドゥッラフヤーン外務大臣と会談(2023年1月21日)

第1回国際女性大会に出席するために、アスマー・アフラス大統領夫人の名代としてイランの首都テヘランを訪問中のブサイナ・シャアバーン大統領府特別顧問は、ジャミーラ・サーダート・エルムホダー大統領夫人と会談し、シリア・イラン二国間関係、女性の価値観、権利、アイデンティティ、社会建設における役割などにかかる諸問題などについて意見を交わした。

シャアバーン大統領府特別顧問はまた、ホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務大臣と会談、両国の戦略的関係に資する連携、地域・国際情勢について意見を交わした。

SANA(1月21日付)が伝えた。

AFP, January 21, 2023、ANHA, January 21, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 21, 2023、Reuters, January 21, 2023、SANA, January 21, 2023、SOHR, January 21, 2023などをもとに作成。

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治安部隊がダルアー県ムザイリーブ町でダーイシュの拠点を強襲、同地の指導者ムハンマド・アリー・シャーグーリーら3人を殺害(2023年1月20日)

ダルアー県では、SANA(1月20日付)が治安筋の話として伝えたところによると、治安部隊がムザイリーブ町でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を強襲した。

拠点はムザイリーブ町北部地区の高等学校の脇に設置されていたもので、ダルアー県西部農村地帯で潜伏を続けるダーイシュ残党の指導者で、同地域での襲撃や暗殺作戦を主導してきたムハンマド・アリー・シャーグーリー氏(通称アブー・ウマル・シャーグーリー)と、メンバー2人(アフマド・ハーリド・ミスリー氏、ムフスィン・ズィーターウィー氏)を殺害、彼らが所持していた武器を押収した。

シリア人権監視団によると、シャーグーリー氏は、シリア政府との和解に応じていた反体制武装集団の元司令官で、ダーイシュに忠誠を誓っていたことが疑われ、2021年1月に軍・治安部隊がタファス市を包囲した際、当局がシリア北部への退去を求めていた容疑者6人のなかの1人だった。

AFP, January 20, 2023、ANHA, January 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 20, 2023、Reuters, January 20, 2023、SANA, January 20, 2023、SOHR, January 20, 2023などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ジャルズィー村で住民数十人が生活状況の改善を訴えて抗議デモ(2023年1月20日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるジャルズィー村で住民数十人が生活状況の改善を訴えて抗議デモを行った。

AFP, January 20, 2023、ANHA, January 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 20, 2023、Reuters, January 20, 2023、SANA, January 20, 2023、SOHR, January 20, 2023などをもとに作成。

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アレッポ県アフリーン市、アブザムー町、イドリブ県のミッリス村、クールカーニヤー村でシリア政府とトルコの接近に抗議するデモ(2023年1月20日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域の中心都市アフリーン市で、シリア政府とトルコの接近に抗議するデモが行われ、同市への移住を余儀なくされた国内避難民(IDPs)数百人が参加した。

デモで「事実上の政府、通行所政府、ホテル政府は倒れる」などと書かれたプラカードが掲げられ、抗議の意思が示された。

また、シャーム解放機構の支配下にあるアターリブ市近郊のアブザムー町でも同様のデモが行われ、「和解はアッラー、使徒、信者、シリア革命の殉教者の血への裏切り」などと書かれたプラカードが掲げられた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるミッリス村、クールカーニヤー村で、シリア政府とトルコの接近に抗議するデモが行われ、「アッラーのためだ、アッラーのためだ、権力のためでも名声のためでもない」といったシュプレヒコールが繰り返された。

AFP, January 20, 2023、ANHA, January 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 20, 2023、Reuters, January 20, 2023、SANA, January 20, 2023、SOHR, January 20, 2023などをもとに作成。

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アレッポ県アアザーズ市で、マンナグ村からのIDPsと、シリア国民軍に所属する北の嵐旅団のメンバーが激しく交戦し、北の嵐旅団の司令官を含む少なくとも3人が死亡(2023年1月20日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域のアアザーズ市で、マンナグ村からの国内避難民(IDPs)と、シリア国民軍に所属する北の嵐旅団のメンバー(アサーウィー家)が激しく交戦し、北の嵐旅団の司令官を含む少なくとも3人が死亡、7人が負傷した。

AFP, January 20, 2023、ANHA, January 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 20, 2023、Reuters, January 20, 2023、SANA, January 20, 2023、SOHR, January 20, 2023などをもとに作成。

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ハサカ県ジュワーディーヤ村でアサーイシュの検問所がダーイシュのスリーパーセルと見られる武装集団の襲撃を受け、隊員1人死亡(2023年1月20日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ジュワーディーヤ村で北・東シリア自治局内務治安部隊(アサーイシュ)の検問所がオートバイに乗ったダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと見られる武装集団の襲撃を受け、隊員1人が死亡した。

AFP, January 20, 2023、ANHA, January 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 20, 2023、Reuters, January 20, 2023、SANA, January 20, 2023、SOHR, January 20, 2023などをもとに作成。

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シャーム解放機構総合治安機関がイドリブ市でシリア政府とトルコの接近に反対するデモに参加したとして、若い男性2人を逮捕(2023年1月20日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構総合治安機関がイドリブ市で、シリア政府とトルコの接近に反対するデモに参加したとして、若い男性2人を逮捕した。

2人はいずれもイスラーム解放党の支持者。

AFP, January 20, 2023、ANHA, January 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 20, 2023、Reuters, January 20, 2023、SANA, January 20, 2023、SOHR, January 20, 2023などをもとに作成。

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ヒムス県タンフ国境通行所に違法に設置されている米軍基地がドローン3機の攻撃を受ける(2023年1月20日)

米中央軍(CENTCOM)は声明(第20230120-01号)を出し、ヒムス県のタンフ国境通行所に違法に設置されている有志連合の基地が無人航空機(ドローン)の攻撃を受けたと発表した。

声明の内容は以下の通り:

片道攻撃用ドローン3機が今朝、シリアのタンフ駐屯地を攻撃した。ドローン2機は有志連合によって撃墜され、1機は複合施設に衝突、シリア自由軍のメンバー2人が負傷、治療を受けた。米軍に負傷者はなかった。
「この種の攻撃は受入れられない。これらは我々の部隊とパートナーを危険に晒し、ダーイシュ(イスラーム国)との戦いを危うくする」。ジョーブッチーノCENTCOM報道官はこう発言した。

 

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攻撃に関してシリア自由軍(旧革命特殊任務軍)はツイッターの公式アカウント(https://mobile.twitter.com/SyrianFree_Army/)を通じて声明を出し、以下の通り発表した。

シリア自由軍の協力者らは本日、米・有志連合と連携し、午前9時20分にタンフ駐屯地に対して行われた片道攻撃用無人航空機に対処した。
有志連合は対処に成功、ドローン2機を破壊、3機目のドローンの攻撃への対処には成功しなかったが、軍事的被害も報告された被害もゼロだった。
「我々は、これによってダーイシュを敗北させるため、有志連合とともに続けられている作戦を躊躇することはなく、我々は警戒を続け、自由なシリアのために戦い続ける」。シリア自由軍報道官はこう述べた。

https://twitter.com/SyrianFree_Army/status/1616419937072943106

シリア自由軍はその後、以下の通り発表して、3機目のドローンによる被害を明らかにした。

今日のドローン攻撃は、民間人の治療のために使用されている診療所を攻撃した。まさに昨日、有志連合の兵士と地元の看護師が診療所でシリアの子ども数十人の治療にあたっていた。医療施設や民間人を標的とすることは受入れられない。

 

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SANA(1月20日付)は、この攻撃で「テロリスト」2人が負傷したと伝えた。

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シリア人権監視団によると、負傷したのは自由シリア軍のメンバーで、攻撃を行ったのは「イランの民兵」と見られるという。

AFP, January 20, 2023、ANHA, January 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 20, 2023、Reuters, January 20, 2023、SANA, January 20, 2023、SOHR, January 20, 2023などをもとに作成。

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アレッポ県北部でトルコ軍とシリア民主軍が砲撃戦(2023年1月20日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域のアアザーズ市がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にある地域からの砲撃を受け、子供2人と文民警察(いわゆる自由警察)官6人が負傷した。

また、バーブ・サラーマ国境通行所近くに設置されているトルコ軍の基地一帯も砲撃を受けた。

砲撃は人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍によるもの。

一方、ANHA(1月20日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のタナブ村、スムーカ村、ナーイフ山、フサイニー村、バイルーニーヤ村、イルシャーディーヤ村、マルアナーズ村、シャワーリガ村、マーリキーヤ村、バイナ村を砲撃した。

AFP, January 20, 2023、ANHA, January 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 20, 2023、Reuters, January 20, 2023、SANA, January 20, 2023、SOHR, January 20, 2023などをもとに作成。

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シャアバーン大統領府特別顧問は、イランの首都テヘランで開幕した第1回国際女性大会に出席(2023年1月20日)

ブサイナ・シャアバーン大統領府特別顧問は、イランの首都テヘランで開幕した第1回国際女性大会に出席し、アスマー・アフラス大統領夫人の名代として演説、アラブ文明など古代から続く諸文明は、西洋でのいわゆる女性解放運動に先立って女性に権利を与えてきたと述べた。

SANA(1月20日付)が伝えた。

AFP, January 20, 2023、ANHA, January 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 20, 2023、Reuters, January 20, 2023、SANA, January 20, 2023、SOHR, January 20, 2023などをもとに作成。

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シャーム解放機構が自治を委託する救国内閣(カッダ首班)の閣僚8人が留任(2023年1月20日)

イドリブ県では、イナブ・バラディー(1月20日付)、ドゥラル・シャーミーヤ(1月21日付)などによると、シャーム解放機構が「解放区」の自治を委託する救国内閣の人事にかかる立法機関のシューラー総評議会の会合が開催され、2回目の会合となる19日、アリー・カッダ新内閣の閣僚が投票で確定した。

シューラー総評議会で承認された閣僚は以下の通り

  • サイード・アーディル・マンドゥー:高等教育大臣(留任)
  • ムハンマド・ターハー・アフマド:農業灌漑大臣(留任)
  • ムハンマド・ヤアクーブ・ウマル:情報大臣(留任)
  • ムハンマド・アブドゥッラフマーン:内務大臣(留任)
  • シャーディー・ムハンマド・ワイスィー:法務大臣(アナス・マンスール・スライマーンの後任)
  • フサイン・アブドゥルマリク:保健大臣(留任)
  • ムハンマド・ムスリム:地方行政福祉大臣(カティーバ・アブドゥルハミード・ハラフの後任)
  • バースィル・アブドゥルアズィーズ:経済資源大臣(留任)
  • フサーム・ハーッジ・フサイン:宗教関係大臣(留任)
  • ムハンマド・バシール:開発人道問題大臣(留任)

なお、カッダ氏は2022年12月24日のシューラー総評議会で首班に再任されていた。


AFP, January 21, 2023、ANHA, January 21, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 21, 2023、‘Inab Baladi, January 20, 2023、Reuters, January 21, 2023、SANA, January 21, 2023、SOHR, January 21, 2023などをもとに作成。

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米国務省はシリアの独立系メディアを支援するため1500万ドルの助成金を供与することを定めた通知を発出:シリアの外務在外居住者省はこれを非難(2023年1月19日)

米国務省のネッド・プライス報道官は、米国がシリアの独立系メディアを率先して支援することが重要だと述べた。

フッラ・チャンネル(1月19日付)などによると、プライス報道官は、「このイニシアチブは、シリア人が地元の問題について、偏りのない正確な情報にアクセスできるようにすることで、シリアにおける米国の政策の優先事項を強化することを目的としている」と述べた。

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また、イナブ・バラディー(1月19日付)によると、国務省はシリアの独立系メディアを支援するため、1500万ドルの助成金を供与することを定めた通知を発出した。

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これに対して、シリアの外務在外居住者省は声明を出し、「米国によるこうしたプロジェクトは、シリアにおける米国が犯罪を犯し、テロリストや分離主義者を保護し、シリアの財産や資源を盗奪っていることを隠蔽するのが狙いである」、「米国は偽情報と戦い、人権を強化するとしてこうしたプロジェクトを立ち上げているが、イラク、リビアなどで行われた通り、そしてシリアでの「テロとの戦い」に対して行われている通り、こうした情報改ざんをもっとも行ってきた国であり、世界のさまざまな地域でもっとも人権を侵害してきた国である」と批判した。

 

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/pfbid02RYRNdc9XmYR5eX9RWprfrJ4pQrAzWnBb6SttLrcoKQPEr9Co8fRn1a3qKFXGqckxl?__cft__%5B0%5D=AZW9-qC75S0VaS2qL6Znd0-rMdEzRY-T8VKMHDPk1YX0VT2VyAqO8LKsHIMSxAJRAqWv17ifZGTRxmzNqqi5Cr_Wg01rC-lk0tT7IPb_Mv-brbRf6xjeDeVXWCYGoR2m0rgu3AQCOEKWYy0ee7JjM1ewtUHv63mGHyAJlahbkiKzc-A9Wunnu_4AaYnoD_mrLwv_5HJvE2H4MoWarZEHP4s7&__tn__=%2CO%2CP-R

AFP, January 19, 2023、ANHA, January 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 19, 2023、Alhurra, January 19, 2023、‘Inab Baladi, January 19, 2023、Reuters, January 19, 2023、SANA, January 19, 2023、SOHR, January 19, 2023などをもとに作成。

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シャーム解放機構に所属するウマル・ブン・ハッターブ旅団が、アレッポ県西部のシリア軍の拠点複数ヵ所を攻撃し、激しく交戦、双方に多数の死傷者(2023年1月19日)

アレッポ県では、シャーム解放機構の傘下にあるアムジャード広報機構の発表によると、シャーム解放機構に所属するウマル・ブン・ハッターブ旅団が、アウラム・クブラー町一帯のシリア軍の拠点複数ヵ所を攻撃し、激しく交戦した。

アムジャード広報機構によると、この戦闘で、12人を殺傷、シリア人権監視団によると、シリア軍兵士5人とシャーム解放機構の戦闘員3人が死亡、多数が負傷した。






これを受け、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にある県西部のタカード村、ハバータ村、バフフィース村を砲撃した。

砲撃は、タディール村にあるトルコ軍の基地にも及んだ。

 

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室が、シリア政府の支配下にあるサラーキブ市近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに関して、ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、イドリブ県ザーウィヤ山地方のカンスフラ村一帯での「テロリスト」の砲撃により、シリア軍兵士1人が死亡、2人が負傷したと発表した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室が、県北西部のガーブ平原でシリア軍第25特殊任務師団の大尉を狙撃し、殺害した。

AFP, January 19, 2023、ANHA, January 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 19, 2023、Reuters, January 19, 2023、RIA Novosti, January 19, 2023、SANA, January 19, 2023、SOHR, January 19, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍は米軍(有志連合)が駐留するハサカ県ルマイラーン町の南方一帯をドローンで爆撃(2023年1月19日)

ハサカ県では、ANHA(1月19日付)によると、トルコ軍が北・東シリア自治局の支配下にあり、米軍(有志連合)が駐留するルマイラーン町の南方一帯を無人航空機(ドローン)で爆撃した。

シリア人権監視団によると、20日に重傷を負っていた兵士1人が死亡した。

AFP, January 19, 2023、ANHA, January 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 19, 2023、Reuters, January 19, 2023、SANA, January 19, 2023、SOHR, January 19, 2023、January 20, 2023などをもとに作成。

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シャアバーン大統領府特別顧問はアスマー・アフラス大統領夫人の名代として、シリアの女性使節団とともにイランの首都テヘランを訪問(2023年1月19日)

ブサイナ・シャアバーン大統領府特別顧問はアスマー・アフラス大統領夫人の名代として、シリアの女性使節団とともに、イランの首都テヘランを訪問した。

訪問は、イランのジャミーラ・サーダート・エルムホダー大統領夫人の公式な招待を受けたもので、テヘランで20日に予定されている第1回国際女性大会に出席する予定。

大会には、80ヵ国から約400人の女性活動家らが出席し、社会、文化、政治、科学、テクノロジーといった分野について意見を交わす。

AFP, January 19, 2023、ANHA, January 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 19, 2023、Reuters, January 19, 2023、SANA, January 19, 2023、SOHR, January 19, 2023などをもとに作成。

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ロシアのプーチン大統領はイランのライースィー大統領と電話会談を行い、アスタナ・プロセスの枠組みのなかで調整継続を確認(2023年1月19日)

ロシアのヴラジーミル・プーチン大統領はイランのエブラーヒーム・ライースィー大統領と電話会談を行った。

ロシア大統領府によると、会談では、エネルギーや運輸部門における協力などの二国間関係について意見が交わされたほか、シリア情勢については、アスタナ・プロセスの枠組みのなかで調整を継続することの重要性が確認された。

RIAノーヴォスチ通信(1月19日付)が伝えた。

AFP, January 19, 2023、ANHA, January 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 19, 2023、Reuters, January 19, 2023、RIA Novosti, January 19, 2023、SANA, January 19, 2023、SOHR, January 19, 2023などをもとに作成。

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トルコのチャヴシュオール外務大臣が米国を訪問し、ブリンケン国務長官と会談、シリア情勢などについて意見を交わす(2023年1月18日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣が米国を訪問し、ワシントンDCでアントニー・ブリンケン国務長官と会談し、幅広い分野における二国間協力関係について意見を交わし、NATO同盟国としての協力関係の重要性を確認した。

米国務省の声明によると、会談では、シリア情勢についても議論が及び、両外相は、国連安保理決議第2254号に基づいたシリア人主導の政治プロセスに関与し続けることを確認した。

両外相はまた、越境(クロスボーダー)人道支援の半年間の延長などを定めた国連安保理決議第2672号の採択に歓迎の意を示した。

AFP, January 19, 2023、ANHA, January 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 19, 2023、Reuters, January 19, 2023、SANA, January 19, 2023、SOHR, January 19, 2023などをもとに作成。

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シリア人権監視団はシリア軍第25特殊任務師団がロシアでの対外任務に参加していることを示す「極秘文書」を入手したと発表(2023年1月18日)

シリア人権監視団は、シリア軍第25特殊任務師団がロシアでの対外任務に参加していることを示す「極秘文書」を入手したと発表した。

同監視団によると、この文書には、外貨や必要な予算が不足するなか、シリア軍が自らの予算を切り崩して、国外で活動する兵士らに2022年11月と12月分の給与を支払ったことが示されている。

また、この文書によって、ロシア軍とシリア軍の合同作戦司令室が、第25特殊任務師団の司令部に対して司令を出して、軍の予算から経費を拠出していることが立証されたとしている。

文書の内容は以下の通り。

シリア・アラブ共和国
軍武装部隊総司令部
第5軍団
第25特殊任務部隊
第688号
2023年1月3日

第五軍団司令官少将閣下どの

財務局長少将閣下の書簡の写しを貴殿に同送する。同書簡は2022年12 月 15 日付書簡第614号への回答を記したものである。これは、友好国であるロシア連邦での対外任務にあたる第25特殊任務師団の将兵の経費を周知するためのもので、2022年11月と12月の給与を振り込むために必要な予算や外貨が不足しており、2023年予算にこれを繰り越すことを示している。なお、同師団司令部は、(第5)軍団送付の月給リストに基づき、国内のすべての支払い対象者への給与を完了した。本件にかかる月次表を添付する。

閣下におかれましては、対外任務にあたる兵士のための支払い手続きを早急に行われたい。ロシア・シリア合同中央作戦司令室は、第25特殊任務師団司令部に、軍・武装部隊の割り当て分のみからこれらの予算を支払うことを指示している。なお、国外にいる第25特殊任務師団の兵員は火急に本任務への支払いに介入することを要請している。

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シリア人権監視団によると、ロシアのウクライナ侵攻を受けて、ロシアに派遣されたシリア軍将兵は2,000人あまりに達しているという。

AFP, January 18, 2023、ANHA, January 18, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 18, 2023、Reuters, January 18, 2023、SANA, January 18, 2023、SOHR, January 18, 2023などをもとに作成。

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ハサカ県シャッダーディー市の米軍基地近くに「イランの民兵」に所属すると思われるドローンが墜落(2023年1月18日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」に所属すると思われる無人航空機(ドローン)が、北・東シリア自治局支配下のシャダーディー市近郊のダグミー村に墜落した。

墜落の理由は不明だが、ダグミー村は米軍が違法に駐留する基地から数キロの地点に位置している。

AFP, January 18, 2023、ANHA, January 18, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 18, 2023、Reuters, January 18, 2023、SANA, January 18, 2023、SOHR, January 18, 2023などをもとに作成。

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